2010年 当ブログ 人気エントリー Top 5

2010年も残りわずかとなりましたね。今年はこのブログを本格的に立ち上げる為、1月にSnow Leopard Server搭載のMac miniを導入し、色々な方に当ブログの記事を見て頂く事が出来ました。特にiPhone関連の記事、ケースを初めとする周辺機器やアクセサリー、さらにAppに関する話題が多くを占めていますが、12月に入ってからは念願のAndroid端末も入手しそれ以来Androidに関する話題のエントリーが人気急上昇中です。

2010年1月1日から2010年12月31日の間にアクセスされた記事のうち、上位5件についてアクセス数の多かった順に並べてみました。

  1. iPhone: BumperをブラックiPhone 4に装着したらどんな感じ? (14,158 views)
  2. iPhone: Gmailアカウントのセットアップ方法による違い – プッシュとフェッチ (12,244 views)
  3. iPhone: iOS 4.0アップグレード後の不具合 (11,447 views)
  4. iPhone: 依然としてストラップホールの無いiPhone 4 (8,027 views)
  5. iPhone と Mac と MobileMe の ToDo 同期 (6,745 views)

5件とも全てiPhoneもしくはiOSデバイスに関する記事でした。2010年6月に発売されたiPhone 4は一時アンテナの問題や色々な種類のAndroid端末出現で苦戦を強いられながらも大人気で、職場でも沢山の人がiPhoneユーザーとなりスマートフォン利用者を大幅に増加させたと思います。

そのiPhone 4向けにAppleが純正アクセサリーとして販売しているBumper。Apple Storeに掲載されていたイメージがホワイトのiPhone 4へ装着した時のイメージだった為ブラックのiPhone 4に取り付けた時のイメージが湧かず、編集してブラックのiPhone 4へ装着したときのイメージを作って紹介しました。その結果、年間を通じて(と言っても6ヶ月程度)このエントリーを一番見て頂く事が出来ました。

その他にはiOSの使い方や足りないToDo機能を補うエントリーとしてGmailアカウントの設定方法やToDoを同期する為のアプリ紹介。更に、脱獄状態のiPhone 3GSをiOS 4.0へアップグレードした際に発生した通信不可現象に関する記事と、そして気に入ったストラップをiPhoneに装着する為のソリューションなどの記事を多く見て頂く事が出来ました。

2011年も今の様なスタイルでApple, iPhone, iPad, MacそしてAndroidに関する話題も追加して継続して更新をしたいと思います。間違いや情報として足りない点もあると思いますが、日々改善していきたいと思います。

来年 – 2011年 – もよろしくお願いします。

Android: Huawei – IDEOS U8150-B テザリングで連続通信テスト

先日入手したHuawei IDEOS U8150-B。Androidに興味があって色々試したかったので購入したのも一つの理由ですが、一番の目的は外出先で無線ルーター (Emobileが2011年1月に発売するPocket WiFi S (S31HW) 相当) として使用する事。手に入れてからはPocket WiFi (D25HW) からEmobileのSIMを抜き、IDEOSに挿入してスマートフォン兼無線ルーターとして使っています。

しかし気になっていたのがバッテリーの持ち。どうしてもスマートフォンの形状をしている為アプリを立ち上げたりして色々遊んでしまい、毎日夜にはバッテリー切れになってしまう状態。付属のバッテリーは1200mAhでPocket WiFi (D25HW)の1500mAhと比べると少し容量が少なく、連続して通信できる時間が短いのではないかと感じていました。

EmobileのPocket WiFi S (S31HW)のプレスリリースに掲載されている仕様に基づくと使用時間は次の通りになっています。

  • 連続待受時間:約240時間(3G)
  • 連続通信時間:約4時間(3G)
  • 連続通話時間:約350分(3G)

3Gの連続通信時間は約4時間となっていますが、テザリング(つまり3GのみでなくWiFi機能もONにして、Wi-Fiデバイスを3Gネットワークに接続するルーターとして動作をさせた場合)の使用時間が記載されていません。という事で、思い切って実測してみました。

条件

  • IDEOSはバッテリー残量100%まで充電し、電源を投入
  • Android起動後はアプリを一切起動せず、テザリングをONにしてすぐにスタンバイへ
  • WiFiクライアントはiOS 4.2.1をインストールしたiPadの1台のみ
  • iPhone 4の時計 App (ストップウォッチ) で時間を計測
  • IDEOSのGPS、同期、Bluetoothは全てOFFに設定

環境

  • 室内で、温度は20℃程度
  • IDEOSとiPadの距離は30 cm 程度
  • Emobileの電波状況は良好でアンテナマークは常に5本、データ通信のマークが H の表示がほとんどで時々 3G 表示
  • IDEOSもiPadも動かさずデスクの上に置いた状態

通信条件

  • Audiogalaxy Mobile Appを使用したオーディオストリーミング。シャッフル再生で楽曲はランダム
  • iPad、Android共にオーディオストリーミング以外の操作は一切しない
  • その他、iOSやAndroidがバックグラウンドで行う通信は発生していると思われる

結果

午前9時頃から検証を開始し、IDEOS U8150-Bのバッテリーが無くなって勝手に電源がOFFになるまで「5時間49分26秒」でした。電波状況が安定しており、通信データ量もそれほど多くないので条件としては甘いのかもしれませんが、スペックの約4時間を大幅に上回る結果が得られました

メーカーのスペック未満の時間しかバッテリーが保たないと予想していた為、嬉しい結果となりました。やはり液晶ディスプレイが消費する電力が多く、今回の検証では常時ディスプレイをOFF(スタンバイ状態)にしていた事がバッテリーライフを長くした要因と考えられます。

参考リンク:

iPad: バッテリー内蔵のiPadケース – PadPower by SolidMicro

iPhone 3GSやiPhone 4のバッテリー内蔵ケースは多くありますが、iPadのバッテリー内蔵ケースは種類が少ないですがSolidMicroというメーカーからPadPowerというものが発売されています。

スペックとしては次の通り。

  • iPad内蔵とほぼ同じ6000mAhのバッテリーを内蔵し、稼働時間が標準の約2倍になる。
  • 装着したままの状態でDockコネクタを除く全てのスイッチ、コネクタ類にアクセス可能。Dockコネクタの代わりにMicroUSBポートを搭載し、iPadに装着した状態のままiTunesと同期可能。
  • iPadを包み込む形状の為、iPadが一回り大きくなってしまう。また、標準的なiPadケースは装着不可。
  • PadPowerの重量は385gで、iPadに装着した時の合計重量はiPad単体の時と比べて約1.5倍

もともとiPadは内蔵バッテリーで9時間、10時間使えるスペックなので十分とも思いますが、画面の輝度を明るくしている場合やGPSを頻繁に使っているとスペックよりも短い時間しか保たない場合があります。充電できる環境が無い外出先などで、長時間連続使用する場合には威力を発揮するケースだと思います。

ケース側のバッテリー残量が分かるインジケータ、そして充電のON/OFFを切り替えるスイッチが搭載されています。バッテリー劣化を除く本体は6ヶ月保証もついているので安心ですね。

SolidMicro – PadPower – Amazon.co.jp : 11,677円

SolidMicro – PadPower – SolidMicro Direct Shop : 12,800円

iPhone: WordPress Appのバッジがやっと消えた!

2010年11月上旬からずっと消えなくなってしまったWordPress Appアイコン右上の「2」バッジがやっと消えました。前回、こちらのエントリーで紹介した通り、何かの拍子に承認待ちコメント数を示す「2」バッジが消えなくなってしまい、WordPress iPhone Appのインストールし直し等、色々試したのですが消す事が出来ずに放置していました。

それから約1ヶ月半、たまたまなのですが、2010年12月20日にリリースされたWordPress App Version 2.6.3へバージョンアップした結果、バッジ表示が消えました。

今回のバージョン2.6.3の新機能(というよりほとんどが修正なのですが…)の一つに

Fix for favicon refresh issues

とあります。おそらくウチだけでなく、他の方も遭遇していた問題なのではないかと勝手に想像しています。この修正によって消えなくなってしまったアイコンバッジが正常に戻ったと考えています。

同じ様な状況に遭遇されていた方はバージョンアップしてみてはいかがでしょう。

なお、WordPress iPhone App Version 2.6.3の変更内容は以下の通りです。

  • Fix for multisite login issue.
  • Fix for crash when deleting media items.
  • Fix for occasional “Communication Error” for WordPress.org sites.
  • Fix for crash when selecting Pages tab after deleting a draft.
  • Fix for crash when entering settings during blog setup.
  • Fix for issues when uploading videos to WordPress.com without a VideoPress upgrade.
  • Fix for occasional NSXMLParserErrorDomain error for WordPress.org sites.
  • Fix for favicon refresh issues.
  • Fix for incorrect permissions related to contributors and publishing.
  • Fix for crash when replying to comments.
  • Fix for HTTP Auth setting incorrectly set to on by default.
  • Improvements in XML-RPC handling.

不具合修正が沢山ですが、これらのうちWordPress.orgサイトに関連するもの以外、ほとんどはウチの環境でも発生していました。occasional (時折) と表現されている問題であっても、かなり頻発していたものがあるので今回の修正は嬉しいです。

実際、バージョンアップ後はiPad版からコメントへ返信してもクラッシュしなくなりましたし、その他の操作でも安定性が増している様に感じます。WordPress Appでブログの記事投稿やコメント管理をされている方はバージョンアップがお勧めです。

参考リンク: WordPress App (iPhone / iPad Universion App) – iTunesで開く

Mac: Mac App Storeは2011年1月6日にオープン予定

2010年10月21日の「Back to the Mac」イベントでMac OS X Lionの発表とともに、それより前にオープンする事が発表されていたMac向けのアプリケーション・ストア、Mac App Storeが2011年1月6日にオープン予定である事をAppleが正式に発表しています。

iPhone, iPod Touch、iPad向けのApp配信で成功しているApp Storeが遂にMac上でも展開され、開発者、利用者ともにMacがより便利で簡単に扱える様になるのではないかと思います。

特にサードパーティーのアプリはそれぞれ独自のバージョンアップ機能を搭載していて、Mac OS Xのソフトウェア・アップデートで一括管理されていないものが多々あります。これらがMac App Storeで配信される様になれば、バージョン管理が一元化され、全てのアップデートをボタン一つ済ませる事が出来、かなり楽になると感じています。

インストールに関しても、今はアプリケーションフォルダにドラッグ&ドロップするタイプや、セットアップツールによるインストールが必要なタイプなど様々ですが、iPhoneやiPadの様にボタンを押すだけで自動的にインストールされるのであれば簡単です。更にはユーザー毎に購入したアプリが管理されるので、複数のMacを所有している場合、一度の購入で全てのMacへ同じアプリがダウンロード&インストールされて利用可能になるとの事。

Appleの発表によると

Mac App Storeはオープン当初より90カ国で利用可能で、有償・無償のアプリケーションが教育・ゲーム・グラフィック&デザイン・ライフスタイル・仕事効率化・ユーティリティといったカテゴリから選べるようになる予定

との事。まさしくiTunes上のApp Storeの様に、カテゴリ毎に様々なアプリが並び、レビューを見ながら良さそうなアプリケーションを探してインストールする事が出来る様です。

今でもWindows OSより色々な意味で使いやすいMac OS Xが更に使いやすくなると考えられ、リリースが楽しみです。最初に登録されるアプリには最新版のiWorksが含まれていると予想していますが、どうなんでしょう。iPad用も同時期にアップデートされるのかなと個人的には思っており、まだiPad用のPages, Numbers, Keynotesは購入せずに待っているのですが…。

参考リンク:

iPhone, iPad, Mac: Air Displayバージョンアップ

以前ウチのブログで紹介したiPhoneやiPadをMac/PCのセカンドディスプレイとして使う為のアプリ「Air Display」がバージョンアップしています。

2010年12月10日にiPhone及びiPadのAir Display AppがVersion 1.2.2にバージョンアップし、更に2010年12月14日にMac/PC (Windows)用のアプリがVersion 1.2.2にバージョンアップしています。

主な変更内容は以下の通りです。

新しい機能:

  • マウスの右クリックとスクロールホイールのタッチ操作
  • マウスボタンリリース時のカーソル位置の修正
  • ヘルプのリニューアル
  • 新しいアプリケーションアイコン
  • イメージ圧縮の最適化
  • Mac OS X 10.6.5を実行しているユーザーはシステム設定で「Automatic Graphics Switching (自動グラフィック切り替え)」を無効にする必要が無くなった

不具合修正:

  • Cocoaベースのアプリケーション胃置けるカーソルの修正

Mac/PCとiPhone/iPadの接続はWiFiの為、バージョンアップ前はMac OS XのTimeMachine動作中など、ネットワークの負荷状況によって時々接続が切れたりしていましたが、バージョンアップ後は比較的安定している様に感じます。また、イメージ圧縮の最適化が効いているのか、iPhone/iPad側画面の表示速度も多少改善されている様に思います。

iPhone/iPadアプリはApp Storeからバージョンアップ(バージョンアップは無料)出来ます。Mac/PCは更新を自動確認する設定にしていれば起動時にバージョンアップを促されます。ウチはMacのみ利用しており、Windows用については分かりませんが、Mac版はバージョンアップ時にMac OS Xの再起動が必要でした。

参考リンク:

iPad: Google DocsのDesktopバージョンがiPadで使える様になったので試してみました

2010年12月9日(日本時間では2010年12月10日)、Googleのオンラインで使えるオフィスアプリ Google Docs がiPadで使いやすくなりました。今まではiPadではMobileバージョンでのみ利用出来ましたが (今でもiPad以外のスマートフォンはMobileバージョンのみ) 、今日からiPadでDesktopバージョンを使ってドキュメントやスプレッドシートの編集を出来る様になっています。

ウチはiWorksを使っているので、Google Docsは利用していませんが知り合いとのファイル共有を考えると便利そうで気になっていました。と言う事で、iPadでデスクトップバージョンを試しつつ、初めてGoogle Docsを使ってみました。

Document

Microsoft OfficeのWord、Apple iWorksのPagesに相当するDocumentです。Mobile Versionは段落毎の入力が出来る程度のシンプルなインタフェースですが、Desktop VersionはまるでWordやPagesの様に、用紙のイメージ上に文書を作成する事が出来ます。しかし、今日試した結果、iPadでのDesktopバージョンには次の2つの致命的な問題がありました。

1. 日本語入力が出来ない。Mobileバージョンは日本語入力が出来ますが、Desktopバージョンにするとキーボードを日本語に変更しても、入力した文字がそのままアルファベットで入力されてしまいます。

2. shiftキー (Capsロック) の挙動がおかしい。shiftキーを一度押して、最初の一文字だけを大文字にしようとしても、Capsロックが掛かった様な状態になりずっと大文字で入力されてしまいます。

日本語入力が出来ないのは、日本人のユーザーにとっては致命的ですね。フォントの設定に依存するのかと思い、ツールバーのフォント一覧で日本語が使えそうな物を探しましたがありません。ちなみに、Mac上のsafariではArialフォントのままで日本語入力出来るので、iPadのソフトウェアキーボードからの日本語入力にちゃんと対応出来ていない様です。

Spreadsheet

Microsoft OfficeのExcel、Apple iWorksのNumbersに相当するSpreadsheetです。こちらもDocument同様、Desktop VersionはあたかもExcelやNumbersの様な画面表示で編集する事が出来ます。といってもセルが細かいので、快適な操作性とは言えませんが…。そして、Spreadsheetの場合はMobile Version、Desktop Version両方とも日本語入力や大文字入力(shift / Caps Lock)の挙動は問題ありませんでした。

インターネットに繋がっているiPadさえあれば文書作成と表計算が無料で利用出来るのは便利&魅力的ですね。なぜなら、iPadのOffice系Appは数百円〜千円台で、レビューを見ていてもiWorks以外はどれも決め手に欠ける印象を受けるので。遂にDesktopバージョンもiPad safariでも利用出来る様になったので、Documentでの日本語入力が出来ない問題が早期に修正されると良いですね。

そういえばiPadから色々試していて気が付いた事ですが、時々Mobile VersionからDesktop Versionへ切り替えるときに「お使いのブラウザはDesktopバージョンに対応していない可能性があります」というページが表示される事があります。構わずDesktopバージョンに切り替えれば上述の様な画面操作が出来ます。

参考リンク: Google Docs