Synology DS916+ 8GB NAS導入

2009年からMac miniに接続して使ってきた4ベイのUSB接続タイプハードディスクケースが不調になり、いよいよ安定したMac miniサーバーの安定運用が難しくなってしまいました。これまでもハードディスクが故障したり、4ベイのうちランダムに認識できないベイが存在したりと、色々とありましたが内蔵ハードディスクの容量が小さいMac miniの拡張ストレージとしては大活躍でした。

12月のある週末の雷雨で発生した停電が原因で本格的に動きがおかしくなってしまいました。主に重要なファイルはMicrosoft OneDriveに保存しているのですが、容量の大きな写真や音楽関係のファイルはこのハードディスクに保存されています。大切なデータが読み取れなくなってしまう前にアップグレードする事にしました。

予定外の出費としては少々高額になりましたがSynology社製のDS916+8GBとモデルのNASを導入する事にしました。ハードディスク故障対策のためにも4台の4TBハードディスクを用いてRAID5を組む事にしました。全体として使える容量は1台分減りますが約10TBの容量があればこれまで8TBで運用してきた環境より多いので十分です。

4TBのハードディスクが4台並んでいると壮観です。FANも大きめなものが2台搭載されていています。同梱物は少なく電源ケーブル、ACアダプター、LANケーブル。それに必要最低限のドキュメント。本体のケースがプラスチック素材なのが若干残念ですが、金属製で重たいよりも良いかもしれません。インタフェースはLAN x 2, USB3.0 x 3, eSATA x 1。LANインタフェースは論理的に2本を束ねて使うこともできます。

3.5インチHDDを利用する際は工具を一切用いずにハードディスクの取り付けができる様になっています。(2.5インチハードディスクの場合は付属のネジで固定)。本体前面のカバーを外し、ハードディスクを取り付けるトレーを引き出し、ハードディスクを取り付けたら元どおりに戻すと準備完了です。

早速リビングの部屋の隅に設置してみました。電源を入れると元気よくLEDが点灯、点滅を始めました。特に設定ツールなどは付属しませんが、Webブラウザで簡単に設定することができました。別のエントリーで設定画面も紹介してみたいと思います。

AppleScriptで写真の向きを直してみました

ウチはデジタルカメラやスマートフォンで撮影した写真をMacに転送して撮影日毎に整理しています。カメラの種類によっては撮影した際のカメラの向き通りにMac上で表示できない場合がある事が分かりました。

例えばこんな感じ。

EXIF Orientation 3

今までもこの事に気がついていたにも関わらず放置していたのですが、iPhone 7 Plusで過去の旅行の写真を知り合いに見せようとしたら逆さまで不便だったので解決してみる事にしました。

1枚ずつ確認して回転しても良いのですが母数となる写真の数が約4万枚なので手作業で確認しながら回転させるのはあまりに非効率です。そこで、AppleScriptを使って選択したフォルダ(サブフォルダを含む)に含まれている写真全てに対して撮影時の向きを確認して画像をその向きに回転する様にしてみました。

EXIFデータにはカメラが撮影時の向きを記録しており(対応している機種の場合)、ExifToolというフローアプリケーションを用いてそれを読み出す事ができます。

exiftool -Orientation -n <ファイル名>

とする事で向きに応じて1桁の数字が返ってきます。殆どの場合で以下4つの数字が返送されると思いますが、それぞれに以下の向きを意味しています。

  • 1 = Horizontal (normal)
  • 8 = Rotate 270 CW
  • 6 = Rotate 90 CW
  • 3 = Rotate 180

AppleScriptでこれを判断して対象の写真を回転、保存する作業を自動化すれば約4万の写真から向きの正しくないものを自動修正できそうです。ということで作ってみたスクリプトが以下の通りです。スクリプト初心者なのでより効率良い方法があるのかもしれませんが、これでひとまず全て正しい向きで表示される様になりました。

スクリプトファイル自体をzipファイル化したものをアップしておきます。利用は自己責任でお願いいたします。

 

SAMSUNG Portable SSD T3, 500GB

昨年よりMacBook Pro (Retina 13-inch, Early 2015)を使っているのですが、Parallelsの仮想マシンファイル、Final Cut Pro Xのライブラリファイルがどんどん大きくなり、搭載されてい500GBストレージの残りが20GBを切ってしまいました。購入時になぜ1TBモデルをオンラインで購入しなかったのか(店頭で標準スペックを購入してしまったので…)、正直後悔しています。

MacBook Pro Retinaは内蔵ストレージをアップグレードするのとOSやアプリケーションの再インストールを行うのが面倒なので、外部ストレージを購入することにしました。ParallelsのWindows仮想マシンは日頃頻繁に使用するので内蔵ストレージに残しておきたいところ。毎日は作業しないFinal Cut Pro Xのライブラリを外部ストレージに配置することにしました。これだけで内蔵ストレージに約100GBの空き容量を作り出せそうです。

一方でFinal Cut Pro Xはバックグラウンドで多くの処理を行うため、ストレージのパフォーマンスが低下すると処理が遅くなりストレスになりそうな心配がありました。これまでWindowsマシンのストレージをアップグレードするときはSSDを用いて快適な環境を構築できていたので、今回はSAMSUNGのPortable SSD T3というモデルの外付けSSDを購入してみました。HDDと比べると高価ですが、物理的な振動にも耐性がありますし、何より小さいのが助かります。

SAMSUNG Portable SSD T3 SAMSUNG Portable SSD T3 SAMSUNG Portable SSD T3

インタフェースはUSB 3.1、コネクタはType-Cですが、Type-Aケーブルが付属しています。サイズは74 x 58 x 10.5 mm。Appleのマウスより小さく51グラムと軽量です。ケーブルが硬いのが残念ですが、マウスと一緒に持ち運んでもかさばりません。

SAMSUNG Portable SSD T3 SAMSUNG Portable SSD T3 SAMSUNG Portable SSD T3

早速MacBook Proに接続して使ってみました。Final Cut Pro Xのライブラリを丸ごと移して2時間ほどビデオ編集をしてみましたが内蔵ストレージにライブラルを保存していた頃と何ら変わらないパフォーマンスです。MacBook Proの内蔵ストレージ枯渇に悩んでいる方は検討されてはいかがでしょうか。

写真ファイルに含まれる位置情報

iPhone、Android端末で撮影した写真には位置情報が含まれている事はよく知られていると思います。モデルによってはデジカメでもGPSが搭載されており位置情報を保存してくれるものも多くあります。

アプリによってはSNSやインターネットに公開する際自動的に位置情報を取り除いてくれるものがありますが、Macで写真を扱う際は気をつけないと撮影場所を知られてしまいます。旅行先での写真などはむしろ位置情報があった方が便利でしょう。しかし、自宅で撮影した写真などはむしろ位置情報が含まれていない方がプライバシー保護の為には良いと思います。

Macで写真ファイルにEXIF位置情報が含まれているかどうか確認する方法、そしてそれらの位置情報を簡単に削除する方法を紹介してみようと思います。使ったアプリは以下の二つ。いずれもMac App Storeで無料ダウンロード、インストールできます(2016年4月3日現在)。

位置情報が含まれているか確認する方法は簡単で、File Viewerを起動してファイルを選択。右側に位置情報を示す「GPS Metadata」が表示された場合はその写真の撮影場所がふくまれているとわかります。

File Viewer - EXIF GPS meta dataFile Viewer - EXIF GPS meta data

この位置情報を削除するにはEXIFPurgeが使えます。起動してファイルを選択、出力先フォルダを選択したらPurge Exif Intoボタンをクリックします。広告が表示されますがこの作業だけでファイルに含まれている一情報情報削除する事ができます。削除されたかどうかはFile Viewerを使って既述の手順で確認できます。

EXIFPurge - Purge EXIF data File Viewer - EXIF GPS meta data

RAWファイルを扱うとメモリが…

iPhotoウチはiPhotoがiLifeの一部だった頃からiPhotoを使っているのですが、最近なぜかiPhotoがメモリをどんどん消費してしまう問題に悩まされています。

挙動を見ているとPentaxとNikonのRawファイルが含まれるイベントを開くとメモリがどんどん食いつぶされちゃうみたいです。

iPhotoは起動しているだけでメモリが枯渇してしまうので使用をやめ、全てファイルで管理することにしました。AppleScriptとツールを使って画像ファイルのEXIF情報を読み取り、撮影日とカメラ名でリネームして年、月、日のフォルダに分類するスクリプトを作成。整理してみました。これでiPhotoを使わなくても目当ての写真を見つけやすくなるかなぁ。。。と思っていたら…

次にRAWファイルのJPGへの変換や解像度の変更を試みたところやっぱりメモリ枯渇問題が再発。どうもRAWファイルを扱うとなぜかメモリが食いつぶされちゃいます。

iPadやiPhoneにもデジカメで撮影した写真を転送したいので、とりあえずWindowsマシンでRAWをJPGへ変換を試みようと思います。

MacBook AirとMac mini、いずれもMac OS X Yosemiteで同じ問題が発生しているのですが、どうなっているのやら。。。

Mac App Store以外からのアプリ実行時の警告メッセージについて

Mac App Storeが登場し、多くのアプリがApp Storeからの配信に切り替わっていますが、フリーソフトなどは今でもWebサイトからのダウンロードで配信されていることが多いとおもいます。

Mac OS X - Security

しかしながらシステム環境設定のセキュリティ&プライバシ設定によってはMac App Store以外から入手し、且つ開発者が識別されない場合はそのままで実行することができません。

Mac OS X - Security

この設定を変えれば誰が開発したアプリであっても実行できるのですが、スパイウェアなど裏で勝手にインストール、実行されるのも嫌なので「Mac App Store and identified developers」を選択しています。

最近まではこの設定のためにインストール、実行できないアプリに遭遇する度一時的にこの設定を切り替えてインストール、その後に設定を元に戻すという操作をしていました。ところが、アプリケーションのアイコンを右クリック、開くを選択することでシステム環境設定の設定に関わらずその場で開けることを知りました。

Mac OS X - Security Mac OS X - Security

インターネットからダウンロードしたアプリが開けない時に試してみてください。

MacBook AirのSSD、エラーが…

愛用しているMid 2011モデルのMacBook Air。256GBのSSDモデルなのですが、最近dis容量が足りなくなり原因を探していたら以前使っていたBoot Campパーティションが残っていることが判明。

既に1年もBoot Campパーティションから起動する機会もなく、プライベートでWindowsアプリを使う機会も殆どなくなったのでこのパーティションを削除することに。

単純にBoot Campアシスタントからパーティションの削除を試みた結果なぜかエラー。思い切ってディスクユーティリティーで対象のパーティションを削除。そして既存のMac OS Xシステムがインストールされているパーティションを拡張しようとすると…。

OS X Yosemite Disk Utility OS X Yosemite Disk Utility

と、失敗してしまいます。リカバリーで起動して同様の処理を行ってもNG。

諦めてYosemiteをクリーンインストールしようと思います。この時間から始めたら眠れなくなるから明日かな…。