iPhone: ELECOMの新しいBluetoothキーボード (TK-FBP017EBK)

ELECOMがBluetooth 2.0に対応したiPad, iPhone, iPod Touch向けのワイヤレス折り畳みキーボード TK-FBP017EBK を2011年1月中旬に発売すると発表しています。以前から日本語配列の TK-FBP017BK は販売されていましたが、今回の TK-FBP017EBK は型番に「E」が追加されている通り英語配列の65キーのタイプ。

単四電池2本で動作し、折りたたみ時のサイズは「幅146.2mm×奥行99.3mm×高さ21.9mm」でバックの中に入れても邪魔にならなそうなサイズです。重量は電池を除けば165g。標準価格は 13,335円です。

ちなみに以前ウチのブログで紹介した事があるのですが、ほぼ同一のBluetoothキーボードが「リュウド」から発売されており、こちらは従来から日本語配列と英語配列の両方がラインナップとして揃っています。サイズ、重量はELECOMとほぼ同じスペックです。

今回はELECOMから英語配列65キーのキーボードが発売されるという事で、キー配列を比較する為にELECOMとリュウドの画像を並べてみました。上がELECOMのTK-FBP017EBKで下がリュウドの RBK-2200BTiです。ESCとBluetoothボタンに若干の違いと、キートップのシルク印刷に使用されているフォントに多少違いはあるもののほぼ同じに見えます。リュウドには電源スイッチがありませんが、キーボードを閉じると自動的に電源が切れ、開くと自動的に電源が入ります。折りたたみキーボードの場合は使う時に開き、それ以外の時は閉じて保管する事が想定されますので煩わしいスイッチでの電源ON/OFFが不要なのは手軽で便利に感じます。

スマートフォンに角度をつけて置く事が出来るスタンドが付属するのも同じ、開閉ロックについても両方とも備えていますが、スペック上で最も違うのがマルチペアリングの台数。マルチペアリングによって一度複数のデバイスにキーボードをペアリングしておけば、それ以降は切り替え操作だけで文字を入力したいデバイス(iPhoneやiPad, iPod Touch, Mac等)と接続が出来ます。

  • ELECOM TK-FBP017EBK は最大3台とペアリング
  • リュウド RBK-2200BTi は最大4台とペアリング

対応機器もELECOMの場合はiOS4.0以降のiPad, iPhone, iPod Touchに限定されたスペックになっていますが、リュウドはAndroidを含めたスマートフォン全般と記載されています。ELECOMのキーボードもBluetoothのHIDプロファイルに対応しているので、iOS以外のデバイスでも動くとは思いますが…。

そして気になる価格ですが、ELECOMの13,355円に対してリュウドのRBK-2200BTiはAmazon.co.jpで7,839円で販売されており、スペック的に優れていて価格が安いリュウドの方がお買い得に感じますね。iPadやiPhoneと一緒に持ち運ぶ小さなBluetoothキーボードをお探しの方はチェックされてみてはいかがでしょう。

参考リンク:

リュウド (Bluetooth HID、Mac用US配列) RBK-2200BTi – Amazon.co.jp

リュウド Rboard for Keitai Bluetooth

ELECOM TK-FBP017EBK

*価格等の情報は2011年1月6日現在のものです。

MVNO: b-mobileのIDEOS発売記念b-mobileSIM U300 限定パッケージ

日本通信が販売しているIDEOSの発売を記念したb-mobileSIM U300 限定パッケージが本当に安いか計算してみました。比較対象は限定パッケージではないb-mobileSIM U300。日本通信のオンラインショップから購入した場合は限定パッケージの方が得である事は明らかなので、オリジナルのb-mobileSIM U300を多少でも安く販売しているAmazon.co.jpの価格で比較してみます。

型番 使用可能期間 販売価格 1日当りの費用
限定パッケージ6ヶ月+1ヶ月 BM-U300-7MSW 215日 14,899円 69.3円
限定パッケージ1年+2ヶ月 BM-U300W-14MSW 435日 29,831円 68.6円
通常パッケージ6ヶ月 BM-U300-6MS 185日 13,137円 71.0円
通常パッケージ1年 BM-U300-12MS 375日 26,275円 70.1円

いずれの限定パッケージも1日あたり1円〜3円の範囲でお得ですね。以前もお伝えした通り、Amazon.co.jpではb-mobileSIM U300のみでなく、Android端末のIDEOS BM-SWU300も日本通信のオンラインショップより3000円程安く販売されています。

  • bマーケット価格: 26,800円
  • Amazon: 23,630円

さらに、日本通信のバージョンではない、SIMフリーの海外モデルIDEOS U8150は19,980円まで安くなっています。初期経費とランニングコストを考えると、「海外モデルのU8150」と「限定パッケージ6ヶ月+1ヶ月」の組み合わせの34,879円が安く感じますね。ウチもEmobileの契約が無ければ購入を考えたのですが…。b-mobileの場合は長期契約が不要なので気軽に初めて気にならなかったら止める事が出来ます。今年こそはスマートフォンという方は試してみるのも良いかもしれません。

#2011年1月22日追記

このスペシャルパッケージはIDEOSの発売を記念して販売されているので、IDEOS専用の可能性があります。日本通信販売のIDEOS以外で使用される予定の場合は事前に問い合わせた方が良いかもしれません。

2010年 当ブログ 人気エントリー Top 5

2010年も残りわずかとなりましたね。今年はこのブログを本格的に立ち上げる為、1月にSnow Leopard Server搭載のMac miniを導入し、色々な方に当ブログの記事を見て頂く事が出来ました。特にiPhone関連の記事、ケースを初めとする周辺機器やアクセサリー、さらにAppに関する話題が多くを占めていますが、12月に入ってからは念願のAndroid端末も入手しそれ以来Androidに関する話題のエントリーが人気急上昇中です。

2010年1月1日から2010年12月31日の間にアクセスされた記事のうち、上位5件についてアクセス数の多かった順に並べてみました。

  1. iPhone: BumperをブラックiPhone 4に装着したらどんな感じ? (14,158 views)
  2. iPhone: Gmailアカウントのセットアップ方法による違い – プッシュとフェッチ (12,244 views)
  3. iPhone: iOS 4.0アップグレード後の不具合 (11,447 views)
  4. iPhone: 依然としてストラップホールの無いiPhone 4 (8,027 views)
  5. iPhone と Mac と MobileMe の ToDo 同期 (6,745 views)

5件とも全てiPhoneもしくはiOSデバイスに関する記事でした。2010年6月に発売されたiPhone 4は一時アンテナの問題や色々な種類のAndroid端末出現で苦戦を強いられながらも大人気で、職場でも沢山の人がiPhoneユーザーとなりスマートフォン利用者を大幅に増加させたと思います。

そのiPhone 4向けにAppleが純正アクセサリーとして販売しているBumper。Apple Storeに掲載されていたイメージがホワイトのiPhone 4へ装着した時のイメージだった為ブラックのiPhone 4に取り付けた時のイメージが湧かず、編集してブラックのiPhone 4へ装着したときのイメージを作って紹介しました。その結果、年間を通じて(と言っても6ヶ月程度)このエントリーを一番見て頂く事が出来ました。

その他にはiOSの使い方や足りないToDo機能を補うエントリーとしてGmailアカウントの設定方法やToDoを同期する為のアプリ紹介。更に、脱獄状態のiPhone 3GSをiOS 4.0へアップグレードした際に発生した通信不可現象に関する記事と、そして気に入ったストラップをiPhoneに装着する為のソリューションなどの記事を多く見て頂く事が出来ました。

2011年も今の様なスタイルでApple, iPhone, iPad, MacそしてAndroidに関する話題も追加して継続して更新をしたいと思います。間違いや情報として足りない点もあると思いますが、日々改善していきたいと思います。

来年 – 2011年 – もよろしくお願いします。

Android: Huawei – IDEOS U8150-B テザリングで連続通信テスト

先日入手したHuawei IDEOS U8150-B。Androidに興味があって色々試したかったので購入したのも一つの理由ですが、一番の目的は外出先で無線ルーター (Emobileが2011年1月に発売するPocket WiFi S (S31HW) 相当) として使用する事。手に入れてからはPocket WiFi (D25HW) からEmobileのSIMを抜き、IDEOSに挿入してスマートフォン兼無線ルーターとして使っています。

しかし気になっていたのがバッテリーの持ち。どうしてもスマートフォンの形状をしている為アプリを立ち上げたりして色々遊んでしまい、毎日夜にはバッテリー切れになってしまう状態。付属のバッテリーは1200mAhでPocket WiFi (D25HW)の1500mAhと比べると少し容量が少なく、連続して通信できる時間が短いのではないかと感じていました。

EmobileのPocket WiFi S (S31HW)のプレスリリースに掲載されている仕様に基づくと使用時間は次の通りになっています。

  • 連続待受時間:約240時間(3G)
  • 連続通信時間:約4時間(3G)
  • 連続通話時間:約350分(3G)

3Gの連続通信時間は約4時間となっていますが、テザリング(つまり3GのみでなくWiFi機能もONにして、Wi-Fiデバイスを3Gネットワークに接続するルーターとして動作をさせた場合)の使用時間が記載されていません。という事で、思い切って実測してみました。

条件

  • IDEOSはバッテリー残量100%まで充電し、電源を投入
  • Android起動後はアプリを一切起動せず、テザリングをONにしてすぐにスタンバイへ
  • WiFiクライアントはiOS 4.2.1をインストールしたiPadの1台のみ
  • iPhone 4の時計 App (ストップウォッチ) で時間を計測
  • IDEOSのGPS、同期、Bluetoothは全てOFFに設定

環境

  • 室内で、温度は20℃程度
  • IDEOSとiPadの距離は30 cm 程度
  • Emobileの電波状況は良好でアンテナマークは常に5本、データ通信のマークが H の表示がほとんどで時々 3G 表示
  • IDEOSもiPadも動かさずデスクの上に置いた状態

通信条件

  • Audiogalaxy Mobile Appを使用したオーディオストリーミング。シャッフル再生で楽曲はランダム
  • iPad、Android共にオーディオストリーミング以外の操作は一切しない
  • その他、iOSやAndroidがバックグラウンドで行う通信は発生していると思われる

結果

午前9時頃から検証を開始し、IDEOS U8150-Bのバッテリーが無くなって勝手に電源がOFFになるまで「5時間49分26秒」でした。電波状況が安定しており、通信データ量もそれほど多くないので条件としては甘いのかもしれませんが、スペックの約4時間を大幅に上回る結果が得られました

メーカーのスペック未満の時間しかバッテリーが保たないと予想していた為、嬉しい結果となりました。やはり液晶ディスプレイが消費する電力が多く、今回の検証では常時ディスプレイをOFF(スタンバイ状態)にしていた事がバッテリーライフを長くした要因と考えられます。

参考リンク:

Android: Huawei – IDEOS U8150-B に MicroSDカードを差してみて…

今日は仕事帰りにMicroSDカードを買ってきました。もちろん目的は新たに手に入れたAndroid端末、IDEOSの容量を増やすため。会社の近くのお店で KINGMAX microSDHCカード class6 4GB (KM-MCSDHC6X4G)を購入。早速自宅でU8150-Bの蓋を開いてMicroSDスロットに装着してみました。バッテリーを外さないと入れる事が出来ないので、一度Androidをシャットダウンしてからカメラの脇にあるスロットに入れます。

完全に挿入したらバッテリーと裏蓋を元通りにしてから電源を入れて認識しているかどうかを確認。iPhoneを使う様になってから外部メモリをデジタルカメラ以外では扱わない様になったのでちょっとワクワクしながら [設定] – [SDカードと端末容量] を開いてSDカードを認識状況や容量を確認してみたところ認識出来ていました。4GBのメモリーですが、実際の容量は3.65GBとして認識して使える様になっています。特に端末内部メモリが不足している訳ではないのですが、インストールしているWordPressアプリをSDカードへ移動してみました。

同じく [設定] – [アプリケーション] – [アプリケーションの管理] からSDカードに移動したいアプリをタップします。アプリがSDカードへ移動場合 (アプリ側が対応している必要がある様ですね)、[SDカードに移動]というボタンがタップできる様になっていますので、これをタップします。アプリのサイズによって多少時間がかかる場合がありますが、[SDカードに移動]ボタンが[携帯端末に移動]という表示に変化すれば移動完了です。

ということで、大容量なAndroidスマートフォンにパワーアップした気分です。

更に、ちょっと中華風な日本語フォントをもう少し素敵な日本語フォントへ変更する為、rootedしようと試行錯誤してみたのですが、まだうまく出来ていません。ウチはWindows PCを持っていない為、Windows OSが動く環境はMac + Parallels。まずはWindows側の準備としてJavaとAndroid SDKをインストールし、IDEOSをMac + Parallelsに接続してみたのですがイマイチよく分かりません。もしかするとMac + Parallels + Windows 7 な環境ではダメなのでしょうか….。もう少しじっくり勉強してみようと思います。

参考リンク:

Android: 職場で3台のAndroidスマートフォンを並べてみました。

Huawei – IDEOS U8150-B を入手してAndroidの仲間入りをしたので、Android玄人の Te-Tsuさん所有のデバイスと一緒にAndroid祭りをしてみました。左2台がTe-Tsuさんのスマートフォン、そして一番右がウチが手に入れたHuaweiのIDEOS U8150-Bです。 上からの写真なのでちょっと分かりにくいですが、面積の小さい順に並べると IDEOS U8150-B、NTTDocomo HT-03A、そしてNexus Oneとなります。フロント側も写真を撮ってみます。

一生懸命画面が表示されている瞬間に撮影しようと思ったのですが、ロック画面はすぐにスタンバイに移行してしまう為、諦めて真っ黒な画面でアンドロイド祭り記念写真をパチリ。Nexus Oneの画面に写真撮影に使ったうちのiPhone 4に貼付けた「非常口」蓄光保護フィルムが映り込んでしまいました (^^;;
画面がOFFの状態なので液晶サイズが分かりにくいですが、ディスプレイの大きさを小さい順に並べると 2.8インチのIDEOS U8150-B、3.2インチのNTT Docomo HT-03A、そして3.7インチのNexus Oneです。画面を表示してみるとNexus OneのAMOLEDの美しさは他の2台と比較にならない程綺麗です。もちろん、画面が大きいNexus OneはU8150-B (QVGA)やHT-03A (HVGA)より高解像度なWVGA。一画面に表示できる情報量も、文字の綺麗さも抜群ですが、IDEOSやHT-03Aも多くを求めなければ十分使えるレベルです。
ちなみに中に入っているSIMカードは、Nexus OneがNTT Docomo網のMVNOである インターコミュニケーションズ GLOBAL DATA 3G DATA SIM、HT-03AにはNTT Docomo本家、そしてIDEOS U8150-BにはEmobileです。
こうやって色々なスマートフォンに触れてみると、ますますフツーの携帯電話にはもう戻れない感じがしますね。いずれは最新のGoogle Nexus Sにも触れてみたい気がします。

参考リンク:

Android: Huawei – IDEOS U8150-B hands-on (26-Dec-2010)

昨日に引き続きHuaweiのIDEOS, U8150-Bについて書いてみます。

Androidのバージョン

入手したデバイスのバージョンは 2.2 でした。b-mobileが発売したBM-SWU300はバージョン2.2.1なのでマイナーバージョンが古いタイプのものの様です。設定メニューから「Online update」を実行してもバージョンアップされない事から、このデバイスに対するVersion 2.2.1は無いのかもしれません。(ちょっぴり残念?)

確実に最新バージョンの 2.2.1 を手に入れたい場合は、日本通信のBM-SWU300を入手した方が正解かもしれません。なお、日本通信のIDEOSの仕様に関するページは更新されており、サポートしている周波数が以下の通り記載されています。

HSDPA/WCDMA:850/1700/1900/2100 MHz

GSM/GPRS/EDGE:850/900/1800/1900 MHz

U8150-Aは「HSDPA/WCDMA : 900/1700(Band IV)/2100 MHz」、U8150-Dが「HSDPA/WCDMA: 900/2100 MHz」対応なので、この仕様を見る限りはb-mobileの端末もU8150-B相当で、EmobileのSIMでも使えそうです。

日本通信のIDEOSの仕様には「b-mobileSIM U300 利用エリア」に「FOMAプラスエリア」にも対応していると記載されているのが気になる点。海外版のU8150-BをNTTドコモで試された方のレポートを見るとFOMAプラスエリアには対応できていないという記事を良く見かけるので、オリジナルのU8150-Bとはまた少し違うのかもしれません。まさかSIMカードはFOMAプラス対応だけれど、スマートフォンが対応していない というオチは無いと思うので。

ウチが手に入れたその他のバージョンについては、ベースバンドバージョンは2210、カーネルバージョンは2.6.32.9-perf / huawei@product #1となっていました。

日本語化

様々なサイトの情報を参考にして日本語の表示と入力が何とか出来る様になりました。

マーケットから「MoreLocate 2」をインストール、起動して日本語を選択するだけで表示がほとんど日本語になりました。アプリの名称や設定、様々な設定内容の表示が全て日本語に切り替わりました。とても簡単ですね。

次に日本語を入力する為に「OpenWnn plus」をインストール。インストール後は  [設定] – [言語とキーボード] で 「OpenWnn plus」 にチェックをつけて準備完了!と思って、いざ入力しようとすると英語のまま。最初全然分からなかったのですが、テキストを入力するボックスを長押しすると入力方法を選択するメニューが表示され、その選択画面で「OpenWnn plus」を選ばないと日本語入力に切り替わらない事が分かりました。この方法で切り替えて無事解決。日本語が入力できる様になりました。

Pocket WiFiとして利用する事をメインに考えている為、簡単にテザリングのON/OFFをしたいと思い、マーケットでウィジットを探したところ「Tethering Widget」というものを見つけました。ホーム画面にテザリングのON/OFFを切り替えるトグルボタンを置く事が出来てとても便利です。

ちなみに、Skypeもインストールしましたが、日本のキャリアのSIMで動作しているとマーケットに表示できない為、先日Te-Tsuさんと試した(AT&TのSIMを使った)方法でインストールしてみました。

という事で、今のホーム画面はこんな感じです。まだまだ分からない事だらけなので少しずついじってみようと思います。

参考リンク: