Mac: FaceTime for Mac 正式版リリース

2011年2月25日に発表された新しいMacBook Proシリーズと一緒に、FaceTime for Macの正式版もリリースされています。

FaceTime for MacはiPhone 4や第4世代iPod Touchに搭載されているFaceTimeをMac上で実現するアプリ。このアプリがMacにインストールされていると、インターネット経由でWiFiネットワークに接続されているiPhone 4やiPod Touch 4G、Mac同士でもビデオ電話が出来ます。

2010年10月21日の「Back to the Macイベント」でベータ版が発表、公開されてから4ヶ月で正式版のリリースとなりました。が、予想外の有料115円でMac App Storeで配信されています。

FaceTime for Macを使う為にはApple IDが必要で、既存もしくは新規に作成したApple IDでログインし、着信に用いるメールアドレスを予め設定する必要があります。そうすればお互いがFaceTime可能な環境にあれば相互に発信、着信をして相手の顔を見ながら通話を楽しむ事が出来ます。複数のMacを持っている場合、同じApple IDでセットアップしておく事もでき、着信時には全てのMacで着信音が鳴るので手元にあるマシンで応答する事が出来ます。

FaceTime for Macをインストールして一度設定を済ませるとアプリが起動していなくても着信音が鳴るので、まるでMacを電話代わりに使える感覚です。当然、Macの電源が入っていてネットワークに接続されている必要がありますが。

ちなみに、ウチのMacBook Airにはまだベータ版のFaceTime for Mac (Version 0.9)が残っていたので、正式版リリース後でも使えるか試してみました。

結果は…普通に使えました。とはいえ、正式版がリリースされてFaceTimeのWebサイトからベータ版ダウンロードのリンクが無くなっているので、これからベータ版をインストールする事は出来ませんが….。

参考リンク:

*価格等の情報は2011年2月27日現在のものです。

Mac: Air Displayが再びバージョンアップ (Ver. 1.3.1)

つい昨日バージョンアップしたばかりのAir DisplayのMac用アプリケーションが再びバージョンアップしてVersion 1.3.1になっています。

おそらく以前のバージョンには無く、Version 1.3で発生したものと思われますが、IPv6のみのネットワーク構成環境において接続出来ない問題があったそうです。

IPv4のみ、もしくはIPv4とIPv6の両方を使用しているネットワーク環境では問題は発生しないそうなので、Version 1.3.1をインストールしなくても不具合は発生しないそうです。

なお、バージョンアップ時にはMac OS Xの再起動が必要になります。

ところで、IPv4とIPv6のどちらが使われているかは「システム環境設定」の「ネットワーク」で、Air Displayの接続に使っているネットワークインタフェースを選択して(例えばAirMac)、右側の「詳細」ボタンをクリック、そのなかの「TCP/IP」の画面で確認出来ます。

この画面にはIPv4の構成とIPv6の構成それぞれが表示されます。今回のAir Display Version 1.3の接続不可現象は、IPv4アドレスが割り当てられておらず、IPv6アドレスのみで動作している場合に発生する様です。

iPhone, iPad, Mac: Air Displayがバージョンアップ (Ver. 1.3)

2010年12月から使い始めた iPad や iPhone をMac、PCのセカンドディスプレイにするAir Displayのバージョン1.3がリリースされています。

1200円とちょっと高めのiPhone & iPad Universal Appですが、もちろん一度購入すればiPhoneとiPadの両方にインストール出来ます。WiFiネットワーク経由で接続されるiPadやiPhoneを外部ディスプレイとして使えるので、とってもお手軽です。

MacやPC側のアプリは無料なので複数のMacを持っている場合はそれぞれ組み合わせて使えます。

バージョン1.3での変更内容は次の通り。

新機能:

  • 信頼性の低いネットワークでのパフォーマンスの容認性が向上されました。(Windows & Mac OS X 10.6)
  • アプリケーションアイコンが新しくなりました。
  • バグ修正

最後の「バグ修正」は新機能では無い気がしますが…。

同時にMac側のアプリもアップデートされており、既にAir Displayをインストール済みであれば [システム環境設定] – [Air Display] の更新の確認をすぐに行うとバージョンアップを促されます。なお、インストールの完了にはMac OS Xの再起動が必要です。

主な変更内容としては、iOS用Appとほぼ同じで、接続性の改善、インターフェースを更に多くの言語へ翻訳、そしてバグ修正になっています。

なお、バージョンアップ直後はファイアウォールでAir Displayのネットワーク通信が遮断されている場合がある様なので、バージョンアップ後に接続出来なくなった場合は [システム環境設定] – [Air Display] で各設定を見直すと接続出来る様になるかもしれません。

ちなみに、Air Displayの開発元であるAvatron SoftwareのWebサイトを見ると「Coming Soon to the Mac App Store」というアイコンが表示されているので、しばらくするとMac OS X側のアプリ提供はMac App Storeへ移行する様です。もしかすると有料化する計画もあるのかもしれませんね。

参考リンク:

iPad App: Air DisplayでiPadをMacのセカンドディスプレイに。– Logon Blog

Air Display – Avatron Software

Air Display – iTunesで開く

Mac: 新しいMacBook Proがリリースされました。

Appleから新しいMacBook Proがリリースされました。予想通り、i7プロセッサの搭載、AMD Radeon HDグラフィックチップの採用、更に10Gbpsの転送速度を誇るThunderboltポートが搭載されています。BTOオプションを含め、仕様を一通り並べてみます。

価格

  • 13インチ: 108,800円から 263,005円 (最も高くなるBTO設定時, 2.7GHz Dual core Intel Core i7, 8GB RAM, 512GB SSD)
  • 15インチ: 158,800円から 345,575円 (最も高くなるBTO設定時, 2.3GHz Quad core Intel Core i7, 8GB RAM, 512GB SSD, Hi-Res Antiglare Display)
  • 17インチ: 214,800円から 361,575円 (最も高くなるBTO設定時, 2.3GHz Quad core Intel Core i7, 8GB RAM, 512GB SSD, Hi-Res Antiglare Display)

プロセッサ

  • 13インチ: 2.3GHzデュアルコアIntel Core i5プロセッサ または 2.7GHzデュアルコアIntel Core i7プロセッサ
  • 15インチ: 2.0GHzクアッドコアIntel Core i7プロセッサ または 2.2GHz (標準) / 2.3GHz クアッドコアIntel Core i7プロセッサ
  • 17インチ: 2.2GHz (標準) / 2.3GHz クアッドコアIntel Core i7プロセッサ

グラフィックス

  • 全てに共通: Intel HD Graphics 3000 (384MB DDR3 SDRAMをメインメモリと共有)
  • 15インチ: AMD Radeon HD 6490M (256MB GDDR5メモリ) または AMD Radeon HD 6750M (1GB GDDR5メモリ)
  • 17インチ: AMD Radeon HD 6750M (1GB GDDR5メモリ)
  • 15インチと17インチのAMD Radeon HD搭載モデルはグラフィックス自動切替機能を搭載

メモリ

  • 全てに共通: 4GB 1333MHz または 8GB 1333MHz

ドライブ

  • 13インチ, 2.3GHz:
    320GBシリアルATAドライブ @ 5400 rpm (標準)
    500GBシリアルATAドライブ@ 5400 rpm
    750GBシリアルATAドライブ @ 5400 rpm
    128GBソリッドステートドライブ
    256GBソリッドステートドライブ
    512GBソリッドステートドライブ
  • 13インチ, 2.7GHz:
    500GBシリアルATAドライブ@ 5400 rpm (標準)
    750GBシリアルATAドライブ @ 5400 rpm
    128GBソリッドステートドライブ
    256GBソリッドステートドライブ
    512GBソリッドステートドライブ
  • 15インチ, 2.0GHz:
    500GBシリアルATAドライブ、5400 RPM (標準)
    500GBシリアルATAドライブ、7200 RPM
    750GBシリアルATAドライブ、5400 RPM
    128GBソリッドステートドライブ
    256GBソリッドステートドライブ
    512GBソリッドステートドライブ
  • 15インチ, 2.2GHz:
    750GBシリアルATAドライブ、5400 RPM (標準)
    500GBシリアルATAドライブ、7200 RPM
    128GBソリッドステートドライブ
    256GBソリッドステートドライブ
    512GBソリッドステートドライブ
  • 17インチ, 2.2GHz:
    750GBシリアルATAドライブ、5400 RPM (標準)
    500GBシリアルATAドライブ、7200 RPM
    128GBソリッドステートドライブ
    256GBソリッドステートドライブ
    512GBソリッドステートドライブ
ディスプレイ
  • 13インチ:
    13.3インチ, 1280 x 800 ピクセル, 光沢ディスプレイ
  • 15インチ:
    15.4インチ, 1440 x 900 ピクセル, 光沢 または 非光沢 ディスプレイ (標準)
    15.4インチ, 1680 x 1050 ピクセル, 光沢 または 非光沢 ディスプレイ
  • 17インチ:
    17インチ, 1920 x 1200 ピクセル, 光沢 または 非光沢 ディスプレイ
バッテリー
  • 全てに共通: 最大7時間(ワイヤレスインターネットの閲覧) 内蔵リチウムポリマーバッテリー
  • 13インチ: 63.5Wh
  • 15インチ: 77.5Wh
  • 17インチ: 95Wh
その他
  • Thunderboltポート
  • USB 2.0ポート (17インチのみ3ポート、他は2ポート)
  • FireWire 800ポート
  • SDXCカードスロット (17インチのみなし)
  • ExpressCard/34スロット (17インチのみ)
  • FaceTime HDカメラ
  • フルサイズバックライトキーボード (JIS配列 または US配列)
  • 8倍速SuperDrive

色々パワーアップしていますね。13インチモデルにクアッドコアの設定が無いのが若干残念ですが、15インチからは全てクアッドコアのi7。メモリ、ディスクともに十分なパフォーマンスを出せそうな設定が標準になっている気がします。従来からMac Proに採用されているAMD Radeon搭載でグラフィックスもモバイルとしては相当パワフルでしょうね。

放熱問題が残っていないか気になりますが、標準設定でもかなり良いスペックのマシンに感じました。

参考リンク: MacBook Pro – Apple Japan

Mac: Finderのツールバーに好きなフォルダへのショートカットを

Macを使う様になって5年、でも今日初めて気がついた事があるので紹介してみます。それは、Finderのウィンドウ上部に表示出来る「ツールバー」に好きなフォルダへのショートカット(エイリアスと呼ぶべきか…)を追加出来る事。

今日Mac OS X Snow Leopardを触っていてたまたまフォルダをツールバーの上にドラッグ&ドロップしてしまい、発見してしまいました。ちなみに、Mac OS X 10.5, Leopardでも同じ様にツールバーにフォルダへのエイリアスを追加する事が出来ました。

Finderのウィンドウで、例えばアプリケーションフォルダをツールバー上までドラッグして放します。するとツールバーにアイコンが追加され、このアイコンをクリックする事でどのフォルダからでもすぐにアプリケーションフォルダへ移動する事が出来ます。

なお、取り除く為には、ツールバー上で右クリック (1つボタンのトラックパッドの場合は、トラックパッドに2本指を触れながらボタンを押す操作など) し、「ツールバーをカスタマイズ…」を表示してから、追加したアイコンをツールバーの外側にドラッグ&ドロップで取り除きます。

サイドバーを使っているとあまり活用する機会がなさそうですが、特に良く使うフォルダへの移動を容易にするためにツールバーにショートカットアイコンを置いておくのも良いかもしれません。

MAC OS X 10.6.3 SNOW LEOPARD

Mac: SmartSleep Ver. 3がMac App Storeで販売されている事に昨日気がつきました

以前、こちらのエントリーで紹介したSmartSleepという、MacのスリープとハイバネーションをコントロールするアプリがMac App Storeでリリースされている事に昨日気がつきました。たまたまシステム環境設定の中にあるサードパーティの項目を整理していた時、「もしかしてSmartSleepの新しいバージョンがあるのかな…?」と思って作者のホームページを見てみたところ、最新版がMac App Storeでリリースされている事を知りました。

従来は無料でダウンロード出来たのですが、Ver.3以降は450円でMac App Storeで販売されています。

バージョン3より以前のSmartSleepをインストールしている場合は、最新版をMac App Storeで購入する前に旧バージョンをアンインストールする必要があります。作者のホームページからアンインストール・ツールをダウンロードする事ができ、それを実行する事でシステム環境設定から旧バージョンを削除する事が出来ます。

2011年2月5日の時点ではバージョン 3.02 がリリースされており、Version 2の頃と比べると以下の新機能が追加されています。

  • QuickSleep – Macを選択した方法で即座にスリープさせる事が出来ます
  • SmartSleep Menu Item – Mac OS Xのメニューバーにアイコンを表示出来、現在の設定とQuickSleepの実行を行う事が出来ます
  • Insomnia – Macをスリープさせずに起こしておく事が出来ます

もちろんこの他にも様々な機能が搭載されており、MacBookシリーズの液晶画面を閉じた時にどの様な挙動をさせるかを選択する事が出来ます。Windowsと異なり、Mac OS Xは標準でスリープやハイバネーションのきめ細かい設定を変更出来ないため、このAppを使うと色々変更する事が出来てバッテリーライフを最大限に延ばしたり、SSDの寿命を考慮してハイバネーションを避ける様な設定も出来ます。

設定画面のスクリーンショットも載せてみました。Sleep Modeの設定は従来とほぼ変わっていない様です。システム環境設定から独立してアプリになった為、Mac起動時(ログイン時)にSmartSleepをバックグラウンドで実行する設定などが増えています。

Menu ItemのおかげでMacBookシリーズ以外のデスクトップiMacやMacMiniでも好きなときにSleepやHibernateへ移行する事が出来て便利になりました。

気になる方はチェックしてみてください。

参考リンク:

SmartSleep – 作者のホームページ

SmartSleep – Mac App Store

Mac: Microsoft Office for Mac 2011, 30日無償評価版をインストールしてみた

MicrosoftがOffice for Mac 2011を無償で1ヶ月使える評価版がMicrosoftのWebサイトでリリースされたので早速試してみました。30日無償評価版は製品版と同じ全ての機能を試す事が出来ます。唯一製品版と異なるのは、一日一度Officeを起動する度にライセンスの購入するか、評価を継続するかを選択するウィンドウが表示される事くらい。ですから購入前に試してみたいという場合に最適です。インストール中のスクリーンキャプチャを残しておきましたので紹介してみます。

[30日無償評価版に登録してダウンロード]

まず、MicrosoftのWebページでメールアドレスと名前を登録する必要があります。無償評価版のインストール中にここで登録したメールアドレスが必要になります。それぞれの項目へ必要事項を入力、用途を選択して「登録してダウンロードへ」をクリックします。

次のページでOffice for Mac 2011をダウンロードします。サイズが大きいので安定した回線環境でダウンロードした方が効率的だと思います。

登録が完了した事を伝えるメールが届くはずなのでそれを確認しておきます。この登録が完了していないとインストール中のライセンス認証が完了しないので、最初の登録の際、正確にメールアドレスを入れておく必要があります。

[インストール]

ダウンロードが完了したら、インストーラーを起動して手順に沿ってインストールします。

途中でソフトウェア使用許諾契約の条件への同意を確認され、インストール先を確認し、インストールボタンをクリックすればOKです。

なお、Safariと共通で使用しているファイルが存在する為か、Safariが起動していると終了を促されますので、Safariを終了して続けます。

[初回起動時]

Office for Mac 2011に含まれるいずれかのアプリケーションを初めて起動すると、以下の様なウィンドウが表示されます。30日無償評価として使用するには一番下のアイコンをクリックします。

すると、ダウンロード前に登録したメールアドレスによるライセンス認証を促されます。この際Macがインターネットに接続されている必要があります。成功するとその旨がプロダクトIDと一緒に表示されます。

続けて名前や更新に関する設定、そしてカスタマーエクスペリエンス向上プログラムへの参加を行うか選択して完了です。

これでいつでも30日間好きなときにOffice for Mac 2011を30日間使う事が出来ます。

[いきなりのソフトウェアアップデート]

既にOffice 2011には2011年1月29日時点でバージョン14.0.2へのアップデートが公開されている為、更新プログラムを定期的にダウンロードする設定にした場合インストール完了直後にアップデートの適用を促されます。もう一度インストールの際と同じ様な手順になりますが、インストールボタンをクリックすると適用する事が出来ます。

[ファーストインプレッション]

ウチが一番気になっていたのがWindows版のOfficeで作成されたWordやExcelドキュメントの取り扱いでしたが、レイアウトやフォーマットはほぼオリジナルと同じ様に表示、編集できるので問題なさそうです。しかし、Windows版のExcelで作成されたSpreadsheetの一部で文字化けが発生していました。Windows版で開いたところ正常に表示されたので、一部の特殊文字などで互換性が保てない可能性がある様です。

今まではApple iWorkのPagesやNumbersでOfficeのファイルを扱っていましたが、オリジナルと見た目がかなり異なってしまうため修正が面倒でした。更にPagesとNumbersで作成したファイルをWindowsユーザーへ送る場合のPDFファイルへの変換など何かと面倒だったので、当面30日間は便利に使う事が出来そうです。

ちなみに、正式版を購入したい場合はMicrosoftのオンラインストアでライセンスのみを購入する事も出来ますが、Amazonではパッケージ版が定価より安く販売されています。

参考リンク:

Microsoft Office for Mac 2011 – 評価版ダウンロード

Microsoft Office for Mac Home and Student 2011-1 パック : 12174円 (11% OFF)

Microsoft Office for Mac Home and Business 2011-1 パック : 17281円 (22% OFF)

Microsoft Office for Mac Home and Student 2011 ファミリーパック : 13942円 (22% OFF)