Mac: Growlをアップデートするべきか….

ウチは持っている全てのMacにGrowlをインストールしているのですが、Lionが動作しているMac mini (Mid/2011) の画面に最近頻繁に「アップデートがあります。」の通知が表示される様になりました。

しばらく前にGrowlはVersion 1.3台になり、それと同時に有料アプリに移行。配布もMac App Storeからとなったのですが、今のところ特にVersion 1.2台で困っている事が無いためそのまま使い続けています。

2011年11月3日にVersion 1.3.1がMac App Storeに登場しており、この頃を境にデスクトップにデフォルトの通知スタイルでアップデートのお知らせが表示される様になった気がします。

さほど高額ではないので、いずれインストールしてみようと思いますが、V.1.3以降はMac OS X 1.7 Lionのみに対応。Mac App Storeが利用出来るSnow Leopardには対応していない様です。更にLeopardに至っては (Mac App Storeが使えないので当然ですが) 、Ver.1.2台を使い続ける必要があります。

Lionが動作しているMacのGrowlを旧バージョンからVersion 1.3以降へアップグレードする場合、旧バージョンを予めアンインストールする必要があるそうです。詳しくは こちらのページ で解説されています(英語ですが…)。

幸い古いバージョンは無料でGrowlのホージからダウンロード出来るので、Mac OS Xの各バージョンでGrowl通知を楽しめますが、Lion対応とともに突如有料とは、なんだか以前のiStat Menuの時の様です。

Lionであれ、Snow Leopardであれ、とにかくV.1.2台を使い続ける場合にバージョンアップの通知を表示しない様にする為には「システム環境設定」-「Growl」-「Growlについて」にある「自動的にアップデートを確認する」のチェックを外せばOKです。

参考リンク:

 

MobileMeからiCloudへの移行完了

今週、ようやくMobileMeからiCloudへの移行を完了しました。

先週末からメールのメールボックスを自前のMac OS X Serverへ移動したり、Lion以外のMac OS Xが動作しているMacへのカレンダーやアドレス帳の同期の事を少々考えたりしていましたが、水曜日にようやく移行を果たしました。

その時のスクリーンショットを並べてみます。移行作業はウィザード形式になっており、どのサービスがiCloudへ移行し、どのサービスはMobileMeのまま2012年6月31日まで継続されるか、そして移行後に利用出来なくなるサービスの説明が表示されます。次に利用出来るデバイスやバックアップに関する情報が表示され、最後に使用許諾に同意する事で後は自動的にデータの移動を行ってくれます。

移行作業が完了するとMac OS Xの画面には以下の表示が、iOS5がインストールされたiOSデバイスにはプッシュ通知で移行が完了した旨が表示されます。OKをクリック/タップすると自動的にシステム環境設定が切り替わりiCloudとMac / iOSデバイスが同期する様になります。メールもiCloudへ自動的に移行する為、自分で設定変更作業を行う必要がなくとても簡単でした。

移行そのものもとても簡単、iCloudに対応しているOSが動作しているデバイスであればMobileMeを利用していた頃と何ら変わらず使い続ける事が出来ました。iCloudになって新たに登場したフォトストリーム順調に動いていてとっても便利。従来はEye-Fiアプリを使ってMacへ写真を転送していた頃もありましたが、これからはフォトストリームの方が便利そうですね。これからはiOSのアップグレード時以外、iOSデバイスとMacをUSBケーブルで接続しなくてもiTunesとの同期とiPhotoへのファイル転送が完全にワイヤレスで出来て、大変便利になりました。

 

Lion以外ではiCloudがシームレスに使えないなんて….

いまだにMobileMeからiCloudへの移行を果たせていないわけですが、今一度iCloudのシステム条件を確認してみました。

iOSデバイスに関してはiOS 5が必須という事はよく分かっていたのですが、Mac OS Xに関してはLionのみ。LeopardのみならずSnow Leopardですらシームレスに使えず、メール、カレンダー、アドレス帳へはSafariか対応しているWebブラウザを利用する必要があるとの事です。

メインで使っているMacBook Airと新しいMac miniはLionが動作しているものの、日本に設置しているMac mini ServerとMac miniはSnow Leopard ServerとLeopard。MobileMeのサービスが終わってしまうとこれらのOSに搭載されているiCalやアドレス帳、メールはiCloudと同期することができなくなってしまいます。

Mac mini Serverは、ブログの運用等のサーバーアプリ目的で稼働しているので実害は無いのですが、friioでテレビ録画に使っているLeopard動作のMac miniは少々困りました。Lionのライセンスは購入しているのでアップグレード出来ない事も無いのですが、Macに正式対応していないfriioを無理矢理動かしている環境のOSをLionにアップグレードしてしまった場合、正常に動かない可能性が非常に高いという懸念があります。

しかし、friioの予約録画にはiCalのアラーム機能を使っており、このカレンダーをMobileMe経由で他のMacやiOSデバイスと同期する事で録画予約の状況がいつでも分かる様にしていました。その為、MobileMeの代わりとなるiCloudがLeopardのiCalから利用出来ないとなると些か不便。予約の成功や録画の開始はBoxcarを使ってiPhoneへ通知しているので確認出来るものの、それでも予約状況がこのMac miniにリモート接続しないと確認出来ないのは不便すぎます。

先日エントリーにしたONTVのサービス終了といい、iCloudへの移行といい、ウチのfriioテレビ録画環境が急速に危機的な状況に陥っている気がしてきました (^^;;

とりあえず、ONTVサービス終了の対策は自前でAppleScriptを作りiEPGファイルから予約出来る様に、そしてiCloudがLeopardに未対応の対策は録画予約カレンダーのみをGoogleカレンダーへ移行してみようと思います。

参考リンク:

Mac: LionでもMikuInstallerでWindowsアプリを実行 – とりあえず動いた!

以前、Leopardが動作しているMac上でWindowsアプリを直接実行する為にMikuInstallerを用いてWineを導入しました。

そういえば最近リリースされ、ウチのMacBook AirにもインストールしたMac OS X Lion上でも動くのだろうか…と思い試してみました。

前回同様、MikuInstallerのWebサイトからdmgファイルをダウンロード。2008年から更新されていない様子なので、「version 20080803; LGPL」のバージョンをダウンロード。

ダウンロードしたdmgファイルをダブルクリックして開き、MikuInstallerのアプリケーションアイコンをアプリケーションフォルダへのエイリアスへドラッグ&ドロップします。これによってMikuInstallerがシステム上にインストールされ、以降はWindowsアプリの.exeファイルをダブルクリックする事でWine上で実行される様になります。

さて、準備が整ったので試しにGPSロガーのデータを処理する「轍」というWindowsアプリが実行出来るか試してみることにしました。轍を提供している「サイクル紀行」さんのWebサイトからアプリのZIPファイルをダウンロードし、適当なフォルダ(アプリケーションフォルダなど)にコピー。後は実行可能ファイル (exeファイル) をダブルクリックするだけです。見ての通り、.exeファイルのアイコンがMikuInstallerのアイコンで表示されている事も分かります。

ウチのMacBook AirはX11がインストールされているMac OS X Snow LeopardからMac OS X Lionへアップグレードしたので、X11がインストールされている前提でここまで進めていました。Wineが動作する為にはX11が必須の為、X11が動作しているLion上にインストールされていないと正常に動作しないと思われます。もしかしたらLionへのアップグレードでX11が削除されてしまっていると動作しない可能性が否定出来ません。

X11がシステムにインストールされているかどうかはFinderの「移動」メニューから「フォルダへ移動」を選択し、フォルダの場所として「/usr/X11」を指定してその場所へ移動する事が出来るかどうかで確認出来ます。無事、ウチのMacBook Air環境にはX11がインストールされている事が確認出来ました。LionがフレッシュインストールされているMac miniでも/usr/X11フォルダにファイルが存在している事から、LionではデフォルトでX11がインストールされている様です。

さて、Windowsアプリの.exeファイルをダブルクリックすると初回はMikuInstallerが設定を行う為、アプリが実際に動作するまでしばらく時間がかかります。二回目以降は初回より早く動作しますので、ハードウェアのパフォーマンスにもよると思いますがそれなりに快適に動作します。

ひとまずWadachiしか試していませんが、LionでもMikuInstallerを使ってWine上でWindowsアプリが動作する事を確認出来ました。当然、アプリの要件によっては動作しないものもありますが、追加コストゼロでMac OS X上でWindowsアプリを動作させる環境としては便利ですね。

なお、初めてMikuInstallerを動かした際、helpdプロセスがしばらくCPUとメモリを占有する現象が発生する様です。しばらく放っておくと落ち着くので無理にプロセスを強制終了せず、待った方が良さそうです。

参考リンク:

MikuInstaller

 

 

Mac: Mac OS X Lion USBメモリ版 登場

CEOが辞任してしまってチョット残念なニュースがあったAppleネタですが、Mac OS X LionのUSBメモリ版がApple Storeに登場しています。

普通にAppleロゴの入ったUSBメモリも発売してくれ…という気もしますが、従来はMac App Storeからのオンライン購入のみであったMac OS X Lionが物理的にも手に入る様になった格好です。

価格は6200円と、App Storeで購入する場合の2600円と比して2倍以上。メモリそのもの、パッケージ、生産と輸送を考えると割高になるのは理解出来ます。

ところで、これを使えばMac OS X Leopard (Snow Leopardでは無くて) やより古いバージョンのOSからLionへアップグレード出来るのでしょうか。

Apple Storeの仕様に記載されているシステム条件は以下のとおり。

 

この条件を見る限りはSnow Leopard V10.6.6以降がインストールされているMacで無いとダメな様です。

以前別のエントリーでLeopardからのアップグレードに関しても記載しましたが、やっぱりSnow LeopardをAmazon等から安く入手してアップグレードするしか無いのでしょうか…。

参考リンク:

OS X Lion USBメモリ版 – Apple Store

Mac: OS X Lion リリース – Logon Blog

Mac: LeopardからLionへのアップグレード…. – Logon Blog

Mac OS X 10.6 Snow Leopard – Amazon.co.jp : 2800円

 

*価格等の情報は2011年8月25日現在のものです。

Mac: LionでもTime Machineのバックアップ間隔も調整しちゃう。

以前ウチのブログでMac OS X Snow LeopardとMac OS X LeopardのシステムでTime Machineのバックアップ間隔をデフォルトの1時間毎から指定した秒数に変更する方法を紹介しましたが、Mac OS X Lionがリリースされたので同じ方法が使えるか試してみました。

結果、全く同じ方法で本来1時間毎のTime Machineバックアップ間隔を好きな秒数に変更出来る事が分かりました。

なお、前回紹介した通り「バックアップ間隔を14400秒毎に変更するコマンド」は以下の通り。

sudo defaults write /System/Library/LaunchDaemons/com.apple.backupd-auto StartInterval -int 14400

そして、「現在のバックアップ間隔を確認するコマンド」は次の通り。

sudo defaults read /System/Library/LaunchDaemons/com.apple.backupd-auto StartInterval

詳しくは以前公開したエントリーをどうぞ。

参考リンク: Mac: Time Machineのバックアップ間隔を変更する – Logon Blog

Mac: Leopardでソフトウェア・アップデートを適用したらUSB外付けHDDが…

今日(2011年8月6日)、久しぶりに日本に設置してファイル転送等に使っているMac miniのメンテナンスをしようと思い、シンガポールから画面共有で接続して作業をしていました。不要になったファイルの削除を済ませて、随分長い間ソフトウェア・アップデートを行っていなかったので普段通り適用可能な全てのアップデートをインストールしました。

iTunesやSafariのアップデートがあったためLeopardの再起動が必要でしたが、Mac OS Xの画面共有を用いてリモートからOSの再起動が必要なソフトウェア・アップデートを実行してもインストールの状況を見る事が出来るので安心して進めました。いつもの様にソフトウェア・アップデートは問題なく完了し、これで最新の状態になりメンテナンスもおしまい…と思ったのですが。

なんとUSB接続の外付けハードディスクが認識されなくなってしまいました。適用したアップデートはJava for Mac OS X, iTunes, Quck Timeとあと一つ。最後の一つは思い出せないのですが、とにかくソフトウェア・アップデートの影響か、それともシステムを再起動した事が影響して外付けディスクが見えなくなってしまいました。

ディスクユーティリティを用いると、USBにデバイスが繋がっている様子は確認出来ているのですが、そこにあるはずの1.5TBのパーティションが見えません。ディスクユーティリティでは「フォーマットされていません」という事になっています。当然、今まで使っていて多くのデータを読み書きしていたのでフォーマットされていない訳が無いのですが…。本体が設置されている実家に連絡してUSBケーブルの抜き差しや外付けディスクの電源OFF/ON、最悪の場合はもう一台のサーバーに接続して検証してみようと思います。