Lion以外ではiCloudがシームレスに使えないなんて….

いまだにMobileMeからiCloudへの移行を果たせていないわけですが、今一度iCloudのシステム条件を確認してみました。

iOSデバイスに関してはiOS 5が必須という事はよく分かっていたのですが、Mac OS Xに関してはLionのみ。LeopardのみならずSnow Leopardですらシームレスに使えず、メール、カレンダー、アドレス帳へはSafariか対応しているWebブラウザを利用する必要があるとの事です。

メインで使っているMacBook Airと新しいMac miniはLionが動作しているものの、日本に設置しているMac mini ServerとMac miniはSnow Leopard ServerとLeopard。MobileMeのサービスが終わってしまうとこれらのOSに搭載されているiCalやアドレス帳、メールはiCloudと同期することができなくなってしまいます。

Mac mini Serverは、ブログの運用等のサーバーアプリ目的で稼働しているので実害は無いのですが、friioでテレビ録画に使っているLeopard動作のMac miniは少々困りました。Lionのライセンスは購入しているのでアップグレード出来ない事も無いのですが、Macに正式対応していないfriioを無理矢理動かしている環境のOSをLionにアップグレードしてしまった場合、正常に動かない可能性が非常に高いという懸念があります。

しかし、friioの予約録画にはiCalのアラーム機能を使っており、このカレンダーをMobileMe経由で他のMacやiOSデバイスと同期する事で録画予約の状況がいつでも分かる様にしていました。その為、MobileMeの代わりとなるiCloudがLeopardのiCalから利用出来ないとなると些か不便。予約の成功や録画の開始はBoxcarを使ってiPhoneへ通知しているので確認出来るものの、それでも予約状況がこのMac miniにリモート接続しないと確認出来ないのは不便すぎます。

先日エントリーにしたONTVのサービス終了といい、iCloudへの移行といい、ウチのfriioテレビ録画環境が急速に危機的な状況に陥っている気がしてきました (^^;;

とりあえず、ONTVサービス終了の対策は自前でAppleScriptを作りiEPGファイルから予約出来る様に、そしてiCloudがLeopardに未対応の対策は録画予約カレンダーのみをGoogleカレンダーへ移行してみようと思います。

参考リンク:

Mac: サーバー管理ツール Version 10.6.8

昨日リリースされているMac OS X Snow Leopard 10.6.8と同時に、Mac OS X Serverをリモート管理する為のツール群「サーバ管理ツール」もバージョンアップして Version 10.6.8になっています。

Snow Leopardを10.6.8へバージョンアップした後にソフトウェア・アップデートで確認するとインストール出来る様になります。適用に際してMac OS Xの再起動は不要です。

変更内容は以下のとおり。

サーバ管理ツールアップデートは、Snow Leopard Server のリモート管理者に推奨されます。このアップデートには、以下の項目の最新リリースが含まれています:

  • iCal サーバユーティリティ
  • Podcast Composer
  • サーバ管理
  • サーバモニタ
  • サーバ環境設定
  • システムイメージユーティリティ
  • ワークグループマネージャ
  • Xgrid Admin

Mac: Mac OS X 10.6.8 リリース

2011年6月24日、AppleよりMac OS X 10.6 – Snow Leopard – の最新版となるバージョン10.6.8がリリースされています。クライアント向けとサーバー向けそれぞれリリースされており、変更内容が異なっています。

適用はソフトウェア・アップデートから可能ですが、Mac OS Xの再起動が必要です。またはAppleのサポートページからアップデーターのみをダウンロードする事も可能です。

Snow Leopard (workstation) 向けの10.6.8における変更内容は以下の通り。

10.6.8 アップデートは Mac OS X Snow Leopard を使用するすべてのユーザに推奨されます。Mac の安定性、互換性、およびセキュリティを拡張するために、以下の点を含めてオペレーティングシステムの全体的な問題が解決されます:

  • Mac OS X Lion へのアップグレードを Mac App Store からできるようになります
  • プレビューが突然終了する問題が解決されます
  • IPv6 のサポートが改善されます
  • VPN の信頼性が向上します
  • Mac Defender の既知の変種を識別して取り除きます

また、Snow Leopard Server向けの10.6.8における変更内容は以下の通り。

10.6.8 アップデートを Snow Leopard Server を実行しているすべてのサーバに推奨します。このアップデートでは、一般的なオペレーションシステムに関する問題のほかに、以下の問題が修正されています:

  • Firefox または Internet Explorer ブラウザから Wiki ページでビデオを表示するときに、正しく表示されます
  • Time Machine で共有ポイントを使用するときの信頼性が向上します
  • 休暇メール通知の信頼性が向上します
  • iCal サーバでの各国語の文字エンコーディング処理の信頼性が向上します
  • iOS デバイスから iCal サーバにアクセスするときの認証サポートが向上します
  • ソフトウェア・アップデート・サーバでの以前のアップデートを正しく有効にできます
  • ソフトウェア・アップデート・サーバをカスケードするときの信頼性が向上します

クライアント向けはMac App StoreによるLionへのバージョンアップ対応や、Mac Defender対策など重要な変更が沢山ですね。サーバー向けの変更内容にLionサーバーへのバージョンアップに関する記述が無い事が少し気になりますが…。

参考リンク:

* 統合アップデートは、10.6 〜 10.6.7 のいずれかを10.6.8へ、統合のつかないアップデートは10.6.7からのみです。

Mac: ソフトウェアアップデート Security Update 2011-003 (Snow Leopard)

2011年6月1日、AppleからSecurity Update 2011-003がリリースされています。適用対象はMac OS X Snow Leopardとサーバー版のSnow Leopard Server。
ソフトウェアアップデートから適用か、アップデートのみを以下の参考リンクからダウンロードする事が出来ます。
参考リンク: Security Update 2011-003 (Snow Leopard)

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Mac: Time Machineのバックアップ間隔を変更する

Mac OS X Leopardから搭載されたバックアップの仕組み「Time Machine」。

OS標準機能として、USBやFirewireもしくはネットワーク上のディスク領域に自動的にバックアップを生成してくれる便利な機能で、ウチも所有している全てのMacで使っています。

ラップトップマシンの場合は使う時だけ電源を入れて、使い終わったら電源を切るというスタイルなので、1時間に1度のバックアップはちょうど良い間隔なのですが、24時間動きっぱなしのサーバーの場合少し頻度が高い様に感じていました。

特にサーバーとして稼働させているMacのバックアップ先がネットワーク上のディスク領域の為、1時間に1度必ずネットワーク越しに差分を見つけ出すためのデータのやり取りが発生します。バックアップ先のディスク領域も別のMacにUSB接続された外付けHDDのため、相手側のMacもネットワークとUSBが1時間毎に忙しいことになります。

特に実害はないのですが、Mac OS X Serverのサーバー管理でCPUとネットワークスループットのグラフを見た時に忙しそうに見えた為、もう少しバックアップ間隔を長く出来ないか調べてみました。その結果、defaultsコマンドを用いて設定を書き込む事でTime Machineのバックアップ間隔を好きな秒数に設定できる事が分かりました。

ターミナル (アプリケーション – ユーティリティ – ターミナル) を開き、以下のコマンドを実行します。環境によってパスワードを入力を求められるので、ログインしているユーザーのパスワードを入力します。

sudo defaults write /System/Library/LaunchDaemons/com.apple.backupd-auto StartInterval -int 14400

このコマンドによって、/System/Library/LaunchDaemons/com.apple.backupd-auto.plist 設定ファイル内に「StartInterval」という設定項目を書き込み、その値として「14400」秒 (4時間) を設定します。

つまり標準ではこの14400の個所が3600秒 (1時間)となっており、この数値を変化させる事でTime Machineがバックアップを作る間隔を変更する事が出来ます。

今の設定を読み出すには次のコマンドを用いる事が出来ます。

sudo defaults read /System/Library/LaunchDaemons/com.apple.backupd-auto StartInterval

これら2つを実行した時のターミナルのスクリーンキャプチャです。

ソフトウェアアップデート: Mac OS X Server 10.6.5

先日リリースされたMac OS X Server 10.6.5に対して2010年11月16日、さらにパッチアップがされています。

サーバ管理やコンソールのソフトウェアアップデートを見てもバージョンは10.6.5のままの表記ですが、V.10.6.5を適用済みのMac OS X Serverでもバージョンアップを促されます。

サイズも2010年11月11日のリリース時と同じ位あります。適用はサーバ管理のアップデートもしくは、ソフトウェア・アップデートで。適用時にOSの再起動が必要です。

参考リンク:

ソフトウェアアップデート: サーバ管理ツール Version 10.6.5

Snow Leopard Serverを管理する為のサーバ管理ツールがインストールされたMacのOSを10.6.4から10.6.5へアップデートしたところ、サーバ管理ツールのバージョンアップを促されました。

Snow Leopard Serverが10.6.5にバージョンアップする事に伴う変更なのかもしれませんが、管理ツールに含まれる色々なアプリケーションがバージョンアップしている様です。

適用はソフトウェア・アップデートから。OSの再起動は必要ありません。

サーバー管理ツールアップデートは、Snow Leopard Server の遠隔管理に推奨します。このアップデートには、以下のアプリケーションの最新リリースが含まれています:

  • iCal サーバユーティリティ
  • Podcast Composer
  • サーバ管理
  • サーバモニタ
  • サーバ環境設定
  • システムイメージユーティリティ
  • ワークグループマネージャ
  • Xgrid Admin