Mac: Safari – Version 5.1.5 Release

AppleよりSafariのバージョン5.1.5がリリースされています。

Mac OS X Lion上での変更内容は以下のとおり。

Safari 5.1.5 では、Safari を 32 ビットモードで実行している場合に Web サイトの操作性に影響を及ぼす可能性がある問題が修正されています。

また、Snow Leopard上では次の問題も修正されています。

Mac OS X Server v10.6.8 のソフトウェア・アップデートの安定性に影響を及ぼす可能性がある問題を修正

ダウンロード及びインストールはソフトウェア・アップデートから。適用に際してSafariを終了しておく必要がありますが、Mac OS Xの再起動は不要です。

アップル・サポート・サイトからの個別ダウンロードはこちらから。

Mac: プレビューでパスワード保護付きのPDFを開くと…

若干驚く画面ですね。まるで前の世代のWindows OS向けのセキュリティソフトがウィルスを検出したときの様。

でもこれはMac OS X Lionのプレビューアプリでパスワード保護されているPDFファイルを開いたときの画面。

ウチがシンガポールで利用しているCITIBANKのクレジットカードは、毎月の請求額が決まるとメールで明細を送ってきてくれますが、これがパスワード保護されている為に、毎月MacBook Airで開く度にこの画面でちょっと驚きます。

Snow Leopardのプレビューがこの画面だったかはあまり記憶に無いのですが、それにしてもキツい色です。

ところで、iPad/iPhoneなどのiOSデバイス標準のMail Appで同じパスワード保護付きのPDFファイルを受信した際、iOS 4まではパスワード入力画面が表示されず開く事が出来ませんでしたが、iOS 5になってからはパスワードの入力を促され正常に開く事が出来る様になっています。便利になりましたね。

Mac: Growlをアップデートするべきか….

ウチは持っている全てのMacにGrowlをインストールしているのですが、Lionが動作しているMac mini (Mid/2011) の画面に最近頻繁に「アップデートがあります。」の通知が表示される様になりました。

しばらく前にGrowlはVersion 1.3台になり、それと同時に有料アプリに移行。配布もMac App Storeからとなったのですが、今のところ特にVersion 1.2台で困っている事が無いためそのまま使い続けています。

2011年11月3日にVersion 1.3.1がMac App Storeに登場しており、この頃を境にデスクトップにデフォルトの通知スタイルでアップデートのお知らせが表示される様になった気がします。

さほど高額ではないので、いずれインストールしてみようと思いますが、V.1.3以降はMac OS X 1.7 Lionのみに対応。Mac App Storeが利用出来るSnow Leopardには対応していない様です。更にLeopardに至っては (Mac App Storeが使えないので当然ですが) 、Ver.1.2台を使い続ける必要があります。

Lionが動作しているMacのGrowlを旧バージョンからVersion 1.3以降へアップグレードする場合、旧バージョンを予めアンインストールする必要があるそうです。詳しくは こちらのページ で解説されています(英語ですが…)。

幸い古いバージョンは無料でGrowlのホージからダウンロード出来るので、Mac OS Xの各バージョンでGrowl通知を楽しめますが、Lion対応とともに突如有料とは、なんだか以前のiStat Menuの時の様です。

Lionであれ、Snow Leopardであれ、とにかくV.1.2台を使い続ける場合にバージョンアップの通知を表示しない様にする為には「システム環境設定」-「Growl」-「Growlについて」にある「自動的にアップデートを確認する」のチェックを外せばOKです。

参考リンク:

 

ソフトウェアアップデート: iPhoto 9.2

既にリリースされ、アップデート配信がされているiPhotoバージョン9.2。

iCloudのフォトストリームを利用する為に必須のアップデートなのですが、アップデートの配信方法が不思議な事になっています。

Snow Leopardの頃にiLife ’11をインストールしたMacBook Air。その後にLionへアップグレードしたわけですが、このMacBook Airの場合は「ソフトウェア・アップデート」にiPhotoアップデートが表示されました。

これに対して最初からLionがインストールされた状態で入手したMac miniは、最初からiLife ’11も入っていたわけですが、こちらはMac App Storeからのバージョンアップでした。

何故、どちらかに統一されていないのか気になりますが、何れにしてもどちらも無事にアップグレードする事が出来ました。

ちなみに、「ソフトウェア・アップデート」と「Mac App Store」以外にもAppleのWebサイトのこちらのページからアップデートをダウンロードする事が出来ます。

変更内容は次の通りです。

iPhoto 9.2 アップデート

iPhoto 9.2 は iCloud および iOS 5 との互換性に対応しています。このアップデートでは、安定性、パフォーマンス、および互換性に関する以下のような小さな問題が解決されます:

  • 1 枚表示モード時に左右のスワイプジェスチャを使って写真間を移動できるようになりました
  • 以前に読み込んだ写真が読み込みウインドウの別セクションに表示されるようになりました
  • ブック/カレンダーのテーマとカードのカテゴリが回転表示のポップアップメニューで選択できるようになりました
  • ブックの一部のページが正しくプリントされない問題が解決されます
  • ライブラリを再構築したときに保存済みのスライドショーとブックが正しく保持されるようになりました

このアップデートは iPhoto ’11 のすべてのユーザに推奨されます。

参考リンク: iPhoto 9.2 – Apple

Lion以外ではiCloudがシームレスに使えないなんて….

いまだにMobileMeからiCloudへの移行を果たせていないわけですが、今一度iCloudのシステム条件を確認してみました。

iOSデバイスに関してはiOS 5が必須という事はよく分かっていたのですが、Mac OS Xに関してはLionのみ。LeopardのみならずSnow Leopardですらシームレスに使えず、メール、カレンダー、アドレス帳へはSafariか対応しているWebブラウザを利用する必要があるとの事です。

メインで使っているMacBook Airと新しいMac miniはLionが動作しているものの、日本に設置しているMac mini ServerとMac miniはSnow Leopard ServerとLeopard。MobileMeのサービスが終わってしまうとこれらのOSに搭載されているiCalやアドレス帳、メールはiCloudと同期することができなくなってしまいます。

Mac mini Serverは、ブログの運用等のサーバーアプリ目的で稼働しているので実害は無いのですが、friioでテレビ録画に使っているLeopard動作のMac miniは少々困りました。Lionのライセンスは購入しているのでアップグレード出来ない事も無いのですが、Macに正式対応していないfriioを無理矢理動かしている環境のOSをLionにアップグレードしてしまった場合、正常に動かない可能性が非常に高いという懸念があります。

しかし、friioの予約録画にはiCalのアラーム機能を使っており、このカレンダーをMobileMe経由で他のMacやiOSデバイスと同期する事で録画予約の状況がいつでも分かる様にしていました。その為、MobileMeの代わりとなるiCloudがLeopardのiCalから利用出来ないとなると些か不便。予約の成功や録画の開始はBoxcarを使ってiPhoneへ通知しているので確認出来るものの、それでも予約状況がこのMac miniにリモート接続しないと確認出来ないのは不便すぎます。

先日エントリーにしたONTVのサービス終了といい、iCloudへの移行といい、ウチのfriioテレビ録画環境が急速に危機的な状況に陥っている気がしてきました (^^;;

とりあえず、ONTVサービス終了の対策は自前でAppleScriptを作りiEPGファイルから予約出来る様に、そしてiCloudがLeopardに未対応の対策は録画予約カレンダーのみをGoogleカレンダーへ移行してみようと思います。

参考リンク:

ソフトウェアアップデート: Mac OS X – Security Update 2011-005

2011年9月10日、Mac OS X Snow LeopardとLion向けに「Security Update 2011-005」がリリースされています。

適用はソフトウェア・アップデートから可能です。インストールにはMac OS Xの再起動が必要です。

特に詳しい変更内容は記載されておらず、Mac OS Xのセキュリティが向上するとのことです。

 

Mac: LionでもMikuInstallerでWindowsアプリを実行 – とりあえず動いた!

以前、Leopardが動作しているMac上でWindowsアプリを直接実行する為にMikuInstallerを用いてWineを導入しました。

そういえば最近リリースされ、ウチのMacBook AirにもインストールしたMac OS X Lion上でも動くのだろうか…と思い試してみました。

前回同様、MikuInstallerのWebサイトからdmgファイルをダウンロード。2008年から更新されていない様子なので、「version 20080803; LGPL」のバージョンをダウンロード。

ダウンロードしたdmgファイルをダブルクリックして開き、MikuInstallerのアプリケーションアイコンをアプリケーションフォルダへのエイリアスへドラッグ&ドロップします。これによってMikuInstallerがシステム上にインストールされ、以降はWindowsアプリの.exeファイルをダブルクリックする事でWine上で実行される様になります。

さて、準備が整ったので試しにGPSロガーのデータを処理する「轍」というWindowsアプリが実行出来るか試してみることにしました。轍を提供している「サイクル紀行」さんのWebサイトからアプリのZIPファイルをダウンロードし、適当なフォルダ(アプリケーションフォルダなど)にコピー。後は実行可能ファイル (exeファイル) をダブルクリックするだけです。見ての通り、.exeファイルのアイコンがMikuInstallerのアイコンで表示されている事も分かります。

ウチのMacBook AirはX11がインストールされているMac OS X Snow LeopardからMac OS X Lionへアップグレードしたので、X11がインストールされている前提でここまで進めていました。Wineが動作する為にはX11が必須の為、X11が動作しているLion上にインストールされていないと正常に動作しないと思われます。もしかしたらLionへのアップグレードでX11が削除されてしまっていると動作しない可能性が否定出来ません。

X11がシステムにインストールされているかどうかはFinderの「移動」メニューから「フォルダへ移動」を選択し、フォルダの場所として「/usr/X11」を指定してその場所へ移動する事が出来るかどうかで確認出来ます。無事、ウチのMacBook Air環境にはX11がインストールされている事が確認出来ました。LionがフレッシュインストールされているMac miniでも/usr/X11フォルダにファイルが存在している事から、LionではデフォルトでX11がインストールされている様です。

さて、Windowsアプリの.exeファイルをダブルクリックすると初回はMikuInstallerが設定を行う為、アプリが実際に動作するまでしばらく時間がかかります。二回目以降は初回より早く動作しますので、ハードウェアのパフォーマンスにもよると思いますがそれなりに快適に動作します。

ひとまずWadachiしか試していませんが、LionでもMikuInstallerを使ってWine上でWindowsアプリが動作する事を確認出来ました。当然、アプリの要件によっては動作しないものもありますが、追加コストゼロでMac OS X上でWindowsアプリを動作させる環境としては便利ですね。

なお、初めてMikuInstallerを動かした際、helpdプロセスがしばらくCPUとメモリを占有する現象が発生する様です。しばらく放っておくと落ち着くので無理にプロセスを強制終了せず、待った方が良さそうです。

参考リンク:

MikuInstaller