Mac: The rEFIt Projectを使って起動時にOSを選択するメニューを表示

AppleがWWDC2012で2012年6月11日(シンガポール、日本では6月12日未明)に新しいMacBook Air、MacBook ProやMac Pro、iOS等々を発表したばかりですが、ウチは故障の為に4月に買い替えたMacBook Airを使い続けています。まあ、まだ購入して2ヶ月なので当然と言えば当然ですが。MacBook AirにもRetinaディスプレイが搭載されるかと思いつつ、WWDC2012でMacBook AirにはRetinaディスプレイ搭載モデルは登場しなかったので、ある意味「ガッカリ感」は最小限に済んだ気がします。 (^^;;

さて、そのMacBook AirにはBoot Campを使ってWindows 7もインストールしてあるのですが、Mac OS XとWindows 7を切り替える為にはその都度System PreferencesのStartup DiskでWindowsがインストールされているパーティションで起動する様に設定したり、WindowsのBoot CampツールアイコンでMac OS Xで再起動するといった操作が必要な為、若干煩わしさを感じていました。

そこで見つけたのが「The rEFIt Project」。このrEFItをダウンロードしてインストール、有効化するとMacの電源投入時、もしくは再起動時、Appleのロゴが画面に表示される前に自動的にどのパーティションから起動するかを選択するメニューが表示される様になります。デフォルトではMac OS Xが選択される様になっており、選択を変更しないと一定秒数でタイムアウトになりMac OS Xの起動に進みます。無論、タイムアウト前にカーソルキーを使って選択を変えるとそのOSでの起動に進みます。

さらに、起動時にUSBインタフェースにUSBメモリやHDDなど、外部ストレージを選択しておくとそれも自動的に起動メニューに表示されます。予め起動可能な状態のHDD、USBメモリを用意しておけば一時的にそのパーティションから起動するのも簡単そうです。

ダウンロードはこちらの「The rEFIt Project」のページから。

インストールはダウンロードしたファイルをマウントして「rEFIt.mpkg」をダブルクリックです。

最後にrEFItの有効化ですが、Terminalを起動して以下の様に入力、パスワードを聞かれたらMac OS Xのパスワードを入力します。

cd /efi/refit
./enable.sh

Boot Campを使ってMac OS XとWindowsを両方使われている方の参考になれば幸いです。

LogitechのWireless Presenterを買ってみました。

2012年6月上旬の物欲番長レポート (^^;;

Logitech(日本ではロジクール)のワイヤレス・プレゼンターを購入してみました。職場でプレゼンテーションをする際にレーザーポインターも無く些か不便だったので、レーザーポインターを探していたのですが、いっその事ワイヤレス・プレゼンテーターの方が便利なのでは…という結論に至り購入してみました。

モデルはLogitechのWireless Presenter R400。上位のR800は液晶画面が搭載されていたり、より多くの機能があるようですが、流石に毎日使うデバイスではないので下位モデルのR400にしてみました。

 

このガジェットはUSBレシーバが付属していて、これをWindows PCに接続する事でPowerPointのスライドをめくったり、PDFのページを送ったり、色々なアプリケーションで「次」「前」に相当する操作が出来ます。PowerPointの場合は画面表示をOFFにする(真っ黒の画面にする)事もでき、プレゼンの途中で画面を一度消して商品の説明をしたい場合等に使えそうです。

そしてもちろんレーザーポインターも内蔵されているので格段に説明しやすくなりました。

 

日本のAmazonではR800のみが販売されていますので興味のある方はいかがでしょう。それにしても、この商品の「よく一緒に購入されている商品」が「KOKUYO サシ-2 指示棒」というのが不思議ですね。

参考リンク:

Google: Google Drive – 5GB Freeで登場

少し反応が遅くなってしまいましたが、GoogleのクラウドストレージサービスGoogle Driveが登場しましたね。

アカウント毎に展開でしょうか、それとも国や地域毎に展開でしょうか。ウチのGoogleアカウントでGoogle Driveのページにアクセスしても有効化する事は出来ず、準備が完了したらお知らせしてもらえるボタンのみが表示されました。

ウチはDropboxを利用しているので活発に使わない気がするのですが折角5GB容量まで無料なので、利用できる様になったら試してみようと思います。

Google Driveのクライアントは

  • PC and Mac
  • iPhone and iPad (coming soon)
  • Android devices

向けに登場、または登場予定になっています。Androidデバイス向けのアプリは既にPlay Storeから入手可能です。が、Google Driveのページ(上記)にもある通り、iPhoneとiPad用アプリは近日登場となっています。

前述の通り、サービスには5GBの無料ストレージが含まれており、追加容量の追加料金は以下の通りとなっています。

Storage Monthly Rate
25 GB $2.49
100 GB $4.99
200 GB $9.99
400 GB $19.99
1 TB $49.99
2 TB $99.99
4 TB $199.99
8 TB $399.99
16 TB $799.99

追加で25GB、合計30GBで月額$2.49であればそれほど高くは感じませんね。さらにgmailの容量についても今回のGoogle Drive発表で10GBまで無料提供となり、上記いずれかの追加容量を購入するとgmailの容量が25GBに無償でアップグレードされるそうです。

参考リンク: Google Drive

Mac: やっぱりUSBポートが複数あると便利 (MacBook Air)

ウチの新しいガジェット、MacBook Air (Mid/2011)。

今まで使っていたMacBook Air (Mid/2009)と比べるとハードウェア面で改善されており、パフォーマンス以外にもSDカードスロットの搭載など便利になったのですが、もう一つ便利に感じたのが「USBポートが2つ搭載されている」という事。

時々Windows OS環境を利用するので、今まではParallelsを使って仮想マシンを作りWindows OSをインストールしていたのですが、ライセンスを所有しているParallels 5がLionに対応していない為(今後も対応する予定はないそうです)、AppleのBootCampを使う事にしました。

BootCampを使ってWindows OSをインストールする場合、ウィザードがBootCamp用のドライバをUSBメモリに保存してくれ、さらにWindows OS用のパーティションを作った後にApple MacBook Air SuperDriveをUSBポートに接続してWindows OSのDVD-ROMを入れてインストールを続行する必要があります。実際にはWindows OSインストール中にはUSBメモリーは必要ないので、USBに接続する機器を繋ぎかえてもよいのですがUSBポートが2つあると必要なデバイスをつなげっぱなしで一気にインストールを完了する事が出来ました。

Mid/2009のMacBook Airはスリムさとシンプルさを追求したのか、IOポート類が極端に割愛されていた為に場合によって不便でしたが、このMid/2011は本体は薄いままでポート類が増えて便利になりました。

参考リンク:

Win: Adobe Flash Player 11.2

昨日 (2012年4月1日) はMac OS X、今日 (2012年4月2日) はWindowsでAdobe Flash Playerのバージョン11.2へのアップグレードを促され、いずれも適用しました。

Mac OS Xの場合は特にインストール後に質問はなかったのですが、Windowsの場合はスクリーンショットの様な質問が表示されました。

Adobe Flashのアップデートは不定期に突然適用を促されるメッセージが表示されて面倒だったので、今後は自動的に適用されるのであれば楽になりそうですね。

Win: SyncToyについて続き。スクリーンショットとかタスクスケジューラーの設定とか。

先日紹介したSyncToy 2.1。二つのフォルダを同期するのにとっても便利で、xcopyやrobocopyに比べて使いやすいので使い始めて数日ですがとても気に入っています。

折角なので設定方法のスクリーンショットや、定期的に動作させるためのタスク・スケジューラーの設定画面のスクリーンショットを紹介してみます。

[SyncToy 2.1]

インストールした直後はこの様な画面で起動します。

一つも同期させるフォルダのペアが存在していないので、まず作成します。その設定は以下の様なウィザード方式で行えます。まず同期させるフォルダを選択、そして同期の方法を選択します。最後にこの同期に対する名前を付けて完了。

同期方法の Synchronize は双方のフォルダが最新になる様に同期、Echoは左のフォルダで発生した変更を右側に適用、Contribute は左のフォルダでのアイテムの新規作成と名前の変更は右側に適用されるが、削除は適用されない、といった方法になります。

  

 

こうして新しい同期設定を行うとSyncToyのメイン画面が変化し、同期処理を行う事が出来る様になります。複数の設定がされていれば左側にそのリストが表示されるので実行する同期を選択、後は右下の「Run」ボタンを押せば同期が実行されます。

 

[SyncToyコマンド]

SyncToyがインストールされたフォルダ (c:\Program Files\SyncToy 2.1には「synctoycmd.exe」というプログラムがインストールされます。これはコマンドプロンプトで予め設定されている同期を実行する為のもので、 -? (もしくは/?) 引数を与えて実行すると使い方が表示されます。

特定の同期設定を実行する場合は「/R “同期設定名”」、全ての同期設定を実行する場合は 「/R」である事が分かります。試しに実行してみるとその同設定の概要と実行結果が返ってきます。

 

[Task Schedulerを使ったSyncToyの自動実行]

ということで、同期の設定が終わりsynctoycmd.exeの使い方が分かったので、Windows標準のタスク・スケジューラでSyncToyを自動的に実行し、フォルダの同期が定期的に自動的に行われる様にしてみます。

タスク・スケジューラを開き、新しいタスクの追加を行います。タスク名は適当に分かりやすく、実行するユーザーを指定する必要があればこの画面で設定です。サーバー等で動作させる場合はユーザーがログインしていなくても動作させる場合にはしかるべき設定をします。この画面の設定ではユーザーがログインしていない時にもタスクを実行させる様にしています。

トリガーのタブではどういうタイミングでSyncToyを実行するかを設定します。常時というのは不可能なので、1日毎に実行し、且つ実行開始から15分間隔で動作させる設定にしてみます。SettingsでDailyを選択し1日毎に設定。そしてAdvanced settingsのRepeat task everyの項目にチェックを入れて実行する間隔とその期間を1日にしておきます。こうする事で、毎日指定した時間に実行を開始してそれから15分間隔で連続して実行される様になります。

 

アクションのタブでは実行するコマンドを設定します。前述のコマンドプロンプトでSyncToyを実行するsynctoycmd.exeに対して「-R “TEST1″」という引数を与えて実行する場合の画面が次の例です。複数の同期設定があり、全てを実行する場合は引数を「-R」にすればOK。

 

後は残りのタブに対して適宜設定してOKをクリックして終了します。これで指定した時間がくれば、指定した間隔でフォルダの同期が始まります。

トリガーの設定方法によってはユーザーがログオンした間隔で動作させたりする事も可能ですし、ラップトップがバッテリーで動作している場合は実行しない等の設定も可能です。

かなりざっくりした説明ですが、フォルダ同期の方法を探している方の参考になれば幸いです。

参考リンク:

Win: Microsoftの SyncToy 2.1 でフォルダを同期

久しぶりにMicrosoftの話題をしてみます。

会社で同じドメインに属している二つのWindowsサーバー上でフォルダの中身を同期させる必要が発生。従来であれば xcopy や robocopy というコマンドを頻繁に用いていたのですが、今回は Microsoft が無料で配布している SyncToy 2.1 というツールを使ってみました。

ツールは無料でマイクロソフトのウェブサイトからダウンロードできます。

http://www.microsoft.com/download/en/details.aspx?id=15155

インストールするとウィザード形式で同期元と同期先のフォルダを選択でき、更に同期方向の設定が出来ます。「同期」であればお互いのフォルダで発生した変化がそれぞれに適用され、「片方向(右向きか左向き)」であれば同期元もしくは同期先から他方への一方向で変化が適用されます。

なかなか分かりやすく簡単に同期設定が出来るので、今まで使っていた xcopy や robocopy の様に若干ややこしいオプションの設定なしにフォルダ同期の設定をする事が出来ました。

しかし、最大の問題は同期を開始する為に SyncToy アプリを操作しなければならない点。そう、Windows Serviceやアプリケーション単体でのスケジューリング機能がありません。幸いコマンドプロンプトで動作する .exe ファイルも付属しており、Windowsのタスク・スケジューラーを利用する事で定期的に動作させ、二つのフォルダを自動的に同期した状態に保つ事が出来ます。今度Windowsマシンでスクリーンショットを残し、タスク・スケジューラーの設定方法を紹介してみようと思います。

なお、Microsoftは対応OSが「Windows 7, Windows Vista, Windows XP」としていますが、ウチの会社のWindows Server 2008R2 (64BIT) でも特に問題なく動作しています。