Mac: GrowlがバージョンアップしてOS XのNotification Centerに対応

様々なアプリと連携したり、APIを使ってOS Xのデスクトップに通知メッセージを表示できるGrowlアプリ。ウチは有料化される前(Mac App Store経由での配信に変更になる前)から使っており、Adiumなどのチャットアプリと連携させて誰かがログインしたときやメッセージがあったときにデスクトップ上に通知を表示して活用しています。

このGrowlのバージョン2.0がリリースされ、OS X Mountain Lionで導入された通知センターへの対応が行われています。

General

  • Adds support for OS X notification centre on 10.8.
  • Adds in support for Prowl and Boxcar services as action displays.
  • Rollup has better idle detection.
  • Growl is now sandboxed.

Preferences

  • The ON/OFF switch throughout Growl should be easier to understand now.

Displays

  • Speech now introduces greater control.
  • Separates Action displays from Visual displays.
  • Music Video can now left and right justify text.
  • Fixes height problems for multi line notifications in Music Video.
  • Nano ca now display in multiple locations, left, centre and right.
  • Added an SoundAction display.
  • Added a way to not have and visual notifications.

Bug fixes

  • Resolves the hight CPU issue.
  • Resolves multiple crashes.
  • Shortcuts can now be unset.

CPU使用率が高くなる不具合の修正もされており、発生有無にかかわらず適用しておいた方が良さそうなアップデートですね。

参考リンク:

 

Mac: Growlの「あなたが席を外している間もGrowlは機能し続けます」機能について

GrowlがMac App Storeで登場し、それを購入してから直後に実感した「Growlの通知ロールアップ」機能について。最新版のGrowlを導入してすぐはこれは便利!と思った訳ですが、MacBook Airを新調して最近また様々なアカウントをサポートするチャットアプリAdiumを使う様になったら、このロールアップがあまりにも頻繁に表示されてむしろ煩わしく思う事が多くなりました。

ということで、ロールアップを表示しない様にする設定。

Growlアプリを開き、設定画面のGeneral設定タブの「Enable Rollup」のチェックを外す。

これでロールアップが表示されなくなります。設定画面のど真ん中にある項目なので既にご存知の方も多いとは思いますが…。

参考リンク:

Mac: Growlがバージョンアップして Version 1.3.3 へ

昨年末にMac App Storeから購入した Growl、2012年1月末にバージョンアップしてバージョン 1.3.3 になっています。変更内容は以下のとおり。

– 「大文字/小文字を区別」を有効にしているファイルシステムでも正しく動作するようになりました。

– 設定ウィンドウにて、設定ペインを選択するアイコンがツールバーにすべて表示されない問題を解決しました。

バージョンアップはMac App Storeから、購入済みユーザーは無料でアップグレード出来ます。

参考リンク:

  • Growl – Mac App Store

Mac: Growl をバージョンアップして新機能を実感


昨日、以前から気になっていたGrowlのバージョンアップを実行。

Version 1.3から有料アプリとなり、従来のGrowlのホームページからのダウンロードではなく、Mac App Storeからの入手です。旧バージョンがインストールされている場合には、予め Uninstaller でアンインストールしておく必要があります。その上でMac App Storeから購入すると、システム環境設定ではなくアプリケーションとして、アプリケーションフォルダに入ります。

設定内容等は従来のバージョンを踏襲していますが、Mac App Storeの紹介にあった「あなたが席を外している間もGrowlは機能し続けます」を実感しました。

それは、Skypeを開いたままMacBook Airを閉じてスタンバイ状態で日中放置した後、帰宅時にMacBook Airの画面を開いてスタンバイを解除した時に起こりました。

「Growlの通知ロールアップ」という見慣れないグレーのダイアログが表示され、離席中に発生したSkypeのイベント通知が一覧で表示されています。それにしても、時刻がスタンバイを解除した時間帯なのが気になる事と、件数が圧倒的に少ないのが気になります。

もしかして単純にスタンバイした時刻のスナップショットと、スタンバイを解除した時刻のスナップショットの差分でSkypeが離席中に発生したイベントとしてGrowlに通知しただけなのかな…と思ってしまいますが、便利な機能には違いないですね。

今度はAppleScriptを使って意図的にスタンバイ中にGrowl通知イベントを発生させて実験してみようと思います。

参考リンク:

 

 

Mac: Growlをアップデートするべきか….

ウチは持っている全てのMacにGrowlをインストールしているのですが、Lionが動作しているMac mini (Mid/2011) の画面に最近頻繁に「アップデートがあります。」の通知が表示される様になりました。

しばらく前にGrowlはVersion 1.3台になり、それと同時に有料アプリに移行。配布もMac App Storeからとなったのですが、今のところ特にVersion 1.2台で困っている事が無いためそのまま使い続けています。

2011年11月3日にVersion 1.3.1がMac App Storeに登場しており、この頃を境にデスクトップにデフォルトの通知スタイルでアップデートのお知らせが表示される様になった気がします。

さほど高額ではないので、いずれインストールしてみようと思いますが、V.1.3以降はMac OS X 1.7 Lionのみに対応。Mac App Storeが利用出来るSnow Leopardには対応していない様です。更にLeopardに至っては (Mac App Storeが使えないので当然ですが) 、Ver.1.2台を使い続ける必要があります。

Lionが動作しているMacのGrowlを旧バージョンからVersion 1.3以降へアップグレードする場合、旧バージョンを予めアンインストールする必要があるそうです。詳しくは こちらのページ で解説されています(英語ですが…)。

幸い古いバージョンは無料でGrowlのホージからダウンロード出来るので、Mac OS Xの各バージョンでGrowl通知を楽しめますが、Lion対応とともに突如有料とは、なんだか以前のiStat Menuの時の様です。

Lionであれ、Snow Leopardであれ、とにかくV.1.2台を使い続ける場合にバージョンアップの通知を表示しない様にする為には「システム環境設定」-「Growl」-「Growlについて」にある「自動的にアップデートを確認する」のチェックを外せばOKです。

参考リンク:

 

iPhone/iPad: BoxcarとGrowlを使ってMacからiPhone/iPadへメッセージをPush通知

iPhoneやiPadにインストールされているiOSはバージョン3.0からプッシュ通知という機能が搭載されており、アプリによってニュースやTwitterのmention、メールの着信通知などを行う事が出来ます。なかなか便利な機能なのですが、当然それらはアプリによって通知されてくる内容やタイミングがコントロールされています。そこで、BoxcarというiPhone/iPad Appと、GrowlというMac Appを使うと、AppleScriptを使って好きなタイミングに好きなメッセージをMacからiPhone/iPadへPush通知する事が出来ます。紹介してみます。

[必要な物]

今回紹介する方法で必要な物は…

  • iOS 3.0以降がインストールされ、ネットワークに接続されているiPhoneかiPad。
  • Mac。こちらもネットワークに接続されている必要有り。
  • Mac OS X Leopard以降(たぶん)。

です。

[iPhone/iPadの準備]

App StoreからBoxcarをインストールします。iTunes/App Storeへのリンクはこちら

広告が表示されますが、無料で入手出来るAppです。

インストール後に起動し、新たにサインアップするか、Boxcarのアカウントを持っていればサインインしてBoxcarを使える状態にします。

そもそもBoxcarはMacからのPush Notificationのみではなく、様々なサービスをプッシュ通知してくれるアプリです。例えば予め設定しておいたFacebookアカウント、Twitterアカウント、Emailアカウントを監視してお知らせしてくれます。今回、MacからのPush Notificationを受け取る為にGrowlサービスを利用します。

Boxcarへサインインするとメッセージの一覧もしくはサービス追加の画面になるので、追加ボタンをタップしてリストの一番下にあるGrowlを追加します。

Growlサービスの追加は、単純にサービスのリストからGrowlをタップしてプッシュ通知を受け取った時のサウンドやアラーム、バッジのアップデートをするかどうか設定してSaveをタップするだけです。

これでiPhone/iPad側の準備は完了です。

[Mac側の準備 その1 – Growlとプラグインのインストール]

MacにはGrowlをインストールします。

GrowlはこちらのURLからダウロードでき、ダウンロードしたインストーラーをダブルクリックしてMacへインストールします。

インストールするとシステム環境設定にアイコンが増えます。クリックしてGrowlが起動している事を確認しておき、一旦閉じます。

次に、Growl用のBoxcarプラグインをこちらのBoxcar Webサイトからダウンロードします。ダウンロードしたZIPに含まれる「Boxcar.growlView」をダブルクリックすると確認メッセージが表示されるので、インストールします。

すると、先ほどのGrowlシステム環境設定の「表示オプション」の「表示スタイル」リストにBoxcarが追加されます。

Boxcar表示スタイルをクリックすると右側にBoxcarにサインアップした時のE-mailアドレスとパスワードの欄が表示されるので、入力して Verify Login をクリックします。正しい情報を入力すると、Verify Loginの右側に「Great!」と表示され、正常に認証出来た事が分かります。

この時点で、右下にある「プレビュー」ボタンをクリックするとiPhone/iPadにメッセージがプッシュ通知されるはずです。

[Mac側の準備 その2 – AppleScriptを使ってGrowlを操作]

AppleScriptエディタを起動します。標準でアプリケーションフォルダ中のユーティリティフォルダに入っています。

初回のみ、GrowlにBoxcarへのプッシュ通知する為のアプリケーションを登録する必要があるので、以下の様なスクリプトを実行します。

tell application “GrowlHelperApp”

— Growlに登録する為のコマンド
— 一度実行し、Growlのアプリケーションリストで有効化する。
register as application “Boxcar Notification” all notifications {“MacBook Air“} default notifications {“MacBook Air“} icon of application “Script Editor”

end tell

緑色の部分は適宜変更してください。特に変更せずこのままでも問題はありません。一度このスクリプトを実行すると、Growlシステム環境設定の「アプリケーション」リストに「Boxcar Notification」が追加されているはずです。(システム環境設定を開いたままAppleScriptを実行した場合は一度閉じて開き直します)

リストから今追加された「Boxcar Notification」を選択し、設定…ボタンをクリックします。

設定を変更すべきポイントがいくつかあります。

まず「アプリケーションの表示スタイル」をBoxcarへ変更します。

次に、通知のタブで「有効」にチェックを入れます。

やっと準備完了です。

[MacからPush通知]

いよいよ最終段階です。

AppleScriptエディタで次の様なスクリプトを実行します。

Growlへ登録したアプリケーション名、通知名は緑色のテキストで示しました。これらは準備段階で登録した文字列に合わせる必要があります。そして、赤色のテキストで示した箇所がiPhone/iPadへプッシュされるタイトルとメッセージになります。

tell application “GrowlHelperApp”

— 上の登録と有効化がされていれば通知は以下のコマンドで可能になる。
notify with name “MacBook Air” title “Test Notification” description “This is a test notification from MacBook Air.” application name “Boxcar Notification

end tell

このスクリプトを実行すると次の様にiPhone/iPadへBoxcarからのプッシュ通知が表示されます。もちろん、日本語の通知もOKです。

何らかの処理を行うAppleScriptに埋め込む事で、その処理の進捗状況や結果をiPhone/iPadへ通知して外出中に知る事も出来そうです。ウチはこの方法を用いて、Crontabで動かしているビデオファイルの変換状況をプッシュ通知させたりしています。

参考リンク:

iPhone App: Boxcar – Growl API Pushが不調。

数多くインストールしているiPhone Appの中で、考えてみると一番使われているかもしれないBoxcar。様々な情報をPushしてくれる便利なAppです。特にGrowlを使う事でMacのApple Scriptで作業の処理結果をiPhoneへ通知できるのは大変便利です。ウチもMac Miniのテレビ録画予約成功や番組録画開始のタイミングでPush Notificationしています。

この縁の下の力持ち的なBoxcar + GrowlのPushが気がついたら通知されていない。ほぼ毎日番組の録画を行っているにもかかわらず数日間、全く通知されてこなかったのです。

通知されなくなったタイミングは、iPhone 3GSをiOS 4.0へバージョンアップしたときの様な気がします。その後iPhone 4になってからも通知されていない状況。

早速トラブルシューティング。

  1. まずiPhoneにインストールされているBoxcarが最新かどうか。このエントリーを書いている時点での最新バージョンは3.0.1でiOS 4テスト済みになっています。
  2. 次にMac側からテスト通知を送ってみます。
    [システム環境設定] – [Growl] を開き 表示オプション のタブで “表示スタイル”をBoxcarにしてプレビューを押してみます。

    これでもプッシュされてこなかった為、同じGrowlの画面で「Check for Updates」と「Verify Login」を実行。Boxcar GrowlはV.1.2が入っていましたが最新はV.1.4の様で、バージョンアップを促されたのでインストール。Verify Loginは問題なく’Great!’と表示され、ログイン情報が正しい事が確認できました。
  3. Mac側のBoxcar GrowlをV.1.4へバージョンアップ後もPush通知されてこない為、再びiPhone側。
    一旦Boxcarに設定されているGrowlサービスを削除して、追加しなおす事にしました。
    Growlサービスを開いて Delete Service、確認メッセージでDelete It、再度追加。もちろん、通知音やBadge Updateの設定がデフォルトに戻ってしまうので適宜設定が必要です。
  4. そして再度Mac側からプレビューのテスト通知。
    次の瞬間「ピロリ〜ん!」とiPhoneが鳴り、ちゃんと通知されてきました!直りました。

結論としては

  • iPhone側: BoxcarのGrowlサービスを削除、追加し直し。
  • Mac側: 気がつかないうちにGrowlのBoxcar Pluginはバージョンアップしている事判明。

iPhone 4へ機種変更後やiOS 4.0へバージョンアップ後にBoxcarのGrowl Push Notificationが不調になった方の参考になればと思います。