b-microSIMとtalking b-microSIM プラチナサービス 正式発表

今日2010年8月23日、待望のb-mobileSIMとtalking b-microSIM プラチナサービスが正式発表になりました。

b-microSIM

データ通信専用のb-mobileSIM U300のmicro SIM版の位置づけで、正式名称はb-microSIM U300。サービス内容と価格もb-mobileSIM U300と全く同じです。

商品名 利用期間 価格 型番
b-microSIM U300 1年 (375日) 使い放題 29,800円 BM-U300-12MM
b-microSIM U300 6ヶ月 (185日) 使い放題 14,900円 BM-U300-6MM
b-microSIM U300 1ヶ月 (30日) 使い放題 2,980円 BM-U300-1MM

ドコモFOMAネットワーク、W-CDMA/HSDPA/HSUPA / 2100MHz/800MHz を利用した上り・下り共に300kbps超のベストエフォートサービス。このMicroSIMでは通話は出来ません。なお、動作確認端末にはiPhone 4のみが掲載されており、iPadでの動作については不明です。もしかすると、海外版のiPadは技適マークが無い(設定 > 一般 > 情報 > 認証を開いても表示されない) 為かもしれません。

talking b-microSIM プラチナサービス

こちらは通話可能なtalkingSIMと同じく通話が可能なサービスですが、データ通信速度は300kbpsの制限が解除されています。とはいえ、b-mobileの仕様ページにも明確にデータ通信速度は記載されておらず、「iPhone4専用ネットワーク」とだけ記載されています。FOMA網の最速データ通信速度が利用出来るとすれば、下り7.2Mの恩恵が受けられるのだと思いますが、現時点では何とも言えませんね。

初期手数料 3,150円
月額基本料 6,260円 + ユニバーサルサービス料8.4円
無料通話分 1,050円(最大25分相当)
データ通信 使い放題
30秒当たりの通話料 21円

テザリングにも対応していますが、テザリング使用時はU300通信(ベストエフォート300kbps超)になります。宣言通り300kbpsの壁は無くなりましたが、通常サイズのSIMであるtalkingSIMの月額基本料3,960円に比べると2,300円値上がりした事となり、結果としてあまりお得感が無くなった様に感じます。

なお、仕様のページにはiPhone 4専用以外ではデータ通信が利用出来ないと明記されている事から先日自作したMicroSIMからSIMサイズにするアダプターを使ってiPhone 4以外で使用した場合にはデータ通信すら出来ないのかもしれません。

なお、iPhone 4をソフトバンクで一括購入し、パケットし放題フラットで契約した場合、24ヶ月間の縛りはありますが月月割適用後の料金は3,785円/月。talking b-microSIMには1,050円分の無料通話料金が含まれているとしても、月額基本料6,260円は若干割高な印象があります。

確かにNTTドコモのFOMA網でiPhone 4を利用出来、300kbpsのベストエフォートであってもテザリングが出来るメリットはありますが、いずれにせよ海外からSIMフリー版のiPhone 4を入手しなければならないなど若干敷居の高い感じがしました。

契約の縛りは無いので6ヶ月や1年など好きなタイミングで利用を止めたり、機種変更 (海外からSIMフリー版を入手する必要はあるでしょうが) がお手軽に出来る事は確かだと思います。

参考リンク:

Micro SIM – SIMアダプター自作してみました。

b-mobileからMicro SIMが発売されるとのニュースが流れた翌日にMicro SIMの方が通常SIMサイズのU300よりも通信速度が早いというニュースを見て、だったらSIMフリーの普通サイズデバイスでもMicro SIMを使えたらと考えるのは当然の様な気がします。一体どの程度の速度になるのかは実際に発表されてみないと分かりませんが、本当にMicro SIMをSIMサイズに偽装してデバイスに差したら動くだろうかと実験してみたくなりました。

そこで、300円程度で入手できるSIMアダプターも良いと思ったのですが、いっその事作ってしまう事にしました。

会社でTe-Tsuさんのデスクの上に置いてあったNTTドコモの卓上カレンダーの土台が犠牲になりました。カッターで加工できる程度のプラスチック素材です。厚さもほぼSIMと同じ程度。

まずSIMサイズに切り取り、その後でMicro SIMと同じサイズの穴をあけました。マジックを使ってSIMの接点部分の位置に印を付けておいてからMicroSIMを重ね、接点部分が同じ位置にくる様に穴をあけます。1時間程度で出来ました。

早速Te-TsuさんのNexus Oneに装着して実験です。iPhone 4のMicro SIMを取り付けて動作確認をしてみました。

Micro SIMが抜けてしまわない様に念のためセロテープで固定したので、SIMスロットに入れる時と、取り出す時にギリギリでしたが…。そして電源を入れるとばっちり!ちゃんとSoftBankのネットワークをキャッチして、発信も着信も問題なく出来ました。APNの設定が分からないのでデータ通信はしていませんが、通話が正常に出来ているので大丈夫でしょう。

それにしても、ドロイド君かわいいですね。

b-mobile MicroSIM提供について – お願いメールが来ました

先日こちらのエントリーでお伝えしたb-mobile(日本通信株式会社)がiPhone 4向けのMicro SIMを2010年8月、月内に提供し始める話題の続報。

優先リザーブメールに申し込んでおいたところ、今日2010年8月10日にこんなメールが届きました。

ちょっと小さくて見えないですね….。

一瞬送信元を見て、早速購入申し込みが出来るのかと期待しましたが、開封してみると「音声通信付きmicroSIMとデータ通信のみのmicroSIM、どっちを買う予定か教えて」という内容。

音声通信付きとデータ通信のみはそれぞれでMicro SIMに書き込む内容が異なる為、その生産に先立って購入検討者からどちらを購入する予定かをヒアリングし、生産計画を立てようという計画の様です。

残念ながらサービス仕様についてはまだ詳細を案内出来る段階ではないとの事。これからが楽しみです。

とはいえ、実際に使おうと思うとSIMフリーのiPhone 4が必要。そんな端末は香港などに旅行に行くついでか、現地に知人がいないと簡単に手に入らないだろう…と思っていたらAmazonで売っていました。

Apple iPhone 4 32GB SIMフリー版 香港正規品 驚きのお値段 ¥ 100,980

SoftBank(SIMロック版)端末価格の約1.75倍です。とはいえ、当然端末のみでの購入可能で24ヶ月契約などはありません。が、それでもSoftBankの月月割を考えると日本国内で2年以上iPhoneを利用するのであれば普通にSoftBankで購入した方がコストパフォーマンスは良いです。
頻繁に海外へ行く人で、国内と海外でSIMを差し替えたいという事であれば日本ではこれから発売されるb-mobileのMicro SIM、海外では現地のMicro SIMを使うという手もアリですね。

ちなみにMicroではなく通常サイズのb-mobile SIMが欲しいという方も日本通信のオンラインショップよりもAmazonの方がお得ですよ。

日本通信 bモバイルSIM U300 6ヶ月(185日)使い放題パッケージ BM-U300-6MS 定価の10% OFF

日本通信 bモバイルSIM U300 1年(365日)使い放題パッケージ BM-U300-12MS 定価の9% OFF

* Amazonでの価格は2010年8月10日時点の情報です

Micro SIMとSIMの比較

つい昨日、b-mobileからSIMフリー端末向けのMicro SIMが2010年8月中に発売されるとの発表があった訳ですが、今日Te-TsuさんがつぶやいていたITproの記事を見ると、日本通信はこのiPhone 4用MicroSIMについて

「b-mobileSIMは300kbpsに速度を制限しているが、iPhone4向けに出すb-microSIMは、300kbpsよりも速度の上限を上げる」

と発表しているそうです。

各方面での話題を見ると通常サイズのSIMとMicro SIMで利用料は変わらない様なので、もしMicro SIMの方が通信速度が高速だとすれば通常サイズSIMよりもiPhone 4向けMicroSIMの方がお得です。

であれば、(通常サイズの)SIMフリー端末用にb-mobileを使おうと思った場合、数百円で発売されているMicroSIM アダプターの様な物を使ってMicroSIMをSIMサイズにしてしまった方が圧倒的に良い気がします。

早速手元にあるSIMとMicroSIMを集めて写真を撮り比較してみました。

探してみると沢山出てきました。SIMは左から ・昔のSoftBank、vodafone、 ・iPhone 3G/3GSで使っていたSoftBank、 ・PocketWiFiに使っているEmobile、 ・シンガポールで契約しているMobile One、 ・会社のau携帯。MicroSIMは下にある二つで左から ・iPhone 4に入っているSoftBank、 ・US Version iPadに入っているat&t。

よく見てみると金色の接点部分は少しずつ形状が異なりますが、どれも使っている部分は同じ、中央の大きな面積を占める6パターン。さらに、少々画像加工を行ってMicroSIMをSIMに重ねてみました。

MicroSIMは半透明にしてあります。SIMの接点部分は上下左右に少し広いですが、実際に携帯電話の端子が接触している跡(ちょっと黒くなっている線)を重ねてみると同じでした。

最終的にはb-mobileのMicro SIMの寸法が発表されてからちゃんと確認した方が良いと思いますが、前述の様にMicroSIM→SIMカード変換アダプタを使えば300Kbpsより高速なb-mobile MicroSIMをSIM機器で利用する事も不可能ではなさそうです。

以下は参考までに、定規と一緒に並べて撮影したSoftBankのSIMとMicroSIMです。

b-mobileからMicro SIMが発売されるという話。

各方面で話題になっていますが、SIMフリー端末向けにSIMカードを単品で販売しているb-mobileが、Micro SIMカードを発売するそうです。

まだb-mobileのホームページに詳細は発表されていませんが、優先リザーブメールを受け付けており、申し込み開始に際して優先的に受け付けてくれるとの事。

SIMフリーな海外版iPhone 4ではもちろん、同じくMicro SIMを採用している海外版のSIMフリーiPad等でそのまま使えると思われます。今まで通常サイズのb-mobile SIMを加工してMicro SIMサイズにしてしまう方もいらっしゃった様ですが、今度は何も手を加えずにそのままSIM Free iPhone 4を日本国内で手軽に使う事が出来ます。

ウチは既にSoftBankのiPhone 4を購入しましたがUS版iPad用に一応優先リザーブメールに申し込んでおきました。色々な意味でいよいよSIMフリー化が進みそうですね。

参考リンク: b-mobile – 日本通信

iPad 3G + WiFi US versionを入手しました。

夏休みに遊びに行ったシンガポールでiPadの3G+WiFi 64GBを入手してきました。もちろん、SIMロックがされていないUSバージョン。
開封式の様子とファーストインプレッションはBlueDiamond Web.物欲番長Blogに掲載しましたので良かったらご覧下さい。

初代iPhone (いわゆる2G?)をシンガポールで使い始め、日本ではiPhone 3G、iPhone 3GSそしてiPhone 4と使い続けているApple信者のウチですが、iPadに関してはちょっと躊躇っていました。というのは、日本国内でもSIMロック無しで発売されると思っていたのが予想に反してSoftBankのSIMロックが掛かっていた為。最近ではb-mobileのSIMだけが容易に入手出来ることを考えると、24ヶ月契約や1GBもしくは100MBのプリペイドを利用するのはちょっと割高に感じる為です。もっとも、EmobileのPocket WiFiを持っているので、WiFi版を購入すれば良いのですが、それはそれでGPSが入っていないのが残念。結局、シンガポール滞在中にFar East PlazaというショッピングセンターでUSバージョンを入手しました。

ということで端末価格はさておき、SoftBankとbmobileのデータプランについて比較してみます。

ソフトバンクモバイルのiPad専用プランを利用する場合

  • データ定額プラン: 2,910円/月 (4410円/月がiPad向け月月割適用で)
    24ヶ月契約なので24ヶ月契約時の総額は69,840円
  • 1GBプリペイドプラン: 4410円/1チャージ
  • 100MBプリペイドプラン: 1,510円/1チャージ

bモバイルのSIMをMicroSIMに加工して利用した場合

  • 6ヶ月(185日)使い放題パッケージ: 2,456円/月
    BM-U300-6MS をAmazonで14,731円で入手した場合の算出。
    24ヶ月間利用を単純計算すると58,924円
  • 12ヶ月(365日)使い放題パッケージ: 2,258円/月
    BM-U300-12MS をAmazonで27,088円で入手した場合の算出。
    24ヶ月間利用を単純計算すると54,176円

もちろん、SoftBankから購入した場合はSoftBankの展開するWiFiホットスポットが使えるという利点や、3Gの通信速度がbモバイルの方が遅いという弱点はありますが、いつでも止めたくなったときに契約解除料など発生せずに止める事が出来ます。b-mobileの6ヶ月/12ヶ月の期間中でもWiFiルータ BM-MF30を追加購入すればiPadのみでなく、その他のWiFiデバイスをどこでもインターネットに接続出来る様にする事も出来ます。

ちなみに、SIMをMicro SIMに加工する方法は色々な方が紹介されていますが、SIMカッターというホチキスの様なツールも販売されています。Amazonで2,400円で売られており、SIMアダプターも付属してくるので、Micro SIMサイズにカットした後でSIMサイズのデバイスに使う事も出来る様です。

ウチはもうしばらくEmobileのPocket WiFiで楽しもうと思いますが、契約のタイミングを見計らってbmobileへ乗り換えようと計画中です。

Amazonの価格は2010年8月3日現在の情報です。
bモバイルSIMでのiPad 3G利用やSIMカッターについて、当方が動作を保証するものではありませんので自己責任でお願いします。

b-mobile SIM U300はAmazonでも販売されていて、正規より安い。

昨日こちらのエントリーでお伝えしたb-mobile SIM U300について追加で見つけた情報。

Amazon.co.jpでもb-mobileのSIMが販売されている事を発見しました。通常のbマーケット価格では1年使い放題が29800円、6ヶ月使い放題が14900円ですが、Amazonの場合は少し安く以下の価格で購入出来ます (2010年5月27日現在)

ということで、1ヶ月当たりの料金がbマーケットで購入するよりも226円安くなります。通信方式/周波数が W-CDMA/HSDPA/HSUPA  /  2100MHz/800MHz のSIMフリー端末を既に持っていれば、3Gネットワークを利用する使い放題のパケット通信サービスとしては現状最安値かもです。

それにしてもAmazonは色々なものを売っていますね。