実家のインターネット接続サービスを変更 (FTTH -> CATV) …したらちょっとハマった。

世の中はFTTH化が進んでいる中で若干逆行しているかもしれませんが、実家のインターネット接続サービスをNTTフレッツ光からJCNのCATVサービスへ変更しました。

決め手となったのは今年7月で終了するアナログ地上波が2015年3月まで見れる点。実家のリビング等に設置しているテレビは既にデジタル化が済んでいるのですが、風呂場の壁に埋め込まれているテレビの交換には手間がかかる事と、より良い埋め込み用のテレビが出揃うまでの間使い続ける為にJCNと契約する事に。

さらに、元々ベランダに設置していた地上デジタル放送用のアンテナもあまり性能が良くなく、映像が乱れる事もしばしばあったためCATVに移行する事でかなり改善されました。

なおJCNはインターネットと電話のサービスも提供しており、これを機に全てをJCNへ移行しました。今まで使っていたNTTフレッツ光とNTTアナログ電話を解約して全てをCATVへ。インターネット接続サービスは現時点でJCNが提供している最速の160MB (下り最大160MB / 上り最大10MB) を契約。

無事この週末にCATVのケーブル引き込みや屋内配線工事、そして家庭内LANとサーバーを接続している機器の設定変更を済ませる事が出来ました。

インターネットと家庭内LANの間には NEC Aterm WR8700N(HPモデル) (PA-WR8700N-HP) というモデルのルーターを使っており、その設定変更時に少々ハマりましたので忘却録を兼ねて紹介してみます。もしLAN内にサーバーが設置されている環境で同じルーターを使われており、ルーターの動作モードを変更される場合の参考になれば幸いです。

ハマった点:

ルーターの動作モードを「PPPoEルータ」から「ローカルルータ」へ変更すると「ポートマッピング設定」をし直す必要がある。

詳しい説明:

NTTフレッツ光の場合、接続時にPPPoEを用いて認証を受けなければインターネットへ接続する事が出来ません。よって、ルーターの動作モードを「PPPoEルータ」にして契約しているプロバイダから提供されたユーザー名やパスワードで接続を行います。

しかし、JCNやJ-COMなどのCATVの場合はPPPoEでの接続は必要なく、モデムのLANポートへルーターやPCを接続すればDHCPで自動的にIPアドレスが割り当てられてインターネットへ接続する事が出来ます。

よって、今回NTTフレッツ光からJCNへインターネットサービスを変更したのでNEC Aterm WR8700Nの設定画面で基本動作モードを「ローカルルータ」へ変更。その設定変更を保存した瞬間に「ポートマッピング設定」があたかも消去された状態になってしまったのです。

このNEC製のルーターは、ポートマッピング機能を使ってWAN側から来た特定のTCP/UDPポート宛の通信を、LAN側の指定したIPアドレスのマシンへ転送する事が出来ます。しかし、この設定が「PPPoEモード用」と「ローカルルータ用」それぞれで別になっている為、今まで「PPPoEモード用」に設定した内容は「ローカルルータ用」に引き継がれず全て設定し直す必要があるのです。

画面キャプチャ:

ルーター動作モードの違い。設定画面にログイン後、左側のメニューから「基本設定」-「基本設定」をクリックして変更する事が出来ます。左がNTTフレッツ光に接続していた時の設定で、右がJCNへ接続している設定です。

 

ポートマッピングの画面は次の様になっており、幸いPPPoEルータで設定していた内容を以前記録してたので元通りにする事が出来ました。

参考リンク:

実家のルーターを交換 – Logon Blog

JCN ジャパンケーブルネット

実家のルーターを交換

この blogやBlueDiamond Web.を運用しているサーバーが設置されている実家で、ルーターの交換をしました。1週間前まではIP電話サービスに加入していたので、プロバイダからレンタルしていたルーターでしたが、IP電話サービスを解約して一時的に古い無線LAN内蔵ルーターを使っていました。

このルーターは中古で見つけてきたものであまり機能が無く、IEEE802.11b/gしかサポートしていなかったので、せっかくIEEE802.11nに対応したクライアントが多くあるので新しいモデルとリプレイスすることにしました。

新たに用意したのはNEC製。Aterm WR8700N(HPモデル) PA-WR8700N-HPで2.4GHzと5GHzの両方を同時に使う事ができ、もちろんIEEE802.11nにも対応。LANは4ポート、WANは1ポートで全て1G対応です。左の写真がリプレイス前に使っていたBUFFALOの無線LAN対応ルーター、そして右側が今回入手したNEC Aterm WR8700Nです。多少大きくなりましたが、邪魔にならないサイズ。ラベルを見てみたらMADE IN JAPANでした。

これでやっとMacBook AirもiPadも実家でIEEE802.11n接続でネットを楽しめる環境が整いました。念のためMacOS Xのシステムプロファイラを使ってAirMacの接続状況を確認したところ、ちゃんとPHYモードが802.11nと表示され、転送レートも270と高速になっていました。

NECのAterm WR8700Nは2.4GHz帯と5GHz帯でそれぞれ異なるSSIDを設定します。さらに、各周波数帯にさらに異なるSSIDを設定する事が出来、周波数毎に2つのSSID、合計4つのSSIDを設定して無線LANネットワークの運用が出来ます。

このように沢山のSSIDが設定できるのは「ネットワーク分離機能」の為で、知人やお客さんが来たときに使ってもらえる無線LAN環境を提供できるものです。「ネットワーク分離機能」を有効にしたSSIDの無線LANネットワークに接続されたクライアントからはWAN側のインターネットへの通信は出来ますが、有線LANに接続されているクライアントや異なる SSIDに接続されているクライアントと相互に接続できない様に隔離されます。こうする事で、家庭内のクライアントやサーバーへのアクセスを制限しながら、時々訪問する知り合いにネットワークを使ってもらう事が出来ます。

実家でもこの機能を使おうと思ったのですが、DHCPとDNSサービスをMacMini Serverで提供しており、ルーターのDHCPサービスを停止している為に使う事が出来ませんでした。「ネットワーク分離機能」を使うとDHCPのリクエストパケットすら有線LANに接続されているサーバーへ届かない為、IPアドレスの付与が出来ないという結果に終わりました。固定IPアドレスを設定すれば使えるのですが、一時的に訪問する人のMacやPCのネットワーク設定を固定IPへ変更するのも手間なので、とりあえずこの機能の利用は見送ることにしました。

実家のLANに接続されているクライアントから、同じネットワーク上に存在するMacMini Serverへドメイン名で接続できる様にする為に、全てのクライアントへのIPアドレス配布(DHCP)と名前解決(DNS)をMacMiniサーバー自身に行わせています。なので、ルーターへDHCPとDNSリレーを任せるのはちょっと…。暇があったら解決方法を探してみようと思います。

iPad 3G + WiFi US versionを入手しました。

夏休みに遊びに行ったシンガポールでiPadの3G+WiFi 64GBを入手してきました。もちろん、SIMロックがされていないUSバージョン。
開封式の様子とファーストインプレッションはBlueDiamond Web.物欲番長Blogに掲載しましたので良かったらご覧下さい。

初代iPhone (いわゆる2G?)をシンガポールで使い始め、日本ではiPhone 3G、iPhone 3GSそしてiPhone 4と使い続けているApple信者のウチですが、iPadに関してはちょっと躊躇っていました。というのは、日本国内でもSIMロック無しで発売されると思っていたのが予想に反してSoftBankのSIMロックが掛かっていた為。最近ではb-mobileのSIMだけが容易に入手出来ることを考えると、24ヶ月契約や1GBもしくは100MBのプリペイドを利用するのはちょっと割高に感じる為です。もっとも、EmobileのPocket WiFiを持っているので、WiFi版を購入すれば良いのですが、それはそれでGPSが入っていないのが残念。結局、シンガポール滞在中にFar East PlazaというショッピングセンターでUSバージョンを入手しました。

ということで端末価格はさておき、SoftBankとbmobileのデータプランについて比較してみます。

ソフトバンクモバイルのiPad専用プランを利用する場合

  • データ定額プラン: 2,910円/月 (4410円/月がiPad向け月月割適用で)
    24ヶ月契約なので24ヶ月契約時の総額は69,840円
  • 1GBプリペイドプラン: 4410円/1チャージ
  • 100MBプリペイドプラン: 1,510円/1チャージ

bモバイルのSIMをMicroSIMに加工して利用した場合

  • 6ヶ月(185日)使い放題パッケージ: 2,456円/月
    BM-U300-6MS をAmazonで14,731円で入手した場合の算出。
    24ヶ月間利用を単純計算すると58,924円
  • 12ヶ月(365日)使い放題パッケージ: 2,258円/月
    BM-U300-12MS をAmazonで27,088円で入手した場合の算出。
    24ヶ月間利用を単純計算すると54,176円

もちろん、SoftBankから購入した場合はSoftBankの展開するWiFiホットスポットが使えるという利点や、3Gの通信速度がbモバイルの方が遅いという弱点はありますが、いつでも止めたくなったときに契約解除料など発生せずに止める事が出来ます。b-mobileの6ヶ月/12ヶ月の期間中でもWiFiルータ BM-MF30を追加購入すればiPadのみでなく、その他のWiFiデバイスをどこでもインターネットに接続出来る様にする事も出来ます。

ちなみに、SIMをMicro SIMに加工する方法は色々な方が紹介されていますが、SIMカッターというホチキスの様なツールも販売されています。Amazonで2,400円で売られており、SIMアダプターも付属してくるので、Micro SIMサイズにカットした後でSIMサイズのデバイスに使う事も出来る様です。

ウチはもうしばらくEmobileのPocket WiFiで楽しもうと思いますが、契約のタイミングを見計らってbmobileへ乗り換えようと計画中です。

Amazonの価格は2010年8月3日現在の情報です。
bモバイルSIMでのiPad 3G利用やSIMカッターについて、当方が動作を保証するものではありませんので自己責任でお願いします。

PLANEX 無線LANモバイルルータ

ウチのblogで紹介したb-mobileのモバイルWiFiルータに関連する情報を探していたところ、PLANEXからCQW-MRBという製品を見つけました。

当初このエントリーを公開した際は勘違いをしていて、CQW-MRBはSIMカードを挿入して単体でモバイルWiFiルータとして動作すると思っていましたが、このPLANEXのCQW-MRBには各キャリアのUSB接続のデータ通信機器を接続する必要があります。

当初は1台のMacやPCのみを屋外でインターネットに接続する為にUSB接続型のデータ通信機器を所有していて、最近iPadやiPhoneも導入した場合にはこの無線LANモバイルルータを持っていれば複数のデバイスをインターネットへ接続する事が出来ます。

Amazonで価格を調べてみました。

PLANEXの無線LANルータ CQW-MRB: 9,164円
Wi-Fi接続150Mbpsバッテリー内蔵 モバイルルータ (DoCoMo/au/SoftBank/WILLCOM/イー・モバイル対応) CQW-MRB

既にUSB機器を導入済みの場合であれば1万円以下で複数機器を接続できる様になるのは魅力かもしれませんね。

*上記のAmazonでの価格は2010年6月15日現在のものです。

*公開当初、誤った情報が掲載されていました。訂正します。
mkomiyaさん、コメントありがとうございました。

bモバイルのWiFiルータ+SIMをAmazonでそろえる。

以前よりウチのblogでも幾度か紹介したb-mobile。emobileやSoftBankに比べると安くどこにでも持ち運べるWiFiルータ環境を構築することができます。MacやPC、iPod Touchなど複数のデバイスを手軽に屋外でインターネットへ接続するには良いソリューションだと思います。

安いとはいえやっぱり1円でも10円でも100円でもさらにお得に使いたいのは当然で、b-mobileのオンラインショップである「bマーケット」で購入した場合より安く手に入れることができるのがAmazon。前回のエントリーではSIMカードのAmazonでの価格を紹介しましたが、今日はWiFiルータも含めた価格を紹介してみます。

b-mobile WiFi + b-mobileSIM U300 1ヶ月

bマーケットの場合 = 19,800円 + 2,980円 = 22,780円
アマゾンの場合 = 残念ながら、1ヶ月SIMの扱いが無いので算出出来ず。

b-mobile WiFi + b-mobileSIM U300 6ヶ月

bマーケットの場合 = 19,800円 + 14,900円 = 34,700円 (最初の6ヶ月 = 5,784円/月)
アマゾンの場合 = 17,988円 + 13,544円 = 31,532円 (最初の6ヶ月 = 5,255円/月, 529円/月OFF!)
日本通信 bモバイル・WiFi ルータ WiFi ルータ機能付 SIM フリー端末 BM-MF30
日本通信 bモバイルSIM U300  6ヶ月(185日)使い放題 BM-U300-6MS BM-U300-6MS

b-mobile WiFi + b-mobileSIM U300 1年

bマーケットの場合 = 19,800円 + 29,800円 = 49,600円 (最初の1年 = 4,133円/月)
アマゾンの場合 = 17,988円 + 27,088円 = 45,076円 (最初の1年 = 3,756円/月, 377円/月 OFF!)
日本通信 bモバイル・WiFi ルータ WiFi ルータ機能付 SIM フリー端末 BM-MF30
日本通信 bモバイルSIM U300 1年(365日)使い放題パッケージ BM-U300-12MS

WiFiルータもAmazonではb-mobileのオンラインショップより2000円安く購入出来るので、ルータとSIMを同時購入した場合の最初の6ヶ月や1年の月額利用料を算出した場合、300円〜500円程度安くなります。通信速度などではemobileやSoftBankには劣るかもしれませんが、とにかく安く始めたいというニーズには応えられるものと思います。特に2年契約などは必要なくプリペイド方式なので、6ヶ月や12ヶ月使ってみて利用頻度が少なかったり、速度が好みでなければ利用を止めることができます。iPad Wi-Fi版を外でもインターネットに繋ぎたい場合などにも便利かもしれませんね。

*上記のAmazonでの価格は2010年6月12日現在のものです。
2010年6月15日現在、bモバイルWiFiルータのAmazonでの価格は18960円になっています。