Mac OS X v10.6.3 v1.1 が公開されていました

2010年3月末にリリースされたMac OS X v10.6.3適用後から様々なフィードバックが発生している様ですが、ウチではAirPort (AirMac) 経由でのMacBook Proスリープ解除が時々失敗したり、スリープ時にコンピュータ名に関するエラーが発生して困っていました。

本来Mac OS X 10.6.3 の修正内容に「Bonjour ウェイクオンデマンドを使用するときのスリープ/スリープ解除の信頼性を向上」が含まれているので、なぜ悪化するのか不明なのですが…。

かといって、元に戻すのも面倒…というか、不調になりそうだったのでAppleのサポートページを頻繁に見回っていたのですが、4月12日にMac OS X v10.6.3 v1.1 というマイナーバージョンがリリースされている事を知りました。ソフトウェア・アップデートでは配信されていないアップデートの様です。

とりあえず適用してみたのでしばらく様子を見てみようと思います。

ちなみに、v1.1が適用されているかどうかはシステムプロファイラのソフトウェア項目にある「システムのバージョン」で確認することができます。

  • Mac OS X 10.6.3 (10D573) = v1.1適用されていない
  • Mac OS X 10.6.3 (10D578) = v1.1適用されている

適用前後のスクリーンショットを並べてみました。左が適用前、右が適用後です。

システムプロファイラはAppleロゴから「このMacについて」をクリックし、開かれるウィンドウ上の「詳しい情報…」をクリックする事で開けます。

Mac OS X v10.6.3 v1.1 総合アップデート

MobileMe – Backup アップデート

MobileMeユーザ向けにiDiskを用いてMacのローカルデータをバックアップする為のアプリケーション、Backupがひっそりアップデートされていました。

このアップデートの適用でバージョンは3.2となります。変更内容は以下の通り。

「このアップデートは、Backup のすべてのユーザにお勧めします。このアップデートを使用することで、信頼性が向上され、また Snow Leopard との互換性が改善されます。」

適用はソフトウェア・アップデートから。再起動は不要です。

ちなみに、ウチはAirPort Extremeに接続したUSB HDDへTime MachineでバックアップをとっているのでしばらくBackup 3は使っていませんでした。このアップデートを適用したので久しぶりに起動してみましたが、バックアップ先はiDisk以外も指定出来るのですね。

iDiskは容量に制限があるので、家庭内ネットワーク上のNAS等へファイルを定期的にバックアップするのに使えそうな気がしてきました。今度時間を見つけて使い道を考えてみようと思います。

Mac OS X 10.6.3 リリース

今朝Mac OS X Serverからの通知メールで気がつきましたが、Mac OS X 10.6.3がリリースされています。
対象はMac OS XクライアントとMac OS Xサーバー。適用はソフトウェア・アップデートから可能で、再起動が必要です。ダウンロードサイズも数百MBと大きいので時間がかかりそうですね。

ソフトウェア・アップデートに表示された主な変更内容をコピペしてみます。

クライアントの主な変更内容:

10.6.3 アップデートは、Mac OS X Snow Leopard をお使いのすべてのユーザに推奨されます。このアップデートでは、お使いの Mac の安定性、互換性、セキュリティを強化するためオペレーティングシステム全体に修正が加えられるほか、次のような修正が行われます:

  • QuickTime X の信頼性と互換性を向上
  • OpenGL ベースアプリケーションの互換性の問題を改善
  • Mail で背景メッセージカラーが正しく表示されない問題を改善
  • Rosetta アプリケーションで名前に # または & を含むファイルを開けない問題を解決
  • Windows ファイルサーバにファイルをコピーできない問題を解決
  • Logic Pro 9 および Main Stage 2 を 64 ビットモードで実行するときのパフォーマンスを向上
  • Bonjour ウェイクオンデマンドを使用するときのスリープ/スリープ解除の信頼性を向上
  • HD コンテンツのある iMovie でカラーの問題を改善
  • プリントの信頼性を向上
  • Exchange サーバに接続しているときに iCal でイベントが繰り返される問題を解決
  • 他社製 USB 入力デバイスの信頼性を向上
  • iMac(Late 2009)内蔵 iSight カメラからのビデオを表示するときにピクセルがぼかされたり、動かなくなったり、暗くなったりする現象を修正

サーバーの主な変更内容:

10.6.3 アップデートは、現在 Snow Leopard Server バージョン 10.6 で動作しているすべてのサーバに推奨します。このアップデートでは、お使いのサーバの安定性、互換性、および安全性を向上するオペレーティングシステムの全般的な修正が行われており、以下の問題の修正も含まれています:
  • 外部ディレクトリサービスへのバウンド時のサーバ環境設定でのアカウントの構成
  • CalDAV での Unicode テキストおよび添付ファイルの処理
  • Podcast キャプチャのリモートカメラ収録の安定性および信頼性
  • コマンドラインツールの mv および cp を使った Podcast プロデューサーへのコンテンツの送信
  • Podcast キャプチャでのデュアルソースビデオのキャプチャ時のタイムドリフトの防止
  • 認証されていないプロキシサーバの背後のソフトウェア・アップデート・カタログの同期
  • 古い Open Directory サーバからのレコードのアップグレードおよび読み込み
  • モバイルアカウントのユーザへのパスワードの有効期限の通知
  • サーバ管理を使った IPv6 環境のサーバへの接続
  • カタログファイルが断片化されたボリュームからの NetRestore イメージの作成
  • システムイメージユーティリティの“パッケージとインストール後スクリプトを追加”アクションでの項目の配置
  • Internet Explorer を使った Web ベースのカレンダー、Wiki、メール・ルールおよびパスワードのリセット

OSのマイナーバージョンアップはサードバーティーアプリケーションの動作に影響がある場合が考えられるので重要なクライアント・サーバーへの適用はしばらく様子を見た方が良いかもしれませんね。

iPhotoのライブラリをネットワークボリュームに置くと…

昨日のエントリーの続きネタ。

iPhotoのライブラリを複数使い分けることができる事が分かったわけだが、実際ネットワーク上のボリュームにライブラリを置いてみると、若干不都合が。それは、システムを起動し、そのネットワークボリュームがマウントされていない場合iPhotoを起動してもそのライブラリを見つけることができず、ライブラリ選択画面が表示されてしまう事。

もちろん、USB接続の外付けHDDの場合はこのような心配はなし。

まず、ネットワークボリュームのライブラリに切り替えてみる。

ネットワーク上にある”NET-4″というボリュームにライブラリを置いてみる。

ネットワークボリュームをFinderのサイドバーの共有から辿り、マウント。

デスクトップ上に”NET-4″が表示され、/Volumes/NET-4にマウントされた状態。その中にはライブラリが置いてある。

昨日のエントリーの手順で、[option]を押しながらiPhotoを起動し、「その他のライブラリ…」クリックしてネットワークボリューム上のライブラリを選択。

こうする事で、ネットワークボリューム上のiPhotoライブラリを使って、iPhotoは動作する様になる。”NET-4″がマウントされていれば、iPhotoを終了して再度([option]を押さずに)起動してもちゃんとネットワークボリューム上のライブラリで動作する。

もし、ネットワークボリュームがマウントされていないと?

iPhotoを終了し、”NET-4″をアンマウントしてから、普通にiPhotoを起動。すると、またライブラリ選択画面が表示されてしまう。

デフォルトで指定されていたiPhoto Library_2が置いてあるボリュームがマウントされていない為、見つからずiPhotoはライブラリを指定する様に選択画面を表示してしまう。

もちろん、ライブラリが置いてあるボリュームがマウントされていれば問題ないのだが、システムを毎日終了している様な場合、起動する都度わざわざマウントするのは面倒!

ということで、解決策っ!

解決するには、「システム環境設定」-「アカウント」で設定を変更する。

使っているアカウントの「ログイン項目」を表示して、

「+」ボタンをクリックして、起動時にマウントしたいネットワークボリュームを選んで追加する。

「+」をクリックすると、ブラウズ出来るので、サイドバーの共有からネットワークボリュームを選択して追加をクリックする。

これで、システム起動時に自動的にネットワークボリュームがマウントされる様になるので、iPhotoを起動してもライブラリの選択画面が表示されなくなる。

セキュリティアップデート2010-001

AppleからMac OS X Leopard, Snow Leopard, Server向けにセキュリティアップデートがリリースされています。

詳しい更新内容は こちら のページで提供されていますが、セキュリティ脅威に対するアップデートなので特別な理由が無い限り適用した方が良さそうです。

例えば、CoreAudioのアップデートでは悪意を持って作成されたmp4オーディオファイルの再生で、任意のコードが実行される可能性があるセキュリティ脅威に対して対策されている等、結構危ない脅威に対する対策が多く含まれています。

適用にはMacの再起動が必要です。

AirMac クライアントアップデート

Snow Leopard向けにAirMacクライアントのアップデートが、今日2009年12月9日に公開されています。

ソフトウェア・アップデートから入手可能で、以下の問題を解決してくれるそうです。

  • Mac OS X Leopardからアップグレードした後に、AirMacの入/切を切り替えられない事がある。
  • Wake on Demandを使用するときにネットワーク接続が失われる事がある。
  • MacBook, MacBook Pro及びMac miniコンピュータの一部で、”コンピュータとコンピュータ”ネットワークを作成したりインターネット接続を共有したり出来ない。

いつもの事ながら、ウチでは発生していない事象ばかりですが、一応適用しておきました。最後の問題の「”コンピュータとコンピュータ”ネットワーク」は単純に「 adhoc 接続」と記述してもらえれば分かりやすいのに….Mac用語ですね。

適用にはMacの再起動が必要です。

AirMac update, 2009-12-09

Mac OS X アップデート 10.6.2

Snow Leopardにも何かと問題が多い様で、今日、Mac OS X 10.6.2がリリースされています。
ほとんどがBug Fixの様ですね。
Exchangeサーバは利用していないとはいえ、その他の問題もウチでは発生していないんですけどね。でももちろん適用しました。

いつも通りソフトウェアアップデートから。
適用には再起動が必要でした。

Mac OS X 10.6.2