今朝Mac OS X Serverからの通知メールで気がつきましたが、Mac OS X 10.6.3がリリースされています。
対象はMac OS XクライアントとMac OS Xサーバー。適用はソフトウェア・アップデートから可能で、再起動が必要です。ダウンロードサイズも数百MBと大きいので時間がかかりそうですね。
ソフトウェア・アップデートに表示された主な変更内容をコピペしてみます。
クライアントの主な変更内容:
10.6.3 アップデートは、Mac OS X Snow Leopard をお使いのすべてのユーザに推奨されます。このアップデートでは、お使いの Mac の安定性、互換性、セキュリティを強化するためオペレーティングシステム全体に修正が加えられるほか、次のような修正が行われます:
- QuickTime X の信頼性と互換性を向上
- OpenGL ベースアプリケーションの互換性の問題を改善
- Mail で背景メッセージカラーが正しく表示されない問題を改善
- Rosetta アプリケーションで名前に # または & を含むファイルを開けない問題を解決
- Windows ファイルサーバにファイルをコピーできない問題を解決
- Logic Pro 9 および Main Stage 2 を 64 ビットモードで実行するときのパフォーマンスを向上
- Bonjour ウェイクオンデマンドを使用するときのスリープ/スリープ解除の信頼性を向上
- HD コンテンツのある iMovie でカラーの問題を改善
- プリントの信頼性を向上
- Exchange サーバに接続しているときに iCal でイベントが繰り返される問題を解決
- 他社製 USB 入力デバイスの信頼性を向上
- iMac(Late 2009)内蔵 iSight カメラからのビデオを表示するときにピクセルがぼかされたり、動かなくなったり、暗くなったりする現象を修正
サーバーの主な変更内容:
10.6.3 アップデートは、現在 Snow Leopard Server バージョン 10.6 で動作しているすべてのサーバに推奨します。このアップデートでは、お使いのサーバの安定性、互換性、および安全性を向上するオペレーティングシステムの全般的な修正が行われており、以下の問題の修正も含まれています:
- 外部ディレクトリサービスへのバウンド時のサーバ環境設定でのアカウントの構成
- CalDAV での Unicode テキストおよび添付ファイルの処理
- Podcast キャプチャのリモートカメラ収録の安定性および信頼性
- コマンドラインツールの mv および cp を使った Podcast プロデューサーへのコンテンツの送信
- Podcast キャプチャでのデュアルソースビデオのキャプチャ時のタイムドリフトの防止
- 認証されていないプロキシサーバの背後のソフトウェア・アップデート・カタログの同期
- 古い Open Directory サーバからのレコードのアップグレードおよび読み込み
- モバイルアカウントのユーザへのパスワードの有効期限の通知
- サーバ管理を使った IPv6 環境のサーバへの接続
- カタログファイルが断片化されたボリュームからの NetRestore イメージの作成
- システムイメージユーティリティの“パッケージとインストール後スクリプトを追加”アクションでの項目の配置
- Internet Explorer を使った Web ベースのカレンダー、Wiki、メール・ルールおよびパスワードのリセット
OSのマイナーバージョンアップはサードバーティーアプリケーションの動作に影響がある場合が考えられるので重要なクライアント・サーバーへの適用はしばらく様子を見た方が良いかもしれませんね。