Map App: iStat Menus – Version 3.03リリース

iStat Menus のバージョン 3.03がリリースされています。いつリリースされたのか不明ですが、今日(2010年7月8日)、バージョンアップを促すメッセージが表示されました。

新たに追加された機能と修正内容は次の通り。

追加機能

  • 2010年に発売されたMacBook ProとMac Miniのセンサー監視に対応しました。
  • 月の満ち欠けアイコンがメニューバーに追加出来るようになりました。
  • 背景が透明なカレンダーアイコンが新たに追加されました。
  • UPSを隠す設定が追加されました。

修正と更新

  • FANスピードコントロールが Macがスリープから復帰した時にデフォルト回転数に戻ってしまう問題を修正しました。
  • 安定性を向上させました。
  • 国際時計の都市検索機能を改善しました。
  • UPSが充電されていないように表示される問題を修正しました。
  • 地域設定によって時計の表示がぼやけて見える問題を修正しました。
  • バッテリーの白黒アイコンが選択されたとき、白色で表示されるようになりました。
  • インストーラーの問題を修正しました。

ということで、早速インストールしてみました。

バージョンアップ

バージョンアップを促すメッセージが自動的に表示されない場合はiStat Menusを起動してバージョンアップ有無の確認をすると表示されると思います。このバージョンは有料化されたVersion 3.0以降でのみインストール可能です。

Install Updateボタンをクリックすると自動的にダウンロードが始まります。ダウンロードが終了すると、インストールしてiStat Menusを再起動するか聞かれますのでその通りに進めます。インストール画面が表示され、Upgradeをクリックします。パスワードの入力を促されたら入力し、完了すると一度iStat Menusのアイコンが消えて再度現れます。

カレンダー – 追加されたアイコン達

左がバージョン3.02、右が月の満ち欠けアイコンと、透明日付アイコンを追加したバージョン3.03です。

アイコンの設定はiStat Menusを起動して、Date & TImeのMenubar ClockをEditして追加したり、削除したり出来ます。

バッテリー – モノクロアイコンが選択時白くなる

こちらもバージョン3.02と3.03の比較から。左が3.02、右が3.03です。わかりますか?メニューバー上のバッテリーアイコンが白くなってますよね。この様にマウスで選択したときだけ白色になります。小さな変更ですが、ちょっと気が利いてます。

これは設定せずとも有効になります。ちなみに、UPSの設定に関してはiStat Menusを起動してBatteryを選択するとチェックボックスが増えています。

有料になってしまった故にどのくらいの方が継続して使われているかわかりませんが、ラップトップが多いウチにはかなり便利なツールのiStat Menus。色々な情報をメニューバーに並べて表示したい方は是非チェックしてみてください。

iPhone App: Boxcar – Growl API Pushが不調。

数多くインストールしているiPhone Appの中で、考えてみると一番使われているかもしれないBoxcar。様々な情報をPushしてくれる便利なAppです。特にGrowlを使う事でMacのApple Scriptで作業の処理結果をiPhoneへ通知できるのは大変便利です。ウチもMac Miniのテレビ録画予約成功や番組録画開始のタイミングでPush Notificationしています。

この縁の下の力持ち的なBoxcar + GrowlのPushが気がついたら通知されていない。ほぼ毎日番組の録画を行っているにもかかわらず数日間、全く通知されてこなかったのです。

通知されなくなったタイミングは、iPhone 3GSをiOS 4.0へバージョンアップしたときの様な気がします。その後iPhone 4になってからも通知されていない状況。

早速トラブルシューティング。

  1. まずiPhoneにインストールされているBoxcarが最新かどうか。このエントリーを書いている時点での最新バージョンは3.0.1でiOS 4テスト済みになっています。
  2. 次にMac側からテスト通知を送ってみます。
    [システム環境設定] – [Growl] を開き 表示オプション のタブで “表示スタイル”をBoxcarにしてプレビューを押してみます。

    これでもプッシュされてこなかった為、同じGrowlの画面で「Check for Updates」と「Verify Login」を実行。Boxcar GrowlはV.1.2が入っていましたが最新はV.1.4の様で、バージョンアップを促されたのでインストール。Verify Loginは問題なく’Great!’と表示され、ログイン情報が正しい事が確認できました。
  3. Mac側のBoxcar GrowlをV.1.4へバージョンアップ後もPush通知されてこない為、再びiPhone側。
    一旦Boxcarに設定されているGrowlサービスを削除して、追加しなおす事にしました。
    Growlサービスを開いて Delete Service、確認メッセージでDelete It、再度追加。もちろん、通知音やBadge Updateの設定がデフォルトに戻ってしまうので適宜設定が必要です。
  4. そして再度Mac側からプレビューのテスト通知。
    次の瞬間「ピロリ〜ん!」とiPhoneが鳴り、ちゃんと通知されてきました!直りました。

結論としては

  • iPhone側: BoxcarのGrowlサービスを削除、追加し直し。
  • Mac側: 気がつかないうちにGrowlのBoxcar Pluginはバージョンアップしている事判明。

iPhone 4へ機種変更後やiOS 4.0へバージョンアップ後にBoxcarのGrowl Push Notificationが不調になった方の参考になればと思います。

MobileMeがメンテナンス…と思ったら一新されてました

今日2010年6月18日、AppleのMobileMeが新しくなりました。

しばらく前からMobileMe Mailは新しいバージョンのbeta版が公開されており、ウチも利用していましたが今日、正式にリリースされた事になります。

昼過ぎにイベントを追加したくてMobileMeにアクセスしたところ、珍しく「MobileMeは現在使用出来ません.」の表示。定期メンテナンス中と書いてあったのでMobileMeのサーバーもダウンする事があるのかなと思っていました。

自宅に帰ってから、メンテナンスが終わったかどうか確認しようと思い、再度接続してみるとログイン画面から一新されていました。

ログイン画面にはMobileMeで提供されているサービスのアイコンが横一列に並んでおり、ログイン情報を入力するテキストボックスは左下に移動。

ログインすると今までbeta版として公開されていたMobileMe Mailのインタフェースが表示されます。このインタフェース自体はしばらくの間使用していたので見慣れていますが、画面上部に以前の様な全てのサービスへアクセスする為のアイコンが並んでいない事が気になります。これはMobileMe Mail betaの頃から気になっており、左上の雲アイコンをクリックするとbeta版の頃は別のサービスの画面に切り替わったのですが今日は違いました。

凝ってますね。雲のアイコンをクリックするとサービスのアイコンが画面中央に表示されます。クールです。

新しくなったというiPhoneを探す機能を試してみました。以前は2台以上のiPhoneを所有していてMobileMeと同期させていると地図が2つ以上表示されていましたが、今度は左側にデバイスのリスト、右側にマップが表示される様に改善されています。Appleのモバイルデバイスが増えるにつれて、一人でiPhone, iPad, iPod Touchを所有している場合もあるでしょうから、沢山のデバイスを効率よく探す事が出来そうです。とはいえ、紛失した場合にはこの機能があっても見つける事はかなり困難な気はしますが…。

MobileMeは有料のサービスで年間9800円掛かりますが、Mac, iPhone等のAppleのデバイスだけでなく、Windows用のコントロールパネルもあり、PCユーザーでも何かと便利に使えるサービスです。iPhone 4の購入を考えていて、複数のMacやPCとメール、カレンダー、アドレス帳を同期したい場合には便利かもしれません。今なら全ての機能を60日間試すことができるフリートライアルもあります。

Mac: Mac OS X – Snow Leopard – Version 10.6.4 released

今日(2010年6月16日)、AppleからSnow LeopardとMac OS X Server向けの新たなアップデートがリリースされています。しばらく前からデベロッパー向けには評価版等の配布がされていたバージョン 10.6.4 。

ダウンロードサイズは315.5 MB(サーバー版は619.8MB)、ソフトウェアアップデートからインストール出来ます。適用には再起動が必要となりますし、インストールに時間がかかるのでラップトップユーザはACアダプターを接続した方が無難だと思います。

ちょうど昨日新しいMac miniがリリースされた事もありますので、新ハードウェア対応も合わせて行われているものと思われます。なお、このアップデートを適用するとSafariはバージョン 5 にアップグレードします。

変更内容は以下の通り:

10.6.4 アップデートは、Mac OS X Snow Leopard をお使いのすべてのユーザに推奨されます。このアップデートには、Safari 5 およびお使いの Mac の安定性、互換性、およびセキュリティを強化するオペレーティングシステムの全般的な修正が含まれており、以下の問題の修正も含まれています:

  • キーボードやトラックパッドが反応しなくなる原因となる問題を解決
  • Adobe Creative Suite 3 の一部のアプリケーションが起動しなくなる原因となる可能性がある問題を解決
  • SMB ファイルサーバ上のファイルのコピー、名称変更、および削除時に起きる問題を解決
  • VPN 接続の信頼性を向上
  • DVD プレーヤーで、標準品質デインターレースを使用した再生時に起きる問題を解決
  • iPhoto または Aperture で、フルスクリーン表示での写真編集時に起きる問題を解決
  • 一部の点字ディスプレイとの互換性を向上

このアップデートについて詳しくは、次の Web サイトをご覧ください:http://support.apple.com/kb/HT4150?viewlocale=ja_JP

このアップデートのセキュリティ内容については、次の Web サイトをご覧ください:http://support.apple.com/kb/HT1222?viewlocale=ja_JP

Safari 5 リリース

2010年6月8日、AppleからSafari 5がリリースされています。ソフトウェアアップデートから適用可能ですが、再起動が必要になります。

変更内容は「Safariリーダーの追加」「パフォーマンスの向上」「Bing検索オプションの追加」「HTML5サポートの改善」等。詳しくは下部の引用を参照してください。WWDC2010でもAppleがHTML5のサポートを強調している事からも、HTML5サポートを重要視している事が分かりますね。

そして何よりも「Safariリーダー」は良いです。全てのWebページで利用出来るわけではありませんが、テキストベースのページを参照しているときにはとても読みやすくなります。

早速Yahooニュースで試してみました。リーダー表示可能なページをSafari 5で開くとアドレスバーの右端(リロードボタンのすぐ左横)に「リーダー」ボタンが表示されます。これをクリックすると新しく搭載された「Safariリーダー」での表示に切り替わります。再度同じボタンをクリックすると通常表示に戻ります。

「Safariリーダー」表示中はスクリーンキャプチャがウィンドウ内部のみになってしまう為、ちょっと変ですが、このように表示されます。左側は通常の表示。アドレスバー右端に「リーダー」のボタンがあり、クリックするとウィンドウの内部が右側のイメージの様に変化します。とても読みやすいです。

このような機能追加の他、様々な改善がされています。

Safari リーダー:新しい“リーダー”アイコンをクリックすると、Web 上の記事が 1 ページに整理されて表示されます。

パフォーマンスの向上:Safari 5 では、JavaScript の実行速度が Safari 4 と比較して最大 25% 向上しました。ページキャッシュおよび DNS プリフェッチの改善により、ブラウズ速度が向上しました。

Bing 検索オプション:Safari の検索フィールドで、Google および Yahoo! に加えて、新たに追加された Bing 検索オプションを選択できます。

HTML5 サポートの改善:多数の HTML5 新機能がサポートされました。これには、位置情報、HTML5 ビデオのフルスクリーン表示、HTML5 ビデオのクローズドキャプション、新規セクショニング要素(article、aside、footer、header、hgroup、nav、section)、HTML5 AJAX 履歴、EventSource、WebSocket、HTML5 draggable 属性、HTML5 フォーム検証、および HTML5 Ruby が含まれます。

Safari 開発者用ツール:“Web インスペクタ”に新たに追加された“タイムライン”パネルには、Safari が Web サイトに対して実行した対話処理が示されるため、どの部分を最適化すればよいかを知ることができます。新しいキーボードショートカットを使うと、パネルをすばやく切り替えることができます。

その他の改善点は以下の通りです:

さらに賢くなったアドレスフィールド:スマート・アドレス・フィールドにテキストを入力すると、履歴やブックマークに存在する Web ページの URL だけでなく、それらの Web ページのタイトルからも検索されるようになりました。

タブ設定:新規 Web ページは、別個のウインドウではなく、自動的にタブに表示されます。

Windows 向けハードウェアアクセラレーション: コンピュータのグラフィックプロセッサのパワーを使って、PC および Mac 上でメディアやエフェクトをスムーズに表示します。

日付を使った履歴検索:全履歴検索に追加された日付インジケータに、Web ページを表示した日付が表示されます。

“Top Sites”/“履歴”ボタン:各ビューの一番上に新しくボタンが追加され、Top Sites と全履歴検索を簡単に切り替えることができます。

“プライベートブラウズ”アイコン:プライベートブラウズが入の場合、スマート・アドレス・フィールドに“プライベート”アイコンが表示されます。プライベートブラウズを切にするには、このアイコンをクリックします。

DNS プリフェッチ:Web ページ上にあるリンクのアドレスを検索して、すばやく読み込むことができます。

ページキャッシュの改善:キャッシュに追加できる Web ページの種類が増え、これらのページの読み込み速度が高速化されました。

XSS オーディタ:クロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃で使用される、悪意があると思われるスクリプトをフィルタ処理できます。

JavaScript サポートの改善:Safari では、JSON(JavaScript Object Notation)を使用する Web アプリケーションをより高速かつ安全に実行することができます。

Mac App.: CoolBookがバージョンアップ (Apr/3/2010付)

以前こちらのエントリーで紹介したMacのCPUへの供給電圧を動作周波数毎にコントロールするアプリケーション CoolBook が2010年4月3日付けでバージョンアップしていました。電圧設定を変更するとき以外起動しないアプリの為、気がついていませんでしたが、次の様な変更が加わった様です。

CoolBookController Ver.2.17

  • Mac OS X 10.6.3サポートの為の修正
  • Temperature offset設定の追加
  • 最新モデルのために不足していた周波数設定を追加
  • CoolBook Controller起動時にクラッシュする問題の修正

CoolBook.kext Ver.2.1.0

  • Mac OS X 10.6.3の為の修正

CoolBookSwitcher Ver.1.2

  • Temperature offset設定の追加

周波数毎の電圧設定に使われているのがCoolBookControllerで、CoolBook.kextとCoolBookSwitcherはユーザーが直接操作したりする事はありません。実態はCoolBookControllerのパッケージに含まれており、FinderでCoolBook Controllerを右クリックしてパッケージを表示すると見つける事が出来ます。

バージョンの古いCoolBookControllerを起動すると(起動時にバージョンをチェックする設定になっていれば)、新しいバージョンに関する通知が表示されます。Yesをクリックすれば自動的にダウロードしてくれますので、一旦CoolBookControllerを終了してダウンロードされた新バージョンをアプリケーションフォルダにコピーすればバージョンアップ完了です。

CoolBookControllerバージョンアップ後に再度起動するとCoolBook driverとCoolBookSwitcher daemonのアップデートを促されますので、いずれもYesをクリックしてバージョンアップします。

最後に、CoolBookController右下の Throttling active と CoolBook active にチェックが付いている事を確認しておきましょう。ウチはバージョンアップ直後はチェックが外れていました。無効から有効にする際には、Macの再起動が必要になります。

参考リンク: CoolBook

[May/23 1:50PM 追記] なぜかバージョンアップ後、設定した周波数・電圧動作をしなくなってしまったので、一度CoolBookControllerのPreferencesからアンインストール、Macを再起動、再インストールしてみたところ直りました。バージョンアップ後に挙動がおかしい方は試してみてください。

白マックがひっそりアップデート

今日2010年5月18日、ポリカーボネートユニボディ筐体の白MacBookがアップデートされています。Apple Storeに掲載されている詳しいスペックは以下の通り。

  • 2.4GHz Intel Core 2 Duo
  • 2GB DDR3 メモリ
  • 250GB ハードドライブ1
  • 8倍速 2層式 SuperDrive
  • NVIDIA GeForce 320M
  • 最大10時間のバッテリー駆動2
  • ポリカーボネートユニボディ筐体

プロセッサのスピードと、グラフィックがパワーアップしていますね。価格も94,800円とお買い得。手軽にMacを始めたい方には良いかもしれません。

Apple Store – MacBook