ウチが知ったのは最近なのですが、CoolBookというMac用アプリケーションがあります。
このアプリはMacのCPUへの供給電圧を観察したり、設定変更することができる代物。
Macは思ったよりもこまめにCPUの動作クロックを変化させている様で、ウチの2.5 GHz Core 2 Duo CPU搭載Macも、800 MHz / 1200 MHz / 1400 MHz / 1600 MHz / 1800 MHz / 2000 MHz / 2200 MHz / 2500 MHz それぞれに供給電圧が設定されており、CoolBookを起動して観察していると刻一刻と動作クロックと供給電圧が変動しています。
当然、 CPUの動作クロックが高い程快適に動作します。そして供給電圧が高い程発熱量も多くなります。発熱が多くなればCPUの温度が高くなり、それを冷却する為のFANの回転数を高速にせざるを得ません。その結果、Mac本体が熱くなる、FANの騒音が大きい、バッテリーの持ちが悪くなるという悪循環に陥ります。
CoolBookはダウンロードして無料でCPUの動作状況を監視する事が出来ます。さらに、US$10を支払うと動作クロック毎の供給電圧を設定することができる様になります。それだけでなく、8段階の動作クロック設定がありますが、CoolBookを使えば段階を減らしてより快適に動作させたり、常に低い動作クロックにしてバッテリーライフを延ばす事も出来る様です。
そして、動作クロック毎に供給する電圧も調整出来るので、発熱量を減らす事が可能です。元々CPU ICへの供給電圧はある程度の余裕があり、固体によってバラツキがあると思われる為、例えば1.1375 V定格としても20%程度低下させて動くmacもあるはずです。
必ずしも20%低下させて正常動作する保証はありませんが、Appleとしてはある程度余裕を持った電圧供給を設定して安定動作を目指していると思われ、デフォルトより多少低い電圧でも動作すると考えられます。もし電圧を低下させても同じクロックで動作させることができればその分発熱量が抑えられるので、FANの回転は低速になり、騒音も低くなります。また、バッテリーで駆動出来る時間も多少は長くなると考えられます。
US10のライセンスはPayPal支払いで購入可能で、1 mac毎に1ライセンス必要です。アクティベーションの際にはインターネット接続が必要です。
ウチはまだ導入していませんが、近日中にライセンスを購入して実際に試してみたいと思います。
導入後、効果を確認してみようと思います。
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