iPhone: AssistiveTouch機能を使ってHOMEボタンの不調を補ってみる

iPhoneを使っていて一番最初に調子が悪くなるのは「ホームボタン」ではないでしょうか。

ウチのiPhone 3GのHOMEボタンも徐々に調子が悪くなり、時々押しても反応しない場合があります。特にiOS 4になってからバックグラウンドタスクを管理する為にホームボタンをダブルクリックする様になった為、HOMEボタンを押す回数が極端に増えた気がします。

iOS 5がリリースされ、そしてiPhone 4Sを入手してから会社でこんな会話が…

  • ウチ: iPhone 4Sになったけど、ホームボタンはいずれ調子悪くなるんだろうね?
  • 同僚: まあね、でもAssistiveTouchがあるからいいんじゃない?
  • ウチ: 何それ?

ということで、アクセシビリティ機能に「AssistiveTouch」というオプションが追加されている事を知りました。

設定方法は次の通り:

[Settings] – [General] – [Accessibility] – [AssistiveTouch] で AssistiveTouchをオンに。

ONにすると画面の右側に丸いアイコンが表示されます。これをタップすると最初のスクリーンショットの様に「Gestures」「Favourites」「Device」「Home」というボタンが画面の中央に現れます。

一旦「AssistiveTouch」をオンにするとどの画面においてもこの機能が使える様になり、丸いボタンが邪魔なときはタップしてスライドする事で別の場所に動かす事も出来ます。キーボードと重なってしまう様な場合は自動的に適当な位置にずれてくれるので、さほど邪魔になりません。

「Device」ボタンをタップすると、デバイスをロックしたり、ボリュームの調整、ミュートオン/オフを画面上のボタンをタップする事で操作出来ます。

「Home」ボタンはその名の通り、ホームボタンを押したのと同じ動作となり、バックグラウンドタスクを操作するためのダブルタップも可能です。

ロック画面でも表示する事が出来ますが、通常のハードウェアボタン同様、ロックスクリーンで動作しない操作はAssistiveTouchのボタンを使っても動きません。

この機能を使えば、HOMEボタンが調子悪くならない様、ホームボタンを押す回数を減らす事が出来るかもしれませんね。もしくは、ホームボタンが調子悪くなってしまったデバイスでも快適に使える様になるかもしれません。

 

iPhone: iStand by IDEA INTERNATIONAL を手に入れました

今日は、IDEA INTERNATIONALのiStandを会社の方に戴きましたので紹介してみます。シリコン素材の吸盤になっているコブの様な形をしていて、iPhoneの背中にくっつけて使います。iPhone背面の好きな位置に取り付ける事が出来るので、立てかける角度を多少調整する事が出来、縦向き、横向きのどちらにも対応出来ます。

凹凸のあるケースや、表面がツヤのない加工になっているケースには吸着しない場合があるので使えませんが、保護シートを貼付けたiPhone 4や、本体むき出しのiPhone 3G/3GS/4にはしっかり吸い付きます。もちろん、ツヤがある表面が滑らかなケースであれば同様に使う事が出来ます。

素材もシリコンなのでiPhone本体やケースを傷つける心配も少なく、手軽に取り付けたり、外したり出来るので便利です。例えばビデオを見るときや、機種変更して使わなくなった旧世代のiPhoneをフォトスタンドとして使ったり、Bluetoothキーボードで長文を入力する時などに重宝しそうです。

ウチが入手したのはパープルですが、他にもブラック、ブルーなど計7色が販売されています。

Apple App Store: 100億回Appダウンロード達成おめでとう

2011年1月22日 午後7:30 (日本時間) 頃、Apple App StoreのAppダウンロードが100億回を達成しています。iPadで全て9が並ぶ瞬間のスクリーンショットを撮ろうとしましたが失敗に終わりました (^^;;

多くの人が100億回目を狙った為か途中少しカウントのペースが遅くなっていた様な気がしますが、最後の数千ダウンロードはiPadで見ていてもあっという間でした。

日本では発売されなかったiPhone (2G) が2007年1月に発売され、今では電車やバスの中、職場で沢山iPhone 3G/3GS/4を見かける程の人気。スマートフォンの普及をこれだけ拡大させたのはiPhoneの影響が大きかったのではないかと思います。

そしてApp Storeが登場したのがiPhone 3Gのリリースと同じ2008年7月10日。926日間で総アプリダウンロード数100億回を達成した事になります。単純計算では1日あたり約1080万回ダウンロード、1時間あたり約450万回、1分あたり7500回いずれかのAppがダウンロードされています。バージョンアップも含まれているとは思いますが、デバイスの登場から4年間でこれだけの人気を得たのはすごい事ですね。

今年もまた新しいiPhone 5がリリースされるのだと思いますが、どんどん進化してほしいですね。

オール9の瞬間を逃したスクリーンショットも載せてみます。

iPhone: 休日をiPhoneのカレンダーに表示する方法 (Google Sync)

iPhone, iPadには標準でカレンダーAppがインストールされていて、iTunes経由やネットワーク経由で同期して仕事やプライベートの予定を表示したり、手軽に曜日を調べたりする事が出来て便利。ところが、休日が表示されないので、仕事で会議の予定を立てるときや、休みの計画を練るときには少々不便かもしれません。App Storeには標準カレンダーAppを置き換える予定表アプリなどがありますが、せっかく標準で搭載されているAppを使わないのも勿体無い気がします。

そんなとき、Googleユーザーであれば追加費用無しで日本に限らず、世界各国の休日をiPhone, iPadのカレンダーに表示する事が出来ますので、紹介してみます。ウチはiPhone 3GSの頃から使っていましたが、最近iPhone 4やiPadが発売されてますますiOSユーザーが増加中なのでまとめてみました。参考にして頂ければ幸いです。

手順その1: Gmailアカウントの設定

持っているGmailアカウントをiPhoneに設定します。[設定] – [メール/連絡先/カレンダー]の画面でアカウントを追加すると、どの情報を同期するかをON/OFFする画面が表示されるので、忘れずカレンダーをONにしておきます。

詳しい設定方法は以前紹介した「iPhone: Gmailアカウントのセットアップ方法による違い – プッシュとフェッチ」のエントリーもご覧下さい。

手順その2: Googleカレンダーに休日を追加

この手順はMacないしはPCで行う必要があります。WebブラウザでGoogleカレンダーにアクセスします。作ったばかりのGoogleカレンダーは「マイカレンダー」に1つカレンダーがあるだけの状態だと思います。今回は、「他のカレンダー」に日本の祝日を追加してみます。

マイカレンダーの下にある「設定」をクリックします。カレンダーの共有設定や新しいカレンダーの作成が出来る画面ですが、中央あたりの右側にある「おすすめのカレンダーを検索」をクリックします。

すると、各国の休日カレンダーのリストが表示されます。名前順になっているので、下の方にスクロールして「日本の祝日」を探し出し、その行の右側にある「登録」をクリックします。ちなみに、表示を止めたい時は「登録解除」をクリックすればいつでも設定できます。登録したら画面上の方の「カレンダーに戻る」をクリックして戻ります。

すると、日本の祝日がカレンダーに表示されているはずです。余談ですが、休日らしい赤系の色に変更する事も出来ます。ただし、iPhoneには反映されません。

手順その3: iPhoneに休日のカレンダーを表示

いよいよ最後の手順です。まずはiPhone上でSarafiを起動し、「http://m.google.com/sync/」へアクセスします。
すると「未対応の端末です」と表示されてしまいますが、画面中央付近にある「言語を変更」をタップして、言語をEnglishへ変更します。
すると日本語ではありませんがiPhone用のGoogle Sync画面が表示されるはずです。

早速「Sign in with your Google Account」をタップして、ログインします。無事ログインできると、持っているデバイスのリストが表示されるはずです。複数台iPhoneを持っている場合(3G、3GS、4など)はこの様に全て同じ様に表示されてしまいますが、最終同期日時を元に選ぶか、全てに対して以降の設定をします。

ここで表示されている同期日時はメールやメインとなるマイカレンダーがiPhoneへ最終的に同期された日時を表しています。iPhoneにGmailのアカウントを作成し、カレンダーの同期をONにした時点で、マイカレンダーのメインカレンダーはiPhoneへ同期されている為です。

デバイスをタップするとMac / PCで表示した時の様に「My Calendars (マイカレンダー)」と「Shared Calendars(他のカレンダー)」がリストになって表示されるので、先程設定した「日本の祝日」にチェックを入れて右下もしくは右上の「Save」をタップします。

表示できるか確認

全ての設定は終わりました。後はiPhoneのカレンダーAppでちゃんと日本の祝日が表示される事を確認します。

追加したばかりの「他のカレンダー」は設定してあげないと表示されない場合があります。また、上述の作業直後はまだサーバー側で設定が反映されていない為か、時々表示されない場合がありますので、その時はしばらく待ってからiPhoneのカレンダーAppを起動して試してみます。

では、まずカレンダーAppを起動し、左上の「カレンダー」というボタンをタップし、表示するカレンダーを選択する画面に移ります。

見慣れない画面かもしれませんが、iPhoneのカレンダーAppは複数アカウントの複数カレンダーをそれぞれ表示と非表示の設定が出来ます。ウチの場合はMobileMeも契約しているので、GoogleカレンダーとMobileMeカレンダーそれぞれ異なる役割に使い、iPhone上ではその全てを表示しています。

この画面は、そのiPhoneに設定されているカレンダーを同期しているアカウント毎に、どのカレンダーを表示するか選択する画面です。最初、Gmailのセクションには「日本の祝日」は表示されていませんが、しばらくすると表示されました。カレンダーAppとGoogleのサーバーがネットワーク経由で通信をして、新しく同期できるカレンダーを見つけた為です。

試しに「日本の祝日」のみにチェックを入れて、右上の完了ボタンをタップします。すると、今日2010年9月20日であれば「敬老の日」と表示されますし、月カレンダーを見ると9月23日にも予定が入っているマークがついて、日本の祝日が「終日イベント」として参照できる様になりました。

もちろん、日常使っているカレンダーと「日本の祝日」カレンダー両方にチェックを入れれば全て一緒に見る事が出来ます。

日本以外の国の休日も同様に表示できます。また、休日だけでなくスポーツ関連のカレンダーとして、日本のプロ野球球団毎の試合日程などを参照する事も出来ますので、色々試してみてください。

なお、GoogleカレンダーとiPhoneとの間でデータ通信が発生します。パケ放題の対象ですが、データ通信をしたくないという方はご注意下さい。

iPhone: 電波の強さを数値表示

iOS 4.1になって、フィールドテストというモードに入れるという記事を色々なブログサイトで見つけたので試してみました。

iPhoneをこのField Testモードにすると電波の強さがアンテナバー表示ではなく、数値表示されるというもの。数値が小さい程電波強度が強いとの事です。

電話Appを起動して電話番号「*3001#12345#*」に発信するとField Testモードに移行する事が出来ます。

終了するにはホームボタンを押すだけ。押した直後、ホーム画面に戻りアンテナバーに表示が切り替わるまで一瞬時間がかかりますが、ちゃんと元に戻りました。

さて、ただ単に今使っているiPhone 4だけを試しても楽しくないので、以前使っていたiPhone 3Gや3GSと比較しようと思ったら….既に契約していないSIMなので電波強度すら表示されず。ということで、同じ職場の人に協力してもらってiPhone 4とiPhone 3GSをほぼ同じ位置で同時にフィールドテストモードにして比べてみました。キャプチャの時刻に差があるのはiPhoneの設定にズレがあった為。

左がiPhone 4で、右がiPhone 3GSです。解像度の異なるキャプチャでしたがMac上で同じにそろえました。という事でわずか 6 の差ですが、iPhone 4の方が電波の受信感度が良い(それともプリアンプの性能が高いのか)という結果になりました。ちなみに、iPhone 4は例のアンテナ問題を避ける為にケースに入れていました。

*一般ユーザー向けのモードではないので試される方は自己責任で。

iOS 4.1 リリース

今日2010年9月9日(日本時間)、iOS 4.1がリリースされました。適用はいつも通りiTunes経由で出来ます。ダウンロードが終われば、ソフトウェアとファームウェアのアップデートは15分程度で終わりました。既にiPhone保存されている音楽、写真、Appの再転送がされる様な事はなかったので(復元とは異なり)予想より短い時間でアップデート出来ました。

主な変更内容は以下の通りです。

  • Game Center
    • 友達リクエストを送受信できます。
    • 友達をインターネット経由でマルチプレーヤーゲームに招待できます
    • マルチプレイヤーゲームを他のプレイヤーとの自動マッチングでプレイできます
    • リーダーボードと成績を表示できます
    • 新しいゲームを友達から発見できます
  • iPhone 4乗でハイダイナミックレンジ(HDR)写真
  • 「iTunes」上でテレビ番組をレンタルできます
  • HDビデオをiPhone 4上のWi-Fiを使ってYouTubeやMobileMeにアップロードできます
  • 次/前のトラックの制御など、AVRCP対応アクセサリのサポートが拡張されます
  • 「よく使う項目」からFaceTimeを直接呼び出せます
  • 以下のような問題点が解決されます:
    • iPhone 4の近接センサーのパフォーマンス
    • iPhone 3Gのパフォーマンス
    • Nike + iPodの修正
    • Bluetoothの機能向上

インストールできるデバイスは

  • iPhone 4
  • iPhone 3GS
  • iPhone 3G
  • iPod Touch (第二世代以降)

となっており、且つGame CenterはiPhone 3Gをサポートしません。

ということで、バージョンアップ前とバージョンアップ後の「一般情報」のスクリーンショットがこちら。左がiOS 4.0.2で、右がiOS 4.1インストール後です。キャリアのバージョンとモデムファームウェアもバージョンアップしています。

Game Centerはホーム画面に新しいアイコンがAppとして追加されています。iTunesアカウントでログインでき、ニックネームなどを設定すればすぐ使える状態になる様です。とはいえ、Game Centerに対応したゲームが必要なはずですし、ウチは持っていないので試せてませんが。

HDRも試してみました。ちょっと分かりにくいですが、まずHDR写真を保存するにはカメラAppの画面上部にある「HDR Off」を切り替えて「HDR On」にしておきます。

一番左がiPhone 4のスクリーンショット。中央がHDRではないNormal写真。右がHDR写真。明るさとコントラストを調整してくれていますが、シチュエーションによってはこのサンプルの様にイマイチな仕上がりになるかもしれません。[設定]-[写真]で、HDR写真のみ保存するか、HDR写真とNormal写真の両方を保存するか設定する事が出来ます。

iPhone: iPhone 4 バッテリー付きケース MiLi Power Spring 4

MiLiブランドから2010年9月1日にiPhone 4用のバッテリー内蔵プロテクトケースが発売されます。MiLiブランドはiPhone 3G / iPhone 3GS用にも同様のケースを販売しており、このPower Spring 4 HI-C23はiPhone 4用のモデル。

ケースに1600mAhのバッテリーが内蔵されており、写真からは見えませんがUSBミニ端子で充電する様になっている様です。このケースのバッテリーをフル充電しておけばiPhone 4内蔵のバッテリーを約80%まで充電出来る優れ物。

iPhone 4の脱着は写真の通り上部が開く様になっていて簡単に行う事が出来ます。また、ケース内蔵バッテリーの残量表示をするインジケータや、バッテリー供給のON/OFFスイッチも備えられています。

デザインはブラックカラーのiPhone 4にマッチする様、ブラックをベースにしており、側面にはiPhone 4のオリジナルに似たシルバーのラインが入っています。もちろんケースに入れた状態でカメラ、LCDフラッシュ、ボリュームスイッチ、ミュートスイッチが使用出来ます。ヘッドホン端子箇所にも穴が開いていますが、端子が少し奥まるのでヘッドホンによっては接続出来ないかもしれません。短い延長ケーブルを使えば解消出来そうです。
ただし、一つ残念な点はヘッドホン端子すぐ横にあるノイズキャンセリング用のマイク部分が塞がっている点。もちろん本体底面のメインのスピーカーとマイク箇所にはちゃんと穴があり、通話は全く問題なく出来ます。
その他を除けば見た目もクールなケースだと思います(背面が丸みをおびていて、iPhone 3G/3GS化する様な気もしますが ^^;;)

2010年9月1日発売予定で、Amazonでは8,980円で予約が開始されています。

iPhone 4用バッテリー付きプロテクトケース MiLi Power Spring 4 HI-C23