iPhone: 電波の強さを数値表示

iOS 4.1になって、フィールドテストというモードに入れるという記事を色々なブログサイトで見つけたので試してみました。

iPhoneをこのField Testモードにすると電波の強さがアンテナバー表示ではなく、数値表示されるというもの。数値が小さい程電波強度が強いとの事です。

電話Appを起動して電話番号「*3001#12345#*」に発信するとField Testモードに移行する事が出来ます。

終了するにはホームボタンを押すだけ。押した直後、ホーム画面に戻りアンテナバーに表示が切り替わるまで一瞬時間がかかりますが、ちゃんと元に戻りました。

さて、ただ単に今使っているiPhone 4だけを試しても楽しくないので、以前使っていたiPhone 3Gや3GSと比較しようと思ったら….既に契約していないSIMなので電波強度すら表示されず。ということで、同じ職場の人に協力してもらってiPhone 4とiPhone 3GSをほぼ同じ位置で同時にフィールドテストモードにして比べてみました。キャプチャの時刻に差があるのはiPhoneの設定にズレがあった為。

左がiPhone 4で、右がiPhone 3GSです。解像度の異なるキャプチャでしたがMac上で同じにそろえました。という事でわずか 6 の差ですが、iPhone 4の方が電波の受信感度が良い(それともプリアンプの性能が高いのか)という結果になりました。ちなみに、iPhone 4は例のアンテナ問題を避ける為にケースに入れていました。

*一般ユーザー向けのモードではないので試される方は自己責任で。

iPhone: iPhone 4 の持ち方によるアンテナ減現象に関する考察

日本での発売から1日経過したiPhone 4、各方面で話題になっているのがEngadget Japaneseでも紹介されている「左手で持つとアンテナ減」現象。

2010年6月24日の発売日の時点で既に報告されていた事ですが、Jobs氏(本人からと思われる)メールの返信からもこの現象は設計的な仕様なのではないかという説が有力の様ですね。

さて、この事について少し考えてみましたので書いてみます。個人的な考察ですので、間違っているかもしれません。あくまでも参考までに。

そもそも問題は何か

iPhone 4の持ち方によって携帯ネットワークの電波強度を示すアンテナの本数が減少するというもの。特に左手でiPhone 4を持ち、親指の付け根で液晶画面に向かって左下の位置にあるフレームのつなぎ目を押さえているときに顕著に発生するというもの。しかし、人や環境、本体によっても差がある様な情報もあり。

考えられる原因

そもそもこのつなぎ目が何かを考えてみます。iPhone 4のフレームはアンテナを兼ねており、3G、GSM、WiFi、Bluetoothの各周波数帯に合わせた適切な長さのフレームアンテナで電波の送受信を行っています。せっかく周波数に合わせて設計した長さのフレームを繋ぎ合わせているので、つなぎ目は電気を流さない絶縁体である必要があるはずです。

ウチが想像するに黒いつなぎ目は絶縁体で、アンテナ2本とDockコネクタ側のフレームを電気的に切り離す為に存在しているのだと思います。そして、人間の皮膚は個人差はありますが電気を流します。ですからこのつなぎ目の部分をまたがってフレームを持つと適切な長さに設計されたアンテナが長くなってしまうのではないでしょうか。また、Dockコネクタ側のフレームはiPhone 4内部回路のGNDにつながっている可能性が高いと思いますので、アンテナと内部回路のGNDがある程度の抵抗値があるとはいえ電気的に繋がってしまう為ではないかと思います。

では対策は

手っ取り早いのはつなぎ目部分を持たない事。Jobs氏のメールの返信にあった様に「Just avoid holding it in that way.」の通り。皮膚や導電体でアンテナと他の部分を接続しなければ良いわけです。とはいえ、ウチがiPhone 4を実際左手で持ってみるとほぼ確実にこのつなぎ目に手が当たってしまいます。そんな場合はApple Bumper for iPhone 4や、各社から発売されているケースに入れる事も解決になりそうです。これらのケース類はシリコンやTPU素材、プラスチック素材なので電気を流しません。よってフレームさえケースで覆ってしまえばその上から左手で押さえても問題が無いという事です。

ちなみにウチも職場、家電量販店、自宅で試しましたが、職場では現象が発生しアンテナが2本くらいまで減少しました。その他の場所では特に変化はありませんでしたが、電波の強さなどによっても発生状況が異なるのではないかと思います。

TV&バッテリーの受信感度改善作戦

写真をご覧になって分かる通り、かなり無理な大作戦です。

SoftBankが発売しているiPhone向けのワンセグチューナー、TV&バッテリーの受信感度改善を予算100円で実験してみました。

必要な物は、100円ショップやホームセンターで売っているテレビアンテナを配線する為のF型端子と、適当な配線材。ウチは余っていたアース線を使ってみました。

もちろん、TV&バッテリーがある事が前提条件ですが…。

iPhoneでリアルタイムにワンセグを見る為にはSoftBankが販売しているTV&バッテリーが必須となります。しかし、受信感度が思ったより悪い事は使われている方はご存知ではないかと思います。ウチも購入はしたものの、あまりの受信感度の悪さに活躍の場がほとんどありませんでした。主にバッテリーとして使っていたのですが、結局ACアダプターとUSBケーブルを持ち歩けばそれほど出動の機会が無く、最近では鞄の中にしまいっぱなしの状態。

そこで、つい先日家電量販店で見かけた携帯電話のワンセグの受信感度を向上させるアンテナの事を思い出して無理な作戦を決行してみました。ただし持ち歩きを考えた仕様ではないので、屋内でTV&バッテリーを使う事のみを前提にしています。

まず、アース線の両端の被覆を剥きます。片方は少しだけ、もう片方は少し長めに剥いておきます。

少しだけ剥いた方をF型端子の芯線に接続します。本来は同軸ケーブルを接続するわけですが、なんちゃってアンテナ感度向上作戦ですので、気にせず適当に。

色々なタイプがあると思いますが、こんな感じでネジ止め。

そして反対側の少し長めに被覆を剥いた側をTV&バッテリーのアンテナに巻き付けます。

ぐりぐりぐりっと、こんな感じ。

後はF型端子を家の壁にあるアンテナ端子に繋ぐだけ!

ちなみにウチはVHFアンテナ(アナログ)端子に接続しています

以上で完了。後はiPhoneでテレビアプリを立ち上げて試してみます。要するに擬似的にアンテナを長くしているだけで、全く技術的な根拠の無い接続なのですが、思った以上に効果有り!

今までもアンテナにアルミホイルを長い棒状してくっつけてみたりしましたが、ほとんどテレビ試聴出来なかった状態でしたが、今回の受信感度改善作戦は大成功です。ちゃんと全てのチャンネルの番組情報も取得出来ますし、スムーズに書くチャンネルが試聴出来ています。

ただし前述の通り持ち運びが出来なくなってしまう為、USB出力のACアダプターを繋ぎっぱなしにしておき、自動パワーOFFを無効にしていつでもテレビを見れる様に設定しておくと良いかもしれません。さらに、外部からもwifi接続で試聴したい場合には1000円のライセンス料金が発生しますがTVモバイルを使う手もあります。ウチはまだライセンス購入はしていませんが、PocketWifiでも十分試聴する事が出来ました(30秒のお試し試聴で動作確認してみました)。

受信感度が悪く、TV&バッテリーを持て余していらっしゃる方、良かったらお試し下さい。
#必ず改善される保証はありませんが….

地デジアンテナ @ Parents Home

2011年7月の地上アナログ放送終了に備え、実家で地上デジタルアンテナの設置をしました。何かと大変でございましたが、何とか終了。
地上デジタル放送を見ることができる様になりました。

詳しくはメインホームページ物欲番長Blogにて。

地デジアンテナ