以前こちらのエントリーで紹介したMacのCPUへの供給電圧を動作周波数毎にコントロールするアプリケーション CoolBook が2010年4月3日付けでバージョンアップしていました。電圧設定を変更するとき以外起動しないアプリの為、気がついていませんでしたが、次の様な変更が加わった様です。
CoolBookController Ver.2.17
- Mac OS X 10.6.3サポートの為の修正
- Temperature offset設定の追加
- 最新モデルのために不足していた周波数設定を追加
- CoolBook Controller起動時にクラッシュする問題の修正
CoolBook.kext Ver.2.1.0
- Mac OS X 10.6.3の為の修正
CoolBookSwitcher Ver.1.2
- Temperature offset設定の追加
周波数毎の電圧設定に使われているのがCoolBookControllerで、CoolBook.kextとCoolBookSwitcherはユーザーが直接操作したりする事はありません。実態はCoolBookControllerのパッケージに含まれており、FinderでCoolBook Controllerを右クリックしてパッケージを表示すると見つける事が出来ます。
バージョンの古いCoolBookControllerを起動すると(起動時にバージョンをチェックする設定になっていれば)、新しいバージョンに関する通知が表示されます。Yesをクリックすれば自動的にダウロードしてくれますので、一旦CoolBookControllerを終了してダウンロードされた新バージョンをアプリケーションフォルダにコピーすればバージョンアップ完了です。
CoolBookControllerバージョンアップ後に再度起動するとCoolBook driverとCoolBookSwitcher daemonのアップデートを促されますので、いずれもYesをクリックしてバージョンアップします。
最後に、CoolBookController右下の Throttling active と CoolBook active にチェックが付いている事を確認しておきましょう。ウチはバージョンアップ直後はチェックが外れていました。無効から有効にする際には、Macの再起動が必要になります。
参考リンク: CoolBook
[May/23 1:50PM 追記] なぜかバージョンアップ後、設定した周波数・電圧動作をしなくなってしまったので、一度CoolBookControllerのPreferencesからアンインストール、Macを再起動、再インストールしてみたところ直りました。バージョンアップ後に挙動がおかしい方は試してみてください。