ソフトウェアアップデート: Snow Leopardグラフィックスアップデート

2010年8月18日、AppleからSnow Leopardグラフィックスアップデート バージョン1.0がリリースされています。

対象はMac OS X Snow LeopardとServer版の両方。適用はソフトウェア・アップデートから可能ですが、OSの再起動が必要となります。

なお修正内容は以下の通り。

The Snow Leopard グラフィックスアップデートでは、グラフィックスアプリケーションおよびゲームでの安定性とパフォーマンスに関する以下の問題が修正されています:

一部の Mac 上で Portal および Team Fortress 2 をプレイ時に起きるフレームレートの問題を修正

Aperture 3 または StarCraft II で予期せぬ終了または応答停止が起きる原因となる問題を修正

ということで、かなりピンポイントな修正ですが対象となっているアプリを利用している方には適用必須のアップデートですね。

Mac: Mac OS X 10.6.4へのアップグレード後の変化

今朝、Mac OS X Snow Leopardのバージョン10.6.4がソフトウェアアップデート経由でリリースされていたので早速適用しました。

改善された問題が原因で悩まされた事は少ないのですが、バージョン10.6.4へアップグレード後にMailを起動したところ、見慣れない画面が表示されました。

Mailのバージョンを見てみると、Mac OS X 10.6.4適用前はバージョン4.2 (1078)でしたが、適用後はバージョン4.3 (1081)に変わっていました。表示されたウィンドウはMailが構築するメッセージデータベースをアップグレードする為のメッセージなので、保存されているメッセージの件数によってかかる時間が異なると思いますが、一度実行すれば次回以降は表示されません。

Mac: Mac OS X – Snow Leopard – Version 10.6.4 released

今日(2010年6月16日)、AppleからSnow LeopardとMac OS X Server向けの新たなアップデートがリリースされています。しばらく前からデベロッパー向けには評価版等の配布がされていたバージョン 10.6.4 。

ダウンロードサイズは315.5 MB(サーバー版は619.8MB)、ソフトウェアアップデートからインストール出来ます。適用には再起動が必要となりますし、インストールに時間がかかるのでラップトップユーザはACアダプターを接続した方が無難だと思います。

ちょうど昨日新しいMac miniがリリースされた事もありますので、新ハードウェア対応も合わせて行われているものと思われます。なお、このアップデートを適用するとSafariはバージョン 5 にアップグレードします。

変更内容は以下の通り:

10.6.4 アップデートは、Mac OS X Snow Leopard をお使いのすべてのユーザに推奨されます。このアップデートには、Safari 5 およびお使いの Mac の安定性、互換性、およびセキュリティを強化するオペレーティングシステムの全般的な修正が含まれており、以下の問題の修正も含まれています:

  • キーボードやトラックパッドが反応しなくなる原因となる問題を解決
  • Adobe Creative Suite 3 の一部のアプリケーションが起動しなくなる原因となる可能性がある問題を解決
  • SMB ファイルサーバ上のファイルのコピー、名称変更、および削除時に起きる問題を解決
  • VPN 接続の信頼性を向上
  • DVD プレーヤーで、標準品質デインターレースを使用した再生時に起きる問題を解決
  • iPhoto または Aperture で、フルスクリーン表示での写真編集時に起きる問題を解決
  • 一部の点字ディスプレイとの互換性を向上

このアップデートについて詳しくは、次の Web サイトをご覧ください:http://support.apple.com/kb/HT4150?viewlocale=ja_JP

このアップデートのセキュリティ内容については、次の Web サイトをご覧ください:http://support.apple.com/kb/HT1222?viewlocale=ja_JP

Mac App: 2台以上のMacでクリップボードの中身を共有

2台以上のMac OS Xが動いているMacでクリップボードの内容を共有する為のアプリの紹介です。バージョン更新履歴を見ると、2006年で開発が停止してしまっているDonationwareですが、Mac OS X Snow Leopard (10.6.3)でも動いたので、紹介してみます。

そもそも、何故このアプリを見つけたかというと、MacBook ProとMacBook Airの間で時々クリップボードの内容を共有したくなるから。Airでブログを更新しながら、書く内容に対する調べ事をMBPでする時があります。画面が広く使えるのでMBPで新たなSafariを開いた方が見やすいので。そして見つけた情報が掲載されているURLをブログへリンクする時、どうしてもURLをAir側で再度入力する必要がありました。

一時はテキストファイルにURLを保存して共有フォルダに保存し、Airで開き..という手間をかけていた事もありましたが、あまりにも効率が悪すぎます。

そこでClipboardSharingというアプリを見つけました。前述の通りDonationwareなのでダウンロードすれば無料で使えます。2006年で開発を終えている様ですが、とても気に入った場合はPayPal経由で寄付できます。

使い方は至って簡単。2台もしくはそれ以上のMacにアプリをインストールして起動するだけです。メニューバーに次の様なアイコンが表示されます(ウチの環境では少し起動に時間がかかりました)。

ハサミの形です。

基本的な使い方は非常に簡単。

  1. 1台のMacで文字列を選んで command + C (もしくはメニュー) でコピーします。
  2. そして、そのMacのClipboardSharingアイコンで [Send My Clipboard] – [送り先のMac名] をクリック。
  3. すると、コピーしたクリップボードの内容が送り先のMacのクリップボードに送信されます。
  4. ClipboardSharingの設定がデフォルトのままだと、相手側に小さなウィンドウで通知が表示されますが、Preferencesで通知を表示しない様に設定できます。
  5. あとは、受け取った側で command + V (もしくはメニュー) でペーストするだけ。

マウスを使わなければならないのが若干残念ですが、ちょっとした文字列を2台のMac間で共有するには使えそうです。ちなみに、上記2のステップで送信元を操作する代わりに、受信先で [Get Remote Clipboard] – [送り元のMac名] をクリックしてもOKです。

Preferencesの画面を並べてみます。

2ページ目の [Notify when someone has: ] のチェックを外すとクリップボードが送られたり、取得されたときの通知を非表示に出来ます。4ページ目のAutoSyncはおそらく自動的にクリップボードを共有してくれるのだと思うのですが、うまく動きません。今後色々試してみようと思います。

Mac OS X: Java for Mac OS X 10.6アップデート2

今日2010年5月19日、AppleからJava for Mac OS X 10.6アップデート2、バージョン1.0がリリースされています。対象はSnow Leopardクライアントとサーバー、両方です。

適用はいつも通りソフトウェアアップデートから。再起動は不要です。

それにしても、Appleのソフトウェアアップデートの名称は分かりにくい様な…

Snow Leopardを64 bitカーネルで動かす!

ちょっと時代遅れの話題ですが…

Mac OS X 10.6、つまりSnow Leopardが発売されて、遂にMac OS Xにも64ビット化の波が訪れたと思ったのですが、土台のカーネルは32 bitで動いているケースがほとんど。

Snow Leopardをインストールしてすぐ、最初から64 bitカーネルで動作するのはEarly 2008か、それより新しいXserveサーバーと MacBook Proのみ。それ以外のMacBook、MacBook Pro、 MacBook Air、iMac、等のワークステーションクラスのMacはほとんどがデフォルトでは32 bitカーネルで起動する様になっています。

これは周辺機器の互換性も考慮した為にAppleがその様に設定している様で、確かに突然様々な周辺機器が使えなくなってしまったり、そもそもMacが64 bitに対応していない場合も考慮すると正しい考え方に思います。

しかし、せっかく新しいMacを持っているなら64 bitカーネルで動作させたくなります。ウチのMacBook Proも動くはずなのでちょっと試してみました。

説明してみます。

今はどのカーネルで動作しているのか?

システムプロファイラの左側のツリーで「ソフトウェア」をクリックし、「システムソフトウェアの概要」を見ると分かります。”64ビットカーネルと拡張機能”が「いいえ」となっている場合は、32 bitカーネルで起動・動作しています。

システムプロファイラはメニューバーの「アップルロゴ」-「このMacについて」で表示されるウィンドウで「詳しい情報…」をクリックすると起動出来ます。

64ビット 又は 32ビット カーネルで起動するには(一時的に)

まずMacをシャットダウンします。そして…

  • 電源ボタンを押して起動している間キーボードの 6 と 4 のキーを押し続けると、64 bitカーネルで起動します。

または…

  • 電源ボタンを押して起動している間キーボードの 3 と 2 のキーを押し続けると、32 bitカーネルで起動します。

この方法の場合は、起動時に必ずそれらのキーを押し続けないと適用されません。また、Macが64 bitカーネルをサポートしていない場合はこの方法を用いても32 bitカーネルで起動します。

64 bitカーネルで動作しているかどうかは、システムプロファイラの例の箇所が「はい」になっている事で確認出来ます。

永続的に起動時のカーネルを変更するには

難しく言うと、 /Library/Preferences/SystemConfiguration/com.apple.Boot.plist を編集します。左が32 bitカーネル起動、右が64 bitカーネル起動です。Kernel Flags Keyに “arch=x84_64” というValueが設定されていると、デフォルトで64 bitカーネルで起動する様になります。

しかし、このファイルを直接編集するのは少し敷居が高いので、これを簡単に出来るアプリケーション 32- or 64-bit Kernel Startup Mode Selector (Link) を使ってみました。フリーでダウンロード出来ますし、寄付を呼び掛けている様ですのでご協力出来る方は是非。

ダウンロードして起動すると次の様な画面が表示されます。

中央下部に表示されているSupported?が緑色のチェック(このスクリーンショットの様に)であれば、このMacは64 bitカーネルでの動作がサポートされています。恒久的に64 bitカーネルで起動したい場合は、このアイコンの左側にある「start in 64bit mode」をクリックして、(求められたら)システム管理者のパスワードを入力します。そしてMacを再起動すると、設定したカーネルで起動するはずです。32 bitカーネルに戻したい場合もこのアプリケーションで設定を変えることができます。

このアイコンは4種類あり、それぞれ意味合いが異なります。

1番目: 64 bitカーネルでは動作しない

2番目: 64 bitカーネルで動作する

3番目: Appleが公開している64 bitカーネル動作サポート機種ではないが、動く。

4番目: 技術的には64 bitカーネルで動作するが、Appleによってそれを有効に出来ない。

気になる方は試してみてください。

セキュリティアップデート2010-003

先程のサーバ管理ツールとあわせ、セキュリティアップデート2010-003もリリースされています。Mac OS X Snow Loepard (10.6)と、Mac OS X Snow Leopard Server向け、一世代前のMac OS X Leopard (10.5)にもリリースされており各種セキュリティ強化が行われる様なので、適用した方が良い様です。

適用はソフトウェアアップデートから。再起動が必要です。