Mac: Mac miniとMacBook Airに OS X Mavericks インストール

4G回線(そもそもシンガポールの4G回線はさほど早くない)でのダウンロードに一晩掛かりましたが、無事シンガポールで使っているMac miniとMacBook AirにOS X Mavericks – OS X 10.9 – がインストール出来ました。

OS X Mavericks

 

「あまり変わらないかな?」というのが正直な感想。とはいえ、全体的に動作が快適になったのかもしれないと感じています。メモリ処理の改善が効いているのでしょうか。

幾つか気に入ったのは

  • App Storeのアップデートを自動的にダウンロード、インストールしてくれる様になった。(iOS 7と同じ)
  • マップアプリ、便利。SafariでGoogle Mapにアクセスしなくてもすぐ見れるのが良いと思うし、iPhoneに行き先を送れるらしいのでこれも試してみたい
    ところで、現在地はWiFiで調べているのだよね?GPSなしなのにかなり正確な位置が表示されるのがスゴイ、というかちょっと怖い。
    Screen Shot 2013-10-27 at 5.56.19 pm
  •  Dock上で起動しているアプリアイコンの下(ドックが下にある場合)に表示されていたドットがバーになって少し分かりやすい。
    OS X Mavericks

と、まだまだ色々と良くなった点はありそうです。アプリも問題なく動いているので安心。

Finderの目玉機能 タグ はまだ試していないので、時間を見つけてじっくり試そうと思います。ファイルや情報の分類と言われてもね、分類するカテゴリを考えるのが大変そう。 (^^;;

参考リンク: OS X Mavericks – Apple Japan

MacMiniサーバーダウン (>.<)

先週の日曜日(2013年7月7日)、このブログを運用しているMac mini Serverがダウンしてしまいました。

ウチはシンガポールにいるため現物の確認が出来なかったのですが、父親にMac mini Serverのケースを開けて確認してもらった結果、ディスクの不具合らしい事が判明。Mac mini Serverには同じ容量のディスクが2台搭載されていますが、RAIDの構成をストライピングにしていた為、恐らく一台が故障しただけと思われるのですが完全に起動しなくなってしまいました。

2.5インチ、9mm厚のディスクが2台搭載されており、Appleは「HITACHI Travelstar 5K500.B HTS545050B9A300」を搭載していました。このディスクを交換する為に父親に「WESTERN DIGITAL WD5000BEVT」を2台購入してもらいました。到着後、早速交換してもらい、常時残していたTimeMachineのバックアップからシステムをリストアする事でwikid以外のサービスは正常に、全く以前と同じ状態に復旧する事が出来ました。

今までTimeMachineからの復旧を試みた事が無かったため、不安に感じていたのですがほぼ完璧に復旧出来た事に満足。何よりも忙しい中ヘルプしてくれた父親に感謝です。

なお、wikidがTimeMachineバックアップのリストア後に正常動作しない問題はAppleが公開しているArticle TS2915を適用する事で修正する事が出来ました。

ということで、1週間ダウンしてしまいましたが引き続き時間を見つけてブログを更新して行きたいと思いますので今後ともよろしくお願いします。

 

ソフトウェアアップデート: Thunderbolt ソフトウェア・アップデート V.1.0

AppleからThunderboltインタフェースの互換性改善とバグフィックスの為、「Thunderbolt ソフトウェア・アップデート バージョン1.0」をリリースしています。

Thunderboltインタフェースを備えているMacであればソフトウェア・アップデートで適用出来ると思います。インストールにはMac OS Xの再起動が必要です。

変更内容は以下のとおりです。

このアップデートにより、Apple Thunderbolt Display のサポートおよび Thunderbolt デバイスの互換性に関するバグ修正が提供されます。

ソフトウェアアップデート: Mac mini EFI ファームウェア・アップデート V.1.3

Mac OS X Lionが最初からインストールされているMid 2011の各Macモデル向けにAppleから「Mac mini EFI ファームウェア・アップデート バージョン1.3」がリリースされています。

このアップデートはソフトウェア・アップデートから適用出来ます。インストールを完了するにはMac OS Xの再起動が必要です。

変更内容は以下のとおりです。

このアップデートには、Mac mini(Mid 2011)機種で、インターネット接続を使用した Lion 復旧機能の安定性が向上する修正が含まれ、Apple Thunderbolt Display の互換性および Thunderbolt ターゲット・ディスク・モードのパフォーマンスに関する問題が解決されます。

Lion の復旧機能について詳しくは、http://www.apple.com/jp/macosx/recovery/ を参照してください。

Mac: オムロンのUPSで保護しているMacの商用電源復旧時の自動起動について (2)

2011年3月14日から始まった計画停電で、2010年末に導入したOMRONのBY50FWが活躍している事を何度か記事にしました。商用電源が停止になった時点で安全にMacをシャットダウンし、Macへの電源供給を停止する事が出来ています。

しかし「商用電源が復旧した時点でPowerAct Pro Master SlaveがインストールされたメインのMacMini Serverが自動的に起動しない」という状況に陥っていました。しかし、昨日試した「halt -u」コマンドを用いる事で商用電源復旧時、自動的に起動させる事に成功しました。結論としては、PowerAct Proがシステムがシャットダウンしようとしているのを割り込み、スクリプトで-uオプション付きのhaltコマンドでシステムを終了する事に成功しています。

忘却録をかねて、その方法を紹介してみたいと思います。なお、実現にはある程度のUNIXやviの使い方などの理解が必要です。

[シェルスクリプトの準備]

以下の様なスクリプトを作り、chmod 755 しておきます。

#!/bin/sh
sudo killall halt
sudo killall shutdown
sudo halt -u

[sudoersの編集]

OMRONのUPSに付属しているPowerAct Pro Master Slaveが、どのアカウントで外部コマンドを実行するかよく分かっていません。しかし上述のシェルスクリプト内でsudoを使用している為、実行されるアカウントによってはスーパーユーザーのパスワード入力を求められて停止してしまい、正常に実行されない事が考えられます。

なので、念の為PowerAct Proの設定やシェルスクリプトを作ったアカウントを/etc/sudoersへ登録しておき、superuserパスワードを求められない様に考慮しておきました。/etc/sudoersの編集にはvisudoコマンドを用いました。おそらく、デフォルトで用意されているsudoersの以下の行を有効にするだけでも良いのではないかと思います。

%wheel        ALL=(ALL) NOPASSWD: ALL

[PowerAct Pro Master Agentの設定]

PowerAct Proの「外部コマンドライン」へ最初に作ったシェルスクリプトをフルパスで指定します。

[Dynamic DNSアップデートの間隔]

IPアドレスが固定ではない環境でサーバーを運用している場合、Dynamic DNSを用いてドメイン名とプロバイダから割り当てられたIPアドレスを登録していると思います。停電時間が短ければプロバイダのDHCPサーバーから割り当てられるIPアドレスが変化する可能性は低いと思うのですが、長時間の停電が発生すると復帰後に割り当てられるIPアドレスが停電前と異なる可能性が高くなります。

その為、Dynamic DNSへのIPアドレスアップデート間隔をより短くしておいた方が早く外部から接続出来る様になります。

ウチのサーバーも今日までは3時間に1度IPアドレスを更新する設定だったため、停電後にMacは自動的に起動したものの外部から長時間接続出来ませんでした。明日以降も計画停電が実施される様なので、更新間隔を短く設定し直してみました。

参考リンク:

Mac: 無停電電源装置 (UPS) OMRON BY50FW を導入しました!!

Mac: オムロンのUPS導入で計画停電でも安心だが、復帰しない….。

Mac: オムロンのUPSで保護しているMacの商用電源復旧時の自動起動について (1)

Mac: オムロンのUPSで保護しているMacの商用電源復旧時の自動起動について (1)

先日、ウチのブログでオムロンのUPSを使ったMacのシステムで、停電が発生して正常にMac OS Xがシャットダウンした後、商用電源が復旧した時にそのMacが自動的に起動しない事を記事にしました。

OMRONのPowerAct Proというアプリの仕様で、Master Agentで管理されているMacでは自動起動出来ず、そこにぶら下がるSlave Agentで管理しているMacは自動起動が出来る事が原因です。

その後、Master AgentがインストールされたMacMini ServerへSlave Agentもインストールしたり、WOLを使って別のMacから起動出来ないかなど、色々試しましたが良い方法がなかなか見つからずにいました。

その中で唯一期待出来そうなソリューションが見つかったので紹介してみます。

それは、shutdownコマンド または haltコマンド の 「-u」オプションです。

まずMac OS Xのシステム環境設定内の省エネルギーパネルで「停電後に自動的に起動」にチェックを入れておきます。ただし、このオプションはMac OS Xが正常にシャットダウンされた時には動作しません。正常なシャットダウンとは、以下のいずれかでMac OS Xが終了した場合です。

  • GUIで「システム終了…」を操作した場合
  • ターミナルで shutdown -h コマンド (例: shutdown -h now など)
  • ターミナルで halt コマンド

これらの方法でMac OS Xを終了した後にACアダプターを抜いて、差し直しても、Macは自動では起動せず、電源ボタンを押す必要があります。

しかし、ターミナルで次のコマンドを用いてMac OS Xを終了した場合は、正常にOSをシャットダウンさせつつ、Macはあたかも電源に異常が発生した状態で終了する為、想定している電源復旧時に自動的に起動します。

  • ターミナルで shutdown -h -u コマンド (例: shutdown -h -u now など)
  • ターミナルで halt -u コマンド

実際にMacMini ServerやMacBook Proを用いて実験を行い、これらのコマンドでシャットダウンした後にアダプターを抜き差しすると自動的にシステムが起動する事が確認出来ました。

次はOMRONのPowerAct Proがどの様にシステムを終了しているかですが、これはPowerAct Proアプリケーションのソースファイルが無いためよく分かりません。その為、次の様なシェルスクリプトを作成して外部コマンドとして実行してみることにしました。

#!/bin/sh

sudo killall halt

sudo killall shutdown

sudo halt -u

2行目と3行目には、PowerAct ProがUPSの運転状態がバッテリーに切り替わった瞬間にhaltコマンドやshutdownコマンドを時間指定で実行している事を懸念して、それらのプロセスを終了する為に入れています。その上で、 -u オプションを用いてhaltコマンドを実行してシステムを終了しています。

このシェルスクリプトをPowerAct Proの外部コマンドラインとして指定してみました。これらの作業が終了したのがつい先ほどだったため、擬似的な停電状況を作り出しての検証は出来ていませんが、明日も東京電力による計画停電が予定されている様なので、その際にこの設定がうまく動作するかどうか明確になると思います。

また結果をこのブログで紹介したいと思います。

参考リンク:

Mac: オムロンのUPS導入で計画停電でも安心だが、復帰しない….。 – Logon Blog

Mac: オムロンのUPS導入で計画停電でも安心だが、復帰しない….。

今週から始まった計画停電ではRBS Blogで紹介されている通り、昨年末に導入したオムロンのUPS、BY50FWが活躍しています。

UPSに付属の「PowerAct Pro」というアプリケーションをMacMini Serverとテレビ番組録画用のMacMiniへインストールして、MacMini Serverをマスターとして停電発生時にそれぞれのマシンが正しくシャットダウンされる様にしており、今週の停電でも正常に終了出来ている事が確認出来ました。

PowerAct ProのMaster AgentとSlave Agent間はネットワーク経由で通信している為、停電発生時に通信が途切れない様ルーター(スイッチングハブ内蔵)もUPSの保護下に入れています。

PowerAct Proというアプリケーションは、UPSとUSBで接続されているマシンにMaster Slaveをインストールし、そのマシンが商用電源の供給状況を監視する役割を担っています。

そして商用電源の供給が停止しバッテリー運用に切り替わった時、安全にシャットダウンしたい他のマシンへSlave Agentをインストールしてしかるべき設定を施しておきます。

ウチの今の設定では商用電源の供給が停止して直ぐにSlave AgentをインストールしたMacMiniシャットダウンを開始し、30秒後にMaster AgentがインストールされたMacMini Serverをシャットダウンする様にしています。この設定によってUPSのバッテリ容量が十分なうちに余裕を持ってシステムを終了出来ています。

しかし、商用電源が復旧した時に、PowerAct Pro Slave Agent側のMacMini Serverは、Slave Agentの設定で自動的に電源をONにする事が出来るので自然と起動して運用を開始出来るのですが、PowerAct Pro Master Agentには商用電源復帰時に自動的に電源をONにする設定がありません。

そのため電源が自動で入らず、Master Agent側が自動的に起動しない事態に陥ってしまう事が判明しました。このままだと、Slave Agentが電源の供給状況を正常に把握出来ず、再度停電が発生したときにUPSを導入している意味が無くなってしまいます。

Mac OS X Serverの「システム環境設定」-「省エネルギー」の設定に「停電後に自動的に起動」という設定がありますが、この設定はあくまでも不慮の停電でシステムが正常に終了しなかった場合のみ有効で、正常にシャットダウンした後は電源供給が復旧しても自動的に起動しません。

しばらく計画停電が続きそうなので、何らかの設定で回避出来ないか、MacMini ServerにもPowerAct ProのSlave Agentを入れてしまうか(正常に動作するか不明ですが…)、それともWOLでMacMiniからMacMini Serverをリモートから起動出来ないか、等を模索してみようと思っています。

また進展があればこのブログで紹介してみようと思います。

[2011年3月24日 追記]

その後色々と試した結果、シェルスクリプトを用いる事で、停電からの復電時にMacを自動的に起動させる事が出来ました。詳しくは こちらのエントリー で記載していますので良かったらご覧下さい。

参考リンク:

無停電電源装置(UPS)ソフトウェアダウンロード – オムロン

BY50FW/BY75SW製品ページ – オムロン

Mac: 無停電電源装置 (UPS) OMRON BY50FW を導入しました!! – Logon Blog