Mac: オムロンのUPS導入で計画停電でも安心だが、復帰しない….。

今週から始まった計画停電ではRBS Blogで紹介されている通り、昨年末に導入したオムロンのUPS、BY50FWが活躍しています。

UPSに付属の「PowerAct Pro」というアプリケーションをMacMini Serverとテレビ番組録画用のMacMiniへインストールして、MacMini Serverをマスターとして停電発生時にそれぞれのマシンが正しくシャットダウンされる様にしており、今週の停電でも正常に終了出来ている事が確認出来ました。

PowerAct ProのMaster AgentとSlave Agent間はネットワーク経由で通信している為、停電発生時に通信が途切れない様ルーター(スイッチングハブ内蔵)もUPSの保護下に入れています。

PowerAct Proというアプリケーションは、UPSとUSBで接続されているマシンにMaster Slaveをインストールし、そのマシンが商用電源の供給状況を監視する役割を担っています。

そして商用電源の供給が停止しバッテリー運用に切り替わった時、安全にシャットダウンしたい他のマシンへSlave Agentをインストールしてしかるべき設定を施しておきます。

ウチの今の設定では商用電源の供給が停止して直ぐにSlave AgentをインストールしたMacMiniシャットダウンを開始し、30秒後にMaster AgentがインストールされたMacMini Serverをシャットダウンする様にしています。この設定によってUPSのバッテリ容量が十分なうちに余裕を持ってシステムを終了出来ています。

しかし、商用電源が復旧した時に、PowerAct Pro Slave Agent側のMacMini Serverは、Slave Agentの設定で自動的に電源をONにする事が出来るので自然と起動して運用を開始出来るのですが、PowerAct Pro Master Agentには商用電源復帰時に自動的に電源をONにする設定がありません。

そのため電源が自動で入らず、Master Agent側が自動的に起動しない事態に陥ってしまう事が判明しました。このままだと、Slave Agentが電源の供給状況を正常に把握出来ず、再度停電が発生したときにUPSを導入している意味が無くなってしまいます。

Mac OS X Serverの「システム環境設定」-「省エネルギー」の設定に「停電後に自動的に起動」という設定がありますが、この設定はあくまでも不慮の停電でシステムが正常に終了しなかった場合のみ有効で、正常にシャットダウンした後は電源供給が復旧しても自動的に起動しません。

しばらく計画停電が続きそうなので、何らかの設定で回避出来ないか、MacMini ServerにもPowerAct ProのSlave Agentを入れてしまうか(正常に動作するか不明ですが…)、それともWOLでMacMiniからMacMini Serverをリモートから起動出来ないか、等を模索してみようと思っています。

また進展があればこのブログで紹介してみようと思います。

[2011年3月24日 追記]

その後色々と試した結果、シェルスクリプトを用いる事で、停電からの復電時にMacを自動的に起動させる事が出来ました。詳しくは こちらのエントリー で記載していますので良かったらご覧下さい。

参考リンク:

無停電電源装置(UPS)ソフトウェアダウンロード – オムロン

BY50FW/BY75SW製品ページ – オムロン

Mac: 無停電電源装置 (UPS) OMRON BY50FW を導入しました!! – Logon Blog

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