Mac: Mac OS Xの自動ログインを設定する方法

Mac OS Xのユーザーアカウントに関する話題です。

「Macを起動する度にパスワードを入力するのが面倒」というお話を聞きましたので、自動ログイン機能を使って起動毎のパスワード入力を省略する方法を紹介してみます。セキュリティ上の懸念がありますので、機密情報を扱っているMacや、会社の仕事用Macでは設定しない方が良いと思います。

ということで、早速説明してみます。

  1. メニューバーのAppleアイコン、もしくはアプリケーションフォルダの中から「システム環境設定」を開きます。さらに、その中の「アカウント」をクリックします。

  2. 画面がアカウントに切り替わり、今ログインしているユーザーの情報が表示されます。このウィンドウの右下にある「カギ」が閉じている場合は自動ログイン設定を変更できないので、「カギ」をクリックして開きます。その際パスワードの入力を促された場合は入力してOKをクリックします。

  3. 設定変更が出来る様になったら、ウィンドウ右側の「ログインオプション」をクリックします。するとウィンドウ右側の表示内容が変化します。

  4. 切り替わった画面にある「自動ログイン」のリストから、Macを起動した時自動的にログインさせたいユーザーを選択します。そのユーザーのパスワード入力を求められるので入力しOKをクリックします。自動的にログインさせたいユーザーが選択された状態になれば完了です。

  5. 後は、このウィンドウ左上の赤丸をクリックして閉じれば終了です。

この方法はMac OS X Leopard, Mac OS X Snow Leopard共に同じはずですので、Mac起動時のパスワード入力が煩わしい場合にはお試しください。

MAC OS X 10.6.3 SNOW LEOPARD – Amazon.co.jp

Mac: Mac OS X Server, Snow Leopard, SSL証明書の有効期限切れでサーバーが停止

昨日、2011年1月9日、ウチのブログが夜9時ごろから11時過ぎまで3時間程度ダウンしてしまいました。原因はSSL通信の為にWebやメールサービスに設定していた証明書の有効期限が切れてしまった為。

ちょうど1年前の2010年1月9日にこのサーバーを構築、設定したのですが、その際に有効期限を1年間に設定していた為、稼働開始から1年となった昨日、期限切れを迎えてしまいました。
インターネットへの公開用Webページやブログサイトは暗号化する必要は無いのですが、管理用のVPNやメンバー用の一部Webページはセキュリティを考慮してSSLで通信を保護しており、その他目に設定していた証明書が無効になった為にWebサービス(Apache)がエラーを出力して停止していました。たとえ一部のサイトでのみ証明書を使う設定になっていても、その有効な証明書が見つからない場合Apache全体が正常に動作せず、SSL通信を要求しない他のサイトも公開されない状態になってしまいます。

実際に期限がきれた時刻は深夜(早朝)の1時ごろで、その後も正常に動作していたのであまり気にしていなかったのですが、休日出勤の後で10.6.6アップデートをリモートから適用したところ全く応答がなくなってしまいました。前述の通り、リモートからの管理にVPNを用いている為接続出来なくなってしまい手も足も出せない状態に陥ってしまったのです。

幸い、サーバーが設置されている実家に連絡した所、父親がLANに接続された端末からvncクライアントでサーバーの画面を操作する事に成功。電話やSkypeで試行錯誤しながらも新しい証明書の作成、信頼設定と、サーバー環境設定及びWebサーバーに読み込ませる証明書の設定を変更してどうにか復旧に成功。

結果、今もこの様に皆さんにブログをご覧頂いたり、投稿をする事が出来ています。有難うございます。

過去にもFreeBSDのサーバーを管理した経験が有り、WebやメールサーバーをSSLの暗号化設定を含めて行った事がありましたが、Mac OS X Serverで同様のシチュエーションに遭遇するのが初めてだった為かなり戸惑いました。幸いサーバー管理アプリを使って出力されているエラーログを参照する事で原因の特定が出来たので良かったわけですが….。

正直なところ様々なサーバーに対してそれぞれどの証明書を使うか設定しなければならない為、今でもいくつかのサービスからエラーが出力されており、今度の週末には実家に完全復旧をしなければと思っています。その際に今回のトラブルシューティングについてまとめ、BlueDiamond
Web.で紹介してみようと思います。

Mac: Mac OS Xで沢山開いてしまったウィンドウを一度に閉じる方法

今朝、職場でTe-Tsuさんから「昨日の夜、Macを使っていたらウィンドウを沢山開いてしまって、閉じるのに大変だったよ〜」という話を聞きました。その時、全部一度に閉じる方法があると思っていたのですが、その方法を思い出したので書いてみます。

例えば、Finderとか、Safari等、アプリケーションのウィンドウがこんな状態になってしまった場合。

[alt / option]キーを押しながら、ウィンドウ左上の 閉じるボタン ( の一番左の赤) をクリック!

すると、ボタンをクリックしたアプリケーションで開いている全てのウィンドウを全て閉じられます。

FinderやSafariに限らず、色々なアプリケーションで活用できます。プレビュー、辞書、Photoshop Elements、メールで試してみた結果、全てにおいて開いた沢山のウィンドウを一括で閉じる事が出来ました。Mac OS X 10.5 (Leopard)、Mac OS X 10.6 (Snow Leopard)両方で使える小技です。

ソフトウェアアップデート: サーバ管理ツール Version 10.6.5

Snow Leopard Serverを管理する為のサーバ管理ツールがインストールされたMacのOSを10.6.4から10.6.5へアップデートしたところ、サーバ管理ツールのバージョンアップを促されました。

Snow Leopard Serverが10.6.5にバージョンアップする事に伴う変更なのかもしれませんが、管理ツールに含まれる色々なアプリケーションがバージョンアップしている様です。

適用はソフトウェア・アップデートから。OSの再起動は必要ありません。

サーバー管理ツールアップデートは、Snow Leopard Server の遠隔管理に推奨します。このアップデートには、以下のアプリケーションの最新リリースが含まれています:

  • iCal サーバユーティリティ
  • Podcast Composer
  • サーバ管理
  • サーバモニタ
  • サーバ環境設定
  • システムイメージユーティリティ
  • ワークグループマネージャ
  • Xgrid Admin

ソフトウェアアップデート: Mac OS X Snow Leopard 10.6.5 リリース

2010年11月11日、AppleからMac OS X 10.6.5がリリースされています。適用はソフトウェア・アップデートから、OSの再起動が必要となります。

同時にMac OS X Server 10.6向けにもバージョン10.6.5がリリースされています。こちらもOSの再起動が必要で、サーバー管理ツールからか、ソフトウェア・アップデートで適用できます。

Mac OS X 10.6向けの変更内容は以下の通り。

10.6.5 アップデートは、Mac OS X Snow Leopard を使用しているすべてのユーザにお勧めします。このアップデートではオペレーティングシステムの一般的な修正が行われ、お使いの Mac の安定性、互換性、およびセキュリティが向上しています。主な修正は以下の通りです:

  • Microsoft Exchange サーバ使用時の信頼性が向上
  • iPhoto および Aperture での画像処理に関する一部の操作でパフォーマンスが向上
  • グラフィックスアプリケーションおよびゲームの安定性とパフォーマンスが向上
  • プリントジョブで遅延が起きる問題を修正
  • 一部の HP 社製プリンタで AirMac Extreme に接続時に起きるプリントの問題を修正
  • アドレスブックから iCal に連絡先をドラッグする際に起きる問題を修正
  • Dock のスタックから項目をドラッグする際に Dock の表示が自動的に隠れない問題を修正
  • 辞書で Wikipedia の情報が正しく表示されない問題を修正
  • 一部の Mac システムで MainStage のパフォーマンスが向上
  • OpenType フォントで起きるスペーシングの問題を修正
  • 一部の Bluetooth 点字ディスプレイ使用時の信頼性が向上
  • Safari 5 で一部の Web サイトの閲覧時に起きる VoiceOver の問題を修正

Mac OS X Server 10.6向けの変更内容は英語で表示されるのですが、以下の通り。

The 10.6.5 update is recommended for all servers currently running Snow Leopard Server. This update includes general operating system fixes, as well as specific fixes for:

  • – name queries in Web Calendar match against first name, last name and email attributes
  • – improved setup of Podcast Producer service when bound to an Active Directory server
  • – preventing Podcast Capture from always storing passwords in keychain
  • – reliability of Web Podcast Capture
  • – stopping Podcast Producer recordings with remote cameras
  • – reliability of connections between Podcast Producer server with remote cameras
  • – Podcast Producer workflows publishing to a wiki page with an Active Directory account
  • – synchronization of audio and video output from Podcast Producer workflows which include intro videos or titling or transitions
  • – use of “-” character in specifying DHCP Subnets with Server Admin
  • – improved Wiki Server connection latency
  • – use of “/” character with Wiki Server mailing lists
  • – configuration of iChat Server when changing host names using changeip
  • – preventing automatic changes to a “.local” domain in iChat Server configuration due to DNS unresponsiveness
  • – importing of iChat accounts with Managed Preferences
  • – preventing network homes being used after mobile accounts enabled
  • – corrections to the iCal Preference Manifest
  • – viewing of IPP print queues with Workgroup Manager
  • – reliability of External Accounts with FAT32 file systems
  • – reliability of applying Managed Preferences to Macs that have been idle
  • – allowing administrators to bypass Managed Preferences at login
  • – improper removal of older updates by Software Update Server
  • – using Server Assistant to setup remote servers
  • – reliability and logging of Mail Server
  • – reliability of Managed Preferences
  • – reliability of Web Server with PHP scripts

「サーバ管理」アプリケーションがインストールされたSnow Loepardを10.6.5へアップデートすると、「サーバ管理」のアップデートを促されます。

ソフトウェアアップデート: Java for Mac OS X 10.6アップデート 3, Version 1.0

2010年10月21日、AppleからMac OS X 10.6 Snow LeopardとSnow Leopard Server向けに「Java for Mac OS X 10.6 アップデート 3」バージョン1.0がリリースされています。

ソフトウェア・アップデートから適用可能で、再起動は必要ありませんでした。

変更内容は以下の通り。

Java for Mac OS X 10.6 アップデート 3 で Java SE 6 を 1.6.0_22 にアップデートすることで、互換性、セキュリティ、信頼性が向上します。

このアップデートをインストールする前に、Web ブラウザと Java アプリケーションを終了してください。

ちなみに、Safariが起動したままでも一応インストールする事は出来ました。実際に変更内容が有効になっていないのかもしれませんが。セキュリティにアップデートの様なので、適用しておいた方が良いかもしれませんね。

なお、Mac OS X 10.5向けにも同じ内容のソフトウェア・アップデートがリリースされています。

MobileMe: 新しいMobileMeカレンダーがリリースされてから…

2010年10月14日、Appleが提供するMobileMeサービスのカレンダーが一新されました。

既にベータ版の新しいMobileMeカレンダーを利用していたので、iPadにはCalDAVプロトコルで同期する様に設定を済ませていたのですが、ベータが終了し正式リリースとなった後、なぜかちゃんと同期されなくなった気がしていました。

今日もMacで追加したイベント情報がiPad側に同期されず、悪戦苦闘。iOS 4.1で動作しているiPhone 4は何事も無かった様にしっかり同期できています。

MobileMe Newsの新しいカレンダーのリリースを発表したページにも以下の通り記載されている様に、iOS 3.2で動作しているiPadはプッシュカレンダーアップデートに対応していません。よって、フェッチで新たなイベント情報をMobileMeのサーバーから取得してくるはずなのですが、カレンダー Appを起動してもなぜか更新されません。

新しいMobileMeカレンダーのシステム要件:

  • iPhoneまたはiPod touch:iOS 4.1
  • iPad:iOS 3.2;プッシュカレンダーアップデートには、iOS 4.2(11月に公開)が必要です。
  • Mac:Mac OS X Snow Leopardバージョン10.6.4
  • Windowsパソコン:MobileMeコントロールパネルバージョン1.6.3およびOutlook 2007または2010

いつもであればカレンダーAppを起動した時、処理中を示すアイコンが表示されてイベントが湧いて出てきた様に表示されるはずなのですが。

結局、設定し直す事で解決できました。あわせて、今までフェッチは手動に設定していたのですが、iOS 4.2がリリースされるまでの間は30分毎にフェッチする様に設定を変えてみました。これでしばらく様子を見てみようと思います。

MobileMeのアカウントとは別に、その他のアカウントとしてCalDAVを選択しcal.me.comサーバーを設定する必要があります。MobileMeのカレンダー同期をONにしておいても特に問題は無い様です。

CalDAVはプッシュカレンダーではないので、データの取得方法を見るとフェッチになっています。手動としておけばカレンダーApp起動時にデータを取得してくるはずなのですが、再設定前になぜか上手く動いていなかったので30分毎に取得する様に設定しておきました。

そういえば先週末からLeopard Mac OS Xで動作しているMac Miniが不調になったのもこの新しいMobileMeカレンダーが影響しているのでしょうか。MobileMeのページに記載されている情報では、新しいカレンダーはSnow Leopardのみサポートの様なのです。MobileMeカレンダーも利用しているのですが、その他に使用しているソフトウェアの都合上Snow Leopardへバージョンアップしたくないのですが….。ちょっと困りました。

参考リンク: