Nokia と Microsoft が提携を発表。SymbianからWindows Phone 7へ。

今日、2011年2月11日にNokiaがMicrosoftとの提携を発表しています。日本ではほとんどシェアの無いNokiaですが、世界では最大手。今までSymbian OSを採用していたNokiaは今後Windows Phone 7を採用するそうです。

AppleのiPhoneやGoogleのAndroidに最近だいぶシェアを奪われているNokiaの対抗策なのだと思いますが、「Strategy 2011」と称したNokiaのオフィシャルBlogエントリーにはネガティブなコメントが目立つ気がします。Windows系OSに対するセキュリティの懸念や、ウィルス、安定性などがまだ未知数に感じなので仕方が無いですね。

より一層スマートフォン市場が盛り上がる様に、ハードウェア、ソフトウェアともに様々なメーカーから色々な種類が登場すると良いですね。

参考リンク: Nokia Strategy 2011 – The official Nokia Blog

とても久しぶりに秋葉原へ行って来ました。

今日(2011年2月4日)は仕事帰りに少し寄り道をして、秋葉原に行ってきました。考えてみると5年以上、秋葉原に来ていなかったのではないかと…。ウチが記憶している秋葉原は「ラジオデパート」で細々した電子部品やオーディオ機器、無線機器等が所狭しと並んでいるイメージだったのですが、すっかり様変わりして背に高い綺麗なビルが立ち並ぶ街に変わっていました。
Te-TsuさんがMicroSDHCを入手したいとの事で、今週は連日となった五反田のオフィスでの仕事を早々に切り上げて山手線で秋葉原へ向かいました。駅を出ると沢山の人。いろいろなお店を眺めながらMicroSDHCやiPhone/iPadのアクセサリーを探して色々と歩き回りました。

Te-Tsuさんは無事に32GBのメモリーを入手し、ウチもiPadに接続するサードパーティーのカメラコネクションキットを手に入れる事が出来ました。
このエントリーは帰り道の電車の中で書いているので、入手したCamera Connection Kitについては、後ほど帰宅してから詳しくレビューを書いてみようと思います。

WiFi: WEP と TKIP セキュリティは段階的に廃止されるらしい。

先日、ウチのブログでも紹介しましたが、AppleのAirMac ExtremeなどのIEEE802.11nをサポートするアクセスポイントのファームウェアVersion 7.5.2がリリースされ、その変更内容に気になる事がありましたので調べてみました。

その気になる変更内容はこちら。

Disables TKIP security with 802.11n rates per the Wi-Fi Alliance specifications

この文章からはWi-Fiアライアンス(Wi-Fiロゴの認定を行っている団体)の仕様に基づき、802.11nの特定のレートにおけるTKIPセキュリティ設定を無効にしたと読み取れます。

調べてみるとAppleが2010年12月14日に最終更新している「iOS:Wi-Fi ルーターおよび Wi-Fi アクセスポイントの推奨設定」に関する記述のセキュリティについて、以下の様に記載されています。

注意:セキュリティ上の深刻な弱点のため、WEP および WPA TKIP 暗号化方式は推奨されていません。使用しないことを強くお勧めします。このモードは WPA2 AES に対応しておらず、WPA2 AES に対応するようにアップグレードできない、古いタイプの Wi-Fi デバイスをサポートする必要がある場合にのみ使用してください。これらの推奨されない暗号化方式を使用するデバイスでは、802.11n のパフォーマンスやそのほかの機能を最大限に活用できません。こうした問題が原因で、Wi-Fi Alliance は Wi-Fi 業界に WEP および WPA TKIP を段階的に廃止するように指導しています。

この最後の文に示されている通り、Wi-Fi AllianceがWEPとWAP TKIPを段階的に廃止する予定の様です。残念ながら、Wi-Fi Allianceのページを探してみたのですがその詳細を得る事は出来ませんでした。が、海外のサイトをいくつか探していたところ、次の様な事が分かりました。

  • 802.11n で WEPやWPA(TKIP) セキュリティ設定を使用する場合の最高転送速度を、IEEE802.11n規格は54Mbpsと定めている。よって、WPA2(AES)を用いない場合、802.11nの論理上の最高速度を得る事は出来ない。
  • 2011年から2013年末までに段階的にWEPやWPA(TKIP)によるセキュリティを廃止し、徐々にWPA2(AES)へ移行する。

前者については、Appleのサポートページにも記載されており、またWi-Fi Allianceのページで説明されているいずれのセキュリティに関する記事を読んでもWPA2(AES)を推奨する旨が記載されています。ただし、後者についてはWi-Fi Allianceが公開している文書ではないのでどれほど正確か分かりませんが、特に容易に破られてしまうWEPセキュリティを今後排除する動きがあってもおかしくありません。Wi-Fiが普及する為にはユーザーが安心して使えるデバイスが容易に手に入る必要があり、その事を判別できる様にするために機器を認定してWi-Fiロゴ表示を認めている訳ですから。

ウチが見つけた記事では次の様なフェーズでWEPやTKIPの廃止が進む様です。

  • 2011年から、TKIPのみ(WPA-PSK, WPA-TKIPまたはWPA Personal)をサポートするアクセスポイントは認定されなくなる。TKIPとAESの両方に対応している機器は認定される。
  • さらに2011年から、メーカーはWi-Fi機器の工場出荷時にWPA2のセキュリティをデフォルトで施す事が出来る様になる。現在はWi-Fi認定を受けているアクセスポイントについては、セキュリティ設定無しをデフォルトとし、ユーザーがセキュリティの設定をしなければならない。
  • 2012年、Wi-FiアダプターのTKIPが許可されなくなる(新たに認定される機器?)。
  • 2013年、Wi-FiアクセスポイントからWEPが禁止される。WEPしか対応していない古いデバイスが稼働している為(例えば一部のゲーム機などはWEPしか対応していないので…)、少し遅い様に感じるが2013年となっている。
  • 2014年、Wi-Fi認定のアクセスポイント機器のセキュリティ設定としてTKIPとAESの混在が認められなくなる。また、WEPの新しいクライアント機器への実装もされなくなる。

現状販売されているIEEE802.11n対応のアクセスポイントのほとんどはWPA2 (AES)に対応しているので、十分なセキュリティが確保できると思われますが、WEPやWPA(TKIP)のみのセキュリティ設定でネットワークを構築している場合は設定内容を見直した方が良いかもしれませんね。一部のアクセスポイントはWPA2(AES)に対応していない場合もあるので、Wi-Fi AllianceによるWEP/TKIPの廃止の様に機器の入れ替えなども良いかもしれません。

ちなみに、このBlogを運用しているサーバーが設置されているウチの実家のアクセスポイントも最近までWPA2 (AES)非対応のものでしたが、先日AES対応のNEC社製ルーターへ買い替えました。

参考リンク:

UPS導入を決定。正弦波出力のモデル OMRON – BY50FWにしました。

夏場に落雷で停電が発生し、サーバーが停止してしまった時からずっと導入を悩んでいたUPS。やっとモデルを決定して注文しました。当初APCとOMRONで悩みましたが、結局オムロンの常時商用給電方式の最上位モデル BY50FW にしました。

最大の理由は正弦波出力である事。一般家庭向けのUPSは多くが矩形波出力の為、一部の機器(特に力率改善回路を内蔵した電源を用いている機器)の誤動作や故障の原因になってしまう場合があります。当面はMacとネットワーク機器を接続する予定ですが、今後どのような機器を追加したり置き換えるか分からない為、せっかくなら良いタイプのUPSを購入する事となりました。

オムロンの場合、正弦波出力の常時商用給電方式のUPSは2シリーズ、4モデルありますが、その差はサイズや形状、そしてRS232Cインタフェース有無など。一般家庭で使用する上で機能面に大きな差は無い様に感じますが、設置場所が実家という事もあり父親と相談した結果、サーバーを置いてあるスペースにスマートに置く事が出来そうなBY50FWに決定。

到着は12月25日以降という事なので、年末年始にサーバーのメンテナンスと題して設置作業を行ってみようと思います。

参考までに、オムロンの正弦波出力UPSで出力が同じBY50SとBY50FWの主な仕様を比較してみました。

BY50FW BY50S
定価 ¥37,800 ¥24,990
力率改善(PFC)回路内蔵電源に対応
4種類の入力電源電圧に対応 ×

(AC100Vのみ)

安全規格/RoHS指令適合 UL1778/CE/RoHS対応 UL1778/RoHS対応
通信機能の充実(USB/RS-232C/接点信号 通信用インタフェース標準装備) ×

(USBのみ)

「リモートONOFF」標準装備 ×
UPS自動停止機能
WindowsLinuxMac対応の自動シャットダウンソフトを標準添付
「長寿命バッテリ」搭載
コンパクトなサイズ 縦置き・横置き 縦置き・横置き
コールドスタート機能付 ×
UPS本体3年保証+バッテリ1年間交換サービスにより、保守コストの削減が可能
内部消費電力 (通常時/最大時) 12W/20W 20W/30W
騒音 40db以下 40db以下
冷却方式 自然空冷 自然空冷
本体質量 約6kg 約4.5kg
梱包寸法(W×D×Hmm) 287×330×45 92×285×165
出力容量 500VA/300W 500VA/300W
定格電流 5~4.2A 5A
切替時間 8msec以内 10msec以内
バックアップ時間 3.5分以上 3.5分以上
電源ノイズ / 雷サージ保護機能

(雷サージ保護機能のみ)

(雷サージ保護機能のみ)

回線サージ保護機能 × ×
Amazon.co.jp 価格 ¥21,304 ¥18,379

*価格、商品仕様等の情報は2010年12月20日現在のものです。

Android: Nexus S と Nexus One のスペック比較

今朝ウチのブログに書いたばかりのGoogle Nexus Sネタをもう一つ。今朝のエントリーは外出先でiPadを使って書いていたので、あまり詳しく書けませんでしたが、帰宅してMacを使ってNexus SとNexus Oneのスペックを比較してみました。

製造元がHTCからSamsungに変更になっている事もあり、デザインは一新されていますがディスプレイ下部のタッチパネルになっているメニューボタン類はほぼ同じですね。とにかくどちらもカッコいいという印象です。主に異なる点を赤字で示してみましたが、フロントカメラの追加や16GBフラッシュメモリ搭載でどこかiPhone 4に似てきている様な気がします。それでもやはり一番気になるのはNFC内蔵ですね。日本国内で同モデルが何らかの形で正式発売となれば、Android OSを搭載したおサイフ・スマートフォンとしては最高のモデルになるのではないでしょうか。今日の帰りに家電量販店でIS03を触ってきましたが、何となく動きがギクシャクした印象があったので…。

基礎となる通信機能はほぼ変更無く、3Gは900MHz, 1700MHz, 2100MHz対応。ということで、日本国内でも日本通信などのMVNOで使えると思われます。ただし、Nexus OneもFOMAプラスエリアには対応出来ない様で(850MHz対応のAT&Tバージョンでも)、Nexus Sはそもそも3Gが850MHzに対応していないのでFOMAプラスエリアでの利用は出来ないと思います。

気になる価格はUS$529。T-Mobileとの2年契約であればUS$199ですが、日本国内へ持ち込んでMVNOのSIMを利用する前提であれば2年契約で購入する意味が無いので、US529 SIMフリー版の購入となると思います。円高の影響もあり、US1.00 = JPY83で計算すると43,907円。国内キャリアが販売しているスマートフォンと比べると安く感じますね。

Nexus S Nexus One
Processor 1GHz Cortex A8 (Hummingbird) 1GHz Qualcomm QSD8250 (Snapdragon)
Flash Memory 16GB 512MB
OS
Android 2.3 (Gingerbread)
Android 2.1 (Eclair)

(Can be upgraded to Android 2.2)

Camera

5 megapixels (back facing)
+
VGA (front facing)

5 megapixels (back facing)

Connectivity Quad-band GSM
850, 900, 1800, 1900
Quad-band GSM
850, 900, 1800, 1900
Tri-band HSPA
900, 2100, 1700
Tri-band HSPA
900, 2100, 1700 – T-Mobile,
850, 2100, 1900 – AT&T, Rogers
WiFi 802.11 n/b/g WiFi 802.11 b/g
Bluetooth 2.1+EDR Bluetooth 2.1+EDR
A-GPS A-GPS
NFC (Near Field Communication)
Display 4.0” WVGA (480 x 800) 3.7” WVGA (480 x 800)
Super AMOLED AMOLED
Size 63mm x 123.9mm x 10.88mm 59.8mm x 119mm x 11.5mm
Weight 129g 130g

ウチは今のところAndroid端末へ乗り換えるつもりは無いのですが、もう一台持っていても良いかな..と思わせてくれる非常に興味深いガジェットですね。

参考リンク:

Nexus S が発表になったらしい。


朝ごはんを食べながらEngadget Kapaneseを見ていたら、GoogleのNexsus Sが正式発表になった事が載っていました。

見た目はGalaxy Sに似ていますね。プロセッサのスピードは1 GHz、512MB RAM + 16Gb flashストレージ。iPhone 4のスペックに似ている感じもします。もちろんOSは同時に発表となったAndroid OS 2.3, Gingerbread。ウチはiOSガジェット使いなのでAndroid端末を触る機会はあまり無く詳しい変更内容は分かっていないのですが、Te-TsuさんのNexsus Oneを見せてもらう度にバージョンアップと共に確実に進化している印象を受けます。

iPhoneとの決定的な違いはNFCを搭載している事。日本国内で発売される事があれば、auのIS03の様に人気が出そうな気がします(日本でもおサイフケータイとして使えるのであれば)。スマートフォンは便利なのですが、日本の普通携帯に搭載されているいくつかの便利な機能が無いのが残念でしたから。

発売は2010年12月16日、全米のBest BuyまたはBest Buy Mobileで開始されるそうです。SIMフリー版もある様なので、通信機能部分のスペック次第では日本国内に持ち込んでMVNOサービスで使うのも良いかもしれませんね。

参考リンク:

8-Dec-2010 12:35AM 追記:

  • 詳しいスペックを次のエントリーに書いてみました。良かったらご覧下さい。

MVNO: J:COM WiMAX 発表

最近MVNO関連の動きが慌ただしい感じがしますね。

今日(2010年11月30日)、ジュピターネットワークつまりJ:COMがWiMAXサービスを2010年12月15日からスタートする事を発表しています。

詳細は明日12月1日に公開される様ですが、ニュースリリースによると次の通り発表されています。

  • 2010年12月15日より札幌・仙台・関東・九州のJ:COMエリアでサービス開始。
  • 関西エリアは2011年2月から。
  • J:COM NET利用ユーザーは月額利用料金3,600円(税込、契約期間12ヵ月)で利用可能。
  • 通信速度は下り最大40Mbps/上り最大10Mbps (ベストエフォート)
  • ユーザーはWiMAX内蔵のパソコンや対応機器を準備する必要があり、Wi-Fiルータ機能付きの対応端末を利用すればWi-Fi内蔵デバイスでインターネット接続を共有可能。
  • 契約時に登録料として2,835円(税込)が必要。
  • 契約は1年縛りありで、加入月を1ヶ月目としてユーザーから解約の申し込みが無いと自動更新。更新月以外の解約は解除料5,250円(税込)が発生。

そして、「J:COM WiMAXスタートキャンペーン」として、2010年12月15日から2011年1月31日までの間、以下の2つの特典が提供されるとの事です。

①当社指定のWiMAX端末を0円で提供

②J:COM WiMAXの月額利用料金を最大2ヵ月無料

自宅でJ:COM NETを使っているユーザーにとっては高速なWiMAXがお得に利用できるサービスが現れましたね。

ウチはまだWiMAXを使った事が無いのでよく分からないのですが、3Gデータ通信機器と違いSIMカードの様なものをパソコンや対応機器に入れるわけではなく、WiMAX対応機器を使ってサービス加入の手続きをするものなのでしょうか。例えば、USB接続のWiMAX データ通信端末 MW-U2510 SS2NEC AtermWM3300R PA-WM3300R(AT)のマニュアルを見てもSIMソケットの様なスロットは無く、Webブラウザなどを使ってWiMAX通信サービスへの加入契約を行う様です。

J:COMはこちらのページで明日より詳しい情報が公開されると思うので、またチェックしてみようと思います。

関連リンク: 高速モバイルインターネット「J:COM WiMAX」を提供開始