MobileMeがメンテナンス…と思ったら一新されてました

今日2010年6月18日、AppleのMobileMeが新しくなりました。

しばらく前からMobileMe Mailは新しいバージョンのbeta版が公開されており、ウチも利用していましたが今日、正式にリリースされた事になります。

昼過ぎにイベントを追加したくてMobileMeにアクセスしたところ、珍しく「MobileMeは現在使用出来ません.」の表示。定期メンテナンス中と書いてあったのでMobileMeのサーバーもダウンする事があるのかなと思っていました。

自宅に帰ってから、メンテナンスが終わったかどうか確認しようと思い、再度接続してみるとログイン画面から一新されていました。

ログイン画面にはMobileMeで提供されているサービスのアイコンが横一列に並んでおり、ログイン情報を入力するテキストボックスは左下に移動。

ログインすると今までbeta版として公開されていたMobileMe Mailのインタフェースが表示されます。このインタフェース自体はしばらくの間使用していたので見慣れていますが、画面上部に以前の様な全てのサービスへアクセスする為のアイコンが並んでいない事が気になります。これはMobileMe Mail betaの頃から気になっており、左上の雲アイコンをクリックするとbeta版の頃は別のサービスの画面に切り替わったのですが今日は違いました。

凝ってますね。雲のアイコンをクリックするとサービスのアイコンが画面中央に表示されます。クールです。

新しくなったというiPhoneを探す機能を試してみました。以前は2台以上のiPhoneを所有していてMobileMeと同期させていると地図が2つ以上表示されていましたが、今度は左側にデバイスのリスト、右側にマップが表示される様に改善されています。Appleのモバイルデバイスが増えるにつれて、一人でiPhone, iPad, iPod Touchを所有している場合もあるでしょうから、沢山のデバイスを効率よく探す事が出来そうです。とはいえ、紛失した場合にはこの機能があっても見つける事はかなり困難な気はしますが…。

MobileMeは有料のサービスで年間9800円掛かりますが、Mac, iPhone等のAppleのデバイスだけでなく、Windows用のコントロールパネルもあり、PCユーザーでも何かと便利に使えるサービスです。iPhone 4の購入を考えていて、複数のMacやPCとメール、カレンダー、アドレス帳を同期したい場合には便利かもしれません。今なら全ての機能を60日間試すことができるフリートライアルもあります。

MobileMe Mail betaが有効になりました

MobileMeからメールが届きました。It’s your turn. Start using the MobileMe Mail beta now. との事。

先日MobileMe Webメールの左下に表示されていたMobileMe Mail betaへの申し込みから約1週間。別のニュースサイトでは先週の時点でbeta版が使える様になったという記事がありましたので、MobileMeは申し込んだユーザーに順次beta版を有効にし、メールでお知らせしているのでしょうか。

早速Webブラウザで開いてみました。メールボックスリスト、メールリスト、そして本文が縦割りの配置で見やすく並んでいます。アイコンや配色も一新され見やすい画面に感じました。

念のため設定画面を見たところ、送信者の名前がメールアドレスと同じになっていたので直しておきました(もしかしたらWebメールをあまり使わないので、設定し忘れていたのかもしれませんが)。

まだbeta版なのでリスクはありますが、MobileMeユーザの方は試してみてはいかがでしょう。

iPhone App: Todo for iPhone by Appigoが半額セール

先日、こちらのエントリーでAppigoのTodoがiPadに対応した事をお伝えしましたが、iPad版のリリースを祝ってiPhone向けTodoが半額セールで販売されています。日本のApp Storeでは通常価格1200円が2010年5月16日現在600円。

ウチはずっと無料のTodo liteを使っていましたが、このチャンスを使って半額で有料版への乗り換えを考え中。

Appigoのサイトを見てもいつまで半額セール期間か記載されていませんので、正式版の導入をお考えの方はお早めに。

App Store: Todo

ちなみに、このTodoとMobile Meを用いてiPhoneと複数のMac間でのタスクを同期する方法を以前試し、こちらのエントリーで紹介しています。参考になれば幸いです。

MobileMe – Backup アップデート

MobileMeユーザ向けにiDiskを用いてMacのローカルデータをバックアップする為のアプリケーション、Backupがひっそりアップデートされていました。

このアップデートの適用でバージョンは3.2となります。変更内容は以下の通り。

「このアップデートは、Backup のすべてのユーザにお勧めします。このアップデートを使用することで、信頼性が向上され、また Snow Leopard との互換性が改善されます。」

適用はソフトウェア・アップデートから。再起動は不要です。

ちなみに、ウチはAirPort Extremeに接続したUSB HDDへTime MachineでバックアップをとっているのでしばらくBackup 3は使っていませんでした。このアップデートを適用したので久しぶりに起動してみましたが、バックアップ先はiDisk以外も指定出来るのですね。

iDiskは容量に制限があるので、家庭内ネットワーク上のNAS等へファイルを定期的にバックアップするのに使えそうな気がしてきました。今度時間を見つけて使い道を考えてみようと思います。

MobileMeのトップページをsafariで見たら…(間違い探し)

つい先日iPadが発売された事に伴い、MobileMeのトップページも更新されていました。WindowsのIEで見ると、”News”の部分が異なる表示なのですが、safariで見るとこのスクリーンショットのように、iPadでMobileMeを設定する為の説明へのリンクが表示されます。

が、しかし!このページに極めて重大なミスを発見!

どこかわかりますか?

正解は…

まさに更新されたばかりのNews箇所。

iPadを設定して、MobileMenのメール、連絡先、カレンダーのプッシュ機能や…

Appleさん〜。早く直した方が良さそうですよっ!

それとも、もしかしてMobileMeは今度から「移動性男性(複数形)」になるのかっ?

MobileMe のホームページを iPhone から見たとき…

iPhoneのSafariで MobileMe サイト (http://me.com) を見に行ったとき、以前は「iPhoneの場合は設定でセットアップしてMobileMe使ってね!」程度のメッセージしか表示されていませんでしたが、最近変更された様です。色々試してみました。

Set up Mail, Contacts, Calendar

iPhoneでどの様にMobileMeのメール、アドレスブック、カレンダーの設定を行うかが説明文で表示されます。要するに、「ホーム画面で設定をタップして、ああして、こうして」の説明画面が表示されます。

Use Find My iPhone

これをタップすると、Mac/PCでアクセスした時と同じ、MobileMeのサイトへリダイレクトされます。メンバーIDとパスワードを入力すると、MobileMeログイン後のiPhoneを探す画面が表示されます。
いつ見ても便利な機能だとは思うのですが、果たして、iPhoneからMobileMeにアクセスした際iPhoneを探す機能へのリンクは必要かなぁ。だって、iPhoneが見つからないから、この機能で探すのですから、その時はiPhoneからMobileMeへアクセス出来ない様な…. (^^;;

Install Gallery App

App Storeが立ち上がり、Gallery Appの紹介ページへリダイレクトされます。このGallery App、単純なAppなのですが、結構重宝しています。
Eye-Fi (無線LAN機能内蔵SDカード)  を使い、デジカメで撮影した写真を即座にMobileMeのプライベートアルバムへアップロード。そうすると、iPhoneの大きな画面で即座に写真を見ることができて、素敵な感じです。

Install iDisk App

Gallery同様、App Storeが立ち上がり、iDisk Appの紹介ページへリダイレクトされます。

iCal/アドレスブック と Google カレンダー/連絡先 の同期

MobileMeユーザのウチはMac – iPhoneの情報同期は全てMobileMe経由で行っていますが、もし、Googleも同期したくなった場合にどうしたら良いだろう、もしくはMobileMeを解約してGoogleとの同期で同等のことができるか考え、試してみました。

まず、同期出来る情報ですが、MobileMeではカレンダー、アドレスブック、ブックマーク、さらにMac独特な情報ですがキーチェーン、環境設定、メール・メールのルール等、ほとんどの情報を同期することができます。Mac OS Xの再インストールをした場合でも、MobileMeを利用していれば即座にインストール前の情報を復旧することができます。

GoogleとMacの同期を考えた場合、色々な方法があります。

カレンダーはCalDAVを使うのが一番簡単な方法。iCalの環境設定 – アカウントでアカウントを追加し、アカウントの種類を「Google」(iCal 4の場合)として設定します。ただし、Googleカレンダーが複数ある場合はそのアカウントの「委任」で表示する様にチェックを入れます。その場合、右側の画面の様に、Googleのメイン以外のカレンダーは「委任」の下に複数階層になってしまい、ちょっと見づらいです。また、全ての情報はGoogleサーバー上にあり、ローカルのiCalのカレンダーには保存されません。

アドレスブックの同期については簡単で、アドレスブックの環境設定 – Googleと同期へチェックを入れて(アドレスブック 5 の場合)アカウントの設定を行うのみです。この場合は情報はローカルのアドレスブックに保存されており、Google – Gmailの連絡先の情報と同期される様になります。

その他のMac特有のキーチェーンや環境設定についてはMobileMeと違い、Googleとの同期を行う方法は今のところ無い様ですね。

上述のCalDAVでのカレンダー参照と、アドレスブックの同期は悪くないのですが、MobileMeの様な「ローカルのiCal上のイベントとGoogleカレンダーのイベントを”同期”する」という事は実現されません。CalDAVでのカレンダー参照はGoogleカレンダーをiCalのインタフェースで操作しているに過ぎない為です。また、複数カレンダーがある場合に「参照」の階層に入ってしまうのも残念感があります。

そこで見つけたのが「Spanning Sync」。有料(1年間ライセンス体系の料金設定と、永久ライセンスの料金設定があります)ですが、MobileMeと近い感じでカレンダーとアドレスブックの情報を同期することができます。
購入検討の為に15日間無料で試用することができます。

インストールすると、システム環境設定の項目が追加されます。

試用期間中は、その旨を伝えるメッセージが表示されますが、表示される試用期間の残り日数は計算にミスがある様で、凄い日数が表示されています (^^;;。

画面を並べてみました。
最初のページではGoogleアカウントの設定と同期のタイミング。
2ページ目・3ページ目でカレンダーとアドレスブックの同期設定が出来ます。iCal、Googleそれぞれのカレンダー名の組み合わせと同期の方向を設定したり、Mac上のアドレスブックに含まれるどのグループについてGmailの連絡先と同期するかを設定出来ます。さらに、カレンダーのアラームについてもきめ細かな設定が出来るのが特徴だと思いました。
最後の4ページ目にはメニューバーへのアイコン表示有無設定等があります。

メニューバーのアイコンは同期が正常に行われている時と、エラーがあった場合でアイコンが異なり、何らかの問題がある場合にはすぐ分かる様になっています。正常時は左側のアイコン、エラーが発生した場合は右側のアイコン表示になります。

Spanning Syncを使えば、Google側の情報でiCal / アドレスブックの情報を上書きする事も出来るので、MobileMeを使った場合の様に、Mac OS X再インストール時にすぐ情報をMacへ復元する事も出来そうです。MobileMeの年会費を費やしたくないが、それと近い環境を構築したい場合には良いかもしれません。

また、Mac + Andriodユーザの皆さんはこの方法でMac – Google – Android携帯の情報同期が出来、便利かもしれません。

* Google Gmailの連絡先には氏名の「よみ」が無いなど、アドレスブックと項目が異なる場合がありますので、注意が必要です。

参考: Spanning Sync