iPhone App: Viber – 実際に通話して試してみました。

12月5日にウチのブログで紹介したiPhone App「Viber」を使って実際に3Gデータ通信経由で音声通話をしてみました。という事で早速操作方法やインプレッションを書いてみます。

発信する場合

コンタクトリストからViberを利用している相手をタップします。

ViberはiPhoneの連絡先と連携しており、連絡先に登録してある電話番号でViberを使っているiPhoneユーザーを自動的に見つけて、その人の名前の横に [Viber] と印を付けてくれます。

相手をタップすると、通常の電話Appの様にどの番号へ発信するか選択する画面が表示されます。

次に紫色の「Free Call」アイコンがあるViberの番号をタップすると発信する事が出来ます。

ちなみに、Viber以外の電話番号をタップすると、自動的に電話Appが起動して普通の通話発信をする事が出来ます。もちろん、この場合は電話料金が発生します。

Viber発信すると、画面が切り替わり calling… となります。相手が応答すると calling… の箇所が通話時間になり会話できる様になります。

着信があった場合

Viberはプッシュ通知に対応しているので、誰かがViber経由で電話を掛けてくるとプッシュ通知でアラームとメッセージが表示されます。しかし、Push Notificationディスプレイの場合は相手の電話番号が表示され、電話帳に登録されている名前は表示されませんでした。Viber App操作中に着信した場合は電話帳に登録されている人の名前が表示されます。

いずれの場合であっても「Answer」をタップすれば応答出来ます。プッシュ通知の場合に「Close」、Viber操作中着信では「Decline」をタップすると拒否する事が出来ます。

通話中の画面

通話中はこのような画面。

ほぼ電話Appと同じ様なボタンが並んでいます。

mute: ミュート。こちら側の音声を伝えなくする為のボタン。

keypad: 番号のボタンを表示してDTMF信号を送信できます。

speaker: ハンズフリー通話が出来ます。Bluetoothヘッドセットを持っている場合は、viber通話でもbluetoothヘッドセットを使う事も出来ます。

switch to GSM: GSMライン(普通の電話ライン)での通話へ切り替えます。

hold: 通話保留。

contacts: 電話帳の連絡先を表示します。

どの様な条件かよく分かっていませんが、いくつかタップする事が出来ないボタンがありますが、少なくともハンズフリーや保留はいつでも使える状態になっています。

通話を終わるには一番下の End ボタンをタップです。

一番重要な通話品質

さて、最も重要な事なのですが、通話品質は…..正直「まあ、使えるかなぁ」と感じるのがホンネです。

まず、通話開始直後は途切れ途切れになる傾向があり一方だけ、または双方共に音声が聞こえない状態がしばらく(数秒〜十秒程度)続く場合があります。それが落ち着くとお互いの音声が聞こえるものの少し時差がある状態になり、さらに通話をしばらく続けていると音質も安定し始め、時差もほとんど気にならなくなりました。これは、発信時でも着信時でも同じ様な状態でした。音質が安定した状態であってもSkypeの高音質には劣ると感じましたが、コミュニケーションをとるには十分なレベルです。

要するに…、通話を初めて直ぐはまともに会話が出来ない状態ですが、徐々に安定した通話品質になり普通の電話と遜色無いレベルになる感じです。当然3Gデータ通信速度やWiFiネットワークの速度と安定性に依存すると思うので、常に一定の通話品質が確保できないとは思いますが。

App自体が無料である事と、通話もデータ通信のみを利用している為パケットし放題プランで実質無料と考えれば、十分使えると感じました。日本国内のiPhoneは原則SoftBank契約なので、日中はホワイトプランで無料通話が出来ますが、夜間の有料時間帯に電話したいときには使えると思います。そして、特に海外のiPhoneユーザーとも無料国際電話が出来るので、頻繁に海外と音声通話する場合は大幅なコストダウンが出来ます。

現状iPhone用のアプリしか用意されていないので、早くにAndroid用やその他OS向けのAppがリリースされれば更にユーザーが増えて便利になると感じました。

参考リンク:

iPhone: audiogalaxyが使える様になったので、試してみました。

しばらく前にiPhoneへAppをダウンロードしたaudiogalaxy。せっかくiPhone Appをダウンロードしたのにサービスが開始されておらず使えずにいました。

その時にサービス開始時にメールが届く様に申し込んでおいたところ、昨日(2010年10月15日)にメールが来ました。

ということで早速audiogalaxyのホームページにアクセスしてみたところSIGN UPというアイコンが表示され、ユーザー登録が出来る様になっていました。

audiogalaxyはMacやPCに保存されているMP3ファイルをiPhoneやiPadへ転送せず、ネットワーク経由で再生する為のサービスです。iPhone、iPadにAppをインストールし、MP3ファイルが保存されているMacやPCにはaudiogalaxyのホームページからダウンロードするクライアントソフトウェアをインストールします。

audiogalaxyのクライアントソフトはMac/PCに保存されているMP3ファイルのライブラリを作成して、audiogalaxyのデータベースに保存します。iPhone/iPadのAppはこのデータベースを用いてMac/PCに保存されている楽曲のリストを取得します。そして、その中から再生したい曲を選んで、再生をタップするとネットワーク経由でオーディオファイルが転送され、iPhone/iPadから再生されます。

セットアップ

audiogalaxyのホームページでSIGN UPというボタンをクリックするとfacebookのアカウントか、メールアドレスでユーザー登録できます。登録が成功するとaudiogalaxyのクライアントソフトをダウンロードし、インストールする様に促されます。

ソフトウェアのインストールが完了すると、Mac/PCに保存されているMP3ファイルの検索とサーバーへの情報アップロードを始めます。

検索とアップロードが完了すると、audiogalaxyのホームページで登録したユーザーアカウントでログインした時に、Mac/PCに保存されている楽曲の一覧がアルバム毎やアーティスト毎に表示できます。並べ替えの順番がアルファベット順になっていないのが気になりますが….。

iPhone/iPad App側

アプリを起動して登録した方法でログインします。audiogalaxyのクライアントソフトがデータベースを更新していると、ログイン直後に「シェイクすると一覧を更新します」という旨のメッセージが表示されます。iPadのaudiogalaxy Appでも同様のメッセージが表示されるのですが、iPadを振り回すのはちょっと….。

一度Mac/PCに保存されているファイルの検索が終わり、更新されていないときはこのようなメッセージは表示されず、楽曲の一覧が表示されます。後は再生したい音楽を選択して楽しむだけ。アルバム1枚分を続けて再生するときは、アルバムを選択後、アルバム名をタップします。標準のiPod Appの様に、最初の曲をタップするとその曲しか再生されません。また、複数のアルバムを続けて再生したいときは、アルバム名(もしくは曲名)の右側にある + ボタンをタップして再生中の曲リストに追加します。すると、追加した全てのアルバム、曲が連続して再生されます。

再生中リストはプレイリストとして保存する事も出来るので、好きな音楽をカテゴリ毎にプレイリストとして保存しておくのも良いかもしれませんね。個人的には自分が持っているCDを、外出中でも確認できる事も便利かなと思っています。

気になる方は試してみてください。andriod用のクライアントも準備されている様です。今のところ全て無料で利用できます。

参考リンク:

Smartphone祭り!

今日は会社の職場でスマートフォンを使っている人々に、スマートフォンを集めてもらいました。ウチを含めた二人はiPhone 3GとiPhone 3GS。ウチはdopod (現在のHTC) 838proもあわせて3台体制。te-tsuさんは現在Andriodですが、以前使っていたHTC Touch Diamondも持ってきて頂きました。集合写真の様子がこちら。

間違い探しです。
メジャーな間違いが3カ所ありますが、分かりますか?

これだけ集めて写真を撮っていると、スマートフォンを持っていない人も「なになに〜?」「私もiPhone欲しい〜!」「余ってないの〜?(というのは聞こえなかったと思いますが)」と言いながら集まってきてしまいます。

それでも物足りず、iPhoneだけで集合写真です。

ここにも間違いが….。

シンガポールにいた頃に使っていたiPhone 2Gを手元に残しておけば良かったと後悔しても仕方が無いのですが、iPhone 3Gが2台、iPhone 3GSが2台。美しいですねぇ。

せっかくなので、iPhoneでオセロをやってみました。といっても、オセロのAppではなくて、iPhoneオセロ。

黒が白に挟まれて
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白に!!!

ということで、間違えに気がついた方はコメントで。

p.s. te-tsuさん & イシヅカドライヴ R さん、ご協力ありがとうございました。またしても被写体深度が浅くてごめんなさい。またもう少し台数を増やして(ニュートンとクリエ)お祭りに付き合ってください。 (^^;;

iPhone 3G: Android is running on iPhone 3G

凄いですね。数週間前にiPhone 2G (いわゆる第1世代iPhone)でAndroidを動かしているデモムービーを見た事がありましたが、同じplanetbeingという人がiPhone 3G上でマルチブートシステムを導入し、Androidを動かす事に成功している様です。

wifi, Text Messaging  (SMS)等ほとんどの事は出来る様ですが、まだ音声対応が出来ておらず通話は出来ない様です。また、マルチタッチにも対応していない様ですが、本人や周囲の協力者が開発を進めればすぐに対応出来るのではないかと思われます。

ウチは個人的にiPhone OSが気に入っているので試す気はありませんが、開発が完了次第ユーザーが自身で導入出来るパッケージが公開されるとか。

OSはAndroidが好きだけど、ハードウェアはiPhone派という方は注目かもしれませんね。

参照: Engadget Japanese – iPhone 3GにもAdnriodを移植 (リンク先には動画もあります)

iCal/アドレスブック と Google カレンダー/連絡先 の同期

MobileMeユーザのウチはMac – iPhoneの情報同期は全てMobileMe経由で行っていますが、もし、Googleも同期したくなった場合にどうしたら良いだろう、もしくはMobileMeを解約してGoogleとの同期で同等のことができるか考え、試してみました。

まず、同期出来る情報ですが、MobileMeではカレンダー、アドレスブック、ブックマーク、さらにMac独特な情報ですがキーチェーン、環境設定、メール・メールのルール等、ほとんどの情報を同期することができます。Mac OS Xの再インストールをした場合でも、MobileMeを利用していれば即座にインストール前の情報を復旧することができます。

GoogleとMacの同期を考えた場合、色々な方法があります。

カレンダーはCalDAVを使うのが一番簡単な方法。iCalの環境設定 – アカウントでアカウントを追加し、アカウントの種類を「Google」(iCal 4の場合)として設定します。ただし、Googleカレンダーが複数ある場合はそのアカウントの「委任」で表示する様にチェックを入れます。その場合、右側の画面の様に、Googleのメイン以外のカレンダーは「委任」の下に複数階層になってしまい、ちょっと見づらいです。また、全ての情報はGoogleサーバー上にあり、ローカルのiCalのカレンダーには保存されません。

アドレスブックの同期については簡単で、アドレスブックの環境設定 – Googleと同期へチェックを入れて(アドレスブック 5 の場合)アカウントの設定を行うのみです。この場合は情報はローカルのアドレスブックに保存されており、Google – Gmailの連絡先の情報と同期される様になります。

その他のMac特有のキーチェーンや環境設定についてはMobileMeと違い、Googleとの同期を行う方法は今のところ無い様ですね。

上述のCalDAVでのカレンダー参照と、アドレスブックの同期は悪くないのですが、MobileMeの様な「ローカルのiCal上のイベントとGoogleカレンダーのイベントを”同期”する」という事は実現されません。CalDAVでのカレンダー参照はGoogleカレンダーをiCalのインタフェースで操作しているに過ぎない為です。また、複数カレンダーがある場合に「参照」の階層に入ってしまうのも残念感があります。

そこで見つけたのが「Spanning Sync」。有料(1年間ライセンス体系の料金設定と、永久ライセンスの料金設定があります)ですが、MobileMeと近い感じでカレンダーとアドレスブックの情報を同期することができます。
購入検討の為に15日間無料で試用することができます。

インストールすると、システム環境設定の項目が追加されます。

試用期間中は、その旨を伝えるメッセージが表示されますが、表示される試用期間の残り日数は計算にミスがある様で、凄い日数が表示されています (^^;;。

画面を並べてみました。
最初のページではGoogleアカウントの設定と同期のタイミング。
2ページ目・3ページ目でカレンダーとアドレスブックの同期設定が出来ます。iCal、Googleそれぞれのカレンダー名の組み合わせと同期の方向を設定したり、Mac上のアドレスブックに含まれるどのグループについてGmailの連絡先と同期するかを設定出来ます。さらに、カレンダーのアラームについてもきめ細かな設定が出来るのが特徴だと思いました。
最後の4ページ目にはメニューバーへのアイコン表示有無設定等があります。

メニューバーのアイコンは同期が正常に行われている時と、エラーがあった場合でアイコンが異なり、何らかの問題がある場合にはすぐ分かる様になっています。正常時は左側のアイコン、エラーが発生した場合は右側のアイコン表示になります。

Spanning Syncを使えば、Google側の情報でiCal / アドレスブックの情報を上書きする事も出来るので、MobileMeを使った場合の様に、Mac OS X再インストール時にすぐ情報をMacへ復元する事も出来そうです。MobileMeの年会費を費やしたくないが、それと近い環境を構築したい場合には良いかもしれません。

また、Mac + Andriodユーザの皆さんはこの方法でMac – Google – Android携帯の情報同期が出来、便利かもしれません。

* Google Gmailの連絡先には氏名の「よみ」が無いなど、アドレスブックと項目が異なる場合がありますので、注意が必要です。

参考: Spanning Sync