Mac: Mac App Storeで入手したアプリがバージョンアップ

Mac OS X 10.6.6でリリースされたMac App Store。先日、初めてMac App Storeから入手したTwitterアプリがバージョンアップしたので適用してみました。ほぼiOS向けのApp Storeと同じ様な感じですが、Mac App Storeリリース後初めてのVersion Upだったので紹介してみます。

Mac App Storeから入手したアプリにアップデートがあると、Dockに並んでいるMac App Storeアイコンの右上にバッジが表示されます。アップデートがあるアプリの数が表示される様で、今回はTwitterの一つだけでしたので「1」と表示されています。

早速Mac App Storeのアイコンをクリックして起動します。「アップデート」のアイコンをクリックするとアップデートがあるアプリが表示されます。TwitterのVersion 2.0.1の場合は無料のため「アップデート」のボタンが表示されていますが有料の場合は価格が表示されるものと思われます。

「アップデート」のボタンをクリックするとApple IDの入力を求められますので、パスワードを入力します。すると自動的にアップデートが行われ、最新バージョンがMacにインストールされます。同時に、Mac App Store上のボタン表示が切り替わり「インストール済み」に変化します。

同時にDockに表示されているMac App Storeにあったバッジも消えます。

やっぱり個別のAppがバージョン管理をしていて別々にアップデートの有無をチェックするのと比べると、Mac App Storeを利用する事で最新バージョンがリリースされているかどうかをチェックする手間も無く、アップデート作業も完全自動化されていて圧倒的に楽ですね。

Adobeの製品など気に入っているアプリが沢山Mac App Storeから提供される様になると良いなぁと思います。

Mac: Mac App Storeを使ってみました。

Mac OS X 10.6.6のリリースとともに2011年1月6日に開店したMac App Storeを早速試してみました。Mac OS X 10.6.6へアップデートすると自動的にMac App StoreがDockに追加されます。

起動してみると、ごく普通のアプリとして立ち上がり「特集」のページが表示されます。既にiPhoneやiPadでiOSベースのApp Storeを見慣れているので、それほどの驚きはありません。リリースされていると思ったiWork ’11を探しましたが….ありませんでした。iWorkを見にいくとiWork ’09であり、ウチのMacには入っているため(Mac App Store経由でインストールしていなくても)インストール済みとして表示されました。これはiWorkに限らずiLifeも同様でしたので、Mac App Storeで販売されているアプリが別のメディア経由でインストールされている場合、それを識別できる様な仕組みになっている様です。もしかするとAppleのAppに限定された話かもしれませんが…。

次に、無料のAppをインストールしてみました。トップ無料の一番最初に表示されたTwitterをインストールしてみます。iOSのApp Store同様に「無料」のボタンをクリックすると初回はApple IDとパスワードの入力を求められ、更にiTunes 使用許諾契約書の更新へ同意するよう促されます。2回目以降はApple IDは最後に利用したものが入力された状態になりますが、一定時間経過するとパスワードの入力を求められます。使用許諾契約書については更新されない限り同意を求められる事はありません。

Appのダウンロード、インストールが自動的に行われ、Dockにインストールしたアイコンが追加されます。後はそのアプリを使い始めるだけです。Mac App Storeの購入済みにはMac App Store経由で購入もしくは無料入手したアプリの一覧が表示されます。前述のMac App StoreからインストールしていないiWorkやiLifeは表示されませんでした。

Mac App StoreにもiTunesのApp Store同様、アプリを「友達に教える」機能が搭載されており、購入または無料ボタンの右脇にある矢印をクリックすると友達にそのアプリを紹介する事が出来ます。相手のメールアドレス、自分の名前、そしてメッセージを入力するとアプリのアイコン、リンクとメッセージが相手のメールアドレスに届きます。

試しにMac App Storeをまだ入れていないMacBook Proと、そもそもMac App Storeなんてあり得ないiPadで受信してどのようになるか試してみました。

Mac OS X 10.6.5かそれ以前のMacで受信してリンクをクリックすると、ブラウザが起動してiTunesのダウンロードページ(しかも英語のAppleページ)が表示されます。iPadでこのリンクをクリックすると、なんとApp Storeが立ち上がります。しかし、当然インストール出来る訳ではないのでMac OS X 10.6.6がインストールされたMacが必要とのメッセージが表示されるのみでした。

全体としてiOS向けのApp Storeのノウハウが活用されており、とても手軽にアプリをインストール出来て良いと感じました。バージョンアップも一括で管理してくれるので、従来の様に各アプリで更新を確認する必要も無いですし、インストールやバージョンアップの為にdmgファイルをダウンロードしてアプリケーションフォルダへコピーする必要も無く、とても簡単です。

いっそのこと、iOS向けのApp Storeと統合されていれば将来的にMac , iPhone / iPod Touch , iPad ユニバーサルアプリといった夢の様なAppの登場も期待できたのですが、現時点では一回の購入でMacとiOSデバイス両方にインストールできるAppがリリースされる予定は無いようですね…。

参考リンク: Mac App Store – Apple

ソフトウェアアップデート: Mac OS X 10.6.6 (Mac App Store リリース)

予想していたより早く、日本時間の2011年1月6日 11:30PM頃に Mac OS X 10.6.6 がソフトウェア・アップデートを経由して配信されています。

このアップデートによってMac App Storeがリリースされています。iOS向けのApp Store同様、iTunesアカウントを使ってMac Appの購入、インストールが出来、無料のアップデート通知もされるとの事です。

適用はソフトウェア・アップデートから。Mac OS Xの再起動が必要です。

アップデートに記載されている変更内容は以下の通り。

Mac OS X 10.6.6 アップデートを Mac OS X Snow Leopard を実行しているすべてのユーザに推奨します。 このアップデートでは、一般的なオペレーションシステムに関する問題が修正され、お使いの Mac の安定性、互換性、およびセキュリティが向上します。 また、このアップデートには「Mac App Store」が含まれています。「Mac App Store」は、お使いの Mac 用の新しいアプリケーションを見つけて購入するのに最適な方法です。この新しいアプリケーション「Mac App Store」は Dock に表示され、以下の機能を提供します:

  • Mac 用アプリケーションを見つける:おすすめのアプリケーション、トップチャート、カテゴリをブラウズしたり、特定のアプリケーションを検索したりできます。アプリケーションの説明やユーザによるレビューを読んだり、スクリーンショットを見ることもできます。
  • 購入してインストールする:iTunes アカウントを使って簡単に購入できます。アプリケーションは、ワンステップでインストールでき、Dock からすばやくアクセスできるようになります。
  • アプリケーションのアップデート:Mac App Store ではアプリケーションの購入履歴が管理されていて、無料のアップデートが利用できるようになると通知されます。

Mac App Store について詳しくは、次の Web サイトを参照してください: http://www.apple.com/jp/mac/app-store

このアップデートについて詳しくは、次の Web サイトを参照してください: http://support.apple.com/kb/HT4459?viewlocale=ja_JP

このアップデートのセキュリティ内容について詳しくは、次の Web サイトを参照してください: http://support.apple.com/kb/HT1222?viewlocale=ja_JP

ウチも早速適用してMac App Storeを試してみようと思います。また後ほどインプレッションを書いてみます。

Mac: rsyncによる2点間のファイルコピー (rsync, vpn, afp, applescript使用)

年末年始に今まで自宅に設置していた MacMini (Serverではなくデスクトップマシン) を実家に移設したのですが、Eye-Fiを使っているコンパクトデジカメで写真を撮影しながら「あ、Eye-Fiのファイル転送先設定が実家に移設したMacMiniのままだ…」という事に今更気がつきました。

最も簡単な解決方法は自宅に残っているMacBook ProかMacBook AirにEye-Fi CenterとEye-Fi Helperをインストールして転送先を変更すれば良いのですが、もう少し難しく解決してみようと思い、VPN接続で実家のネットワークに接続しrsyncコマンドを使って自宅のLANに接続されているAirMac Extremeに繋がっている外付けHDDへファイルを転送する方法を試してみました。

条件としては次の通り。

  • 自宅はCATVでインターネットへ常時接続。
  • 実家はFTTHでインターネットへ常時接続。
  • VPN接続は自宅のMacBook Pro (MBP)から実家のMac mini server (MacMiniとは別のMac OS X Server搭載のサーバー)間で行う。Mac mini serverはVPN接続クライアントと実家のLAN内に設置しているMacMini間でルーティングを行う。
  • Eye-Fiのファイルは実家のMacMini上で共有されているフォルダに保存されている。
  • これらのファイルを自宅のAirMac Extremeに接続されたHDDへコピーする。

Applescriptに作業させたい内容は次の通り。

  1. 予め[システム環境設定] – [ネットワーク] で設定しておいたVPN接続先に自動的に接続する。
  2. 実家のMacMiniの共有フォルダにafpで接続(マウント)する。
  3. 自宅のAirMac Extremeに接続のHDDにafpで接続(マウント)する。
  4. rsyncコマンドを走らせ、MacMini側の変更をAirMac Extreme側へコピーする。

ということで、エラー処理などを全く考慮していませんが紹介しちゃいます。

tell application “System Events”
tell current location of network preferences
set VPNservice to service “<<VPN接続名>>”  –事前に設定しておいたVPN接続先を指定
set isConnected to connected of current configuration of VPNservice –接続済みかどうかを確認
if isConnected = false then –接続済みでなければ
if exists VPNservice then connect VPNservice –接続する
delay 30 –接続が完了するまで30秒程度掛かった事があるので長めに待機
end if
set isConnected to connected of current configuration of VPNservice –接続済みかどうかを再度確認
if isConnected then –接続済みであれば
tell application “Finder”
mount volume “afp://192.168.0.100/Share/” as user name “<<User Name>>” with password “<<Password>>–MacMiniの共有フォルダをマウント
mount volume “afp://10.0.3.1/Temp/” as user name “<<User Name>>” with password “<<Password>>–AirMac ExtremeのHDDをマウント
set SyncCommand to “rsync -avz –exclude=.DS_Store /Volumes/Share/Eye-Fi /Volumes/Temp/” –rsyncのコマンドを定義
do shell script SyncCommand –rsyncのコマンドを実行
end tell
end if
end tell
end tell
前述の通り全くエラー処理はしていませんのであしからず。目的は達成できていると思っています。

ポイントは、afpでマウントした共有フォルダは /Volumes 以下にディレクトリとして見えるという事を利用して、同期元と同期先の2つのネットワーク上の共有フォルダをあたかもローカルフォルダの様に扱っています。rsyncコマンドはssh転送にも対応しているのでそれを使っても良いのですが、事前に鍵の生成や転送をするのが面倒だったのでまずは簡単に実現できる方法で試してみました。その反面、VPNや共有フォルダがネットワークの不調などで切断されると途中でファイル転送が中断されてしまう場合があります。

また、rsyncのオプションとして ‘–exclude=.DS_Store’ を指定しました。.DS_Storeが含まれたディレクトリの同期を行うと.DS_Storeで始まるファイル/ディレクトリが大量に転送される場合があるので除外しました。

エラー発生時の処理やtellコマンドとend tellコマンドの位置も調整しなければなりませんし、ファイル転送終了後に切断も出来ていない状態なのでまだまだ改善の余地がありますが、同じ様な事をお考えの方の参考になれば幸いです。より良い方法があれば是非共有して頂ければ助かります。

#想定していない動きをする事も考えられますので、流用される場合は自己責任でお願いします。意味の分からない場合は試さない方が安全だと思います。

Mac: マックのWiFiのリンク速度を確認する方法

Mac OS Xの[システム環境設定] – [ネットワーク]や、メニューバーのAirMacの状態を見ても、今Wi-Fiがリンクしている速度を知る事が出来ません。

IEEE802.11は規格によってリンク速度(理論上の最高伝送速度)が異なり、特にIEEE802.11nは130Mbpsと高速です。様々な条件により無線LANの場合は理論値通りの速度が出る場合はほぼあり得ませんが、やっぱり自分のMacがどの速度でリンクしているかは気になります。

システム環境設定やAirMacの状態はこのように表示され、画面上どこにもIEEE802.11のa/b/g/nいずれで接続されているかは表示されていません。

そこで、ファインダーを開き、[アプリケーション] – [ユーティリティ] フォルダ内にある「ネットワークユーティリティ」を使用します。リンク速度を知るだけであれば、起動すればすぐに表示される「Info」のページで確認できます。

試しにIEEE802.11gで接続した場合とIEEE802.11nで接続した場合、それぞれのスクリーンキャプチャを保存してみました。IEEE802.11gの場合はリンク速度が「54 Mbit/秒」と表示され、IEEE802.11nの場合は「130Mbit/秒」と表示されている事が分かります。同時にハードウェア・アドレス (つまりMacアドレス)、サポートしているWiFi規格等も知る事が出来るので便利です。複数のネットワークインタフェースがリンクした状態になっている場合は、調べたいインタフェースを選択する必要があります。

#なお、Macアドレスは環境設定のネットワークで、AirMacの詳細を表示させた場合にも確認する事が出来ます。

ネットワークユティリティはこれらの情報表示以外に、Ping、TracerouteやPortscanを実行する事も出来ます。対象のサーバーやネットワーク機器のIPアドレス又はドメイン名を入力して、ボタンを押すだけで実行できます。これらの機能はUNIXベースのコマンドとして存在しており、Mac OS XのベースとなっているFreeBSD系のコマンドに精通していれば「ターミナル」アプリケーションを用いてコマンドラインで実行する事も出来ますが、GUIで手軽に実行できるので便利です。あくまでも自分が管理しているサーバー類の調査用であり、一般に公開されているサーバーに対して無作為に実行する為のツールではないので、よく分からない場合は「Info」以外のページには触れない方が無難です。

Mac: Mac App Storeは2011年1月6日にオープン予定

2010年10月21日の「Back to the Mac」イベントでMac OS X Lionの発表とともに、それより前にオープンする事が発表されていたMac向けのアプリケーション・ストア、Mac App Storeが2011年1月6日にオープン予定である事をAppleが正式に発表しています。

iPhone, iPod Touch、iPad向けのApp配信で成功しているApp Storeが遂にMac上でも展開され、開発者、利用者ともにMacがより便利で簡単に扱える様になるのではないかと思います。

特にサードパーティーのアプリはそれぞれ独自のバージョンアップ機能を搭載していて、Mac OS Xのソフトウェア・アップデートで一括管理されていないものが多々あります。これらがMac App Storeで配信される様になれば、バージョン管理が一元化され、全てのアップデートをボタン一つ済ませる事が出来、かなり楽になると感じています。

インストールに関しても、今はアプリケーションフォルダにドラッグ&ドロップするタイプや、セットアップツールによるインストールが必要なタイプなど様々ですが、iPhoneやiPadの様にボタンを押すだけで自動的にインストールされるのであれば簡単です。更にはユーザー毎に購入したアプリが管理されるので、複数のMacを所有している場合、一度の購入で全てのMacへ同じアプリがダウンロード&インストールされて利用可能になるとの事。

Appleの発表によると

Mac App Storeはオープン当初より90カ国で利用可能で、有償・無償のアプリケーションが教育・ゲーム・グラフィック&デザイン・ライフスタイル・仕事効率化・ユーティリティといったカテゴリから選べるようになる予定

との事。まさしくiTunes上のApp Storeの様に、カテゴリ毎に様々なアプリが並び、レビューを見ながら良さそうなアプリケーションを探してインストールする事が出来る様です。

今でもWindows OSより色々な意味で使いやすいMac OS Xが更に使いやすくなると考えられ、リリースが楽しみです。最初に登録されるアプリには最新版のiWorksが含まれていると予想していますが、どうなんでしょう。iPad用も同時期にアップデートされるのかなと個人的には思っており、まだiPad用のPages, Numbers, Keynotesは購入せずに待っているのですが…。

参考リンク:

ソフトウェアアップデート: QuickTime Version 7.6.9 for Mac OS X 10.5.8

Appleが昨日、2010年12月8日にMac OS X 10.5.8 (Leopard)向けにQuickTimeバージョン7.6.9をリリースしています。

適用はソフトウェア・アップデートから、OSの再起動が必要です。

QuickTime 7.6.9 ではセキュリティが改善されます。これは、すべての Mac OS X Leopard ユーザに推奨されます。このアップデートのセキュリティ関連の内容については、次の Web サイトを参照してください:http://support.apple.com/kb/HT1222?viewlocale=ja_JP

セキュリティ改善という事なので、別段の理由が無ければ適用しておいた方が良さそうですね。ちなみに、Windows用のQuickTimeもバージョンアップしています。

今日になって気がつきましたが、ウチはSafari Version 5.0.3の適用がまだでした (^^;;