MobileMeからiCloudへの移行完了

今週、ようやくMobileMeからiCloudへの移行を完了しました。

先週末からメールのメールボックスを自前のMac OS X Serverへ移動したり、Lion以外のMac OS Xが動作しているMacへのカレンダーやアドレス帳の同期の事を少々考えたりしていましたが、水曜日にようやく移行を果たしました。

その時のスクリーンショットを並べてみます。移行作業はウィザード形式になっており、どのサービスがiCloudへ移行し、どのサービスはMobileMeのまま2012年6月31日まで継続されるか、そして移行後に利用出来なくなるサービスの説明が表示されます。次に利用出来るデバイスやバックアップに関する情報が表示され、最後に使用許諾に同意する事で後は自動的にデータの移動を行ってくれます。

移行作業が完了するとMac OS Xの画面には以下の表示が、iOS5がインストールされたiOSデバイスにはプッシュ通知で移行が完了した旨が表示されます。OKをクリック/タップすると自動的にシステム環境設定が切り替わりiCloudとMac / iOSデバイスが同期する様になります。メールもiCloudへ自動的に移行する為、自分で設定変更作業を行う必要がなくとても簡単でした。

移行そのものもとても簡単、iCloudに対応しているOSが動作しているデバイスであればMobileMeを利用していた頃と何ら変わらず使い続ける事が出来ました。iCloudになって新たに登場したフォトストリーム順調に動いていてとっても便利。従来はEye-Fiアプリを使ってMacへ写真を転送していた頃もありましたが、これからはフォトストリームの方が便利そうですね。これからはiOSのアップグレード時以外、iOSデバイスとMacをUSBケーブルで接続しなくてもiTunesとの同期とiPhotoへのファイル転送が完全にワイヤレスで出来て、大変便利になりました。

 

ソフトウェアアップデート: iPhoto 9.2

既にリリースされ、アップデート配信がされているiPhotoバージョン9.2。

iCloudのフォトストリームを利用する為に必須のアップデートなのですが、アップデートの配信方法が不思議な事になっています。

Snow Leopardの頃にiLife ’11をインストールしたMacBook Air。その後にLionへアップグレードしたわけですが、このMacBook Airの場合は「ソフトウェア・アップデート」にiPhotoアップデートが表示されました。

これに対して最初からLionがインストールされた状態で入手したMac miniは、最初からiLife ’11も入っていたわけですが、こちらはMac App Storeからのバージョンアップでした。

何故、どちらかに統一されていないのか気になりますが、何れにしてもどちらも無事にアップグレードする事が出来ました。

ちなみに、「ソフトウェア・アップデート」と「Mac App Store」以外にもAppleのWebサイトのこちらのページからアップデートをダウンロードする事が出来ます。

変更内容は次の通りです。

iPhoto 9.2 アップデート

iPhoto 9.2 は iCloud および iOS 5 との互換性に対応しています。このアップデートでは、安定性、パフォーマンス、および互換性に関する以下のような小さな問題が解決されます:

  • 1 枚表示モード時に左右のスワイプジェスチャを使って写真間を移動できるようになりました
  • 以前に読み込んだ写真が読み込みウインドウの別セクションに表示されるようになりました
  • ブック/カレンダーのテーマとカードのカテゴリが回転表示のポップアップメニューで選択できるようになりました
  • ブックの一部のページが正しくプリントされない問題が解決されます
  • ライブラリを再構築したときに保存済みのスライドショーとブックが正しく保持されるようになりました

このアップデートは iPhoto ’11 のすべてのユーザに推奨されます。

参考リンク: iPhoto 9.2 – Apple

Lion以外ではiCloudがシームレスに使えないなんて….

いまだにMobileMeからiCloudへの移行を果たせていないわけですが、今一度iCloudのシステム条件を確認してみました。

iOSデバイスに関してはiOS 5が必須という事はよく分かっていたのですが、Mac OS Xに関してはLionのみ。LeopardのみならずSnow Leopardですらシームレスに使えず、メール、カレンダー、アドレス帳へはSafariか対応しているWebブラウザを利用する必要があるとの事です。

メインで使っているMacBook Airと新しいMac miniはLionが動作しているものの、日本に設置しているMac mini ServerとMac miniはSnow Leopard ServerとLeopard。MobileMeのサービスが終わってしまうとこれらのOSに搭載されているiCalやアドレス帳、メールはiCloudと同期することができなくなってしまいます。

Mac mini Serverは、ブログの運用等のサーバーアプリ目的で稼働しているので実害は無いのですが、friioでテレビ録画に使っているLeopard動作のMac miniは少々困りました。Lionのライセンスは購入しているのでアップグレード出来ない事も無いのですが、Macに正式対応していないfriioを無理矢理動かしている環境のOSをLionにアップグレードしてしまった場合、正常に動かない可能性が非常に高いという懸念があります。

しかし、friioの予約録画にはiCalのアラーム機能を使っており、このカレンダーをMobileMe経由で他のMacやiOSデバイスと同期する事で録画予約の状況がいつでも分かる様にしていました。その為、MobileMeの代わりとなるiCloudがLeopardのiCalから利用出来ないとなると些か不便。予約の成功や録画の開始はBoxcarを使ってiPhoneへ通知しているので確認出来るものの、それでも予約状況がこのMac miniにリモート接続しないと確認出来ないのは不便すぎます。

先日エントリーにしたONTVのサービス終了といい、iCloudへの移行といい、ウチのfriioテレビ録画環境が急速に危機的な状況に陥っている気がしてきました (^^;;

とりあえず、ONTVサービス終了の対策は自前でAppleScriptを作りiEPGファイルから予約出来る様に、そしてiCloudがLeopardに未対応の対策は録画予約カレンダーのみをGoogleカレンダーへ移行してみようと思います。

参考リンク:

MobileMeからiCloudへの移行に関する考察…

iCloudのサービス開始に伴い、MobileMeユーザーのウチも移行に向けて色々と準備をしなければならなくなりました。幸いMobileMeのサービスは直ぐに停止するわけではなく、2012年6月30日まで利用する事が出来ます。とはいっても、いずれにせよ移行しなければならない為早い時期に進めようと思います。

今までのMobileMeで提供されていた全ての機能がiCloudで提供されるわけではないため、幾つか検討しておくべき事があります。

まず、一番影響の高いのがiDisk。iCloudではiDiskが利用出来なくなるため、殆どのファイルをiDiskに保存していたウチにとっては厳しいです。対策はただ一つ、全てのファイルを所有しているMacの一つに移動する事。全部で2GB程度の容量なのですが、何処に保存しておこうか悩んでいます。しかし、今までiPhone/iPadそしてMobileMe Webインタフェースからどの様な形式のファイルでもアクセス出来たiDiskが利用出来なくなるのは本当に残念です…。

iDiskの他に提供されなくなるサービスは「iWebへの公開」と「ギャラリー」。これらは全てオリジナルのファイルがMacのiWebとiPhotoに存在しているので問題無し。既にiWebに関してはBlueDiamond Web.へ移行済みで、後はBlueDiamond Web.からリンクしているMobileMeギャラリーへのリンクを削除すれば良いと考えています。

最後に面倒なのがメール。複数所有しているメールアドレスの全てのコピーはMobileMeに保存しており、その総容量は既にiCloudサービスで無料提供される5GBを上回っています。よって、このままiCloudへ移行しようとすると、無料ストレージでは足りず有料サービスとして利用を続ける事になります。今まで年間1万円程度支払っていたMobileMeが、突然無料になると、追加ストレージを購入するのは負けた気分になってしまいます。ということで、別途あるIMAPサーバーへ過去のメールを全て保管することにしました。

そんなわけで、まだメールのコピーやiDiskのコピーが終わっていないのでiCloudへ移行出来ていませんが、週末には一通りの作業を終えて移行してみたいと思います。Appleのサポートページには移行に関する情報が詳しく掲載されているので参考になればと思います。

参考リンク:

MobileMeの移行とiCloudについて、よくあるご質問 – Apple

 

 

Mac: iTunesに表示されるiPhone/iPad Appのアイコンが…

今日は久しぶりにiTunesでiPhone AppやiPad Appのアップデートを確認していました。

iTunesを起動して、Appのアップデートを確認したところ沢山バージョンアップが。いつもの様に右上の「全ての無料アップデートをダウンロード」をクリックしてしばらく見ていたら、アップデート対象のアプリアイコンが変な風になっていました。鎖が切れた様な白黒のアイコンで表示されていました。

ウチのシンガポールの家はネットワークが極端に遅かったり、インターネットに接続出来ない事が時々あるので、その為に一時的にアイコンが正常に表示出来なかった様です。

結局、アイコンの表示が変になったアプリも含めて正常にダウンロード、iPhone/iPadへ更新出来ましたが、ちょっとハプニングだったのでエントリーにしてみました。

 

ソフトウェアアップデート: Mac mini EFI ファームウェア・アップデート V.1.3

Mac OS X Lionが最初からインストールされているMid 2011の各Macモデル向けにAppleから「Mac mini EFI ファームウェア・アップデート バージョン1.3」がリリースされています。

このアップデートはソフトウェア・アップデートから適用出来ます。インストールを完了するにはMac OS Xの再起動が必要です。

変更内容は以下のとおりです。

このアップデートには、Mac mini(Mid 2011)機種で、インターネット接続を使用した Lion 復旧機能の安定性が向上する修正が含まれ、Apple Thunderbolt Display の互換性および Thunderbolt ターゲット・ディスク・モードのパフォーマンスに関する問題が解決されます。

Lion の復旧機能について詳しくは、http://www.apple.com/jp/macosx/recovery/ を参照してください。

Mac: ソフトウェアアップデート – デジタルカメラRAW互換性アップデート

AppleからデジタルカメラRAW互換性アップデート、Version 3.8がリリースされています。また新しいデジカメのRAWファイルが扱える様になっていますね。

このアップデートは、Aperture 3 および iPhoto ’11 に以下のカメラの RAW ファイルフォーマットとの互換性を追加します:

  • Konica Minolta DiMAGE A200
  • Olympus PEN E-P3
  • Panasonic LUMIX DMC-G3
  • Panasonic LUMIX DMC-GF3
  • Samsung NX11
  • Samsung NX100
  • Sony α(アルファ)NEX-C3
  • Sony α 35(SLT-A35)

サポートされている RAW フォーマットについて詳しくは、次の Web サイトを参照してください: http://support.apple.com/kb/HT4757?viewlocale=ja_JP