iPhone OS 4 発表 (リリース時期は iPhone向け 夏、iPad向け 秋)

日本時間の今朝(深夜過ぎ)、iPhone OS 4が発表されました。変更された内容は、以前から各方面で噂されていた内容で、次の様なもの。

  • 100以上の新機能
  • マルチタスキング対応
  • フォルダ機能(ホーム画面のアイコンをドラッグ&ドロップでまとめられる)
  • より良くなったメールアプリ
  • iBooksに対応
  • iAd(広告プラットフォーム)

マルチタスクとフォルダ機能は良さそうですね。Skype常に動かしておいて、チャットやVoIP着信を待ったり、色々楽しそうです。

リリース時期や対象となるデバイスは次の通り。

  • iPhone 3G, iPhone 3GS, 初代を除くiPod Touchで動く
  • ただし、マルチタスキングなど一部の機能は iPhone 3GS と 第3世代iPod Touch (Late 2009の32GBと64GB) でのみ対応。
  • iPhone, iPod Touch向けの正式リリースは2010年夏。
  • iPad向けのリリースは2010年秋。
  • デベロッパプレビューは本日から配布開始。

最近Appleの発表からリリースまでの期間が長くなっている様な気がします。単純に、早くにアナウンスしているだけなのでしょうが、正式リリースまでまだ3ヶ月以上は待たなければならないと思うと、ちょっと長い気が…。

Engadget Japanese さんがかなり詳しくイベントの様子をお伝えしていますので良かったら。

iPhoto 8.1.2 リリース

iLife ’09のiPhotoもバージョン8.1.2にアップデートされています。

こちらも主にiPadとの同期機能追加がなされていますが、その他にも細かな修正が行われている様です。

適用はソフトウェア・アップデートから。再起動は不要です。

なお、ソフトウェア・アップデートに表示されていた変更内容は以下の通り。

このアップデートによって、iPhone、iPod、または Apple TV との、読み込みおよび同期に関する小さな問題が解決されます。

このアップデートは iPhoto ’09 のすべてのユーザに推奨されます。

あまり詳しく記載されていなかったので、AppleのWebでより詳しい変更内容を確認してみました。

読み込み

  • iPhone 3GS に接続したときに iPhoto が予期せず停止することがあるという問題が解決されます。
  • 読み込みにビデオクリップしか含まれていないときにイベントのサムネールが作成されないという問題が解決されます。

iPod Nano サポート

  • ソースリストに iPod Nano (5th Generation) の iPod アイコンが正しく表示されます。

同期

  • ライブラリのスライドショーでファイル名にアンパサンド (&) が含まれているソングを使用した場合、iPhone、iPod、または AppleTV と写真が同期できないという問題が解決されました。

iPad 互換性

  • iPad から iPhoto ライブラリへの写真の読み込み、iPad との写真の同期についてのサポートを可能にします。

今までウチは遭遇した事が無い問題の修正がほとんどでした。時々iPhone 3GS接続時にiPhotoが反応しなくなる場合があったので、これが改善されると良いと思います。そして、今までiPod Nano 5Gを何度も接続しておきながら、ソースリストのアイコンが正しく表示されていなかった事に気がついていませんでした。 (^^;;

iPhone / iPod Touch Appを贈る機能がApp Storeに追加

さて、iTunesユーザで楽曲をiTunes Storeから購入している方は知っているかもしれませんが、楽曲を他のiTunes Storeユーザへ贈る機能は以前からありました。
楽曲の購入ボタンのすぐ右横にある矢印をクリックすると、メニューに「贈る」というアイテムが表示されます。

今日、いつもチェックしているニュースサイトを眺めていたら、この機能がiPhoneやiPod Touchアプリケーション向けにも提供され、App Storeでも「アプリを贈る」事が出来る様になっているそうです。
実際には贈りませんでしたが、画面表示を確認してみました。紹介してみます。

まず、無料アプリ

無料なので贈る事は出来ません。以前からあるウィッシュリストや友達へ教えるリンクメニューは表示されますが、贈るというメニューはありません。

こんな具合です。

次に、有料アプリ

一番気に入っている RSS リーダー、Bylineで試してみました。

Appを購入の右隣の矢印をクリックすると、いつものメニューの一番上に「このAppを贈る」というアイテムが追加されている事が分かります。

この通り。

クリックしてみると、次の様な画面に切り替わります。

送り主、受取人の名前を入力。そして、相手のメールアドレスとメッセージを入力して続けるをクリックすると手続きが出来る様です(実際にはやりませんでした)。

ちなみに、受取人は複数人指定出来る様で、メールアドレスをカンマ(コンマ)区切りで入力する様です。
ただし、そのメールアドレスの数だけ課金されますので注意が必要そうですね。

自分が気に入っている有料アプリを「教える」と相手に考えさせてしまうけれど、ちょっと奮発して時々「贈る」のも良いかもしれませんね。

注意すべきは、相手の使用しているデバイスやOSのバージョン。対応している事を確認してから贈った方が良さそうです。さらに気になるのは、相手が既にそのアプリを持っていた場合。どうなるのでしょう….。

Apple製品のバッテリーについて…

以前のエントリーでMacBook Pro 15 inchのバッテリーについてAppleから入手した情報などを載せましたが、その後Appleのサイトを彷徨っていたところ、さらに情報を見つけました。紹介してみます。

MacBook / MacBook Pro / MacBook Airのバッテリーについて

リチウムイオンバッテリーとリチウムポリマーバッテリーによって扱いが異なるようです。最新モデルのMacBook / MacBook Pro / MacBook Airはいずれもリチウムポリマーバッテリーが用いられていますが、しばらく前のモデルはリチウムイオンバッテリーです。

Appleの記事によると、

初めてコンピュータを使う際および使い始めてから数ヶ月ごとに、バッテリーの再調整を行う必要がある

とあります。え、「初めてコンピュータを使う際」って、そんな事添付されてくるインストラクションには書かれていなかったと思うのですが….。

また、普段はACアダプターをつないだままで使用している場合も、1ヶ月に1度程度はバッテリーの調整をした方がよいと紹介されています。

その方法は前述の通り、リチウムイオンバッテリーとリチウムポリマーバッテリーによって異なりますが、一旦フル充電した後、バッテリーが空になるまで使いスリープもしくはシャットダウン。そして、再度フル充電するといった手順です。リチウムポリマーバッテリーの場合は、最初のフル充電時に2時間程度余分に充電し、またバッテリーを使い切った後スリープもしくはシャットダウン状態で5時間程放置する手順が追加されています。

iPhone / iPodのバッテリーについて

こちらはMacBook系のような詳しい手順が掲載された記事を見つける事はできませんでしたが、少なくとも

リチウムベースのバッテリーを適切にメンテナンスするには、バッテリー内の電子を時々動かすことが重要です。毎月最低でも1回は充電/放電サイクルを完了するようにしてください。

と記載されていました。この表現によれば、毎回継ぎ足し充電をするような使い方をしている場合でも、1ヶ月に1回はiPhone / iPodがフル充電の状態から完全にバッテリーを使い切り、再度フル充電をするという事を心がけた方が良い様です。

バッテリーと温度について

リチウムポリマーバッテリーは高温環境下においては普段の性能を発揮できないようで、完全なフル充電ができない場合がある為、Appleのサポートページにある記事にもiPhone / iPodをケースに入れた状態で充電しているような場合は、発熱によって本来の性能が得られない事があるのでその場合はケースから取り出すように記述があります。

iPhoneのバッテリーのもちが悪くなったと感じたとき、もしかしたら少し厚手のケースに変えた事に起因する事もあるかもしれませんね。

少しは参考になればと思います。ウチは「初めてコンピュータを使う際および…」の文章を見ただけで、「初めて使う前に教えてくれよ…」って感じでした。

でも遅くはありません、iCalに定期的なイベントを追加して、毎月一度くらいはMac / iPhone / iPodのバッテリーの充電・放電サイクルしてリフレッシュしてみようと思います。

参考リンク:

キティーちゃんのiPhone Air Jacket。かわいい!

Apple Storeで「Hello Kitty Air Jacket for iPhone 3GS – with Love」を購入しました。

オンラインショップの写真と同じクオリティの素敵なAir Jacketケースが届きました。赤色がとても奇麗で良いですね。キティーちゃんの顔が白なので、汚れが心配ですが、沢山ハートが描かれていて、ハッピーな気分にさせてくれるiPhoneのAir Jacket。

表面にプリントされている為、どこかにぶつけたり、固いもので擦ったりすると剥がれてしまいそうです。こうなると、Clear Air Jacket for Air Jacket for iPhoneが欲しくなります。

この商品も注文から24時間以内に出荷され、翌日には届きました。仕事の為、直ぐに受け取る事が出来ませんでしたが、今回はヤマト運輸のサービスを利用してコンビニエンスストアで受け取ってみました。ヤマト運輸のWebで「クロネコメンバーズ(無料)」に登録しなければなりませんが、済ませればWebから再配達の依頼や、コンビニ受け取りの手続きが出来ます。再配達もその時間に在宅しなければならない為、コンビニで受け取れるのはとても便利と感じました。

ちなみに4個ともウチ用ではなく、友人からの依頼なので既に手元にありません (^^;;

キティーちゃん好きな方は是非!

EMOBILE Pocket WiFiに関する考察

先週から気になっているイーモバイルのPocket WiFi。各方面に情報を求めたり、販売店で話を聞いてみてウチなりに考えた事を書いてみたりします。

まずは一番気になる料金について。

正直最初イーモバイルのWebを見てもよく分からなかったのですが、販売店でカタログを見たり、話を聞いて分かりました。

Pocket WiFiと一緒にネットブックやPSP等を同時購入する場合は、「にねんL」という契約種別でプランを選ぶ必要があります。「にねんL」の場合、料金プランは次の通り。ちなみに、販売店ではPSPと同時購入で100円といった価格で販売されている事を良く見かけます。

    • スーパーライトデータプラン: 最低2400円〜上限6380円
    • バリューデータプラン: 最低3980円〜6980円
    • ギガデータプラン: 最低4980円〜6980円
    • データプラン: 定額5980円

Pocket WiFiのみを購入する場合は、「にねんM」という契約種別でプランを選ぶことになり、料金は次の通り。なお、この場合はPocket WiFiの本体代金(大体の販売店で5980円)を最初に支払うことになります。

    • スーパーライトデータプラン: 最低1400円〜上限5380円
    • バリューデータプラン: 最低2980円〜5980円
    • ギガデータプラン: 最低3980円〜5980円
    • データプラン: 定額4980円

ネットブックやPSPと一緒に購入する事で、いずれのプランであっても1000円割高になります。全て2年契約が前提なので、「にねんL」と「にねんM」の差額の総和は24000円。
また、万が一2年未満で途中解約した場合の「契約解除料」も「にねんL」の方が「にねんM」に比べて割高になっています(例えば契約12ヶ月目で解約した場合、「にねんL」の契約解除料は31200円、「にねんM」の解除料は18200円)。

各プランの違いは含まれている無料データ通信の容量と、パケット単価です。

    • スーパーライトデータプラン: 最低料金に約3MBを含み、約14MBで上限料金に達する
    • バリューデータプラン: 最低料金に約300MBを含み、約335MBで上限料金に達する
    • ギガデータプラン: 最低料金に約1GBを含み、約1.023GBで上限料金に達する
    • データプラン: どれだけ使っても定額料金

ウチのiPhoneは4日程度で3G回線で約100MB通信しているので、単純計算で一ヶ月約750MB。普通に考えて、Pocket WiFiを持ったらもっと色々なデバイスを繋いで遊びたくなるので、必然的に定額のデータプランが適切な気がします。

あとイーモバイルのプランには最後に「21」がついているプランもありますが、これはHSPA+ 21 Mbpsの端末用で、Pocket WiFi (D25HW)はHSPA+ 21 には対応していないので違います。

Pocket WiFi (D25HW)端末について

知人から聞いた話や、Webの口コミを見る限り一番弱いのはバッテリーの様です。カタログ値では連続通信約4時間となっていますが、実際にはもっと短い時間しか連続通信出来ないという話も聞きました。レビュー等を行っているサイトではeneloopを一緒に持ち歩きましょうというコメントを良く見かけました。
予備バッテリーも販売されていますが、3980円と割高。本体に迫る価格ですし、充電の為に毎回本体のバッテリーを入れ替えるのは面倒に思えます。
やはりeneloop等のUSB出力のあるバッテリーを持ち歩くか、PC/Macに接続してUSBバスパワーで動かす事も考慮に入れなければならない様です。

その他の機能面については好評を良く見かけました。使い始めも簡単で、WiFiデバイスを最大5台まで同時に接続出来る点や、設定変更も思ったよりきめ細かく出来る様です。イーモバイルのWebにあった取扱説明書も見てみましたが、Mac用とWindows用それぞれの設定ツールが用意されており、無通信時の自動切断時間設定等、色々と変更出来る様です。

大きさ、重さは販売店でモックを見てきましたが悪くないと感じました。角が丸くなっているので、さほど持ち運びにくい印象はありませんでしたし、重さも約80gとポケットに入っていてもさほど気にならないレベルに感じました。
ストラップ用の穴もあるので、首からぶら下げてもOK?

通信速度・サービスエリア

これは実際に動作しているPocket WiFiが無かったので、何とも言えませんが同じ回線速度(HSDPA 7.2Mbps対応)のD22HWで接続されているネットブックでGoogle MapやStreet viewへアクセスした限りではさほどストレスは感じませんでした。
iPhoneの画面でGoogle Mapを動かしているのと同じ位、ネットブックの解像度でもサクサク動いていたので電波の状態さえ良ければPocket WiFiでも快適なのではないかと感じました。

サービスエリアについてはイーモバイルは全国人口カバー率90%超!としていますが、やはり地下等は弱い様です。これに関してはしかたないのかもしれませんが。

結局結論にはいたらず…

MacやiPad(もし買ったらね ^^;;)、Eye-Fi、色々なwifiデバイスを定額で同時接続出来るというメリットは大きいと感じます。既にデバイスを色々持っているので、Pocket WiFi単体で購入し「にねんM」契約であれば約5000円/月。
iPhoneの3G通信を抑える事が出来て、パケット定額フルの利用を下限に出来れば良いのですが、iPhoneは3Gをオフにすると通常の電話音声通話すら出来なくなるので、おそらく厳しいですね。

まずは今仕入れようとしている新しいwifiデバイスの入手状況を見てから考えようとは思いますが、調べれば調べる程興味が湧いてきました (^o^)
何よりソフトバンクがiPhoneでのテザリングサービスを提供してくれれば良いのに….。1000円程度のオプションだったらすぐ契約するんですけどね。

参考:

iPhone と Mac と MobileMe の ToDo 同期

iPhoneって、どうして標準ToDoアプリが無いのでしょうね。MacのiCalにはToDoがあるし、MailのToDoとはちゃんと連携して動作するのに。iPhoneは常日頃持ち歩くデバイスなので、これにこそToDoアプリが搭載されていてアラームで教えてくれる機能が欲しいのですが…。

そんな事をぼやいていてもAppleがすぐに実装してくれるわけではありません。もし、iPhone OS 4.0で実装されればとても嬉しい事ですが。

そんな不満を感じていた1年前。ウチはToDo lite (iPhone App)とAppigo Sync、そしてMobileMeサービスを用いて3つのデバイスのToDoを同期し始めました。既に1年以上この環境で使っていますが、今のところ便利に使えています。

ウチには2台Macがあり、Mac miniはLANに接続された状態で常時稼働しています。このMac miniを母艦として、Appigo Sync経由でiPhoneからiCalへ同期されたToDo項目をMobileMeと同期します。そして、もう一台のMBPのiCalへもMobileMe経由でToDoが同期されるという仕組みです。

ちなみにAppigo SyncはWindows版のβバージョンもある様なので、PCユーザーの方も使えそうです。

準備:

[iPhone] ToDo lite (無料版)もしくはToDo(有料版)をインストールします。

[Mac mini] Appigo Syncをインストールします。

[iPhone & Mac mini] iPhoneのToDo (lite)とMac miniのiCalが、Appigo Sync経由で同期出来る様に設定します。

[Mac mini] MobileMeと同期出来るように[システム環境設定] – [MobileMe]で設定します。

[MacBook Pro] MobileMeと同期出来るように[システム環境設定] – [MobileMe]で設定します。

使い方:

ほとんど操作すべき事は無いはずです。唯一、iPhoneが母艦のMac miniと通信出来る環境下でToDo (lite)を操作し、同期する程度です。この作業だけは手動で行う必要があります。MobileMeとMac mini / MBPの同期は(設定にもよりますが)自動的に行うことができるので、ほとんど意識する必要はありません。

所有しているMacが一台だけであれば、そのMacへAppigo Syncを使って同期すれば十分ですし、MobileMeユーザでない場合はGoogle等と同期出来るアプリケーションを入れておく事で同等の事が出来ると思います。

ごく稀にAppigo Sync – iCal – MobileMe の同期タイミングが合わず、母艦の画面に同期エラーが表示される事があるので、時々確認しておいた方が良いかもしれません。

ToDo (lite) 同期設定画面:

1枚目: ToDo起動画面。右下の設定ボタンをタップ

2枚目: 同期をタップ

3枚目: 既に設定済みの場合の画面例。サービスを切り替え中…をタップ。日本語表現がおかしいが、これがどのサービスとToDoを同期するかの設定。

4枚目: Appigo Syncをタップ。その後は指示に従って母艦のIPアドレス等を入力。

すると、母艦側のAppigo Syncに認証させる為の番号が表示され、MacのAppigo Syncへその番号を入力すれば同期出来る様になります。

なお、同期の方法は1枚目 ToDo起動画面の左下のボタンをタップで出来ます。

リンク:

2010年11月6日 追記:

MobileMeカレンダーが新しくなって、正常に同期できなかったり、同じToDoが複数出来上がってしまう現象が発生したので、eTask AppによるToDo同期を検討してみました。こちらのエントリーで紹介していますので良かったらご覧ください。