Mac: ソフトウェアアップデート – Java for Mac OS X 10.6 アップデート 5

2011年6月29日、Appleより「Java for Mac OS X 10.6 アップデート 5 バージョン1.0」がSnow Leopard, Snow Leopard Server向けにリリースされています。

何とも不思議な感じのタイトルがつけられたアップデートですが、変更内容は以下のとおり。

Java for Mac OS X 10.6 アップデート 5 で Java SE 6 を 1.6.0_26 にアップデートすることで、互換性、セキュリティ、信頼性が向上します。

このアップデートをインストールする前に、Web ブラウザと Java アプリケーションを終了してください。

適用はソフトウェア・アップデートから、Mac OS Xの再起動は不要です。

 

Mac: Wine / MikuInstaller によるWindowsアプリが正常動作しなくなった… (解決済み)

ウチが24時間動作させて録画したテレビ番組のファイル変換スクリプトを走らせているLeopardのシステムが、先日Mac OS X 10.6.8 (Snow Leopard)と同時にリリースされたLeopard向けの「セキュリティアップデート 2011-004」を適用した直後からおかしくなりました。

毎日夜中の3時にcrondでAppleScriptを走らせて対象のファイルを変換しており、その実行状況と結果をGrowlでiPhone 4のBoxcarへ通知させています。今朝その通知結果を見たところ、3件程度変換されていなければならないのに、変換結果が0件になっていました。

早速リモートでシステムを見にいってみたところ、変換の為に使っているWindowsバイナリのtssplitter.exeが走っていません。より具体的には、WindowsバイナリをMac OS X上で動かすWineがX11で動作するのですが、これが異常停止しています。

原因は明らかにAppleからリリースされた「セキュリティアップデート 2011-004」の適用なのですが、Appleのアップデートに異常があるとは考えにくく対策を調べていたところ解決策が得られました。

・解決方法

XQuartzを入れ直す。

何とも簡単な解決方法なのですが、そもそもLeopardのDVDにバンドルされているX11には何かとバグがあるらしく、今年の5月にWine / MikuInstallerを導入した際、X11 2.6.1 – Xquartz 1.3.0-apple21をMac OS forgeからダウンロードしてインストールしていました。

Mac OS forgeのページには次の注意書きがあり、これに従ったというわけです。

Mac OS-X Updates / Mac OS Xアップデート

You will need to re-install this package after future OS and Security Updates delivered through Apple’s Software Update.

Appleがソフトウェア・アップデート経由で提供するOSの更新やセキュリティアップデートを適用した後、このパッケージをインストールし直す必要がある。

いつもcrondで自動化している為、こういった不具合にぶつかるとちょっと驚かされます。とはいえ、比較的短時間で解決する事が出来たので助かりました。今後は日本に設置しているサーバーをシンガポールからリモートで操作している為、予期せぬハードウェア障害やネットワーク回線障害があるとトラブルシューティングが大変そうですが、続けられる限りやってみようと思います。

参考リンク:

Mac: サーバー管理ツール Version 10.6.8

昨日リリースされているMac OS X Snow Leopard 10.6.8と同時に、Mac OS X Serverをリモート管理する為のツール群「サーバ管理ツール」もバージョンアップして Version 10.6.8になっています。

Snow Leopardを10.6.8へバージョンアップした後にソフトウェア・アップデートで確認するとインストール出来る様になります。適用に際してMac OS Xの再起動は不要です。

変更内容は以下のとおり。

サーバ管理ツールアップデートは、Snow Leopard Server のリモート管理者に推奨されます。このアップデートには、以下の項目の最新リリースが含まれています:

  • iCal サーバユーティリティ
  • Podcast Composer
  • サーバ管理
  • サーバモニタ
  • サーバ環境設定
  • システムイメージユーティリティ
  • ワークグループマネージャ
  • Xgrid Admin

Mac: Mac OS X 10.6.8 リリース

2011年6月24日、AppleよりMac OS X 10.6 – Snow Leopard – の最新版となるバージョン10.6.8がリリースされています。クライアント向けとサーバー向けそれぞれリリースされており、変更内容が異なっています。

適用はソフトウェア・アップデートから可能ですが、Mac OS Xの再起動が必要です。またはAppleのサポートページからアップデーターのみをダウンロードする事も可能です。

Snow Leopard (workstation) 向けの10.6.8における変更内容は以下の通り。

10.6.8 アップデートは Mac OS X Snow Leopard を使用するすべてのユーザに推奨されます。Mac の安定性、互換性、およびセキュリティを拡張するために、以下の点を含めてオペレーティングシステムの全体的な問題が解決されます:

  • Mac OS X Lion へのアップグレードを Mac App Store からできるようになります
  • プレビューが突然終了する問題が解決されます
  • IPv6 のサポートが改善されます
  • VPN の信頼性が向上します
  • Mac Defender の既知の変種を識別して取り除きます

また、Snow Leopard Server向けの10.6.8における変更内容は以下の通り。

10.6.8 アップデートを Snow Leopard Server を実行しているすべてのサーバに推奨します。このアップデートでは、一般的なオペレーションシステムに関する問題のほかに、以下の問題が修正されています:

  • Firefox または Internet Explorer ブラウザから Wiki ページでビデオを表示するときに、正しく表示されます
  • Time Machine で共有ポイントを使用するときの信頼性が向上します
  • 休暇メール通知の信頼性が向上します
  • iCal サーバでの各国語の文字エンコーディング処理の信頼性が向上します
  • iOS デバイスから iCal サーバにアクセスするときの認証サポートが向上します
  • ソフトウェア・アップデート・サーバでの以前のアップデートを正しく有効にできます
  • ソフトウェア・アップデート・サーバをカスケードするときの信頼性が向上します

クライアント向けはMac App StoreによるLionへのバージョンアップ対応や、Mac Defender対策など重要な変更が沢山ですね。サーバー向けの変更内容にLionサーバーへのバージョンアップに関する記述が無い事が少し気になりますが…。

参考リンク:

* 統合アップデートは、10.6 〜 10.6.7 のいずれかを10.6.8へ、統合のつかないアップデートは10.6.7からのみです。

Mac: iStat Menus Version 3.18 Released

iStat Menus のバージョン3.18がリリースされています。

変更内容は以下のとおりで、Mac App StoreでリリースされるMac OS X 10.7 (Lion)に対応するためとの事です。この事から、Mac OS X 10.5と10.6ユーザーがスムーズにLionへ移行出来る様、適用を促しています。

We recommend that users of Mac OS X 10.5 and 10.6 install this update to ensure a smooth transition to Mac OS X 10.7 when it is released.

Bug fixes & Updates

  • Improved support for Mac OS X 10.7.

バージョンアップの適用はiStat Menusのアップデート機能で行う事が出来ます。ダウンロードサイズは8.5MBでアップデーターが全て自動的に適用してくれます。

ハードウェアセンサーやCPUの負荷情報等を表示するアプリなので、OSのメジャーバージョンアップがある度に大幅な改良が必要な様ですね。

参考リンク:

Mac: WiMAX (MW-U2510/DM2) のインストールでMac OS Xの起動が遅くなる問題について

今年の4月から無料で試していたWiMAXサービス。無料期間の2ヶ月が終わり、今後利用する事がなさそうなのでMacBook Airからユーティリティをアンインストールしました。

実はユーティリティをインストールした日からMacBook Airの起動がとても遅くなってしまい、当初ユーティリティをアンインストールすれば元に戻ると思っていました。しかし、アンインストールはあくまでもアプリケーションフォルダ内のファイルを削除するのみの様で、起動時間が長くなった問題は元に戻りませんでした。

遅くなったレベルが10秒程度であれば気にしないのですが、電源投入から起動まで1分程度長くなってしまっている為、なんとか元通りにする為、色々と調べてみました。

調べる為に「コンソール」アプリケーション(アプリケーション – ユーティリティ)を用いてsystem.logの内容を確認しました。このログファイルにはシステムで発生したエラーや処理の結果などが随時記録されており、起動時のログを確認する事で何か異常が発生していないか、どの処理で時間がかかるかを見つける事が出来る場合があります。

「コンソール」アプリを起動し、左側のリストからsystem.logを選択。右側にログの内容が表示されるので、下の方にスクロールして直近の起動時の処理結果を確認します。Mac OS X起動直後に「コンソール」を立ち上げれば起動時の処理を探すのが簡単です。

さて、一番問題の原因を見つけやすい方法は、WiMAX USBドングルのMW-U2510/DM2をインストールする直前と直後のログを比較する方法なのですが、既にインストールから長時間が経っていて表示されないので直近のログから問題を探ってみました。その結果、以下の様なエラーメッセージが幾度か表示されている事に気が付きました。

Jun 11 17:34:01 localhost com.apple.kextd[10]: Can’t create kext cache under / – owner not root.

このエラー内容から、ルートディレクトリ ( / ) のオーナーが「root」ユーザーになっていない為、kext cacheが作成出来ない事が分かります。結構クリティカルな感じですが、Mac OS Xは nullデバイス を削除しても復活してくれる位なので、以外に頑張って動いてくれている様です。

さて、問題は問題なので解決してみます。コンソールと同じフォルダにある「ターミナル」を起動して以下を実行しました。

sudo chown root/admin /

スーパーユーザー(システム管理者)として、ルートディレクトリの所有者を ユーザー: root, グループ: admin に変更しています。実行時にこのコマンドを実行したユーザーのパスワードを問われる事があるので、その場合は入力します。

この対策によって起動時間はほぼMW-U2510/DM2インストール前と同じになり、一安心。

今後は時々コンソールでエラーの発生状況を確認したり、故障してしまったMacBook ProにはインストールしていたMac OS Xのメンテナンスツール「OnyX」でシステムの状態確認やメンテナンスをしてみようと思います。

参考リンク:

 

iStat Menus Version 3.17

iStat Menusがバージョンアップし、Version 3.17になっています。

新機能の追加はありませんが、OS X Lionへの対応に向けた準備が着々と進んでいる様です。

変更内容は以下の通り。

Bug Fixes & Updates

  • Preliminary support for Mac OS X 10.7.
    Mac OS X 10.7への暫定対応
  • Improved support for 2011 MacBook Pros.
    2011年版MacBook Proへの対応改善
  • Improved stability.
    安定性の向上

iStat Menus以外もOS X Lionのリリースに向けて徐々に互換性の確認や必要に応じたバージョンアップがされるものと思います。OS自体がMac App Storeでの販売となり、多くのユーザーがアプグレードする事が考えられるので、使っているアプリがバージョンアップ不要で互換性があるか、Lionのリリースまでに対応を済ませてくれると嬉しいですね。