日本通信のb-mobileSIM, b-microSIMのシリーズを並べてみました。

日本通信がMicroSIMのプラチナパッケージを発表したので、bモバイルの全てのSIMを並べてみました。

talkingで始まるシリーズが通話可能なSIM。これらはいずれも初期費用として3,150円が掛かります。通話料は全て21円/30秒で、月額料金に1,050円分の無料通話料が含まれています。(別途ユニバーサルサービス料が必要)

talkingがついていないシリーズはデータ通信のみ。完全に固定額で無制限にデータ通信を楽しめます。期間が長いほど月額に換算するとお得で、Amazonではさらに10%程度割引で販売されています。

名称 モデル 販売価格 月額 SIM規格 端末 通話 通信速度 リンク
talking SIM U300 月額 3,960円 通常 指定無し 対応 U300 b-mobile
talking SIM
プラチナサービス
月額 6,260円 通常 iPhone 3GS 対応 プラチナ b-mobile
talking b-microSIM
プラチナサービス
月額 6,260円 マイクロ iPhone 4 対応 プラチナ b-mobile
b-mobileSIM U300 1ヶ月
(BM-U300-1MS)
2,980円 2,980円 通常 指定無し 非対応 U300 b-mobile
6ヶ月
(BM-U300-6MS)
14,900円 2,483円 b-mobile / Amazon
1年
(BM-U300-12MS)
29,800円 2,483円 b-mobile / Amazon
b-microSIM U300 1ヶ月
(BM-U300-1MM)
2,980円 2,980円 マイクロ iPhone 4,
iPad
非対応 U300 b-mobile
6ヶ月
(BM-U300-6MM)
14,900円 2,483円 b-mobile / Amazon
1年
(BM-U300-12MM)
29,800円 2,483円 b-mobile / Amazon
b-microSIM
プラチナパッケージ
1ヶ月
(BM-IPNP-1MM)
5,280円 5,280円 マイクロ iPhone 4,
iPad
非対応 プラチナ b-mobile
6ヶ月
(BM-IPNP-6MM)
29,800円 4,980円 b-mobile / Amazon
1年
(BM-IPNP-12MM)
56,160円 4,680円 b-mobile / Amazon

iPhone 4やiPadを利用する事を考えればSoftBankで2年契約した方が月額料金は安くなりますが、途中契約すると解除料が掛かる為、好きなタイミングで機種変更をしたい方や、複数端末で同じSIMを使い回ししたい場合にはMVNOの日本通信の方が自由度が高いと思います。

他にも、日本では発売されていないスマートフォンを使って自慢したい人にはもってこいかもしれません。最近はXperiaの海外モデル等もAmazonで扱われているので、手軽に入手する事が出来ます。

*価格等の情報は2010年11月29日現在のものです。

iPad: 日本通信 b-microSIMプラチナパッケージ を2010年12月1日から発売開始

2010年11月29日、日本通信がb-microSIM Platinum Serviceを2010年12月1日から発売開始するとアナウンスしています。

このサービスは、iPad等のiOSデバイスを現行のb-microSIM U300より高速にインターネットへ接続するもの。ちなみに、通話可能なtalking b-microSIMプラチナサービスは既に発売されており、今回はデータ通信専用のプラチナサービス。

iOS 4.2.1リリースによって海外で入手したSIMフリーiPad端末も情報画面に技適マークが表示される様になった事で正式に「SIMフリーiPad用」として発売に至ったのではないかと思います。

他のプラチナサービス同様にテザリングも対応していますが、テザリング時は300kbpsのベストエフォートとなります。iPadからの通常通信の場合、日本通信のページに明確に記載されていませんが7.2Mbpsのベストエフォートと思われます。

現時点でbモバイルのホームページに記載されているパッケージは6ヶ月と1年の2種類。今後、1ヶ月が発売される予定があれば入手してみようと思います。

b-microSIMプラチナパッケージiOS対応版6ヶ月使い放題

  • 利用期間: 6ヶ月(185日)使い放題
  • 価格: bマーケット価格29,880円(税込)
  • 型番: BM-IPNP-6MM

b-microSIMプラチナパッケージiOS対応版1年使い放題

  • 利用期間: 1年(375日)使い放題
  • 価格: bマーケット価格56,160円(税込)
  • 型番: BM-IPNP-12MM

b-microSIM U300との価格差は以下の通りとなり、プラチナパッケージ1回線がほぼb-microSIM U300を2回線分となります。ウチもb-microSIM U300をiPadで利用したのですが、多くの情報量を一画面に表示できるiPadの場合は通信速度がある程度早くないと快適に使えない印象はありました。ただし、こちらの方法でWebアクセラレーターを使えば多少は快適でした。

  • 6ヶ月: プラチナパッケージ = 29,880円 / U300 = 14,900円
    価格差: 14,980円
  • 1年: プラチナパッケージ = 56,160円 / U300 = 29,800円
    価格差: 26,360円

参考リンク: b-microSIM プラチナパッケージ

iPad: iPad SIM Free US Version + b-microSIM で端末代金と通信料金を計算してみました。

SoftBankのiPad for everybodyキャンペーンは確かに安くてお得なのですが、25ヶ月契約が必須であり途中解約してしまうと割引が終了してしまうデメリットがあります。iOS 4.2.1のリリースに伴って、海外モデルで本体背面に日本の認証ロゴが刻印されていなくても、設定 – 一般 – 情報 – 認証 に日本国内の認証情報も表示される様になりましたので、躊躇う事無く海外から入手したSIMフリー3GモデルiPadを国内で使っても良いはずです。

ということで、Vintage Computerからアメリカ仕様のiPadを購入し、ウチも試したb-mobileのb-microSIM U300を使った場合の試算をしてみます。

iPad本体をVintage Computerから購入すると

  • iPad 32GB 3G + WiFi, US Version, SIM Free: 89,800円 + 送料(1400円から) – Vintage Computer
  • iPad 64GB 3G + WiFi, US Version, SIM Free: 99,800円 + 送料(1400円から) – Vintage Computer

で、日本通信のb-microSIMは契約期間にもよりますがAmazon.co.jpで多少割引販売されているので、これを購入すると

となります。

よって、それぞれの組み合わせによる総額は次の通り(送料別)。

b-microSIM 6ヶ月 b-microSIM 1年
iPad 32GB 103,344円 119,047円
iPad 64GB 113,344円 129,047円

日本通信のb-microSIMはプリペイド方式となっており、2年縛りのような制約はありません。なので、まずは6ヶ月や1年使ってみて、あまり外で利用する頻度が少なければ止めてしまっても解除料などは掛かりません。もちろん、継続して利用する事も出来ます。継続しなかった場合でも、iPad 3G + WiFiモデルはWiFiで使う事は出来るので、家やPocket WiFi等の3G回線を共有してくれるモバイルルータがあれば使う事が出来ます。

この試算結果から、b-microSIM 1年であってもSoftBank iPad for everybodyキャンペーンの24ヶ月間契約時の総額より安くなりますが、契約期間が異なるため厳密に比較できません。しかし、今後b-mobileよりもさらに安くmicroSIMを提供するMVNOの出現も十分に考えられますので、SIMフリーiPadを入手して契約期間に縛りの無いMVNOで使い始めるには良いかもしれませんね。

*価格等の情報は2010年11月27日現在のものです。

b-mobileSIM プラチナサービス for iPhone 3GS (SIM Free)

日本通信株式会社(b-mobile)からSIMフリーのiPhone 3GS向けに、talking b-mobileSIM プラチナサービスが発売されています。

ウチのブログでも以前こちらのエントリーで紹介したtalking b-microSIMプラチナサービスと同じサービス内容の通常サイズのSIMバージョン。価格も同じ設定なので、日本でのみiPhone 3GSを利用する場合を想定してソフトバンク契約と比較してしまうと、割高になりますがFOMA網でiPhone 3GSを利用したい場合には便利なサービスです。

初期手数料 3,150円
月額基本料 6,260円 + ユニバーサルサービス料8.4円
無料通話分 1,050円(最大25分相当)
データ通信 使い放題
30秒当たりの通話料 21円

talking b-microSIMプラチナサービスと同様にテザリングもサポートしているので(テザリング時は300kbps)、ラップトップPC等を出先で接続する事が多いユーザーにとっては、モバイルルーターと携帯電話を2台持つよりは、一台にまとめる事が出来て便利かもしれません。

参考リンク: talking b-mobileSIM プラチナサービス

iPad: b-microSIM U300で3G通信中に「Webアクセラレーター」を使う方法

2010年8月31日から日本通信株式会社のb-microSIM U300をiPad Wi-Fi + 3G (USバージョン)で使い始めて3日間。300kbpsベストエフォートの通信速度では、画像を含むWebページ表示にはストレスを感じる事を痛感しました。その昔64kbpsのPHSデータ通信で遊んでいた頃とは比較にならないくらいコンテンツのデータが大きくなっているのでしょうか…。Twitterやメールなどの主にテキスト情報をやり取りするアプリはストレス無く利用できとても便利なのですが、今ひとつ3G回線に繋がっているメリットを完全活用で来ていない気がしています。

対策として考えられる事は日本通信が提供している「Webアクセラレーター」を利用する方法。b-mobileの説明ページを見ると

Webアクセラレーターを使えば、テキストやグラフィックデータを最適化し、Webページを高速に表示できるようになります。

となっており、httpでやり取りされるデータを圧縮したりするProxyサービスよって体感的な通信速度を改善するものです。

このWebアクセラレーターを利用するには、b-mobileのサイトから「構成プロファイル」をiPad / iPhoneへインストールするか、自分で持っているMac/PCでプロファイルを作ってインストールする方法があります。前者の方が圧倒的に簡単ですが、b-mobileが提供しているプロファイルにはWiFiネットワークに関する設定も含まれてしまっているので、Mac/PCを使ってプロファイルを作成してiPadへインストールする方法を紹介してみます。ちなみに、iPad単体では3Gデータ通信時のProxyを設定することができない為、MacやPCが必須です。

iPhone構成ユーティリティのインストール

まず、「構成プロファイル」を作る為のアプリ「iPhone構成ユーティリティ」をMac / PCへインストールします。Appleのサイトから Mac用Windows用 をダウンロードできます。Macの場合は「アプリケーション」-「ユーティリティ」の中にインストールされるので、早速起動します。

「構成プロファイル」の作成

起動した「iPhone構成ユーティリティ」を操作してプロファイルを作ります。

1. 左のリストから「構成プロファイル」を選択します。

2.すると新しい構成プロファイルを編集する画面となり、最初に以下の必須事項を設定します。

  • 名前: プロファイルの名前なので分かりやすければ何でもOK。
  • 識別子: 固有である必要があるので、APNにしてみました。
  • 組織: 個人的に作っているので入力せず。
  • 説明: 後で見て b-microSIM で Web アクセラレーターを使うプロファイルである事が分かる様にしてみました。

3. 次にAPNとProxyの設定をする為、左から2番目のリストの一番下にある「詳細」を選択します。編集ウィンドウにメッセージとともに「構成」というボタンが表示されるので、クリックすると編集画面に移れます。

4. 後はAPNとProxyの設定を日本通信のサイトに記載されている通り入力します。(b-microSIM U300とTalking b-microSIMでは設定が異なるので注意)

b-microSIM U300の場合は

  • アクセスポイント名 (APN): dm.jplat.net
  • アクセスポイント・ユーザ名: bmobile@u300
  • アクセスポイント・パスワード: bmobile
  • プロキシサーバ: mao.bmobile.ne.jp ポート: 32080

です。

5. ここまで終わったら、ウィンドウのツールバーにある「共有」をクリックし、この構成プロファイルをメールでiPad / iPhoneに送ります(iPadで受信できるメールアドレスに送る)。

iPad側で「構成プロファイル」をインストール

1. iPadでメールを受け取ると先ほど作ったプロファイルが添付されてきているはずです。

2. 添付ファイルをタップして、インストールします。設定画面に切り替わり、作ったプロファイルの名前と詳細が表示されるはずなので、インストールをタップしてインストールします。信頼性が検証されていないなどの確認メッセージが表示されますので確認します。iPad/iPhoneにパスコードを設定している場合は入力を求められるので入力します。

*この時点で今までiPad/iPhoneに設定されていたAPN設定が上書きされます。と言ってもb-microSIM U300を使っていた端末であれば同じ設定内容で上書きされるだけです。キャリアが変更になる場合などは注意してください。

これで作業は終了です。後はsafariを起動して試してみます。「Webアクセラレーター」を設定する前と、設定した後で試してみましたが、確かに早くなった気がします。特に画像の多いページを表示するのが1.25倍〜1.5倍程度は早く感じます。これもProxyサーバーの負荷状況や表示するページのコンテンツに左右されると思いますが、体感的に早さを感じるのでしばらく使ってみます。

なお、インストールした「構成プロファイル」はいつでも「設定」-「プロファイル」から削除出来ますが、削除するとデータ通信のAPN設定も消えてしまう為、再度手動で設定し直す必要があります。

ところでどのくらいグラフィックデータが”最適化”されるのでしょう。気になったので、とあるサイトに置いてあったAppleロゴの画像で試してみました。

まずは「Webアクセラレーター」を使わなかった場合。当然ですが元の画質です。

次に、「Webアクセラレーター」を使った場合。拡大するとJPEGの様に輪郭の周囲が少し荒く表示されますが縮小すれば全然分かりません。普通のWebサーフィンを楽しむ分には全く問題ないレベルです。

参考リンク:

b-microSIM U300到着。早速iPadで使用開始。

昨日2010年8月30日に日本通信(株)から発送されたb-microSIM U300が到着しました。帰宅したら自宅の前に宅急便屋さんが。聞いてみたらちょうどb-microSIM U300をウチに配達しに来てくれたところでした。

ということで、早速パッケージの写真を撮って開封式、開通手続き、iPadでの動作確認。さらにはスループットのテストもしてみました。

詳しく BlueDiamond Web. 物欲番長blog に掲載してみましたので是非ご覧下さい。

通信速度が300kbpsのベストエフォートのサービスで、SoftBankの7.2Mやe-mobile Pocket WiFiなどと比べると若干物足りなさはありますが、月額2,980円というのは魅力的です。
さらに、今まで出掛ける時はiPadとPocket WiFi両方のバッテリーを気にしながら、両方を持ち歩かなければならなかったのでそれと比べるとiPad単体で自由に持ち歩けるメリットもあります。

当然ですが、日本国内でSoftBankが販売しているiPad Wi-Fi + 3Gモデルではb-microSIM U300は使えません。SIMフリー版の端末を用意する必要があります。また、日本通信の動作確認機種には2010年8月31日現在はiPhone 4しか掲載されていません。

参考リンク:

b-microSIM U300が出荷されました という連絡。

今日、2010年8月30日の夜9時頃に日本通信オンラインショップ「bマーケット」からメールが届き、「注文頂いたb-microSIM U300を本日発送しました」との事。確か注文したときは2010年8月31日から優先リザーブ登録者を優先的に出荷すると案内されていたのですがなぜか1日フライング出荷されてしまった様です。

一応iPhone 4に対応している事を売りにしているb-microSIM U300ですが、何ら問題なくiPadでも動くと予想して購入しているので、動かなかった時はどうしようかという心配があります。もっとも、talking b-microSIMとは異なりb-microSIM U300はiPhone 4専用とは記載されていないので問題ないと思っていますが。

もしこれが順調にiPad 3Gで動いたと仮定するとおそらくその便利さはe-mobileのPocket WiFiの比では無い気がします。といってもまだPocket WiFiの2年契約縛りがあるので、とりあえず9月は一番安いプランに変更してb-microSIM U300を使い倒してみようか検討中です。

勢い余って注文してみたb-microSIM U300。届き次第アクティベートしてインプレッションレポートをBlueDiamond Web.でしてみようと思います。

ちなみに一般向けには2010年9月3日発売という事になっている様で、Amazonでも予約受付が始まっています。Amazonのポイントをためていたり、ポイントを使ったお買い物をする方はこちらから注文するのも良いかもしれません。ただし、1ヶ月のパッケージはbマーケットのみでの発売です。

日本通信 b-microSIM (データ通信専用)U300 6 ヶ月(185 日)パッケージ BM-U300-6MM : 14,900円

日本通信 b-microSIM (データ通信専用)U300 1 年(375 日)パッケージ BM-U300-12MM : 29,800円

*価格情報は2010年8月30日現在のものです。