Android: HTC One Xのソフトウェアアップデート 1.29.707.11

一昨日(2012年7月5日)、職場でHTC One Xの画面に突如ソフトウェアアップデートの案内が。HTC One Xを使い始めて2回目のアップデートだったのですが、言われるがままにダウンロードを進めてみました。すると、順調にダウンロードが完了してインストール出来る状態になったのですが、いざインストールしようとするとバッテリーの残りが35%以上無いとダメと言われてしまいました。

ということで、ひとまず作業をやめて帰宅してから続ける事に。まずはアップデート前のソフトウェアバージョンの情報です。

 

さて、例のバッテリー35%以上残っていないとダメなメッセージ。そして、インストール時のメッセージ。

 

インストールが完了すると、無事にアップデートが終了した旨のメッセージが表示されました。

さて、バージョンアップ後のソフトウェアインフォメーションの画面がこちら。

 

バージョンアップ後は

  • Android version: 4.0.3
  • HTC Sense version: 4.0
  • Software number: 1.29.707.11
  • HTC SDK API level: 4.12
  • HTC Extension version: HTCExtension_403_1_GA_7
  • Kernel version: 2.6.39.4-gc9932b
  • Baseband version: 1.1204.105.14
  • Build number: 1.29.707.11 CL63214 release-keys
  • Browser version: WebKit/534.30

となりました。

変更内容は….わかりません (^^;;

Bluetooth 3.0とBluetooth 4.0の互換性について

今週、職場でAndroidデバイスから印刷するソリューションについて来週、プレゼンテーションとデモを行ってほしいという依頼がありました。ウチの会社の本社である日本、そして開発拠点の一つであるヨーロッパ、それぞれのAndroidからの印刷ソリューションを利用してプレゼンを行う事にして、早速準備をしていました。

AndroidデバイスとプリンタはWi-Fi、Bluetooth、場合によってはUSBインタフェースでの接続なのですが、一番手軽なのはやはりBluetooth。Androidを用いたソリューション提案では主にデバイスとプリンタを持ち歩いて印刷するニーズが多いので、ペアリングさえすればIPアドレスやアクセスポイントの圏内外を気にせず使えるBluetoothに注目が集まります。

プレゼンテーションの準備は既存の資料から必要なスライドを抜粋、適宜アジア・パシフィック地域用に編集して終了。

いざデモンストレーションの為、ウチが持っているHTC One Xへソフトウェアをインストールして試した所、Bluetoothインタフェースでのプリンタ接続に非常に時間がかかる事が判明。ヨーロッパで開発されたソフトウェアは接続と印刷が出来たのですが、日本で開発されたソフトウェアについては接続時にタイムアウトが発生して印刷できず。早速、日本で開発に携わっている人に連絡をして調査した結果、Bluetoothインタフェースでの接続タイムアウトを大幅に大きくする事で解決できました。

その際になぜ接続に長い時間がかかるか調べた結果、HTC One Xに搭載されているBluetoothインタフェースが4.0で、ソフトウェアはBluetoothインタフェース2.1ないしは3.0に基づいて開発されている為である可能性が考えられました。果たしてこれが真の原因かはこれから更に調べなければならないのですが、Bluetooth 3.0と4.0について調べてみた結果、次のような事がわかりました。

  • Bluetooth 3.0は従来のBluetooth規格と後方互換性あり。
  • Bluetooth 4.0は単体では互換性なし。互換性を保つ為にはBluetooth 2.1や3.0を組み込み「デュアルモード」を装備する事が可能。

そもそもBluetooth 3.0は接続の安定性向上や通信速度の劇的な改善が行われているのに対して、Bluetooth 4.0は省電力に注力した仕様。このような事から必ずしも後方互換性が必須ではないとBluetoot SIGが判断した結果なのかもしれません。

このような事からBluetooth 2.1および3.0をベースとして開発されたソフトウェアをHTC One Xで動作させた際、Bluetooth 4.0で接続出来なかった為に3.0に切り替わり接続。この為に想定以上の長い時間がかかっているのでは..と想定して引き続き検証と調査をする事になりました。

プリンタに関わる仕事をしていると、通信規格、スマートフォンやタブレット、色々と新しいものが登場する度に検討すべき事が多い事を痛感させられる出来事でした。

参考リンク:

Android: FUSION IP-Phone SMARTに登録、早速実験!

フィージョンコミュニケーション(株)がサービス提供を開始した「FUSION IP-Phone SMART」というIP電話サービスに登録してみました。現在、ベータサービス中ですが発信、着信ともに通常のIP電話サービスとして使えます。

NTTコミュニケーションズも似たようなサービス 050 plus を提供していますが、こちらはサービス登録に日本国内で有効な携帯電話番号が必要な為シンガポール在住 & 日本の携帯電話契約が無いウチには試す事が出来ませんでした。

これと異なりFUSION IP-Phone SMARTサービスはクレジットカードに紐付ける契約タイプ。新規申し込みの重要事項説明のページにも以下の通り記載があります。

IP-Phone SMARTのサービスお申し込みはクレジットカード1枚につき1番号のご契約となります。

という事で早速シンガポールで発行されたクレジットカードを使って試してみた結果、無事に登録できました。そして着信可能な050で始まるIP電話番号を入手する事が出来ました。

早速 Te-Tsuさん に声をかけたところ即登録してくれました。Android OSに統合されたSIPアカウントとして登録する事でも利用できる為、フージョンコミュニケーション(株)が推奨しているサードパーティアプリをインストールしなくてもAndroid標準の電話Appと同じ様に着信、発信が可能です。詳しい設定はTe-Tsuさんが紹介されていますので参考にされてください(フィージョンコミュニケーションズが推奨する設定方法ではないので予めご了承ください)。

さて、そんなわけでシンガポールのブロードバンド回線経由でTe-TsuさんとFUSION IP-Phone SMARTの050電話番号同士で通話してみました。ファーストインプレッションとしては…

  • 音質は極めて良好。よく聞き取れるし、話している内容も正確に伝わっている様子。
  • 時差がかなり長く感じる。おそらく自分が話してから2秒〜3秒程度かかっている印象。
  • 時々うっすらとエコーがかかって聞こえ、自分が話した内容が聞こえる場合がある。

これらはシンガポール側のブロードバンド回線が細い事も関係していると思いますが、おおむね使えそうという印象です。3G接続時はかなり厳しいかもしれませんが、次回試してみる価値はありそうです。

もっともシンガポールからの国際電話は格安サービスを使うと、FUSION IP-Phone SMARTよりもレートが安い場合がある為頻繁に使うかどうか微妙です。しかし、海外に居ながら日本国内の電話番号を取得できるというのは魅力的で、日本国内からIP電話通話の料金で着信できますし(おそらく日本から国際電話で発信するよりは安いのでは?)、FUSION IP-Phone SMARTを利用している相手であれば無料で通話する事が出来ます。

暫くの間はAndroidの設定を着信可能な状態にしてバッテリーの減り具合等を観察してみようと思います。

参考リンク: FUSION IP-Phone SMART – フージョンコミュニケーション(株)

Android: Sony SmartWatch – 5月の物欲番長

毎月何らかのガジェットに物欲番長が反応してしまうのですが、今月はSONYのSmartWatchです。

先ほどのエントリーで紹介した通り先月(2012年4月)にHTC最新モデルのAndroidスマートフォンを手に入れました。そして以前からずっと気になっていたSONYのLiveViewについて調べていたら最近第2弾となる「SmartWatch」をSONYがリリースしている事を知りました。

ということで、Bugisにあるソニーショップへ見に行ったところ在庫がたくさん並んでいて、お店の人にデモ機をウチのHTC One Xにペアリングして色々試させてもらいました。当初、日本語が表示できないのでは…という事を気にしていたのですが実際に動作させてみると問題なく日本語表示ができ、その勢いで購入してしまいました。

ということで、パッケージ、本体の写真がこちら。

  

  

本体はクリップになっていて、付属のリストバンド(もしくは好きなバンドに取り付ける台座)に挟んで腕時計にしたり、バッグや洋服に挟んで使う事も出来ます。マニュアルは英語を含む4カ国語(日本語はありませんでした)。この他に充電用のUSBケーブルが付属してきます。アダプターは付属しない為、iPhoneやAndroidスマートフォン用のACアダプターや、Mac/PCのUSBポートからの充電です。クリップの内側に充電端子があり、付属USBケーブルの先端をクリップで挟む事で充電します。

  

バッテリーライフは通常使用で2日〜3日程度。思ったよりもバッテリーを消費しないので毎日充電する必要はなさそうです。ただし、出かけた先でバッテリー切れになると時間すら見る事が出来ないので何かと不便でしょうね。

AndroidスマートフォンとはBluetoothで接続。SonyのLivWare managerというアプリをインストールし、更にその上で動作するアプリをインストールして設定します。つまり、LiveWareがプラットフォームになっていて、そのプラットフォーム用に開発されたアプリを追加する事で様々な情報をSmartWatchに表示する事が出来ます。SonyからはTwitter、Facebook、連絡先、電話コントロール、着信履歴を表示するアプリ等がリリースされています。画面が小さい為、これ単体で出来る事は限られますが、TwitterやFacebookの更新を手軽に確認し、スマートフォンの画面に表示するといった操作、「Like」を送ったりできます。着信時にはSmartWatch上に誰から着信しているかを表示、通話の開始や終了を操作できます。

液晶画面は有機ELディスプレイ。直射日光の下ではほぼ表示されている内容を認識できないのが残念ですが、屋内では問題なく使う事が出来ています。

日本国内でも発売されているようですので、気になる方はいかがでしょう。

参考リンク: SmartWatch MN2 – ソニーモバイルコミュニケーションズ

Android: HTC One X running Android 4 (ICS)

先月、2012年4月の事なのですが、HTCのOne Xを入手しましたので紹介してみます。そもそもiPhoneユーザーなのですが、Androidにも常に興味がありいずれナイスなAndroid搭載のスマートフォンも使いたいと思っていました。

折角なので最新バージョンのAndroid ICSが搭載されているモデルが良いと思い、最初はGalaxy Nexusを購入しようか悩んでいたのですが、結局HTC One Xを手に入れる結果となりました。Far East Plazaにある携帯電話ショップでいろいろと話をしているうちに、「Galaxy NexusはGoogle純正で良いよね。でも、現時点で最強のAndroidはQuad coreのプロセッサを搭載したHTC One Xだよ〜」と勧められて購入を決めました。

パッケージはこんな感じ。白色の箱にOne Xのデザイン、スペックが描かれたスリーブがついています。開封してみると内容は、本体、ヘッドセット、アダプター、USBケーブル、そしてマニュアル類。Micro SIMカードスロットはiPhoneと同じ様にピンを差し込んで取り出す構造になっているので、HTCロゴ付きのピンが付属しています。

  

本体の写真も撮ってみました。やっぱり4.7インチのスクリーンなのでiPhoneに比べると画面が圧倒的に見やすいです。

  

beatsaudioのオーディオ技術が取り入れられている様で、ダイナミックな音質が特徴のようです。ただし、標準付属のヘッドセットはHTC標準品なのが若干残念ですが。もっとも、うちの場合はiPhoneでばかり音楽聴いている為、実はまだHTC One Xの音質を試せてません。

  

ホームボタン、バックボタン、タスク切り替えのボタンは全てタッチセンサーになっています。タッチパネルは淵が少しだけカーブしていて、全体的に丸みを帯びたデザイン。気に入っています。

バッテリーの持ちが少し短いのが弱点ですが、パフォーマンス、画面の大きさなど、全体的に気に入っています。特にiOSほど制限がなく、Appも痒いところに手が届くアプリが多いAndroidプラットフォームはやっぱり魅力ですね。ただ、全体的な動作のスムーズさはやはりiPhoneの方が良い気がします。

参考リンク:

投映式Bluetoothプロジェクションキーボードといえば

ウチの知り合い、石塚荘さんのブログの様なタイトルを使ってみました (^^;;。

ずっと前から気にはなっているものの止めておいた方が良さそうと 、結局購入には至っていないレーザー投映式のBluetoothプロジェクションキーボード。シンガポールであまり見かける機会はないのですが、Amazon.co.jpをさまよっていたら、コンピュータアクセサリーメーカー大手のELECOMも販売している事を知りました。とはいえ、Celluonというブランドの商品とほぼ見た目が同じなので、きっと同じ製品のOEMなのだと思います。

 

気になる理由はそのコンパクトさ。普通のコンパクトBluetoothキーボードを持ってはいるのですが、幅があるのでiPhoneやiPadと一緒に持ち歩くにはちょっとかさばるサイズ。それと比較すると、このプロジェクションキーボードは四角いのでキーボード程はかさばらなそうです。

CelluonもELECOMも英語配列になっていて、BluetoothのHIDプロファイルに対応しているため普通のキーボードとして動作するようです。つまり、AppleのiOSデバイス以外でもAndroidデバイスやPC、Macでも動きそうですね。もっとも、ラップトップでこれを使う意味はあまりないでしょうが。

ELECOMの商品紹介ページでは投映するキーボードの明るさやキータッチ音の設定など色々とカスタマイズできるようです。おそらく同じ商品なのでどちらも同じ様な設定がありそうですね。

さらにどちらのブランドも1分間に最大約350文字まで認識、つまり1秒あたりでは最大で約5.8文字認識なのでブラインドタッチ感覚でガンガン入力しても耐えられそうですね。更にはiPhone、iPadやAndroidデバイスでは使えないのですがマウスモードも搭載し、PCやMac上のカーソル操作も出来るようです。

まだ購入に踏み切る勇気がないのですが、興味のある方は是非いかがでしょう。

参考リンク:

Google: Google Drive – 5GB Freeで登場

少し反応が遅くなってしまいましたが、GoogleのクラウドストレージサービスGoogle Driveが登場しましたね。

アカウント毎に展開でしょうか、それとも国や地域毎に展開でしょうか。ウチのGoogleアカウントでGoogle Driveのページにアクセスしても有効化する事は出来ず、準備が完了したらお知らせしてもらえるボタンのみが表示されました。

ウチはDropboxを利用しているので活発に使わない気がするのですが折角5GB容量まで無料なので、利用できる様になったら試してみようと思います。

Google Driveのクライアントは

  • PC and Mac
  • iPhone and iPad (coming soon)
  • Android devices

向けに登場、または登場予定になっています。Androidデバイス向けのアプリは既にPlay Storeから入手可能です。が、Google Driveのページ(上記)にもある通り、iPhoneとiPad用アプリは近日登場となっています。

前述の通り、サービスには5GBの無料ストレージが含まれており、追加容量の追加料金は以下の通りとなっています。

Storage Monthly Rate
25 GB $2.49
100 GB $4.99
200 GB $9.99
400 GB $19.99
1 TB $49.99
2 TB $99.99
4 TB $199.99
8 TB $399.99
16 TB $799.99

追加で25GB、合計30GBで月額$2.49であればそれほど高くは感じませんね。さらにgmailの容量についても今回のGoogle Drive発表で10GBまで無料提供となり、上記いずれかの追加容量を購入するとgmailの容量が25GBに無償でアップグレードされるそうです。

参考リンク: Google Drive