Android: Nexus Sのスペック比較にGalaxy Sを追加。

以前こちらのエントリーで Nexus SとNexus Sのスペック比較を行ったのですが、昨日facebookでNexus SとGalaxy Sの違いについてコメントのやり取りがされていて気になったので、以前作成した表にもう1機種追加してみました。

プロセッサ、メモリ、ディスプレイ等、全体的にはNexus SとGalaxy Sに大きな差は無い様に見えますが、意外にもNexus Sの方がちょっと劣っている箇所もあります。Nexus SにはSDHC Slotが無く、BluetoothがVersion 2.1のまま。後者のBluetoothはVersion 3.0専用機器を探す方が困難でしょうから、さほどデメリットでは無いのですが、SDHCスロットは本当に無いのでしょうか?GoogleやSAMSUNGのページでテクニカルスペックを見る限りSDカードスロットに関する記述はありません。内蔵16GBとはいえ、取り外し可能なメモリー有無は少し重要な要素に感じました。

それでも明日には発売される最新Android 2.3を搭載したNexus Sは気になります。日本国内では「レッドスター」が完全予約販売を行っており、2010年12月7日から予約を受け付けていて、価格は79,800円。ちょっと割高ですが、Nexus Oneの時の様に、VPNを使った注文や転送サービスを利用する事を考えればお手軽ではあります。パケ死防止マニュアルの添付や、保証に関してもレッドスター側で対応してくれる様(Googleとのやり取りをやってくれるみたい)もあります。

直接購入するとどうなるかも、もう一度試算してみました。前回Nexus Oneを購入してもらった米フロリダ州在住の知人にお願いした場合を想定して、税率7%で前回と同じ種類の航空便で輸送する事を考えてみます。為替については前回の試算より1円円安に設定してみました。

Nexus S (USD529.00) + 税7% (USD37.03) + 送料 航空便 (USD70.00) = USD636.03 = JPY53,427 (USD1.00 = JPY84)

送料等込みで6万円以下であればコストパフォーマンスが高い端末に思えてなりません。MVNOの音声通話可能なサービスを利用する事も出来ますし、海外出張が多い人など、SIMカードだけ差し替えていつも同じ端末を使いたい場合にも良いかもですね。

Nexus S Galaxy S Nexus One
Processor 1GHz Cortex A8 (Hummingbird) 1GHz Cortex A8 (S5PC110, Hummingbird) 1GHz Qualcomm QSD8250 (Snapdragon)
Memory Flash 16GB 16GB 512MB
Expansion Slot None?? microSDHC (Maximum 32GB) microSDHC (Maximum 32GB)
OS Android 2.3 (Gingerbread) Android 2.2 (FroYo) Android 2.1 (Eclair)

(Can be upgraded to Android 2.2)

Camera 5 megapixels (back facing)
+
VGA (front facing)
5 megapixels (back facing) 5 megapixels (back facing)
Connectivity GSM Quad-band (850, 900, 1800, 1900) Quad-band (850, 900, 1800, 1900) Quad-band (850, 900, 1800, 1900)
HSPA Tri-band (900, 1700, 2100) Tri-band (900, 1900, 2100) Tri-band

900, 1700, 2100 – T-Mobile,

850, 1900, 2100 – AT&T, Rogers

WiFi 802.11 n/b/g 802.11 n/b/g 802.11 b/g
Bluetooth 2.1+EDR 3.0+EDR 2.1+EDR
GPS A-GPS A-GPS A-GPS
NFC YES None None
Display Size, Resolution 4.0” WVGA (480 x 800) 4.0” WVGA (480 x 800) 3.7” WVGA (480 x 800)
Type Super AMOLED Super AMOLED AMOLED
Size 63mm x 123.9mm x 10.88mm 64.2mm x 122.4mm x 9.9mm 59.8mm x 119mm x 11.5mm
Weight 129g 119g 130g

参考リンク:

株式会社レッドスター – Google公式スマートフォン オフィシャル

emobileの第二世代Pocket WiFi、Pocket WiFi S(S31HW)発表

最近色々な端末のモデル名に”S”がついている気がしますが、emobileが第二世代にあたるPocket WiFiとして、HUAWEI社製のPocket WiFi S (S31HW)を2010年12月14日に発表しています。見ての通り、第一世代Pocket WiFiとは似ても似つかない見た目。Android 2.2搭載のスマートフォンで、テザリングによってWiFiデバイスを3G回線経由でインターネットに接続することができる為、Pocket WiFiという位置づけになっている様です。

通話もでき、デバイス本体でのアプリやブラウザ等も利用可能。要するに大手キャリアが無効にしているデザリングを単に有効にしているだけに思えますが、価格も他を圧倒しています。Android 2.2搭載端末としては2010年12月14日現在で国内最安の19,800円(税込)。本体重量も同じく2010年12月14日現在最軽量の約105グラム。第一世代Pocket WiFi (D25HW)が約80グラムなのでそれと比較すると若干重たいですが、通話可能で且つスマートフォンとしての機能を搭載していると考えれば、それほどの重量化では無いと思います。

WiFiルーターとしての性能はiEEE802.11b/g準拠で最大5台のWiFi端末を接続出来ます。D25HWと異なる点はWiFiセキュリティがWPA2-PSK(AES)である事。実際に発売になってみないと分かりませんが、WEPに対応していないとすれば、携帯ゲーム機など一部WPA2-PSK(AES)に対応していない端末は接続出来ないことになります。

スマートフォンとしては最新のモデルに比べると少し物足りない気がしてしまいます。OSは現時点で最新のAndroid 2.2ですが、ディスプレイは2.8 Inch TFT LCD (QVGA)とサイズと解像度の面で一世代前のイメージです。通信関連は下り7.2Mbps / 下り5.8Mbps対応のHSPA/W-CDMA (1700MHz/2100MHz)、GSMも4バンド対応(850MHz/900MHz /1800MHz/1900MHz)で海外ローミングでも使う事が出来ます。WiFiはiEEE802.11b/g/n。WiFiルーターのAPとして動作するときは n に対応していませんが、クライアントとしてAPへ接続するときはiEEE802.11nが使えます。

最後は利用料金。今までのPocket WiFiの様に「データプラン」を使う事は出来ず、スマートフォン向けの「スマートプラン」もしくは「スマートプランライト」での契約が必須。例えば、端末を一括購入してにねん得割・スマートプランで2年間利用した場合の試算結果は次の通りです。

端末価格: 19,800円

契約事務手数料: 2,835円

にねん得割・スマートプラン: 4,280円/月 * 24ヶ月 = 102,720円

総額: 125,355円 (2年間)

端末にこだわらず、ちょっとした通話やアプリが使える程度の端末で良くて、よりルーター機能を重視するのであれば悪くない選択かもしれません。ちなみに、もっと複雑な契約種類別のスマートフォン向け料金プラン一覧は、HTC Aria(S31HT)のプレスリリースページに掲載されています。途中から従量制になる「スマートプランライト」では最低料金は1000円未満になりますが、Pocket WiFiとしての利用シーンを考えると最低料金に含まれるパケット数以下に抑える事は難しいと感じます。

*料金計算はイーモバイルホームページに掲載されていた情報に基づく試算結果です。

MVNO: インターコミュニケーションズ GLOBAL DATA 3G DATA SIM で Skype通話テスト

Te-Tsuさんが入手し、SIMフリーのGoogle Nexus Oneで利用している(株)インターコミュニケーションズ GLOBAL DATA 3G DATA SIM。Te-Tsuさんのブログを見るとさすがに7.2Mbpsベストエフォートのサービスだけあって、日本通信のb-mobileSIM U300と比較すると快適な通信速度で利用できている様です。

1年契約必須が条件ですが、3990円/月で7.2Mbps速度のパケットし放題は魅力的。しかしインターコミュニケーションズのページを見るとSkype等のVOIPや動画ストリーミング、FTP等は利用できないと記載されています。データ通信専用の契約のため、当然ながら音声通話が出来ないので、VOIPが使えないのは少し残念です。

もしVOIP通信が出来るのであればSkype番号を契約してどこにでも持ち出せるIP電話の様に使う事が想定出来るのですが、惜しい感じです。とはいっても「VOIP通信できません!」と言われると、「やってみよう!」と思ってしまうのがTe-Tsuさん & ウチ。早速やってみました。

手順は簡単!

  1. ウチのiPhone 4でSkypeを起動してサインイン
  2. Te-TsuさんのNexus OneでSkypeを起動してサインイン
  3. Nexus Oneから発信!
  4. iPhone 4で着信!
  5. 「もしもし?」「もしもし!」「やった〜!」

…..通話できちゃいました!

何故かは分からないのですが、全く問題なくiPhone 4同士の3Gネットワーク経由でのSkype通話と同様に発信、着信、通話が出来ました。

ネットワークの混雑具合や時間帯、もしくはそのSIMカードでの通信量による制御などがされているのかもしれませんが、メーカーのスペックに反してすんなり通話できてしまったのはちょっと驚きでした。

なお、Te-TsuさんによるとYou Tubeはメーカースペック通り見る事が出来無いそうです。音声は聞こえるものの、映像が見えない状態との事でしたので、インターコミュニケーションズのページに記載されている各種プロトコルは何らかの制御がされている事は間違いなさそうです。

* 今回の実験ではSkype通話できましたが、必ず利用できる事を保証するものではありませんのでご注意ください。

参考リンク:

iPhone: audiogalaxyが使える様になったので、試してみました。

しばらく前にiPhoneへAppをダウンロードしたaudiogalaxy。せっかくiPhone Appをダウンロードしたのにサービスが開始されておらず使えずにいました。

その時にサービス開始時にメールが届く様に申し込んでおいたところ、昨日(2010年10月15日)にメールが来ました。

ということで早速audiogalaxyのホームページにアクセスしてみたところSIGN UPというアイコンが表示され、ユーザー登録が出来る様になっていました。

audiogalaxyはMacやPCに保存されているMP3ファイルをiPhoneやiPadへ転送せず、ネットワーク経由で再生する為のサービスです。iPhone、iPadにAppをインストールし、MP3ファイルが保存されているMacやPCにはaudiogalaxyのホームページからダウンロードするクライアントソフトウェアをインストールします。

audiogalaxyのクライアントソフトはMac/PCに保存されているMP3ファイルのライブラリを作成して、audiogalaxyのデータベースに保存します。iPhone/iPadのAppはこのデータベースを用いてMac/PCに保存されている楽曲のリストを取得します。そして、その中から再生したい曲を選んで、再生をタップするとネットワーク経由でオーディオファイルが転送され、iPhone/iPadから再生されます。

セットアップ

audiogalaxyのホームページでSIGN UPというボタンをクリックするとfacebookのアカウントか、メールアドレスでユーザー登録できます。登録が成功するとaudiogalaxyのクライアントソフトをダウンロードし、インストールする様に促されます。

ソフトウェアのインストールが完了すると、Mac/PCに保存されているMP3ファイルの検索とサーバーへの情報アップロードを始めます。

検索とアップロードが完了すると、audiogalaxyのホームページで登録したユーザーアカウントでログインした時に、Mac/PCに保存されている楽曲の一覧がアルバム毎やアーティスト毎に表示できます。並べ替えの順番がアルファベット順になっていないのが気になりますが….。

iPhone/iPad App側

アプリを起動して登録した方法でログインします。audiogalaxyのクライアントソフトがデータベースを更新していると、ログイン直後に「シェイクすると一覧を更新します」という旨のメッセージが表示されます。iPadのaudiogalaxy Appでも同様のメッセージが表示されるのですが、iPadを振り回すのはちょっと….。

一度Mac/PCに保存されているファイルの検索が終わり、更新されていないときはこのようなメッセージは表示されず、楽曲の一覧が表示されます。後は再生したい音楽を選択して楽しむだけ。アルバム1枚分を続けて再生するときは、アルバムを選択後、アルバム名をタップします。標準のiPod Appの様に、最初の曲をタップするとその曲しか再生されません。また、複数のアルバムを続けて再生したいときは、アルバム名(もしくは曲名)の右側にある + ボタンをタップして再生中の曲リストに追加します。すると、追加した全てのアルバム、曲が連続して再生されます。

再生中リストはプレイリストとして保存する事も出来るので、好きな音楽をカテゴリ毎にプレイリストとして保存しておくのも良いかもしれませんね。個人的には自分が持っているCDを、外出中でも確認できる事も便利かなと思っています。

気になる方は試してみてください。andriod用のクライアントも準備されている様です。今のところ全て無料で利用できます。

参考リンク:

NTTドコモがGALAXY SとGALAXY Tabを発表

今日2010年10月5日、NTT docomoがサムスン製のスマートフォンとタブレットを発表しました。

GALAXY S:

事前に予告されており、さらに海外では発売されているスマートフォンなので予めある程度の仕様は分かっていましたが、NTT docomo仕様としてFOMAハイスピード、spモード対応でiモードメールアドレスも使用可能になっています。さらに日本国内で便利に使えるアプリがいくつか最初からインストールされている様です。

そして何よりも嬉しいのは導入されているAndroidのバージョン。Version 2.2が出荷時からインストールされており、Flash 10.1にも対応しているとの事です。iPhone、iPadユーザーとしては羨ましいです。

販売は10月下旬の予定で、10月15日から事前に予約受付を開始するそうです。

GALAXY Tab:

GALAXY Sと同時にAndroidタブレットも発表されています。

こちらもAndroid 2.2、1024 x 600解像度の7インチディスプレイ。MicroSDスロットもあるので、内蔵の16GBストレージが不十分だった場合は最大32GBまで追加できます。こちらもGALAXY S同様にいくつかのアプリが最初からインストールされており、spモードにも対応。

ちなみに、AppleのiPadと明らかに異なるのはスマートフォンであるという点。データ通信だけでなく、音声通話も出来るとの事です。ただし、ヘッドセットを使わなければハンズフリー通話となってしまうので会話の内容が周囲に聞こえてしまいますね。Bluetoothも対応しているので、ワイヤレスのヘッドセットがあると普通の電話としても使えそうですね。

KDDIがAndroid搭載のおさいふ携帯を販売した事もあり、スマートフォンマーケットはさらに競争が激化し、タブレット系デバイスのマーケットも忙しくなってきましたね。

参考リンク:

プチ スマートフォン 祭り

今日の仕事がほぼ終わる頃、会議の為に東京から藤沢へ来ていた人達の二人がスマートフォンを利用しており、Te-Tsuさんも呼んで久しぶりにプチ スマートフォン 祭りを開催してみました。

iPhone 4が2台とNexus Oneが1台、そしてSony EricssonのXPERIAが1台。つまりApple 2台とGoogle 2台という事で、なにげに豪華な感じです。

こんな集合写真も撮ってみました。Androidの起動画面に似ている様な気がするのはおいといて、ほぼ同じ大きさのスマートフォンが集まると素敵です。しかし、アプリの量や並べ方、壁紙の好みなど、スマートフォンの場合は普通の携帯電話と比べると確実にその人の個性が出る様な気がします。

また今度盛大にスマートフォン祭りを開いて、皆さんのホームスクリーン比較などもしてみようかなと思いました。

iPhone: スマートフォンやiPadと一緒にコンパクトなキーボードはいかが?

iPadはiOS 3.2から、そしてiPhoneはiOS 4.0からBluetooth接続のキーボード入力に対応しています。他にもAndroid搭載スマートフォンもBluetooth Keyboardを接続して文字入力が出来る中、持ち運びに便利そうなキーボードの種類が少なく実際に使おうと思うと家やオフィスのデスクの上で…というパターンが多い気がしていました。

そんな中、エレコムからマートフォン対応折りたたみBluetoothキーボード TK-FBP017BKが発表されています。発売予定は8月上旬。本体価格19,800円で税込みでは20,790円とちょっと割高ですが、スマートフォンやiPadでがんがんメールやメモを打つ場合には強力な助っ人になりそうです。

もちろん、iPhoneやAndroid以外のデイバイスであっても、BluetoothのSPPプロファイルとHIDプロファイルに対応していれば大丈夫。切り替えスイッチが有り、SPPモードとHIDモードを切り替えて使う事が出来ます。配列は日本語配列のみ。スマートフォンサイズのデバイスを傾けておくことができる(キーボード本体に収納して持ち運べる)スタンドも付属しています。

定価20,790円に対して、既にAmazonで予約を開始しており、38%もお得な12,800円(7990円引き!!)で購入する事が出来ます。さらに「「予約商品の価格保証」対象商品」となっているので、8月2日(予定)の発売日もしくはAmazonが発送手続きをするまでにさらに安い価格となった場合は、今すぐ予約してもその最低価格で購入する事が出来ます。

ELECOM スマートフォン対応折りたたみBluetoothキーボード ブラック TK-FBP017BK