Eye-Fi: Eye-Fi MOBILE X2発表

Eye-Fiから新しいモデル Eye-Fi MOBILE X2 が発表されています。基本的にはEye-Fi CONNECT X2が容量4GBに対して、Eye-Fi MOBILE X2は容量が8GBになっています。置き換わったEye-Fi Explore X2と同等のスペックに見えますが、差分としては無線LANの位置情報を用いたジオタグ機能がなくなっている様です。個人的にはジオタグ機能は自分自身が後で写真を見るときには便利なのですが、ある程度精度が無いとイマイチに感じているので、無線LANの位置情報よりはGPSの方が有難いと思っています。そういった意味で、Eye-Fi MOBILE X2ではこの機能が無くなったのでしょうか。

もちろん、iPhoneやiPadで直接ファイルを転送できるダイレクトモードに対応。よって、RAWファイル転送の可否の違いはありますが、Eye-Fi MOBILE X2はEye-Fi PRO X2とかなり近いスペックに位置づけられている気がします。

日本でのEye-Fi MOBILE X2の発売予定日は5月18日で、あわせてEye-Fi CONNECT X2とEye-Fi PRO X2の価格も改定されています。

参考リンク:

*価格等の情報は2011年5月11日現在のものです。

iPhone, iPad App: Eye-Fi App Version 2.0.19 released

先日のバージョンアップでEye-Fi Directモードに対応したiPhoneとiPadのuniversalアプリ、Eye-Fiが2011年5月10日にバージョンアップして不具合の修正などがされています。

バージョン番号の付け方が分かりませんが、気がついたらバージョン2.0.19。もしかして前回のバージョン2.0.1がリリースされた4月19日から既に18つのマイナーバージョンアップが存在していたのでしょうか…。

変更内容は以下の通り。

  • Fixed spontaneous un-pairing of Eye-Fi Cards when switching between different destinations.
    転送先を変更した場合、意図せずEye-Fiカードのペアリングが解除されてしまう問題の解決。
  • Internationalization and localization enhancements.
    他言語対応、地域対応の改良。
  • Incremental image enhancement in full-screen mode including pinch-zoomable full-resolution view.
    フルスクリーンモードにおける ピンチによるズーム機能搭載。
  • Propagate the date and time taken from the asset library to the computer destination as a file time stamp.
    ファイルのタイムスタンプ処理を改良。
  • Fixed some memory leaks.
    メモリー・リーク不具合の修正。

やはり大きなファイルを扱うアプリの場合、メモリー処理の不具合は発生しやすいのでしょうか。いずれにせよ頻繁に改善されるアプリは良いですね。

参考リンク: Eye-Fi App – iTunesで開く

 

iPhone, iPad App: Eye-Fi AppがバージョンアップしてEye-Fi Directモードに対応

2011年4月19日、iPhone向けのEye-Fi Appがバージョンアップしています。直前に最新のEye-Fi Centerソフトウェア(MacとWindows用)がリリースされていましたが、Eye-Fi Appもバージョン2.0.1となりダイレクトモードに対応しています。

このバージョンアップによってデジカメに装着したEye-Fi X2カードから、Eye-Fi AppがインストールされたiPhoneやiPadへ直接写真とビデオを転送出来る様になります。

このバージョンからアプリのアイコンがEye-Fi X2カードのイメージになっていて、X2バージョンを持っていないウチにとってはちょっと残念な感じですが、いずれRAWファイルも転送出来るEye-Fi Pro X2でも入手して試してみたいと思います。

参考リンク:

Eye-Fi App – iTunesで開く

Eye-Fi Centerソフトウェアバージョン3.3.0リリース

2011年4月17日、Wi-Fi機能を搭載しているSDカード、Eye-Fi用のデスクトップソフトウェアの最新版Version 3.3.0がリリースされています。

Eye-Fiはデジタルカメラに使えるSDカードでありながら、予め設定したMacやPC、オンラインサービスに撮影した写真やムービーをWi-Fiネットワーク経由で自動転送してくれるカード。

既にEye-Fiを使っていればインストールされているEye-Fi Helperでアップデートを確認する事で最新バージョンを適用する事が出来ます。

変更内容は以下の通り(ざっくり読んで直訳しているので誤りがあったら指摘してください ^^;;)。

Features:

  • Android and iOS app integration
    AndroidとiOS Appとの連携強化
  • Direct Mode integration
    Eye-Fi X2で対応したダイレクトモードの統合
  • Casio TRYX (TR-100) integration.
    カシオ TRYX (TR-100)との連携強化

Fixes:

  • Firmware Update Dialog timeout issue
    ファームウェア・アップデート・ダイアログのタイムアウト問題を解決
  • Windows fixes for GMaps and ‘Open in Explorer’ link in detail view
    Windows版の詳細表示でGMapとエクスプローラで開くリンクの不具合修正
  • DST issue with marking dates in the Calendar widget
    カレンダーウィジットにおいて日付のマーキングをした際の夏時間問題修正
  • Correction of overlay placement for thumbnails with 3:2 and 16:9 aspect ratios
    サムネイルモードでの3:2と16:9比率のオーバーレイ表示問題修正
  • Transfer Mode page in French locale
    トランスファーモード設定画面のフランス語表示対応
  • Duplicate ‘Eye-Fi card’ entry under the native menus on Windows
    WindowsにおいてメニューにEye-Fiカードが重複して表示される問題の修正
  • Displaying the correct transfer status for files being actively uploaded to a computer while the computer is offline
    コンピューターがオフライン時のファイル転送状況表示を修正

ウチはMacでEye-Fi Helperをインストールして使っていますが、バージョンアップは従来通りとても簡単でした。

利用可能なアップデートがある事を知らせるダイアログが表示されたら「ダウンロードしてインストール」をクリックし、管理者のパスワード入力を求められたら対応するだけで後は全自動でバージョンアップしてくれます。

Eye-Fi Centerを開いて見てみましたが、メインウィンドウの構成や見た目はあまり変わっていませんでした。iPhoneデバイスの設定画面にRAWファイル転送のオプションが追加されていましたが、そもそもiPhoneで撮影した写真はJPEG形式のみでの保存だった様な….。

なお、iPhoneのEye-Fiアプリを利用するには最低1つEye-Fiカードを所有していなければなりませんが、Dockケーブルを用いずにiPhoneで撮影した写真をWi-Fi経由でどんどん転送出来るのはとても便利です。

参考リンク:

iPhone App: Eye-Fi for iPhoneがiOS 4に対応

Wi-Fi機能内蔵のSDカード、Eye-Fiを持っているユーザー向けに無料で提供されているiPhoneアプリ版Eye-FiがようやくiOS 4に対応しました。

今日2010年9月16日にリリースされたバージョン1.1.9での新機能は以下の通り。

  • iOS 4に対応
  • 写真に加え、ビデオとスクリーンキャプチャーのアップロードが可能に。
  • アプリ上でオンラインサービスの送信先を設定可能

特に記載はありませんが、iPhone 4で撮影した写真も問題なく転送できますし、高解像度のスクリーンキャプチャーもアップロードできました。もちろん、iPhone用のEye-FiアプリはWi-Fi接続時のみならず3G接続時にも写真やスクリーンキャプチャーを指定したオンラインサービスや、Eye-Fiのサーバー経由で自宅のMac/PCに転送可能です。


試しに3G経由で転送した時のスクリーンショット。
これらもEye-Fi経由で転送してきました。

価格は無料。ただし動作にはEye-Fiアカウントが必要で、そのアカウントを取得する為には前述の通り最低1枚はEye-Fiカードを持っている必要があります。アプリのダウンロードはこちらから。

ちなみにEye-Fi X2シリーズも随分市場に出回る様になった様子で、家電量販店でも徐々に入手できる様になりました。頻繁にデジカメを使っていて、撮影した写真をSDカードを取り外したりUSBケーブルでカメラとMac/PCを接続する事無く、手軽に転送したい方にはもってこいです。普通のSDカードと比べれば高いですが、一度この手軽さに慣れると癖になります。

Eye-Fi Pro X2 8GB

Eye-Fi Explore X2 8GB

Eye-Fi Connect X2 4GB

Eye-Fi: Connect / Explore / Pro X2シリーズは1ヶ月経っても品薄状態。

2010年5月20日に国内で販売されたEye-Fi X2シリーズ。RAWデータの転送が出来る様になったので(Eye-Fi Pro X2のみ)気になっているのですが、様々な家電量販店にってもなかなか見かけません。Eye-Fiのサイトで確認してみたところ上記の様な”お知らせ”が。「大変」品薄状態という事の様です。

Eye-Fiについておさらいしてみると、WiFi機能が入ったSDカード。数年前から発売されておりウチもCanonのコンパクトデジカメに差して使っています。あらかじめて設定しておいたWiFiアクセスポイントの圏内でデジカメの電源を入れるだけで撮影した写真を設定したMac/PCのフォルダや、MobileMe/Picasa等のオンラインアルバムに自動的に転送してくれます。

ウチには24時間動いているMac Miniが一台あるので、Eye-Fiからの転送先をそのMacに設定しておく事で撮影した写真をMBPやAirから見に行く事が出来てとても便利です。もちろん、24時間動いているMac/PCが無くても一旦Eye-Fiのサーバーに写真をためておき、Mac/PCの電源が入ったときにローカルへ転送するモードもあるのでデジカメをUSBケーブルで接続したり、SDカードを取り出す面倒さが無くなります。

Eye-Fi X2シリーズはさらに容量が大きくなり、SDカードの性能としてもClass 6、WiFiはIEEE802.11 a/b/g/nに対応するなど、従来のEye-Fiに比べるとかなりパワーアップ。また、「無限のメモリーモード」という不可解な名称の機能が追加され、SDカードの空き容量が無くなり撮影できなくならない様に、転送が終わったファイルを古い順に自動的に削除する事も出来ます。従来のEye-Fiの場合は転送が終わった事を確認し、デジカメを操作して自分で削除しなければならなかったので、さらに手間が減って便利そうです。

また、カメラによっては液晶画面にEye-Fi X2カードの動作状況が表示されます。実家にあるSONY アルファ NEX-3でEye-Fi X2カードを使ってみると、液晶画面の左上に写真を転送中のアイコンが表示されます。この表示があれば、転送が終了したかどうかを確認してからデジカメの電源を切る事が出来てよいですね。

唯一気になるのはこちらの記事で紹介したムービーを撮影した時のノイズ。この事を除けばEye-Fiが言う様に「最強のSDカード」です。

気になるお値段はSDカードの数倍…。コストの面でハードルは高いのですが、一度手に入れるとこれなしではいられない便利さです。2010年6月26日、Amazonで調べてみると在庫が有るショップも見かけますので、そろそろ供給が需要に追いついてきたといったところでしょうか。

*価格情報は2010年6月21日現在のものです。