Android: Huawei – IDEOS U8150-B (Pocket WiFi S相当) が到着しました!

やっと届きました。

一昨々日こちらのエントリーで紹介した、Huawei社製のIDEOS U8150-Bですが、クリスマスの今日に届きました。

ウチが利用したAmazonマーケットプレイスであれば1台 23,800円 + 送料500円(地域により異なる可能性有り)の合計24,300円で手に入れる事が出来ました。

HUAWEI IDEOS U8150-B Simフリー, Android OS 2.2 Froyo

このマーケットプレイスのお店はかなり対応が早く、12月22日に注文した結果、祝日にもかかわらず12月23日に発送の連絡がありました。仕事で不在だった為、12月24日はポストに入っていた宅配業者の不在通知を受け取り、ようやく今日、実機を受け取る事が出来ました。

詳しくはBlueDiamond Webの物欲番長Blogでまた時間をかけて書こうと思いますが、とりあえず開けてみましたので写真を載せて紹介してみようと思います。

なお、HuaweiオリジナルのIDEOSにはU8150-AとU8150-Bの2種類があり、それぞれ対応しているW-CDMA (3Gデータ通信) の周波数帯が異なる為、購入するときは使うキャリアによって適切な方を選ぶ必要があります。例えば、EmobileのW-CDMA 1700MHz (Band IX)で利用するのであればU8150-Bの方で、つまりEmobileが2011年1月に発売しようとしているPocket WiFi S同等のモデルとなります。

箱の中には実に色々なものが詰まっていました。本体、バッテリー、背面の2色の追加パネル、ACアダプター(海外プラグ仕様)、ヘッドホン、USBケーブル、そしてマニュアル類。このAmazonマーケットプレイスのお店は1枚液晶保護フィルムを貼付けた状態で出荷してくれていました。残念ながら小さなホコリが保護フィルムと液晶の間に入っていましたが…。その他にオマケとして、ケース(普通のポーチ)、ACアダプターのプラグ変換アダプター、液晶保護フィルム(予備)、バッテリーチャージャー、人体に悪影響を与える電波を吸収する金属の板(本体のアンテナ近くやバッテリーに貼付けて使用)、ストラップが付属してきました。

現行のPocket WiFi (D25HW) と並べて写真を撮影してみました。一回り大きい程度で、手の中にちょうど収まる位の大きさです。ということで、早速バッテリーを取り付けて電源を入れてみました。

IDEOSのロゴがしばらく表示され、アニメーションが続きます。起動までの時間がちょっと長かったので、「もしかして….やっぱりローエンドなハードウェアだと動作が遅いのかしら…」と思っていたら初期設定の画面が表示されました。

いきなり中国語!日本語が表示されない事は想定していましたが、中国語はちょっと想定外。最初は中国語設定のまま進めてしまったのですが、戻ってよく見てみると「右下」のボタンをタップすると英語に切り替えられる事が分かりました。ということで、英語に切り替えて初期設定を終えました。

Android使いのTe-TsuさんがNexus Oneを操作している様子を見せてもらっているので、初めてのAndroidとはいえ比較的スムーズに設定を済ませる事が出来ました。起動してみると思っていたよりサクサク動いており、早速マーケットからアプリをダウンロードして試したりしています。

なお、Android OSの設定にはGoogleアカウント (Gmailアカウント) が必須で、その認証を受けなければならない為デバイスがネットワークに接続されている必要があります。日本のキャリアが販売しているスマートフォンの場合は最初から3Gデータ通信の設定がされているはずですが、SIMフリーの海外スマートフォンの場合はそのような設定がされていません。よって、初期設定の途中で3Gデータ通信を使って設定するのであればAPNの設定、もしくは3Gデータ通信が利用できない場合はWi-Fiの設定を促す画面が表示されるので、アクセスポイントへ接続する等して継続する必要があります。

ということで、今後はテザリングも出来るIDEOSをPocket WiFiの代わりにして使ってみようと思います。遂にAdnroidユーザーになりました (^^)

Android: Huawei – IDEOS U8150-B (Pocket WiFi S相当)を純粋に端末だけ手に入れる。

Emobileとb-mobileの両方が販売を発表して賑やかにやっているHuawei社のIDEOS。海外ではしばらく前からAndroid 2.2搭載の格安端末として販売されていた様です。ウチはiOSユーザーなのであまりこまめにAndroid端末の動向はチェックしていないのですが、今日b-mobileからIDEOSの発売に関するニュースを提供してくれたTe-Tsuさんから聞き、早速Webで調べてみました。

すると、EmobileがPocket WiFi S (S31HW)、日本通信がIDEOSとして発売する端末は海外では U8150 というモデルで販売されていて、その型番の後ろによって少し仕様が異なる様だという事が分かりました。

ウチはEmobileのPocket WiFi (D25HW)を使っているのですが、一台Android端末が欲しいと思っていたのでEmobileが使用しているW-CDMA 1700 Band IX (9) に対応しているAndroidスマートフォンを探していました。すると、まさにPocket WiFi S (S31HW)として発売されるモデルが海外では U8150-B という事も確認できました。

このモデルがAmazon.co.jpのマーケットプレイスで 23,800円 + 送料500円 で販売されています。
HUAWEI IDEOS U8150-B Simフリー, Android OS 2.2 Froyo

入手可能なルートでの価格を安い順に並べてみると

  • Emobile: 19800円
  • Amazon: 24300円
  • 日本通信: 26800円

となります。ただし、Emobileの場合、HTC Ariaの様に購入時に必ず回線契約が必須だと考えられますので、事務手数料の2835円が追加で発生すると考えられます。(HTC Ariaについてお店の人に話しを聞いたら、端末を一括で購入し、縛りの無いプランで契約すれば、その場で契約解除料無しで解約でき、端末だけを入手する事は可能です。)

IDEOS U8150-BのハードウェアはNTTドコモのHT-03Aとほぼ同等と考えられますが、Android 2.2の搭載によってテザリングも出来る為、SIMフリー版を手に入れれば今の赤いEmobile SIMを差し込んで、WiFiルーターとして使用する事が出来ます。最新のNexus Sなどと比べるとハードウェアスペック面では物足りないかもしれませんが、iPhone 4と併用するサブスマートフォンとして注文してみました。

残念ながら、Android 2.2搭載でもハードウェアの制限でFlashは動かないと思われますが、今までiOSでFlash無しで乗り切ってきたので我慢。単体では何も出来ないPocket WiFi (D25HW)の代わりに、もう少し遊べるガジェットとして楽しんでみようと思います。

これからPocket WiFiの様なデバイスを考えている場合にも、このSIMフリー端末とMVNOを組み合わせれば安価に構築できるのではないかと思います。

手元に届いたらまた詳しく紹介してみようと思います。

*価格等の情報は2010年12月23日現在のものです。

b-mobileからもAndroid端末 IDEOS 発表

先日、こちらのエントリーでEmobileが第二世代目のPocket WiFiとなるアンドロイド端末Pocket WiFi S (S31HW)を発表し、2011年1月中旬より発売する事をお伝えしましたが、今度は日本通信b-mobileが同じ端末の発売を発表しています。

ハードウェアは全く同じ、Android 2.2 搭載の Huawei社製 IDEOS。b-mobileはこの端末を26800円で、今週末(2010年12月25日または26日)に出荷開始で発売。最初から10日間無料で利用できるb-mobileSIM U300が付属します。もちろん、従来通りb-mobileSIMは1年縛りや2年縛りは無いので端末のみを入手する目的で購入し、10日間無料データ通信を楽しんだ後に継続して契約料金などを支払わずSIMカードを別のものに変えて使う事も出来ます。

さらに2011年1月中旬からは、スマートフォン向けに世界で初めてIP電話用の 050 で始まる電話番号ベースの「モバイル IP 電話サービス」を提供するとの事。このサービスは月額基本料490円(無料通話15分間を含む)で、国内の携帯や固定電話向けの発信時通話料が30秒あたり10円との事。また、この電話番号は着信にも使用できる為、普通の携帯電話と同じ様な使い方が出来ます。

日本通信をニュースリリースには次の様な記述があります。

IDEOSを26,800円で購入すれば、定額データ通信とモバイルIP電話の通話基本料合わせても月額負担としては2,973円、これに15分を超える通話料として30秒あたり10円と、「お小遣いで持てるスマートフォン」になります。

契約期間の縛り無しで、Android 2.2搭載のスマートフォンがデータ通信使い放題(300Kbps超)、さらに発信と着信が出来る050のIP電話番号が利用出来て月々3000円未満の基本料は今までの大手キャリアは提供してこなかった格安サービスです。

IDEOSの購入には本人確認などは必要ないとの事ですが、2011年1月からサービス提供が開始されるIP電話サービスには本人確認が必要になるとの事。その方法は、専用のアプリをインストールして本人確認を行い、同時に電話番号を付与する形態との事です。

なお、Emobileは2011年1月中旬からこの端末を19800円で発売する予定で、ダウンリンク7.2Mbpsのデータ通信使い放題の「にねん得割・スマートプラン」で契約した場合、月々4280円。もちろん、2年契約縛りつき。データ通信速度はEmobileの方が高速だと思いますが契約期間に縛りが無いb-mobileのIDEOSの方が手軽に入手する気になりそうです。

Te-Tsuさん、情報提供Thanks。

参考リンク:

Android: Nexus Sのスペック比較にGalaxy Sを追加。

以前こちらのエントリーで Nexus SとNexus Sのスペック比較を行ったのですが、昨日facebookでNexus SとGalaxy Sの違いについてコメントのやり取りがされていて気になったので、以前作成した表にもう1機種追加してみました。

プロセッサ、メモリ、ディスプレイ等、全体的にはNexus SとGalaxy Sに大きな差は無い様に見えますが、意外にもNexus Sの方がちょっと劣っている箇所もあります。Nexus SにはSDHC Slotが無く、BluetoothがVersion 2.1のまま。後者のBluetoothはVersion 3.0専用機器を探す方が困難でしょうから、さほどデメリットでは無いのですが、SDHCスロットは本当に無いのでしょうか?GoogleやSAMSUNGのページでテクニカルスペックを見る限りSDカードスロットに関する記述はありません。内蔵16GBとはいえ、取り外し可能なメモリー有無は少し重要な要素に感じました。

それでも明日には発売される最新Android 2.3を搭載したNexus Sは気になります。日本国内では「レッドスター」が完全予約販売を行っており、2010年12月7日から予約を受け付けていて、価格は79,800円。ちょっと割高ですが、Nexus Oneの時の様に、VPNを使った注文や転送サービスを利用する事を考えればお手軽ではあります。パケ死防止マニュアルの添付や、保証に関してもレッドスター側で対応してくれる様(Googleとのやり取りをやってくれるみたい)もあります。

直接購入するとどうなるかも、もう一度試算してみました。前回Nexus Oneを購入してもらった米フロリダ州在住の知人にお願いした場合を想定して、税率7%で前回と同じ種類の航空便で輸送する事を考えてみます。為替については前回の試算より1円円安に設定してみました。

Nexus S (USD529.00) + 税7% (USD37.03) + 送料 航空便 (USD70.00) = USD636.03 = JPY53,427 (USD1.00 = JPY84)

送料等込みで6万円以下であればコストパフォーマンスが高い端末に思えてなりません。MVNOの音声通話可能なサービスを利用する事も出来ますし、海外出張が多い人など、SIMカードだけ差し替えていつも同じ端末を使いたい場合にも良いかもですね。

Nexus S Galaxy S Nexus One
Processor 1GHz Cortex A8 (Hummingbird) 1GHz Cortex A8 (S5PC110, Hummingbird) 1GHz Qualcomm QSD8250 (Snapdragon)
Memory Flash 16GB 16GB 512MB
Expansion Slot None?? microSDHC (Maximum 32GB) microSDHC (Maximum 32GB)
OS Android 2.3 (Gingerbread) Android 2.2 (FroYo) Android 2.1 (Eclair)

(Can be upgraded to Android 2.2)

Camera 5 megapixels (back facing)
+
VGA (front facing)
5 megapixels (back facing) 5 megapixels (back facing)
Connectivity GSM Quad-band (850, 900, 1800, 1900) Quad-band (850, 900, 1800, 1900) Quad-band (850, 900, 1800, 1900)
HSPA Tri-band (900, 1700, 2100) Tri-band (900, 1900, 2100) Tri-band

900, 1700, 2100 – T-Mobile,

850, 1900, 2100 – AT&T, Rogers

WiFi 802.11 n/b/g 802.11 n/b/g 802.11 b/g
Bluetooth 2.1+EDR 3.0+EDR 2.1+EDR
GPS A-GPS A-GPS A-GPS
NFC YES None None
Display Size, Resolution 4.0” WVGA (480 x 800) 4.0” WVGA (480 x 800) 3.7” WVGA (480 x 800)
Type Super AMOLED Super AMOLED AMOLED
Size 63mm x 123.9mm x 10.88mm 64.2mm x 122.4mm x 9.9mm 59.8mm x 119mm x 11.5mm
Weight 129g 119g 130g

参考リンク:

株式会社レッドスター – Google公式スマートフォン オフィシャル

emobileの第二世代Pocket WiFi、Pocket WiFi S(S31HW)発表

最近色々な端末のモデル名に”S”がついている気がしますが、emobileが第二世代にあたるPocket WiFiとして、HUAWEI社製のPocket WiFi S (S31HW)を2010年12月14日に発表しています。見ての通り、第一世代Pocket WiFiとは似ても似つかない見た目。Android 2.2搭載のスマートフォンで、テザリングによってWiFiデバイスを3G回線経由でインターネットに接続することができる為、Pocket WiFiという位置づけになっている様です。

通話もでき、デバイス本体でのアプリやブラウザ等も利用可能。要するに大手キャリアが無効にしているデザリングを単に有効にしているだけに思えますが、価格も他を圧倒しています。Android 2.2搭載端末としては2010年12月14日現在で国内最安の19,800円(税込)。本体重量も同じく2010年12月14日現在最軽量の約105グラム。第一世代Pocket WiFi (D25HW)が約80グラムなのでそれと比較すると若干重たいですが、通話可能で且つスマートフォンとしての機能を搭載していると考えれば、それほどの重量化では無いと思います。

WiFiルーターとしての性能はiEEE802.11b/g準拠で最大5台のWiFi端末を接続出来ます。D25HWと異なる点はWiFiセキュリティがWPA2-PSK(AES)である事。実際に発売になってみないと分かりませんが、WEPに対応していないとすれば、携帯ゲーム機など一部WPA2-PSK(AES)に対応していない端末は接続出来ないことになります。

スマートフォンとしては最新のモデルに比べると少し物足りない気がしてしまいます。OSは現時点で最新のAndroid 2.2ですが、ディスプレイは2.8 Inch TFT LCD (QVGA)とサイズと解像度の面で一世代前のイメージです。通信関連は下り7.2Mbps / 下り5.8Mbps対応のHSPA/W-CDMA (1700MHz/2100MHz)、GSMも4バンド対応(850MHz/900MHz /1800MHz/1900MHz)で海外ローミングでも使う事が出来ます。WiFiはiEEE802.11b/g/n。WiFiルーターのAPとして動作するときは n に対応していませんが、クライアントとしてAPへ接続するときはiEEE802.11nが使えます。

最後は利用料金。今までのPocket WiFiの様に「データプラン」を使う事は出来ず、スマートフォン向けの「スマートプラン」もしくは「スマートプランライト」での契約が必須。例えば、端末を一括購入してにねん得割・スマートプランで2年間利用した場合の試算結果は次の通りです。

端末価格: 19,800円

契約事務手数料: 2,835円

にねん得割・スマートプラン: 4,280円/月 * 24ヶ月 = 102,720円

総額: 125,355円 (2年間)

端末にこだわらず、ちょっとした通話やアプリが使える程度の端末で良くて、よりルーター機能を重視するのであれば悪くない選択かもしれません。ちなみに、もっと複雑な契約種類別のスマートフォン向け料金プラン一覧は、HTC Aria(S31HT)のプレスリリースページに掲載されています。途中から従量制になる「スマートプランライト」では最低料金は1000円未満になりますが、Pocket WiFiとしての利用シーンを考えると最低料金に含まれるパケット数以下に抑える事は難しいと感じます。

*料金計算はイーモバイルホームページに掲載されていた情報に基づく試算結果です。

MVNO: インターコミュニケーションズ GLOBAL DATA 3G DATA SIM で Skype通話テスト

Te-Tsuさんが入手し、SIMフリーのGoogle Nexus Oneで利用している(株)インターコミュニケーションズ GLOBAL DATA 3G DATA SIM。Te-Tsuさんのブログを見るとさすがに7.2Mbpsベストエフォートのサービスだけあって、日本通信のb-mobileSIM U300と比較すると快適な通信速度で利用できている様です。

1年契約必須が条件ですが、3990円/月で7.2Mbps速度のパケットし放題は魅力的。しかしインターコミュニケーションズのページを見るとSkype等のVOIPや動画ストリーミング、FTP等は利用できないと記載されています。データ通信専用の契約のため、当然ながら音声通話が出来ないので、VOIPが使えないのは少し残念です。

もしVOIP通信が出来るのであればSkype番号を契約してどこにでも持ち出せるIP電話の様に使う事が想定出来るのですが、惜しい感じです。とはいっても「VOIP通信できません!」と言われると、「やってみよう!」と思ってしまうのがTe-Tsuさん & ウチ。早速やってみました。

手順は簡単!

  1. ウチのiPhone 4でSkypeを起動してサインイン
  2. Te-TsuさんのNexus OneでSkypeを起動してサインイン
  3. Nexus Oneから発信!
  4. iPhone 4で着信!
  5. 「もしもし?」「もしもし!」「やった〜!」

…..通話できちゃいました!

何故かは分からないのですが、全く問題なくiPhone 4同士の3Gネットワーク経由でのSkype通話と同様に発信、着信、通話が出来ました。

ネットワークの混雑具合や時間帯、もしくはそのSIMカードでの通信量による制御などがされているのかもしれませんが、メーカーのスペックに反してすんなり通話できてしまったのはちょっと驚きでした。

なお、Te-TsuさんによるとYou Tubeはメーカースペック通り見る事が出来無いそうです。音声は聞こえるものの、映像が見えない状態との事でしたので、インターコミュニケーションズのページに記載されている各種プロトコルは何らかの制御がされている事は間違いなさそうです。

* 今回の実験ではSkype通話できましたが、必ず利用できる事を保証するものではありませんのでご注意ください。

参考リンク:

Android: Nexus S と Nexus One のスペック比較

今朝ウチのブログに書いたばかりのGoogle Nexus Sネタをもう一つ。今朝のエントリーは外出先でiPadを使って書いていたので、あまり詳しく書けませんでしたが、帰宅してMacを使ってNexus SとNexus Oneのスペックを比較してみました。

製造元がHTCからSamsungに変更になっている事もあり、デザインは一新されていますがディスプレイ下部のタッチパネルになっているメニューボタン類はほぼ同じですね。とにかくどちらもカッコいいという印象です。主に異なる点を赤字で示してみましたが、フロントカメラの追加や16GBフラッシュメモリ搭載でどこかiPhone 4に似てきている様な気がします。それでもやはり一番気になるのはNFC内蔵ですね。日本国内で同モデルが何らかの形で正式発売となれば、Android OSを搭載したおサイフ・スマートフォンとしては最高のモデルになるのではないでしょうか。今日の帰りに家電量販店でIS03を触ってきましたが、何となく動きがギクシャクした印象があったので…。

基礎となる通信機能はほぼ変更無く、3Gは900MHz, 1700MHz, 2100MHz対応。ということで、日本国内でも日本通信などのMVNOで使えると思われます。ただし、Nexus OneもFOMAプラスエリアには対応出来ない様で(850MHz対応のAT&Tバージョンでも)、Nexus Sはそもそも3Gが850MHzに対応していないのでFOMAプラスエリアでの利用は出来ないと思います。

気になる価格はUS$529。T-Mobileとの2年契約であればUS$199ですが、日本国内へ持ち込んでMVNOのSIMを利用する前提であれば2年契約で購入する意味が無いので、US529 SIMフリー版の購入となると思います。円高の影響もあり、US1.00 = JPY83で計算すると43,907円。国内キャリアが販売しているスマートフォンと比べると安く感じますね。

Nexus S Nexus One
Processor 1GHz Cortex A8 (Hummingbird) 1GHz Qualcomm QSD8250 (Snapdragon)
Flash Memory 16GB 512MB
OS
Android 2.3 (Gingerbread)
Android 2.1 (Eclair)

(Can be upgraded to Android 2.2)

Camera

5 megapixels (back facing)
+
VGA (front facing)

5 megapixels (back facing)

Connectivity Quad-band GSM
850, 900, 1800, 1900
Quad-band GSM
850, 900, 1800, 1900
Tri-band HSPA
900, 2100, 1700
Tri-band HSPA
900, 2100, 1700 – T-Mobile,
850, 2100, 1900 – AT&T, Rogers
WiFi 802.11 n/b/g WiFi 802.11 b/g
Bluetooth 2.1+EDR Bluetooth 2.1+EDR
A-GPS A-GPS
NFC (Near Field Communication)
Display 4.0” WVGA (480 x 800) 3.7” WVGA (480 x 800)
Super AMOLED AMOLED
Size 63mm x 123.9mm x 10.88mm 59.8mm x 119mm x 11.5mm
Weight 129g 130g

ウチは今のところAndroid端末へ乗り換えるつもりは無いのですが、もう一台持っていても良いかな..と思わせてくれる非常に興味深いガジェットですね。

参考リンク: