iPhone: 休日をiPhoneのカレンダーに表示する方法 (Google Sync)

iPhone, iPadには標準でカレンダーAppがインストールされていて、iTunes経由やネットワーク経由で同期して仕事やプライベートの予定を表示したり、手軽に曜日を調べたりする事が出来て便利。ところが、休日が表示されないので、仕事で会議の予定を立てるときや、休みの計画を練るときには少々不便かもしれません。App Storeには標準カレンダーAppを置き換える予定表アプリなどがありますが、せっかく標準で搭載されているAppを使わないのも勿体無い気がします。

そんなとき、Googleユーザーであれば追加費用無しで日本に限らず、世界各国の休日をiPhone, iPadのカレンダーに表示する事が出来ますので、紹介してみます。ウチはiPhone 3GSの頃から使っていましたが、最近iPhone 4やiPadが発売されてますますiOSユーザーが増加中なのでまとめてみました。参考にして頂ければ幸いです。

手順その1: Gmailアカウントの設定

持っているGmailアカウントをiPhoneに設定します。[設定] – [メール/連絡先/カレンダー]の画面でアカウントを追加すると、どの情報を同期するかをON/OFFする画面が表示されるので、忘れずカレンダーをONにしておきます。

詳しい設定方法は以前紹介した「iPhone: Gmailアカウントのセットアップ方法による違い – プッシュとフェッチ」のエントリーもご覧下さい。

手順その2: Googleカレンダーに休日を追加

この手順はMacないしはPCで行う必要があります。WebブラウザでGoogleカレンダーにアクセスします。作ったばかりのGoogleカレンダーは「マイカレンダー」に1つカレンダーがあるだけの状態だと思います。今回は、「他のカレンダー」に日本の祝日を追加してみます。

マイカレンダーの下にある「設定」をクリックします。カレンダーの共有設定や新しいカレンダーの作成が出来る画面ですが、中央あたりの右側にある「おすすめのカレンダーを検索」をクリックします。

すると、各国の休日カレンダーのリストが表示されます。名前順になっているので、下の方にスクロールして「日本の祝日」を探し出し、その行の右側にある「登録」をクリックします。ちなみに、表示を止めたい時は「登録解除」をクリックすればいつでも設定できます。登録したら画面上の方の「カレンダーに戻る」をクリックして戻ります。

すると、日本の祝日がカレンダーに表示されているはずです。余談ですが、休日らしい赤系の色に変更する事も出来ます。ただし、iPhoneには反映されません。

手順その3: iPhoneに休日のカレンダーを表示

いよいよ最後の手順です。まずはiPhone上でSarafiを起動し、「http://m.google.com/sync/」へアクセスします。
すると「未対応の端末です」と表示されてしまいますが、画面中央付近にある「言語を変更」をタップして、言語をEnglishへ変更します。
すると日本語ではありませんがiPhone用のGoogle Sync画面が表示されるはずです。

早速「Sign in with your Google Account」をタップして、ログインします。無事ログインできると、持っているデバイスのリストが表示されるはずです。複数台iPhoneを持っている場合(3G、3GS、4など)はこの様に全て同じ様に表示されてしまいますが、最終同期日時を元に選ぶか、全てに対して以降の設定をします。

ここで表示されている同期日時はメールやメインとなるマイカレンダーがiPhoneへ最終的に同期された日時を表しています。iPhoneにGmailのアカウントを作成し、カレンダーの同期をONにした時点で、マイカレンダーのメインカレンダーはiPhoneへ同期されている為です。

デバイスをタップするとMac / PCで表示した時の様に「My Calendars (マイカレンダー)」と「Shared Calendars(他のカレンダー)」がリストになって表示されるので、先程設定した「日本の祝日」にチェックを入れて右下もしくは右上の「Save」をタップします。

表示できるか確認

全ての設定は終わりました。後はiPhoneのカレンダーAppでちゃんと日本の祝日が表示される事を確認します。

追加したばかりの「他のカレンダー」は設定してあげないと表示されない場合があります。また、上述の作業直後はまだサーバー側で設定が反映されていない為か、時々表示されない場合がありますので、その時はしばらく待ってからiPhoneのカレンダーAppを起動して試してみます。

では、まずカレンダーAppを起動し、左上の「カレンダー」というボタンをタップし、表示するカレンダーを選択する画面に移ります。

見慣れない画面かもしれませんが、iPhoneのカレンダーAppは複数アカウントの複数カレンダーをそれぞれ表示と非表示の設定が出来ます。ウチの場合はMobileMeも契約しているので、GoogleカレンダーとMobileMeカレンダーそれぞれ異なる役割に使い、iPhone上ではその全てを表示しています。

この画面は、そのiPhoneに設定されているカレンダーを同期しているアカウント毎に、どのカレンダーを表示するか選択する画面です。最初、Gmailのセクションには「日本の祝日」は表示されていませんが、しばらくすると表示されました。カレンダーAppとGoogleのサーバーがネットワーク経由で通信をして、新しく同期できるカレンダーを見つけた為です。

試しに「日本の祝日」のみにチェックを入れて、右上の完了ボタンをタップします。すると、今日2010年9月20日であれば「敬老の日」と表示されますし、月カレンダーを見ると9月23日にも予定が入っているマークがついて、日本の祝日が「終日イベント」として参照できる様になりました。

もちろん、日常使っているカレンダーと「日本の祝日」カレンダー両方にチェックを入れれば全て一緒に見る事が出来ます。

日本以外の国の休日も同様に表示できます。また、休日だけでなくスポーツ関連のカレンダーとして、日本のプロ野球球団毎の試合日程などを参照する事も出来ますので、色々試してみてください。

なお、GoogleカレンダーとiPhoneとの間でデータ通信が発生します。パケ放題の対象ですが、データ通信をしたくないという方はご注意下さい。

iPhone: 電波の強さを数値表示

iOS 4.1になって、フィールドテストというモードに入れるという記事を色々なブログサイトで見つけたので試してみました。

iPhoneをこのField Testモードにすると電波の強さがアンテナバー表示ではなく、数値表示されるというもの。数値が小さい程電波強度が強いとの事です。

電話Appを起動して電話番号「*3001#12345#*」に発信するとField Testモードに移行する事が出来ます。

終了するにはホームボタンを押すだけ。押した直後、ホーム画面に戻りアンテナバーに表示が切り替わるまで一瞬時間がかかりますが、ちゃんと元に戻りました。

さて、ただ単に今使っているiPhone 4だけを試しても楽しくないので、以前使っていたiPhone 3Gや3GSと比較しようと思ったら….既に契約していないSIMなので電波強度すら表示されず。ということで、同じ職場の人に協力してもらってiPhone 4とiPhone 3GSをほぼ同じ位置で同時にフィールドテストモードにして比べてみました。キャプチャの時刻に差があるのはiPhoneの設定にズレがあった為。

左がiPhone 4で、右がiPhone 3GSです。解像度の異なるキャプチャでしたがMac上で同じにそろえました。という事でわずか 6 の差ですが、iPhone 4の方が電波の受信感度が良い(それともプリアンプの性能が高いのか)という結果になりました。ちなみに、iPhone 4は例のアンテナ問題を避ける為にケースに入れていました。

*一般ユーザー向けのモードではないので試される方は自己責任で。

iOS 4.1 リリース

今日2010年9月9日(日本時間)、iOS 4.1がリリースされました。適用はいつも通りiTunes経由で出来ます。ダウンロードが終われば、ソフトウェアとファームウェアのアップデートは15分程度で終わりました。既にiPhone保存されている音楽、写真、Appの再転送がされる様な事はなかったので(復元とは異なり)予想より短い時間でアップデート出来ました。

主な変更内容は以下の通りです。

  • Game Center
    • 友達リクエストを送受信できます。
    • 友達をインターネット経由でマルチプレーヤーゲームに招待できます
    • マルチプレイヤーゲームを他のプレイヤーとの自動マッチングでプレイできます
    • リーダーボードと成績を表示できます
    • 新しいゲームを友達から発見できます
  • iPhone 4乗でハイダイナミックレンジ(HDR)写真
  • 「iTunes」上でテレビ番組をレンタルできます
  • HDビデオをiPhone 4上のWi-Fiを使ってYouTubeやMobileMeにアップロードできます
  • 次/前のトラックの制御など、AVRCP対応アクセサリのサポートが拡張されます
  • 「よく使う項目」からFaceTimeを直接呼び出せます
  • 以下のような問題点が解決されます:
    • iPhone 4の近接センサーのパフォーマンス
    • iPhone 3Gのパフォーマンス
    • Nike + iPodの修正
    • Bluetoothの機能向上

インストールできるデバイスは

  • iPhone 4
  • iPhone 3GS
  • iPhone 3G
  • iPod Touch (第二世代以降)

となっており、且つGame CenterはiPhone 3Gをサポートしません。

ということで、バージョンアップ前とバージョンアップ後の「一般情報」のスクリーンショットがこちら。左がiOS 4.0.2で、右がiOS 4.1インストール後です。キャリアのバージョンとモデムファームウェアもバージョンアップしています。

Game Centerはホーム画面に新しいアイコンがAppとして追加されています。iTunesアカウントでログインでき、ニックネームなどを設定すればすぐ使える状態になる様です。とはいえ、Game Centerに対応したゲームが必要なはずですし、ウチは持っていないので試せてませんが。

HDRも試してみました。ちょっと分かりにくいですが、まずHDR写真を保存するにはカメラAppの画面上部にある「HDR Off」を切り替えて「HDR On」にしておきます。

一番左がiPhone 4のスクリーンショット。中央がHDRではないNormal写真。右がHDR写真。明るさとコントラストを調整してくれていますが、シチュエーションによってはこのサンプルの様にイマイチな仕上がりになるかもしれません。[設定]-[写真]で、HDR写真のみ保存するか、HDR写真とNormal写真の両方を保存するか設定する事が出来ます。

iPhone: iOS 4にしてからボリュームコントロールが変な場合 (着信音が変更出来ない場合)

iPhoneのオペレーティングシステムがiOS 4になってから一部のデバイスを除いてマルチタスク機能が実装され何かと便利になったのですが、アプリによってiPhoneのボリュームコントロールに不具合を招いてしまう場合がある様です。複数のアプリで確認しており、しばらく前のバージョンアップを適用する前のSkype、今日現在のTwitRockerが裏で動いている場合に発生します。

ウチは都合によりiPhoneの言語設定を英語にしているためスクリーンショットが分かりにくいかもしれませんが、通常ホーム画面でボリュームの +/- を押すと、ringer (着信音) のボリュームが変わるのですが、一番最初のスクリーンショットの様に ringer (着信音) と表示されない場合があり、このボリュームはゲーム等の音量を示している為、着信音量が変更されないのです。

事象:

iPhoneのホーム画面でボリューム +/- を押した時、着信音量のコントロールが出来ずスピーカー音量のコントロールになってしまう。(スクリーンショットはSpotlightの画面ですがホーム画面でも同様です)

原因:

マルチタスキング機能によってバックグランドで動いているアプリがボリューム管理に影響してしまっている。

検証方法:

  1. 事象が発生している時のホーム画面で、ホームボタンを2回押してバックグランドで動いているアプリ一覧を表示。
  2. いずれかのバックグランドアプリのアイコンを長押しして終了させるモードへ移行。
  3. 一旦全てのバックグランドアプリを終了 (アイコン左上の赤丸ボタンをタップ)。
  4. ホームボタンを押してホーム画面に戻り、着信音量のコントロールが可能か試してみる。

この検証で着信音量のコントロールが出来る様になれば、終了したバックグランドで動いていたいずれかのアプリが影響している事が分かります。さらにどのアプリが影響しているかを知る為にはアプリを1つ起動する毎にホーム画面で音量コントロールを試す作業を繰り返せば特定出来ると思います。特定出来たからといって何も対策出来ないのでそのAppの作者が改善してくれる事を祈りましょう。

iPhone: iPhone 4 バッテリー付きケース MiLi Power Spring 4

MiLiブランドから2010年9月1日にiPhone 4用のバッテリー内蔵プロテクトケースが発売されます。MiLiブランドはiPhone 3G / iPhone 3GS用にも同様のケースを販売しており、このPower Spring 4 HI-C23はiPhone 4用のモデル。

ケースに1600mAhのバッテリーが内蔵されており、写真からは見えませんがUSBミニ端子で充電する様になっている様です。このケースのバッテリーをフル充電しておけばiPhone 4内蔵のバッテリーを約80%まで充電出来る優れ物。

iPhone 4の脱着は写真の通り上部が開く様になっていて簡単に行う事が出来ます。また、ケース内蔵バッテリーの残量表示をするインジケータや、バッテリー供給のON/OFFスイッチも備えられています。

デザインはブラックカラーのiPhone 4にマッチする様、ブラックをベースにしており、側面にはiPhone 4のオリジナルに似たシルバーのラインが入っています。もちろんケースに入れた状態でカメラ、LCDフラッシュ、ボリュームスイッチ、ミュートスイッチが使用出来ます。ヘッドホン端子箇所にも穴が開いていますが、端子が少し奥まるのでヘッドホンによっては接続出来ないかもしれません。短い延長ケーブルを使えば解消出来そうです。
ただし、一つ残念な点はヘッドホン端子すぐ横にあるノイズキャンセリング用のマイク部分が塞がっている点。もちろん本体底面のメインのスピーカーとマイク箇所にはちゃんと穴があり、通話は全く問題なく出来ます。
その他を除けば見た目もクールなケースだと思います(背面が丸みをおびていて、iPhone 3G/3GS化する様な気もしますが ^^;;)

2010年9月1日発売予定で、Amazonでは8,980円で予約が開始されています。

iPhone 4用バッテリー付きプロテクトケース MiLi Power Spring 4 HI-C23

iPhone App: Skype Version 2.1.1がリリースされました。

今日2010年8月16日のつい先程、iPhone AppのSkypeのバージョン2.1.1がリリースされています。

日本語で表示されるバージョン2.1.1の詳細は、機械翻訳の為か全く理解出来ないので、英語版のスクリーンショットとその内容を簡単に紹介してみます。

  • You can now disable IM alerts.
    設定画面のSkypeに通知の設定に「警告」が追加され、通知表示のON/OFFが出来る様になりました。
  • The dialpad is now more responsive.
    ダイヤルパッドの感度が向上しています。(Skype Outしない場合はあまり利用しない画面かもしれませんが…)
  • The behavior of the volume, when Skype interacts with other Apps, is now much better.
    Skypeが他のアプリ(おそらくiOSそのもの)に対して影響していたボリュームコントロールの動作が改善されています。
  • When your status is set to Do Not Disturb, notification are not shown when Skype is in the background.
    Skypeのステータスを「取り込み中」に設定することによってSkypeがバックグランドで動作していてもプッシュ通知されない様になりました。

Multitasking is available only when iPhone 4, iPhone 3GS and iPod 3rd Generation running iOS 4.
マルチタスクはiOS 4が動作しているiPhone 4、iPhone 3GS、第3世代iPod Touchで利用出来ます。

We recommend using Skype when iOS 3.1.x if you own an iPhone 3G or iPhone 2G.
iPhone 3GとiPhone 2GユーザーはiOS 3.1.xでSkypeを利用する事をお勧めします。

以下にはスクリーンショット。

左側: バージョンアップ内容のスクリーンショット。日本語表示だとかなり分からない内容になっています。
中央: Version 2.1.0時の設定画面。[設定] – [Skype] で表示出来ますが、通知の項目にAlerts (警告) がありません。
右側: Versionの表示を変更し忘れているのだと思いますが、Version 2.1.1の設定画面。一番下にAlertsが追加されています。

バージョンアップは無料で、iTunesもしくはApp Storeから。

ちなみに、Skypeがバックグラウンドで動作しているとかなりバッテリーの消費が激しかったのでこれも修正されていると良いのですが、今回の変更内容に含まれていないので期待出来ないかもしれませんね。また、ボリュームコントロールの挙動が全般的におかしかったので、こちらは修正されている事に期待大です。

iPhone: iPhone 4にaisanceのリングネジ + ストラップをつけました。

8月6日に発売されたエザンスのiPhone 4対応リングネジを使ってストラップ直付けをしてみました。

詳しくは BlueDiamond Web.物欲番長blogで紹介していますので是非ご覧下さい。

iPhone 3G/3GSにもエザンスのストラップを取り付けていましたが、それに比べると相当難しかったです。前回はステンレス紐がついたネジ頭をiPhone 3G/3GSの凹んだネジ穴に捩じ込むので比較的作業がしやすかったのですが、iPhone 4の場合はリングを持った状態でネジが安定せず、なかなかネジ穴に入りませんでした。

かなり細かい作業が必要になると感じましたが、仕上がりは気に入っています。もちろんストラップを持ってiPhone 4を振り回す勇気はありませんが、気に入っているストラップをぶら下げてiPhone 4を使えるのは嬉しいです。