Mac: OS X Mountain Lionインストール完了 – 何が変わったか (3)

AppleのMountain Lionの新機能紹介第三弾。Safariの共有機能を紹介してみます。

Webブラウズをしていて、Twitterやメール、iMessageで誰か(不特定多数か特定の人に)共有したくなったときに、わざわざURLを別のアプリやWebページへコピー・ペーストしなくてもすぐに共有できる様になっています。

試しにTwitter、Messageで共有しようとすると次の様な小さなダイアログがSafariウィンドウの中央に表示され、コメントともにURLを共有する事が出来ます。

 

同じ共有ボタンには閲覧中のURLをブックマークに追加するメニュー、Emailで共有するメニュー、そして意外に便利と感じている「Reading List」へURLを登録するメニューも含まれています。

Reading List機能は、見ているWebページを後で読もうと思ったときに使える機能。Bookmarkへ追加しても良いのですが、まだ内容を読んでいなくて果たしてBookmarkに追加すべきかどうか判断できないときも取りあえずReading Listに入れておけば後で時間がある時にリストを見直して閲覧する事が出来ます。そして何より、このReading Listに登録されるURLもiCloudのBookmark同期の対象となっている為、同じiCloudアカウントで同期しているMac、iPhone、iPad間で同じReading Listを共有できます。

  

Reading Listに登録したURLはブックマック・バーの一番左のボタンか、ツールバーをカスタマイズして追加できるボタンをクリックすると表示できます。また、iOSデバイスの場合はSafariのブックマークを一番上の階層までさかのぼるとReading Listがあるので、これをタップすると登録されているURLが表示されます。iOSデバイスの場合、Reading Listに対応しているSafariはiOS 5以降に搭載されています。

 

ちなみに、Mac Safariのツールバーカスタマイズは、ツールバー上でマウスの右クリックで表示されるメニューでカスタマイズを選択するとボタンを増やしたり、減らしたり、標準のボタンセットにリセットしたり出来ます。

家でMacを使って見ていたWebサイトを出掛けた先で閲覧したいときや、出先で見つけた気になる記事を覚えておくのに便利と思います。

Mac, iPad: いつからAirPortの新規セットアップがOSレベルに統合されたのでしょう…

今まで全く気が付いていなかったのですが、Mac OS XとiOSがセットアップされていない(工場出荷時設定)のAirPort (AirMac) を検出すると、設定するかどうか選ぶメニューが表示される事に一昨日初めて知りました。

iOSの場合は、設定アプリ上でWiFi設定画面を表示していると、存在するWiFiネットワークに並んで初期設定状態のAirPortが別のカテゴリとして表示されています。そのAirPortをタップすると、デバイスから設定状況を読み込んで設定画面に遷移する様なのですが、残念ながらウチが所有しているiEEE802.11n未対応の古いAirPort Expressの場合はそれを済ませる事が出来ませんでした。おそらく最新のiEEE802.11n対応AirMac Express with Air Tunes (MB321J/A)の場合はiPadから設定が出来たのでしょうね…。

 

そしてMac OS Xも同様で、メニューバーのWiFiアンテナをクリックすると現れるワイヤレスネットワークリストに初期設定状態のAirPort Expressが表示され、それをクリックするとAirPortユーティリティが起動して設定画面へ遷移します。しかし、iOSの場合同様、ウチの古いAirMac Expressの場合は最新のAirMacユーティリティ 6.0 では設定出来ず、一つ古い Version 5.6 をダウンロードする様に促されました。結果、AirMacユーティリティ 5.6を使って設定しました。

しかし、最新のAirPortデバイスであれば、MacがなくてもiOSからセットアップ出来る状況が準備されている様で、MacユーザーでなくてもAppleのワイヤレスデバイスを導入する敷居が低くなっていると感じました。そして、将来的にはMac OS XとiOSが統合されるのかもしれません。その為に徐々に双方のOSレベルでの機能が向上しているのではないかと感じました。

iPhone, iPad: iOS 5.1リリース

日本出張中の2012年3月7日、iOS 5.1がリリースされました。

日本で宿泊しているホテルのネットワークを使ってiPhone端末からアップグレード、幾つかの新機能を試してみました。設定Appからソフトウェア・アップデートを選択すると、ダウンロード、インストールを数回の確認作業で終える事が出来ます。

  

変更内容は以下のとおり。

このアップデートには、次のような機能向上とバグ修正が含まれています:

  • Siriで日本語をサポートします(初期のサービス開始時には、使用が制限されている場合があります。)
  • フォトストリームから写真を削除できるようになりました
  • iPhone 4S、iPhone 4、iPhone 3GS、およびiPod touch(第4世代)のロック画面にカメラのショートカットが常時表示されるようになりました
  • カメラの顔検出機能で検出されたすべての人がハイライトされるようになりました
  • iPad用のカメラAppを再設計しました
  • iTunes Match登録者用のGenius MixとGeniusプレイリスト
  • iPadのテレビ番組と映画のオーディオがより大きく明瞭に聴こえるように最適化しました
  • 再生速度の変更と30秒の巻き戻しが可能なiPad用のPodcastコントロール
  • バッテリーの寿命に影響するバグを解決しました
  • 発信側の音声が途切れることがある問題を修正しました
  • KDDI登録者向けのFaceTimeおよびiMessageのサポートを追加しました (日本のみ)

このアップデートのセキュリティ内容については、次のWebサイトを参照してください:http://support.apple.com/kb/HT1222?viewlocale=ja_JP

アップグレードが完了すると、バージョンは 5.1 (9B179)、そしてモデム・ファームウェアが 2.0.10 となります。

予想通りにリリースされたSiri日本語版はSiriの設定画面から選択する事で利用出来ます。しかし、英語版に比べて若干機械的な雰囲気がするので何となくイマイチな感じ。ロック画面からのカメラApp起動方法も変更され、ホームボタンのダブルクリック無しで表示されるカメラボタンを上方向にスライドすると起動出来ます。

  

他にも細かな修正が多く入っている様で、以前Te-TsuさんがBlogで公開していた日本語変換も改善された様です。

参考リンク:

iPhone, iPad: Game Centerのお友達を増やしてみたり

iOS 4から(でしたよね?)登場したGame Center。

iPhoneやiPad, iPhone Touchのゲームが徐々にGame Centerに対応し、ゲームで色々な条件を達成するとポイントとしてカウントされたり、どの様な条件を達成したかが分かる様になっています。Game Centerに対応しているゲームをどれだけプレイしたか、獲得したポイントをみる事ができ、そしてソーシャル・ネットワーク・サービスの様にお友達がプレイしているゲームをみたり、その人たちの獲得しているポイント数を見る事が出来ます。

そもそもiOSデバイスでゲームをプレイしないので、登場してすぐに試した後はしばらく忘れている機能でした。また、登場してすぐの頃はアドレス帳に登録されている知り合いからGame Centerを使っている人を見つけたり、誘ったりして友達を増やすタイプだったと記憶しています。よって、電話番号やメールアドレスを知っている知り合いがGame Centerを使っていないと、友達が増えずにあまり楽しめなかった記憶があります。

しかし、最近になって徐々にお友達リクエストの件数が増えてきました。ところが、どなたも直接の友達ではなく、一体どうやってウチの事を見つけているのかなぁ…、と気になっていました。で、もう一度Game Centerをよく見てみると「お友達推薦」機能がある事に気が付きました。最近になってから追加されたのでしょうか?

早速試してみました。

Game Centerを立ち上げ、友達の画面にいきます。そうすると、一番上に「お勧め」が表示されているのでタップします。するとお勧めのお友達がリストになって表示されます。既存の友達の友達が表示されるようです。当然、知らない人ばかりなのですが、誰かをタップすると「お友達リクエスト」を送る事が出来るので、メッセージを添えて送ります。

   

まあ、友達が沢山になっても、ウチ自身がゲームをあまりしないのでメリットは無いかもしれませんが、いままで気付いていない事を見つけたので紹介してみました。

良かったら試してみてください。

Windows Phone: Microsoft Office Outlook Hotmail Connector について

Windows Phone 7.5 OSを搭載したHTC Radarを入手してしばらく経過するのですが、いまだにiCloudに保存されている連絡先を上手く同期出来ずにいます。

プライベートで持っているガジェット類はMac, iPhone, iPadなどApple製品が多く、手元にあるものは最新のOSで動作しているためiCloudで管理している連絡先とカレンダーがシームレスに同期出来ています。

しかし、HTC RadarはWindows Phone 7.5の為、メールは通常のIMAPサーバーとしてiCloudをセットアップ出来るものの、連絡先とカレンダーは上手くiCloudと同期出来ません。Windows LiveやGoogleアカウントとは連絡先、カレンダーが出来るのに残念な感じです。

更にMac OS XでWindows Phone 7.5デバイスをUSBで接続して同期する “Windows Phone 7 Connector” もミュージック、ムービー、写真の同期は出来るものの、連絡先とカレンダーは同期出来ず。(これについては今度別の投稿で紹介してみたいと思います)

そこで見つけたのが「Microsoft Office Outlook Hotmail Connector」。まだ試していないのですが、Windows向けのMicrosoft Outlook 2003, 2007, 2010とWindows Live Hotmailの電子メール、連絡先、カレンダーを同期出来るとの事。すなわち、1台Windowsマシンがあれば、そのマシンにiCloudコントロールパネルと「Microsoft Office Outlook Hotmail Connector」の両方をインストールして設定すればOutlook経由でiCloudとWindows Liveのアカウントの連絡先の同期は出来る気がしてきました。

果たして本当に来んな面倒な事をしなければならないのか…と気になりますが、とりあえずHTC Radarに全く連絡先が入っていないのは若干不便なので試してみようと思います。

もう一つの手段はiCloudを中心とした情報の同期を止め、iOS、Mac OS XそしてWindows Phoneの全てで同期可能なGoogleでの情報管理に移行する方法なのですが、Googleの連絡先はMac OS Xのアドレス帳と項目等が異なり、過去に失敗した事があるのでどうしても抵抗があります。

まずは「Microsoft Office Outlook Hotmail Connector」を試して、このブログで結果を紹介してみたいと思います。

参考リンク:

iPhone, iPad: バックグラウンドタスクの終了やボリュームコントロール等

2010年のネタなのですが、iOS 4から搭載されたiPhone, iPadのバックグラウンドタスクに関するエントリーが良くアクセスされています。

2011年にiOS 5とiPhone 4Sが発売され、ますます多くのiPhoneまたはiPadユーザーの方に参考にして頂いているのではと感じています。

その記事がこちら 「iPhone: iOS 4 マルチタスク – バックグラウンドタスクの管理について」 なのですが、これはiOS 5になっても変わらず、全く同じ操作方法で後ろで動作しているアプリを終了する事が出来ます。

ちなみに、iPad + iOS 5の場合で”マルチタスキング・ジェスチャー”がONになっていれば、画面上で指4本(もしくは5本)を上方向にスワイプする事で、マルチタスキング・バーが表示されます。
また、iPadでマルチタスキング・バーを右方向にスワイプすると「iPodコントロール」と「画面回転ロック」のトグルだけでなく、「画面の明るさ調整」も出来ます。

iOS4 & iOS5ユーザーの皆さんに参考にしていただければ幸いです。

 

iPhone, iPad: iOS 5.0.1 リリース

2011年11月11日、AppleからiOS 5.0.1の配信が開始されています。

もちろん、今回の変更の目玉はバッテリー消費の件。そして初代iPadでのマルチタスキング・ジェスチャーの復活となっています。その他にはiCloudに保管されるドキュメントに関わる不具合の修正、更にsiriの音声認識についてオーストラリア英語での認識率向上も修正内容に含まれています。

変更内容:

  • バッテリーの連続駆動時間に関する問題を修正
  • iPad(第一世代)のマルチタスキングジェスチャーを追加
  • “Documents in the Cloud”機能に関する問題を修正
  • オーストラリア英語による音声入力時の認識精度が向上

インストール可能なハードウェアは直前のスクリーンショットにある通り、

  • iPhone 4S / 4 / 3GS
  • iPad 2 / 初代
  • iPod touch 4G / 3G

です。

iOS 5になり、iTunesが無くてもiPhone / iPadのみでソフトウェアの更新が出来る様になっているので、試してみることにしました。といっても非常に簡単で、[Settings App] – [General] – [Software Update] と進み、[Download and Install] をタップして使用許諾に同意すればダウンロード〜再起動、インストール等全自動で行ってくれます。

画面表示の遷移を並べてみます。

ダウンロード と インストールをタップしてソフトウェア使用許諾への同意後、デバイスが電源に接続されていない場合は電源へ接続する様に促すメッセージが表示されます。OKをタップするとダウンロードが開始されます。

ダウンロード完了後、自動的にインストールの準備を進め、再起動までをカウントダウンするメッセージの表示、OKをタップするかカウントが終了するとリブートしてインストールが完了します。

インストール開始から終了まで、さほど高速ではないブロードバンド環境でWiFi接続を用いてダウンロードしましたが、10分程度で完了しました。差分のみをダウンロードして更新する様な工夫がされている様な気がします。iTunes無しでデバイスのソフトウェアが更新出来るのはとても便利ですね。