iPhone App: Eye-Fi for iPhoneがiOS 4に対応

Wi-Fi機能内蔵のSDカード、Eye-Fiを持っているユーザー向けに無料で提供されているiPhoneアプリ版Eye-FiがようやくiOS 4に対応しました。

今日2010年9月16日にリリースされたバージョン1.1.9での新機能は以下の通り。

  • iOS 4に対応
  • 写真に加え、ビデオとスクリーンキャプチャーのアップロードが可能に。
  • アプリ上でオンラインサービスの送信先を設定可能

特に記載はありませんが、iPhone 4で撮影した写真も問題なく転送できますし、高解像度のスクリーンキャプチャーもアップロードできました。もちろん、iPhone用のEye-FiアプリはWi-Fi接続時のみならず3G接続時にも写真やスクリーンキャプチャーを指定したオンラインサービスや、Eye-Fiのサーバー経由で自宅のMac/PCに転送可能です。


試しに3G経由で転送した時のスクリーンショット。
これらもEye-Fi経由で転送してきました。

価格は無料。ただし動作にはEye-Fiアカウントが必要で、そのアカウントを取得する為には前述の通り最低1枚はEye-Fiカードを持っている必要があります。アプリのダウンロードはこちらから。

ちなみにEye-Fi X2シリーズも随分市場に出回る様になった様子で、家電量販店でも徐々に入手できる様になりました。頻繁にデジカメを使っていて、撮影した写真をSDカードを取り外したりUSBケーブルでカメラとMac/PCを接続する事無く、手軽に転送したい方にはもってこいです。普通のSDカードと比べれば高いですが、一度この手軽さに慣れると癖になります。

Eye-Fi Pro X2 8GB

Eye-Fi Explore X2 8GB

Eye-Fi Connect X2 4GB

Eye-Fi: Connect / Explore / Pro X2シリーズは1ヶ月経っても品薄状態。

2010年5月20日に国内で販売されたEye-Fi X2シリーズ。RAWデータの転送が出来る様になったので(Eye-Fi Pro X2のみ)気になっているのですが、様々な家電量販店にってもなかなか見かけません。Eye-Fiのサイトで確認してみたところ上記の様な”お知らせ”が。「大変」品薄状態という事の様です。

Eye-Fiについておさらいしてみると、WiFi機能が入ったSDカード。数年前から発売されておりウチもCanonのコンパクトデジカメに差して使っています。あらかじめて設定しておいたWiFiアクセスポイントの圏内でデジカメの電源を入れるだけで撮影した写真を設定したMac/PCのフォルダや、MobileMe/Picasa等のオンラインアルバムに自動的に転送してくれます。

ウチには24時間動いているMac Miniが一台あるので、Eye-Fiからの転送先をそのMacに設定しておく事で撮影した写真をMBPやAirから見に行く事が出来てとても便利です。もちろん、24時間動いているMac/PCが無くても一旦Eye-Fiのサーバーに写真をためておき、Mac/PCの電源が入ったときにローカルへ転送するモードもあるのでデジカメをUSBケーブルで接続したり、SDカードを取り出す面倒さが無くなります。

Eye-Fi X2シリーズはさらに容量が大きくなり、SDカードの性能としてもClass 6、WiFiはIEEE802.11 a/b/g/nに対応するなど、従来のEye-Fiに比べるとかなりパワーアップ。また、「無限のメモリーモード」という不可解な名称の機能が追加され、SDカードの空き容量が無くなり撮影できなくならない様に、転送が終わったファイルを古い順に自動的に削除する事も出来ます。従来のEye-Fiの場合は転送が終わった事を確認し、デジカメを操作して自分で削除しなければならなかったので、さらに手間が減って便利そうです。

また、カメラによっては液晶画面にEye-Fi X2カードの動作状況が表示されます。実家にあるSONY アルファ NEX-3でEye-Fi X2カードを使ってみると、液晶画面の左上に写真を転送中のアイコンが表示されます。この表示があれば、転送が終了したかどうかを確認してからデジカメの電源を切る事が出来てよいですね。

唯一気になるのはこちらの記事で紹介したムービーを撮影した時のノイズ。この事を除けばEye-Fiが言う様に「最強のSDカード」です。

気になるお値段はSDカードの数倍…。コストの面でハードルは高いのですが、一度手に入れるとこれなしではいられない便利さです。2010年6月26日、Amazonで調べてみると在庫が有るショップも見かけますので、そろそろ供給が需要に追いついてきたといったところでしょうか。

*価格情報は2010年6月21日現在のものです。

Eye-Fi Center Version 3.1.9 リリース

無線LAN機能を搭載したSDカード Eye-Fi のデスクトップ用アプリケーションであるEye-Fi Centerが2010年6月9日にバージョン3.1.9になっています。

Eye-Fi Helperを起動すれば自動的にバージョンをチェックして、古い場合にはバージョンアップを促してくれます。当然バージョンアップは無料ですし、再起動も不要です。

バージョンアップ後のEye-Fi Centerで明らかにインタフェースを見て変化に気がつくのは、旧バージョンではEye-Fiカード設定画面の一つのタブとして存在していた「アカウント設定」が独立した事。

一つのEye-Fiアカウントで複数のEye-Fiカードを管理している状況を考えれば、この方が使いやすい事は明らかです。今までの場合はアカウントの設定内容を変更する場合に、いずれかのEye-Fiカードの設定画面を表示する必要がありましたが、バージョン3.1.9からはEye-Fi Centerのメニューに「アカウント情報」が追加されています。

その他の変更内容は次の通り。

Features:

  • Devicescape Integration
  • Support for multi-resolution thumbnails for locally delivered photos
  • Helpful Tips
  • Multi-Registrations. Customer are now able to register multiple Eye-Fi Cards all in the one Eye-Fi Center session
  • Account has been moved out of the Settings dialog into it’s own separate dialog
  • Keyboard shortcuts for the FileSlideshow widget. +- now adds/removes files to/from the publish tray
  • Helpful Tips

Fixes:

  • Improved applications memory utilization
  • ‘Open in Day View’ option from the recent list will now go to the correct page in the day view if there is pagination in that day
  • Preferences Fix. Users can now specify how many photos they wish to see in the day view

Eye-Fi: Eye-Fi用新しいソフトウェア Eye-Fi Center

いよいよ明日2010年5月20日に発売されるEye-Fi X2シリーズと一緒に、Eye-Fi用のソフトウェアもバージョンアップし、Eye-Fi ManagerからEye-Fi Centerになっています。

従来のEye-Fi Managerはブラウザを使ったWebアプリでしたが、今度のEye-Fi Centerはネイティブなアプリケーションになっています。イメージの一覧表示や、オンラインアルバムサービスへの再アップロード等をより直感的に行う事が出来ます。

ダウンロードはEye-Fi Supportサイトから。ダウンロードサイトは英語になっていますが、アプリケーションそのものは日本語表示されます。また、Mac OS X用とWindows用の両方が用意されています。

もちろん、Eye-Fi X2シリーズではない従来のモデルでも扱えます。インストールからアプリケーションの操作画面まで、スクリーンショットを撮ってみましたので載せてみます。

Eye-Fi: X2シリーズ5月20日国内発売

以前こちらのエントリーで紹介したEye-FiのX2カード3モデルの日本国内販売が決定し、2010年5月20日より順次家電量販店やオンラインストアで販売するそうです。

Eye-Fi X2シリーズについておさらいすると、主に次の様な機能があります。

  • エンドレスモード
    転送が完了した写真が古い順に自動的に削除され、デジカメで削除しなくても空き容量を確保してくれます。
  • ジオタグ(位置情報)機能により写真を撮影した場所を記録 (Eye-Fi Pro X2, Eye-Fi Explore X2)
    GPSは内蔵していませんが、市街地に設置されている無線LANのホットスポットなどを元に撮影場所を特定して写真のExif情報やオンラインサービス上のタグとして保存。
  • アドホック転送に対応
    wifiアクセスポイントが無くても、クライアントMacやPCに内蔵のwifiインタフェースとアドホック接続して転送が出来ます。
  • RAWに対応 (Eye-Fi Pro X2)
    デジタル一眼レフカメラ等のRAW画像の転送にも対応。
  • SDメモリclass 6
  • 無線LAN規格 IEEE802.11n に対応

さらに詳しい情報はアイファイジャパンのこちらのページで。2010年5月13日からAmazon直営ストアで予約が開始されています。

Eye-Fiを使うと動画にノイズが入る現象

物欲番長blogでも紹介している通り、ウチはコンパクトデジカメではEye-Fiを使用しています。wifi機能内蔵のSDカードで、設定した無線LANアクセスポイントの圏内でデジカメの電源をONするだけで、撮影した写真や動画がMacやMobileMeのギャラリーにどんどん転送されるのでとっても便利です。このEye-FiのおかげでデジカメからSDカードを取り外す手間や、デジカメとMacをUSBケーブルで接続する手間がなく、重宝しています。

がしかし、以前からずっと気になっていた事が。それは、Canon IXY DIGITAL 930ISへ乗り換えた頃から、動画にノイズがたくさん入るという事。Eye-Fiの導入は930ISへの乗り換え直後だった為、今日まで何が原因で撮影した動画にノイズが入るのかを検証していませんでしたが、先日もせっかくのTokyo DisneySeaで撮影した花火の動画がノイズだらけで楽しめなかった事も踏まえ、検証してみました。

結果: IXY 930IS と Eye-Fi の組み合わせ時のみノイズが入り、普通のSDカードの場合はノイズが入らない。

という事が判明。動画に入ってしまうノイズは何となく無線LANの送受信のタイミングで発生している様な気もしていたので、念のために普通のSDカードを使って動画を撮影して検証した結果、確認できました。

検証の為に撮影した動画を置いておきます。スピーカーのボリュームを調整しながら聞いてみてください。Eye-Fiは特に最後の方で大きなノイズが聞こえますのでご注意を。

Eye-Fiで撮影した動画: 930IS Eye-Fi Movie

普通のSDで撮影した動画: 930IS SD card Movie

聞いて頂ければ分かる通り、Eye-Fiに内蔵されているwifiモジュールから出力される電波が、930ISのマイク信号ラインにノイズとして入ってしまっている様に感じます。これはEye-Fiの使用を中止するほか、解決法はなさそうですね…。

Eye-Fi X2 シリーズ (Connect X2, Explore X2, Pro X2)

ウチも愛用しているEye-Fi (wifi機能搭載のSDカード)で最近新しいシリーズがリリースされましたね。

Connect X2、Explore X2、Pro X2の3種類があり、それぞれ容量はConnect X2が4GB、Explore X2とPro X2は8GBです。

主な機能は次の通り。

  • IEEE802.11nにも対応しているWi-Fiネットワーク経由での撮影した写真やビデオの転送。
  • Endless転送モード。Eye-Fiがネットワーク経由で転送を完了すると自動的に削除しSDカードの空き容量を確保する機能。Wi-Fiネットワーク圏内にいれば、どんどん撮影してもどんどん転送して、エンドレスに写真撮影をする事ができます。
  • 自動転送。設定したWi-Fiネットワーク圏内でデジタルカメラの電源を入れるだけで自動的に転送をしてくれます。カメラ上で特別な操作も必要なく、MacかPCの指定したフォルダへファイルを転送してくれます。設定によってはMac・PCの電源が入っていない場合でもEye-Fiサーバ経由で転送できるので、次回Mac・PCの電源を入れたときに転送が完了します。
  • 互換性。SDカードとして動作し、カメラから供給される電力でWi-Fi経由でのファイル転送をするので、ほとんどのカメラに差し込むだけで使う事ができます。
  • 自動共有。MacやPCへの転送のみではなく、Flickr, Facebook, Picasa, MobileMe, YouTubeへ写真やビデオを自動的に転送する事ができます。(プライバシーの考慮は必須です)
  • Wi-Fiホットスポットサービス対応。アメリカでのみ対応ですが、合衆国内の数多くのWi-Fiホットスポットを1年間無料で利用する事ができます。(Explore X2とPro X2のみ)
  • Geotagging。Wi-Fi Positioning Serviceを用いて写真の撮影場所を自動的に画像ファイルに埋め込み、撮影場所がわかるようにできます。(Explore X2とPro X2のみ)
  • Ad Hoc転送対応。これまでのEye-FiはいずれもWi-Fiアクセスポイント経由での無線LAN接続でのファイル転送でしたが、Pro X2はAd Hoc接続に対応し、外出先でMacやPCとAd Hoc接続してファイル転送をする事ができます。(Pro X2のみ)
  • RAWファイル転送対応。デジタル一眼レフで主に使われるRAWフォーマットも転送してくれます。(Pro X2のみ)

現行モデルに比べるとかなり進化したように感じます。特にPro X2はデジタル一眼レフカメラでの使用も前提に設計されており、Endlress転送モードと組み合わせる事で、ほとんど撮影済み写真の削除操作をせずにどんどん写真撮影を楽しめそうです。

まだ国内では発売されていませんが、アメリカでの価格は以下の通りです。

  • Connect X2 (4GB): USD49.99
  • Explore X2 (8GB): USD99.99
  • Pro X2 (8GB): USD149.99

参考リンク: Eye-Fi Product Page