今日は2010年12月末に入手した海外版SIMフリーの Huawei IDEOS U8150 (EmobileのPocket WiFi S – S31HW や 日本通信の BM-SWU300 と同等のハードウェア) を工場出荷時設定に初期化してみました。
小さくてコンパクトなU8150なのですが、今朝最新版が発表されたGalaxy SシリーズやTe-Tsuさんが持っている Nexus One に比べるとパフォーマンスが劣り、全体的に動作がモッサリしており、何となく購入した時と同じ状態に初期化したら何か変わるのではないか…という思いつきでした。
という事で、[設定] – [プライバシー] – [データの初期化] を選択して何度か問われる確認メッセージに全て肯定的な答えを与えると、箱からドロイド君が出てきたイメージ画像に切り替わり全てのデータが削除されて工場出荷時状態に戻ります。
SDカードに保存された音楽データや写真データは削除されませんが、マーケットなどからインストールしたアプリやアプリの設定、アカウントの設定など全て失われるので、試される方は予めバックアップを忘れずに。
デバイスが再起動して初期設定画面になるのですが、ここで早速驚きが。それは、Emobileの赤SIMを入れた状態で起動すると初期設定画面のインストラクションが全て日本語で表示される事。そして初期設定を終えた後の設定、メニュー、アプリのタイトルなど全て日本語で表示されています。昨年末の一番最初の設定時にはSIMカードを挿入していなかった為、中国語としばらく格闘してから、初期設定の一番最初の画面で言語を英語に切り替えられる事を発見したのですが、日本国内のSIMが挿入されていると最初から日本語が表示出来ました。
そして次に驚いた事は初期化前と比べて圧倒的に動作が軽快である事。これほど違うとは思いませんでしたが、初期化前に比べて明らかに実感出来る程動作がスムースです。これならFacebookやTwitterクライアントをインストールし、ホーム画面にウィジットを表示していてもそれほど悪くありません。
言語設定の話に戻りますが、さすがに日本語の入力は初期状態では出来ませんでした。IMEをインストールする必要があります。しかし、不思議な事は [設定] – [言語とキーボード] – [言語を選択] のリストに「日本語」が存在していない事です。ちゃんと日本語は表示されているにもかかわらず、選択可能な言語一覧に日本語が無いという不思議な状態になっています。尚、試しに英語をしたところ、インタフェースが全て英語に切り替わり、その後も[言語を選択]のリストには日本語が表示されず、戻れなくなってしまいました。
初期設定時に日本のSIMを装着しておき、インタフェースが全て日本語で表示されている場合、[言語とキーボード] – [言語を選択] で別の言語を選択しない方が賢明の様です。もちろん、サードパーティーのAppをインストールすれば日本語のみならず様々な言語へ切り替える事も出来ますが。
デバイスによっては異なる結果になる可能性もあると考えられますので参考までに。初期化によるデータ紛失にはご注意ください。
HUAWEI IDEOS U8150 (Android OS 2.2 Froyo搭載)