Apple JapanがiTunes Storeで映画レンタル & 販売を開始

2010年11月11日、Appleが日本のiTunes Storeでの映画販売とレンタルを発表しています。あわせて、第2世代Apple TVの国内販売も発表。(ウチは海外から仕入れたのでもう少し待てば良かったかな…と)

MacのiTunesを起動してみると、iTunes Storeに映画が沢山並んでいます。iTunes Storeの一番上のメニューにも映画が追加されています。ウチが途中見逃した作品があるハリー・ポッターも最初の作品から数多く揃っており、日本語字幕版と日本語吹き替え版が選べる様になっています。

価格は次の通り。

  • HD版 – 購入 – 旧作および準新作: 2,000円
  • HD版 – 購入 – 新作: 2,500円
  • HD版 – レンタル – 旧作: 300円から
  • HD版 – レンタル – 新作: 500円
  • SD版 – 購入 – 旧作: 1,000円
  • SD版 – 購入 – 準新作: 1,500円
  • SD版 – 購入 – 新作: 2,000円
  • SD版 – レンタル – 旧作: 200円から
  • SD版 – レンタル – 新作: 400円

家にいながら手軽に映画をレンタルしたり、購入できるメリットを考えれば高くない価格に感じます。

レンタルの場合は、レンタル開始から30日以内に視聴し始める必要があります。そして、視聴し始めた時刻から48時間は何度でも好きな回数視る事ができ、視聴開始時刻から48時間が経過すると自動的にレンタルが終了してiTunesライブラリから削除されるというもの。

そしてもちろんMacのiTunesのみでなく、iPhoneやiPad、iPod TouchのiTunesにも映画コンテンツが出現しています。

iPhoneではこんな感じ。プレビューを視たり、そのままレンタルや購入が出来ます。

iPadの場合はiPhoneに比べて多くの情報が一画面で見えて良い感じです。もちろん、iPad上でプレビューを視たり、レンタル、購入が可能。

でも気になるのは、映画レンタルの詳細ページに表示されているイメージの下に「30 Days Rental & 24 Hours to Watch」になっていますが、右側の説明文では「48時間以内に視聴」となっている点。おそらくイメージが誤っていると思われます。

そして、もっと気になるのはその説明文に「iPadでレンタルした映画はiPadでのみ視聴できます」という文言。iOS 4.2がリリースされてもiPadでレンタルした場合はAirPlayでApple TV等へ再生する事は出来ないのか、それともまだiOS 4.2がリリースされていない為にこのような説明になっているのかが気になります。

そしてMac OS X標準搭載のFront Rowにも変化が現れていました。ムービーコンテンツの中にRSS配信チャンネルが追加されており、選択すると映画の説明とプレビューを視聴する事が出来ます。でもレンタルや購入は出来ませんでした。

発表文にも記されていますが既に1000本以上の国内、海外の映画をレンタル、購入できる様です。日本国内では地デジ化に伴ってHDMI端子を装備したテレビが多く出回っているので、Apple TVが8800円という価格で発売されれば映画のレンタル、販売との相乗効果でかなり大きなマーケットシェアになりそうな気がします。

iPhone: 時刻が突然ずれたという話を聞きました。

今日2010年11月10日に同じ職場の人から「iPhoneの時計が50分程度突然ずれた」という話を聞きました。話を聞いてすぐに自分のiPhone 4を見てみましたが、特に問題無し。果たしてどの時計が正しいか分かりませんが、ほぼ正確な時間を示していました。それにしても50分程度ずれるというのは、タイムゾーンの設定が誤っているとも思えず、結局原因分からずのままでした。

iPhoneには日時と時刻、時間帯(タイムゾーン)を自動的に設定する機能が搭載されています。この機能は、携帯キャリアがNITZ (Network Identity and Time Zone) をサポートしている場合のみ機能します。知っている限りでは日本でiPhoneを販売しているSoftBankはNITZに対応していないと思っていました。しかし、日中に話を聞いた職場の人はiPhoneの日付と時刻の自動設定がオンになっていたという事なので(といってもウチのiPhoneも自動設定がオンなのですが)、もしかしたら知らないうちにSoftBankがNITZに対応していて、そのために時刻がずれたのではないかと仮定して実験してみました。

その1: SoftBankのネットワークで試してみたいので、WiFiをオフにして3Gネットワーク接続にします。

その2: iPhoneの「設定」-「一般」-「日付と時刻」で、「自動設定」をオフに設定。

その3: 表示される「日付と時刻を設定」で、意図的に時刻を5分程度進めてみます。手動で時刻を変更すると一番上に表示されている時計の時刻も変化して、反映された事が確認できます。

その4: そして再度「自動設定」をオンに設定してみると即座に正しい時刻に修正されました。

ということで、ソフトバンクのネットワークでもNITZを用いた日付、時刻、タイムゾーンの自動設定が出来ている様です。となると、もしかするとSoftBankのシステムに一時的に何らかの障害があって時刻が大幅にずれてしまったのかもしれませんね。あくまでも想像なので全く異なる原因かも知れません。参考までに。

[2010年11月23日 訂正]

今日 ゆっけ さんからコメントを頂きました。やっぱりソフトバンクのネットワークではNITZをサポートしていないとの事です。さらに、全ての通信(3G、WiFi、GPS)をOFFにしても「自動設定」をONにした途端、時刻が修正される様です。iPhone内部に別の時計が入っているんでしょうか。ますます時刻が狂う原因がよく分からなくなってきました。

もし「自動設定」をオンにしていて頻繁に時刻がずれてしまうのであれば、一旦日付と時刻、時間帯の「自動設定」をオフにして様子を見てみるのも良いかもしれません。
ちなみに、MacやPCにiPhoneを接続し、iTunesと同期したタイミングでiPhoneの時刻がMac/PCの日時設定に調整される場合があるので、Mac/PCの時刻設定も正確にしておいた方が良さそうです。最近のOSはNTPで自動的に日時が設定される様になっているので大幅に誤っている事は少ないと思いますが。

ところで、iPhoneの時計(自動設定をオンにしている場合はすなわちSoftBankの時計)が正確かどうかを検証するには Emerald Time というアプリが便利です。

NTP (Network Time Protocol) を使い、iPhoneのタイムゾーン設定の正確な時刻を表示してくれます。もちろんネットワークに接続されている必要がありますが、100ミリ秒単位で表示してくれるので正確な時刻を知りたいときには使えそうです。

ただし、iOSはAppがシステムの時刻を変更する事を許可していない為、iPhoneの日時設定が自動的に修正されるものではありません。

参考リンク: Emerald Time – iTunesで開く – 無料, iPhone & iPad Universal App

iPhone, iPad, iPod: Dockコネクタのキャップ

リックスのiPhone、iPad、iPod用Dockコネクタキャップを手に入れてみました。

今まで使っていたDockコネクタキャップはiPhone 3GS用のケースに付いてきたオマケだった為、別のiPhoneケースとの勘合が悪く、不用意に外れてしまっていました。

時々家電量販店で代わりのコネクタキャップを探していたのですが、3個入りで700円程度と高かったので躊躇していたのですが、今日見つけたリックスのDockコネクタキャップは5個入りで約350円と安価でした。色はブラックとホワイトがありますが、何となくブラック。シリコン素材なので真っ黒というよりは少し透けている様な色に見えます。

5個セットなので気がつかないうちにiPhoneから外れて紛失しても安心ですね。

Dockコネクタキャップブラック RX-IPCAPBK

Dockコネクタキャップホワイト RX-IPCAPWH

早速iPhone 4、iPad、iPod Nanoに取り付けてみました。iPhone 4はBumperに入れた状態でも押し込めば装着する事が出来ました。ただし、BumperのDockコネクタ部の凹みにしっかり入り込んでしまうので取り外すのがちょっと面倒。おかげで容易に外れる事はなさそうです。

iPadはApple純正のケースに入れた状態で全く問題なく装着できますし、iPod Nanoの場合もキャップの厚みが比較的薄いので装着していても邪魔にならないと感じました。

Dockコネクタへのゴミや埃が気になる方にはお勧めです。

iPad / iPhone: Matias Folding Keyboard

iOS 4以降をインストールしたiPhone 3GS、iPhone 4やiPadに接続して使えるBluetoothワイヤレスキーボードは色々なメーカーから発売されていますが、カナダのMatiasというメーカーからはテンキーまで搭載されているフルサイズの折りたたみ式キーボードが発売されています。

ほぼ中央部分から半分のサイズに折り畳む事が出来、持ち運ぶときにはコンパクトに出来ます。重量は433gなのでiPadの半分より少しだけ重たい位。

当然iPadやiPhone以外にもBluetooth内蔵のMacやPCでも利用する事が出来ます。といっても持ち運ぶ為のMacBookシリーズには既にキーボードがある訳なので、わざわざFolding Keyboardを一緒に持ち歩く事はないと思いますが。

Amazon.co.jpでも扱われていますが、JIS配列のみ。海外メーカーのキーボードなのに国内ではUS配列の型番を扱っているショップがありませんでした。

Matias Bluetooth Folding Keyboard MacWireless JIS

iPhone 3G、iPod Touch 2G、iPod Touch 3G (8GB)モデルはiOS 4にアップグレードしても使えない様なので注意が必要です。

iPhone と Mac と MobileMe と iPad で ToDo同期

今年の1月に色々試行錯誤した、持ち運びに便利なiPhone上でToDoの編集や操作をして、さらにネットワーク経由でiPhone、MobileMe、Mac全てに同期する方法について再検討してみました。というのは、MobileMeカレンダーが新しくなり、CalDAVプロトコルになった事でAppigo SyncによるiCalとAppigo ToDoの同期が思い通り動かなくなってしまった為。Appigo Syncをインストールし直すなど、AppigoのWebサイトには解決の手助けになりそうな情報が載っていたのですが、ウチの環境では何度か試しても同期するたびにiPhone上に同じToDoが複数出来上がってしまう現象に遭遇し、しばらく使わずにいました。

今回は「eTask」というAppを使ってみました。無料のLite版は無く、2010年11月4日現在の価格はiPhone用が700円、iPad用が1000円です。ちょっと躊躇する価格なのでユニバーサルアプリにしてくれたら嬉しいのですが、残念です。とりあえず出掛ける時にほぼ間違いなく持ち歩くiPhone用を購入してみました。

このeTaskはMobileMe(CalDAV)だけでは無く、MS Exchange 2007やKerio、Exchange Web Service等の様々なサーバーとToDoを同期する事が出来ます。そしてもちろん、iPhone上のeTask単体でToDo管理をする事も出来るので、オンラインサービスとの連携が必要ない場合にはスタンドアロンで使う事も出来ます。

1月にセットアップした仕組みとは異なり、eTaskがWiFiもしくは3Gネットワーク経由でMobileMeと同期できるので、iPhoneとMobileMeの間でToDoの同期をさせる為の常時稼働しているMac等は必要ありません。eTaskを購入したらMobileMeカレンダーとToDoを同期する為の設定をします。

eTaskの設定

1. eTask Appを起動。アカウント一覧画面になるので、右上のEditをタップ、Edit画面では左上の + をタップしてアカウントの追加画面を表示します。

2. MobileMeを新しいカレンダーに移行していればAccount TypeはCalDAVで大丈夫です。必要事項を入力します。入力後、Find the URLでカレンダーを選択する必要があるので、Saveはまだタップしません。

Description: アカウントリストに表示される文字列。MobileMe上に複数カレンダーがある場合は工夫した方が良いです。例えば MobileMe – Work とか MobileMe – Home など。(スクリーンショットはカレンダー名を入れていない時にキャプチャしましたが、後からカレンダー名を入れた方が分かりやすい事に気がつきました)

URL: MobileMeであれば https://cal.me.com

User Name: MobileMeのアカウント。<ほにゃらら>@me.com

Password: MobileMeのパスワード。

Secure Authentication: OFFで大丈夫そうです。

3. MobileMe上のカレンダーを選択します。Find the URLをタップすると、複雑ですが、入力したMobileMeアカウントに存在するカレンダーの一覧が表示されます。参照カレンダー(祝日などの為の)も表示されますが、ToDoは自分のカレンダーでのみ扱えるので、リストから同期したいカレンダーを選択します。必ずカレンダーを選択して、右上のSaveをタップするか、左上のAdd Accountをタップします。カレンダーを選択せずにSaveするとその後Find the URLをタップした時にカレンダーの一覧が表示されなくなります(アカウントの追加をキャンセルするか、Test & Browseをタップすれば元に戻るみたい)。

4. 後から設定を変更する事も出来るので、カレンダーを選択したら一度Saveしてみます。複数のカレンダーと同期させる場合は同じ作業を繰り返して追加します。

試してみる

eTaskのタスク一覧画面で右下の新規ToDo作成をしてみます。日本語も問題なく入力、表示、同期できました。

ToDoのタイトル、場所、新規追加画面でアカウントを選択出来ました。

さらに、開始、終了日時の設定が5分単位で出来たり、進捗状況、優先度の設定も出来るなどきめ細かな設定項目が用意されています。

Reminderの設定は、開始か終了の何分前後や、日時を指定した設定が出来ます。

追加してアカウント一覧が面に戻るとToDoの件数が表示されています。また、完了していない件数がホーム画面でeTaskのアイコンにバッジ表示されます。

ReminderはiPhoneがロックされている時や、eTaskを操作していなくてもPush Notificationの様に表示されます(初回起動時にプッシュ通知の警告は無かったので、iPhone内部で動作している様です)。

ちょっとインタフェースに慣れるまで戸惑うかもしれませんが、MobileMeへの同期も瞬時に行われ、Mac上のiCalへの反映もスムースです。

ただし、Reminderの設定をiPhoneのeTaskで「Dueの5分前」と設定したにもかかわらず、MobileMe経由で同期されたiCal上では「前日の11:50PM」と表示される事がありました。iCalでToDoを扱う場合は、分単位でアラームの表示を設定する事が出来無いので、eTask側からの情報を正しく処理出来ないのかもしれません。iCal側で日時指定したアラームは正しくeTask側にも反映されたので、日時で指定すれば実用上は問題ないと思います。

参考リンク:

iPhone / iPad: 最近気になったアクセサリ類 (21-Oct-2010)

ここ最近で気になったiPhone 4やiPad関連のガジェットやグッズを紹介してみます。

まずは手袋をしたままiPhoneやiPadを操作できるiTouchGloves。iPhoneやiPadの液晶画面には静電容量式のタッチパネルが用いられている為、普通の手袋をしていると操作が出来ません。これからの季節、徐々に寒くなるにつれて手袋をする機会が増えると思うのですが、そんな時、このiTouchGloveであれば手袋をしていても操作できるという優れものの様です。要するに導電性のある素材を混ぜて作ってあるのだと思いますが、良いアイディアですね。

iTouch Gloves アイタッチグローブ : 1890円

次はELECOMのタッチペン。しばらく前からiPadを操作するときに画面の表面に残る指紋と指先の油が気になっていたので、タッチペンを使い始めようか悩んでいました。このタッチペンはペンの反対側がヘッドフォン端子に差し込んでおける形状になっており、iPhoneやiPadと常に一緒に持ち歩く事が出来て便利そうです。

色も3色なのでケースにあわせたり、好きな色のペンを選べそうですね。

ELECOM iPad iPhone用タッチペンmini ブラック AVA-TP01BK : 956円
ELECOM iPad iPhone用タッチペンmini シルバー AVA-TP01SV : 910円
ELECOM iPad iPhone用タッチペンmini レッド AVA-TP01RD : 910円

iPad用のインナーケース、Ultra Protection Sleeve, SlimSサイズ。「1680D バリスティック・ナイロン」という防弾ベストなどにも使われる素材で出来ていますので、ナイフも通さない頑丈な作りです。とはいえ、iPadがナイフで刺されるシチュエーションは一般生活では無いでしょうが….。iPad用のぴったりサイズで、ブラックのシンプルなデザインも良さそうです。

Ultra Protection Sleeve Slim for iPad : 3,480円

*価格等の情報は2010年10月21日現在のAmazonでのものです。

MobileMe: 新しいMobileMeカレンダーがリリースされてから…

2010年10月14日、Appleが提供するMobileMeサービスのカレンダーが一新されました。

既にベータ版の新しいMobileMeカレンダーを利用していたので、iPadにはCalDAVプロトコルで同期する様に設定を済ませていたのですが、ベータが終了し正式リリースとなった後、なぜかちゃんと同期されなくなった気がしていました。

今日もMacで追加したイベント情報がiPad側に同期されず、悪戦苦闘。iOS 4.1で動作しているiPhone 4は何事も無かった様にしっかり同期できています。

MobileMe Newsの新しいカレンダーのリリースを発表したページにも以下の通り記載されている様に、iOS 3.2で動作しているiPadはプッシュカレンダーアップデートに対応していません。よって、フェッチで新たなイベント情報をMobileMeのサーバーから取得してくるはずなのですが、カレンダー Appを起動してもなぜか更新されません。

新しいMobileMeカレンダーのシステム要件:

  • iPhoneまたはiPod touch:iOS 4.1
  • iPad:iOS 3.2;プッシュカレンダーアップデートには、iOS 4.2(11月に公開)が必要です。
  • Mac:Mac OS X Snow Leopardバージョン10.6.4
  • Windowsパソコン:MobileMeコントロールパネルバージョン1.6.3およびOutlook 2007または2010

いつもであればカレンダーAppを起動した時、処理中を示すアイコンが表示されてイベントが湧いて出てきた様に表示されるはずなのですが。

結局、設定し直す事で解決できました。あわせて、今までフェッチは手動に設定していたのですが、iOS 4.2がリリースされるまでの間は30分毎にフェッチする様に設定を変えてみました。これでしばらく様子を見てみようと思います。

MobileMeのアカウントとは別に、その他のアカウントとしてCalDAVを選択しcal.me.comサーバーを設定する必要があります。MobileMeのカレンダー同期をONにしておいても特に問題は無い様です。

CalDAVはプッシュカレンダーではないので、データの取得方法を見るとフェッチになっています。手動としておけばカレンダーApp起動時にデータを取得してくるはずなのですが、再設定前になぜか上手く動いていなかったので30分毎に取得する様に設定しておきました。

そういえば先週末からLeopard Mac OS Xで動作しているMac Miniが不調になったのもこの新しいMobileMeカレンダーが影響しているのでしょうか。MobileMeのページに記載されている情報では、新しいカレンダーはSnow Leopardのみサポートの様なのです。MobileMeカレンダーも利用しているのですが、その他に使用しているソフトウェアの都合上Snow Leopardへバージョンアップしたくないのですが….。ちょっと困りました。

参考リンク: