ソフトウェアアップデート: iPhone構成ユーティリティ Ver.3.0

今日(2010年7月15日)、AppleからiPhone構成ユーティリティのバージョン3.0がリリースされています。

既にインストール済みの場合はソフトウェア・アップデートからバージョンアップ出来ます。まだの方はAppleのサイトから Mac 用Windows 用をダウンロード出来ます。なぜかページのタイトルは 2.2 になっていますが、実際には 3.0 がダウンロード出来ます。

バージョン3.0の概要は次の通り。

iPhone 構成ユーティリティを使うことで、構成プロファイルを作成、保守、暗号化、およびインストールしたり、プロビジョニングプロファイルや承認済みアプリケーションを追跡およびインストールしたり、コンソールログなどのデバイス情報を記録したりする作業を簡単に行うことができます。

構成プロファイルは XML ファイルで、デバイス・セキュリティ・ポリシー、VPN 構成情報、Wi-Fi 設定、APN 設定、Exchange アカウント設定、メール設定、iPhone や iPod touch からのエンタープライズシステムの操作を許可する証明書が含まれています。

iPhone: SONYがiPod / iPhoneドックスピーカーを発売

WALKMANでおなじみのSONYが、Apple iPodとiPhoneに対応したDockスピーカーを発売します。発売日は2010年7月21日予定のようです。そもそもウォークマンとiPodは競合する商品の様な気がしますが、SONYの魅力的なアクティブスピーカーがiPodやiPhoneに対応するのはApple好きなうちにとってはちょっと嬉しいですね。iPod用スピーカーとしてある程度の音質を求めたいけれど、BOSEは高すぎるので、手の届くレンジでメジャーなSONYのスピーカーは人気が出るのではないでしょうか。

いずれのモデルも離れたところから操作できるリモコン付き。iPhone 3GとiPhone 3GS用のDockアダプターは付属している様ですが、iPhone 4用については記載がありません(付いてこないのでしょうね。何故だろう)。

SRS-GCS10IP

時計とAM/FMラジオが一緒になったスピーカー。iPodとiPhoneに対応しており、iPhone 3G/3GS用のDockアダプターが付属しています。アラーム機能で、iPodに保存されている音楽で目覚める事も出来る様です。オープン価格ですが、SonyオンラインストアとAmazonでは14800円で予約受付中。カラーはブラックとホワイトの2色展開です。

SRS-GU10IP

もう少しクラスの高いスピーカー。今回発売される3種類の中では出力が一番大きく、最上位に位置づけられています。時計やAM/FMラジオは無く、シンプルなドックスピーカーですが、重低音を含め音質は良さそうですね。価格は同じく14800円。カラーはブラック1色です。

SRS-V500IP

ウチが一番気になっている商品。ちょっと不思議な形状をしていますが、筒状の本体上部から音が出る構造になっており、360度に広がります。他社でも似た様な無指向性のスピーカーが発売されていましたが、このSONYのスピーカーは本体が台座から外れ持ち運ぶ事が出来ます。とはいえバッテリー駆動ではないので、付属のシガライターアダプターを使って車の中で使う事を前提に考えられている様です。サイズもペットボトルとほぼ同じなので、車内のカップホルダーに入れてiPodやiPhoneに保存した音楽を聴く事が出来ます。カラーはブラック、オレンジ、ピンクの3色、いずれも光沢仕上げになっていて、家電量販店でウォークマン用のモデルを見た事がありますがクールなデザインです。価格は19800円です。

Mac: MobileMeのカレンダーBeta申し込み受付中

昨日(200年7月7日)、iPhoneのメール Push と Fetch の違いについてウチのブログに書きながらMobileMeのWeb Mailからメールを送信し、その後MobileMeのカレンダーを見に行ったらBETA申し込みの受付中でした。

バナーは以前のメール Beta と似ていますね。とりあえずクリックしてベータ参加申し込みしてみました。利用可能になるのを楽しみに待ってみます。

iPhone: ケースに入れたままでもSync出来るスタンド

KONNET ReflexDock Plusというスタンド。Apple純正のDockとは異なり、Dockコネクタ部分がスタンドよりも飛び出ています。

なのでTPU素材ケースやシリコンケースに入れた状態のiPhoneやiPodを置いて充電したりiTunesと同期させる事が出来るのです。

もちろん、デスクの上に置いてDockケーブルを接続すれば十分という場合は不要なのですが、せっかくデザインが素敵なiPhoneをクールに置いておきたい場合や、時計代わりに使っている時には重宝しそうです。

Dockコネクタが飛び出ている分置いたときに若干不安感がありそうですが、背もたれ部分で支えてくれる構造の様です。

背面にはDockコネクタとステレオミニジャックがあり、スピーカーを接続すれば充電しながら音楽再生を楽しめます。

色はブラックとホワイトの2色で、USB Dockケーブルとオーディオケーブルが1本ずつ付属しています。

KONNET ReflexDock Plus iPhone iPod スタンド ブラック オーディオケーブル USBケーブル付属 KN-8266

KONNET ReflexDock Plus iPhone iPod スタンド ホワイト オーディオケーブル USBケーブル付属 KN-8265

iPhone: Gmailアカウントのセットアップ方法による違い – プッシュとフェッチ

iPhoneを使うようになるとちょっと慣れないのが「メール」の”プッシュ”と”フェッチ”の違い。MobileMeやYahooのメールを設定すると自動的に”プッシュ”となり、そのメールアドレスにメールが届くとiPhone上でメールアプリを開かなくても即座にサーバーからメッセージがiPhoneに届きます。ところが、”プッシュ”に対応していないメールサーバーのアカウントを設定すると、あらかじめ設定しておいた定期的な間隔もしくはメールアプリを起動したときにサーバーにメッセージを取りにいかないとiPhoneにメールが届きません。

ウチが分かりにくいと感じたのがGmailのアカウント設定。iPhoneの「設定」 – 「メール/連絡先/カレンダー」でアカウントを追加する際に “Microsoft Exchange” を選択した場合と “Gmail” を選択した場合で前述のメッセージ配信方法が変わってしまいます。ウチはこの事をGmailがiPhoneへの”プッシュ”に対応した時から知っていたのですが、最近iPhone 4を手に入れた会社の方がご存じなかったので詳しく紹介してみます。既にご存知の方も多いかもしれませんが、新たにiPhoneを使い始めた方の参考になればと思います。

「設定」 – 「メール/連絡先/カレンダー」画面

この画面は基本となるのでまず紹介しておきます。

「設定」- 「メール/連絡先/カレンダー」の画面です。アカウントを追加するには「アカウントの追加…」をタップします。データの取得方法は”プッシュ”になっていますが、あくまでも”プッシュ”を有効にしている場合はこの様に表示されるだけで、設定方法やサーバーの種類によってフェッチになる場合があります。

「アカウントの追加…」をタップするとアカウントの種類を選択する画面が表示されます。

アカウントの追加 – Gmail で設定した場合 = “フェッチ”

「アカウントの追加…」で”Gmail”をタップしてGmailのアカウントを設定してみます。

必要な情報を入力します。

  • 名前: 送信元として表示される名前
  • アドレス:  Gmailのアドレス
  • パスワード: Gmailのパスワード
  • 説明: メールのアカウント一覧で表示されるアカウントの名称

“次へ”をタップして設定を”保存”します。保存後、このアカウントが”プッシュ”か”フェッチ”かを見る為に「メール/連絡先/カレンダー」の画面から「データの取得方法」をタップし、一番下にスクロールして「詳細」をタップします。

この通り、“Gmail”をタップして設定したアカウントは”フェッチ”になります。つまり、Googleのサーバーからメッセージは自動的に配信されず、メールアプリを開くか設定した定期的な時間毎に取りにいく方式になります。

アカウントの追加 – Microsoft Exchange で設定した場合 = “プッシュ”

今度は「アカウントの追加…」で”Microsoft Exchange”をタップして設定してみます。

必要事項を入力します。

  • メール: Gmailのメールアドレス
  • ドメイン: Gmailの場合は gmail.com
  • ユーザ名: Gmailのメールアドレス (@gmail.comを含めて完全に入力)
  • パスワード: Gmailのパスワード
  • 説明: メールのアカウント一覧で表示されるアカウントの名称

“次へ”をタップするとなぜか同じ画面に戻ってしまいますが、今度は「サーバ」という項目が増えているはずです。

Gmailの場合、サーバには m.google.com と入力して再度”次へ”をタップします。さらに同期するアイテムの設定を確認したら”保存”をタップします。さて、今度もこのExchangeアカウントが”プッシュ”か”フェッチ”かを見る為に「メール/連絡先/カレンダー」の画面から「データの取得方法」をタップし、一番下にスクロールして「詳細」をタップします。

この通り、同じGmailのアカウントでも”Microsoft Exchange”で設定すると”プッシュ”になります

プッシュの実験

上述の方法で、Gmailで設定したアカウントとMicrosoft Exchangeで設定したアカウント、両方を用意してみました。

それぞれ”フェッチ”と”プッシュ”です。ちなみに、使っているGmailのアドレスはどちらも同じもの。

この状態で、MacやPCのメールアプリから別のメールアカウント(例えばMobileMeやYahooなど)を使って、このGmailに向けてメールを送ってみます。Exchangeの方は、若干の時差がある場合はありますが放っておけばiPhoneからメールの受信音が聞こえ、メッセージが配送されてくるはずです。

これに対して、Gmailで設定した方は定期的な時間にフェッチする設定になっていない限り、メールアプリ左下の”メールチェック”ボタンをタップしないと配信されてきません。試しに押してみると届いて未読メッセージ数が増えます。全”受信”はGmailとExchangeの両方が入っているので、2件未読になっています。

GmailをiPhoneで使うのであれば圧倒的に”Microsoft Exchange”で設定した方が便利だと思います。ただし、”プッシュ”は場合によってバッテリーを多く消費する場合があるので、メールを即座に確認する必要が無い場合や、受信する件数があまりにも多い場合は、Gmailで設定するか、Microsoft Exchangeで設定し”プッシュ”を無効にする方法もあります。

ところで、iOS 4.0へアップグレード後 Microsoft Exchange のメールアカウントの挙動がおかしい方はAppleのこちらのページも参考にしてみてください。

ラップトップを使っている時の姿勢

ラップトップ、つまりノートパソコンを使っていると意識せずに姿勢がとても悪くなっている事に気がつきました。

職場ではデスクトップPCを使っているので、モニターの高さを調整すればある程度姿勢を矯正できます。それでもモニターの高さを低く調整していると徐々に背中が丸くなり首も前のめり。これは良くないと思い、早速モニターの高さを調整してなるべく頭を上に向ける様にしてみました。

ところが自宅ではラップトップのMacばかり。MBPはデスクの上でrain designのiLap上に鎮座しています。このiLapは、シンガポールで白Intel MacBookを購入した際、あまりにも本体底面が熱くなるので入手。クッションがついているので膝の上にiLapを置いてその上にMacBookを乗せて使うのに便利です。ところが、いざデスク上で使ってみるとiLap無しでよりは良いのですが、それでも少し液晶モニターの高さ位置が不足している気がします。

そんな事を思いながらrain designのサイトを眺めていたら同じrain designのmStandというスタンドを見つけました。これはiLapと違い膝の上に乗せる事は前提にしていませんが、ラップトップをデスク上において使うときに便利そう。

価格は6380円。もっとも、接続するキーボードとマウスが無いと使えませんが、お行儀よくラップトップMac / PCを使うには良いアイテムだと思いました。素材はアルミニウムなので見た目もクールです。

ラップトップMacと一緒に使うならやっぱりAppleのワイヤレスキーボードとマウスかな。AmazonはApple Store販売価格の5% OFFで販売しています。

*価格は2010年7月3日時点の情報です。

iPhone: iPhone 4に関するAppleからのレター (アンテナバー減少の原因)

以前ウチのブログでも紹介したiPhone 4の持ち方によってアンテナのバーの本数が減ってしまう問題について、Appleがレターを公開しています。各方面でもニュースになっている様に、アメリカではこの問題をめぐり、ユーザーがAppleを告訴する事態にまで至っている事からAppleも公式なレターを出したものと思われます。

主な原因はウチの考察とは全く異なり、表示するバー本数の計算に問題があったとの事。よって、実際には受信出来ている電波が弱くなっている訳ではなく、あくまでもバー本数の表示の問題という事なのです。

Appleによれば

まず、ほとんどの携帯電話は持ち方によってアンテナバーの本数が1本もくしはそれ以上減る事がある。この事はiPhone 4、iPhone 3GSそしてその他の多くのDroid、NokiaさらにRIMの端末でも同様である。しかし、ユーザーの中には、iPhone 4の場合本体左下の黒いつなぎ目部分を強く握る持ち方をしたときにアンテナバーの本数が4本もしくは5本減る事があると報告している。これは他の携帯電話と比してアンテナバーの減り方が多く、この事が原因でiPhone 4にはアンテナの設計問題があるとして告訴したユーザーも存在する。

同時に、AppleはiPhone 4の方がiPhone 3GSに比べて受信感度が改善した事を報告している記事やユーザーからの数多くのメールを受け取っている。このような報告をしている人々はとても喜んでいて、これはAppleによるテスト結果とも一致する。これらは前述の事象と異なっている。

我々はアンテナバーが極端に減ってしまう問題の原因を突き止めた、そしてそれは非常に単純で驚くべき事であった。

驚いた事に電波の強さに基づいて表示するアンテナバーの本数を計算する式が全く誤っている事を調査の結果突き止めた。我々の公式は、ほとんどの場合において、実際の電波の強さを示す本来のアンテナバー本数よりも誤って2本多く表示してしまっているのである。例えば、電波の強さがアンテナバー2本分の時にもアンテナバーが4本表示されている事がある。この為、ユーザーがある持ち方でiPhoneを握るとアンテナの感度が低下し、極端にアンテナの本数が減ってしまった様に見えるが、実際には減る前に表示されていた本数が誤っていたのである。アンテナバーの本数が沢山減ってしまう現象の原因は、そもそもそれほど強くない電波状態で多くの本数が表示されていた為なのである。

この問題を解決する為、我々はAT&Tが推奨している電波強度からアンテナバーの本数を算出する公式を採用した。受信している電波の強さは同じであるが、iPhoneで表示されるアンテナバーの本数はより正確になり、ユーザーはより的確にその場所に置ける電波の強さを知る事が出来る。

数週間以内にこの問題を解決する為のソフトウェアアップデートを無償で提供する。この問題はiPhone 4のみでなく、iPhone 3G、iPhone 3GSの頃から既に潜在していたため、これらのiPhoneに付いてもソフトウェアアップデートを提供する。

我々は研究所において全てを再テストしたが、結果は変わらずiPhone 4の無線に関するパフォーマンスは今までで最高であった。非常に多くのユーザーではこの問題は発生していないし、今回のソフトウェアアップデートはあくまでもアンテナバーの本数をより正確に表示する為である。この問題によって心配をかけた多くのユーザーに対してはお詫びをする。

もしこの件によって満足出来ない場合、Apple Retail StoreもしくはOnline Apple Storeに損傷していないiPhone 4を30日以内に返品すれば、全額返金する。

我々は皆さんが、我々がそうである様にiPhone 4を好きであって欲しい。

っと、良く考えたらオンラインで翻訳すればすぐに意味が分かったかもしれませんが、ウチがちゃんと理解する為にも訳してみました。無理矢理な部分もありますし、単純に訳しただけなので、語尾や文言はあまり上手ではありませんが、原因と対策、そして望む場合には返品出来る事もわかって頂けたと思います。

日本での対応がどの様になるかは分かりませんが、参考になればと思います。確かに放っておいてもバーの本数が2本単位で増減する事があったので、この原因調査と結びつく気もします。それにしてもiPhone 3Gの頃からこのような間違いがあったというのは驚きです。そして、ソフトウェアアップデートを導入した場合にはアンテナバーの本数が減ってしまう機会が増えそうなので、ちょっと残念な気がします。

原文はこちらから。2010年7月2日時点ではApple USでのみ公開されています。この記事はウチが勝手に翻訳したものですので、日本での対応についてはアップルからの公式な発表を待ち、そちらを参考にしてください。