Mac: LeopardからLionへのアップグレード….

先日、ウチは無事にSnow LeopardからLionへのMac OS Xアップグレードを完了しましたが、Leopard (Mac OS X 10.5)の場合はLionへ直接アップグレードする事が出来ません。

Lionの購入はMac App Storeからか、新規に購入するハードウェアでのみ入手出来ます。しかも、新規ハードウェアにはDVD-ROM等のメディアは付属せず、Mac本体内部の専用領域にリカバリイメージが保存されています。そもそも購入するライセンス上、新規ハードウェアのOSを別のハードウェアへインストールする事は出来ませんが、物理的に出来ない様に設計されている事になります。

この様な事から、App Storeに対応していないLeopardからLionへアップグレードしたい場合であっても必ずSnow Leopardを購入・インストールする事となります。ハードウェアがLionに対応している場合、Apple Storeか、Amazon等からMac OS X Snow Leopardを購入し、それをインストール、Mac OS X 10.6の最新版までアップデートしてからLionの購入&インストールという流れとなります。

なお、Apple StoreではSnow Leopardが3300円で販売されており、出荷予定は2〜3週間となっています。Amazon.co.jpではより安価な2700円程度で入手する事が出来るので、アップグレードを検討されている方はAmazon.co.jpからMac OS X 10.6を入手した方がトータルのコストは安くなりそうですね。

MAC OS X 10.6.3 SNOW LEOPARD

参考リンク:

*価格等の情報は2011年7月26日現在のものです。

Mac: Wine / MikuInstaller によるWindowsアプリが正常動作しなくなった… (解決済み)

ウチが24時間動作させて録画したテレビ番組のファイル変換スクリプトを走らせているLeopardのシステムが、先日Mac OS X 10.6.8 (Snow Leopard)と同時にリリースされたLeopard向けの「セキュリティアップデート 2011-004」を適用した直後からおかしくなりました。

毎日夜中の3時にcrondでAppleScriptを走らせて対象のファイルを変換しており、その実行状況と結果をGrowlでiPhone 4のBoxcarへ通知させています。今朝その通知結果を見たところ、3件程度変換されていなければならないのに、変換結果が0件になっていました。

早速リモートでシステムを見にいってみたところ、変換の為に使っているWindowsバイナリのtssplitter.exeが走っていません。より具体的には、WindowsバイナリをMac OS X上で動かすWineがX11で動作するのですが、これが異常停止しています。

原因は明らかにAppleからリリースされた「セキュリティアップデート 2011-004」の適用なのですが、Appleのアップデートに異常があるとは考えにくく対策を調べていたところ解決策が得られました。

・解決方法

XQuartzを入れ直す。

何とも簡単な解決方法なのですが、そもそもLeopardのDVDにバンドルされているX11には何かとバグがあるらしく、今年の5月にWine / MikuInstallerを導入した際、X11 2.6.1 – Xquartz 1.3.0-apple21をMac OS forgeからダウンロードしてインストールしていました。

Mac OS forgeのページには次の注意書きがあり、これに従ったというわけです。

Mac OS-X Updates / Mac OS Xアップデート

You will need to re-install this package after future OS and Security Updates delivered through Apple’s Software Update.

Appleがソフトウェア・アップデート経由で提供するOSの更新やセキュリティアップデートを適用した後、このパッケージをインストールし直す必要がある。

いつもcrondで自動化している為、こういった不具合にぶつかるとちょっと驚かされます。とはいえ、比較的短時間で解決する事が出来たので助かりました。今後は日本に設置しているサーバーをシンガポールからリモートで操作している為、予期せぬハードウェア障害やネットワーク回線障害があるとトラブルシューティングが大変そうですが、続けられる限りやってみようと思います。

参考リンク:

Mac: Time Machineのバックアップ間隔を変更する

Mac OS X Leopardから搭載されたバックアップの仕組み「Time Machine」。

OS標準機能として、USBやFirewireもしくはネットワーク上のディスク領域に自動的にバックアップを生成してくれる便利な機能で、ウチも所有している全てのMacで使っています。

ラップトップマシンの場合は使う時だけ電源を入れて、使い終わったら電源を切るというスタイルなので、1時間に1度のバックアップはちょうど良い間隔なのですが、24時間動きっぱなしのサーバーの場合少し頻度が高い様に感じていました。

特にサーバーとして稼働させているMacのバックアップ先がネットワーク上のディスク領域の為、1時間に1度必ずネットワーク越しに差分を見つけ出すためのデータのやり取りが発生します。バックアップ先のディスク領域も別のMacにUSB接続された外付けHDDのため、相手側のMacもネットワークとUSBが1時間毎に忙しいことになります。

特に実害はないのですが、Mac OS X Serverのサーバー管理でCPUとネットワークスループットのグラフを見た時に忙しそうに見えた為、もう少しバックアップ間隔を長く出来ないか調べてみました。その結果、defaultsコマンドを用いて設定を書き込む事でTime Machineのバックアップ間隔を好きな秒数に設定できる事が分かりました。

ターミナル (アプリケーション – ユーティリティ – ターミナル) を開き、以下のコマンドを実行します。環境によってパスワードを入力を求められるので、ログインしているユーザーのパスワードを入力します。

sudo defaults write /System/Library/LaunchDaemons/com.apple.backupd-auto StartInterval -int 14400

このコマンドによって、/System/Library/LaunchDaemons/com.apple.backupd-auto.plist 設定ファイル内に「StartInterval」という設定項目を書き込み、その値として「14400」秒 (4時間) を設定します。

つまり標準ではこの14400の個所が3600秒 (1時間)となっており、この数値を変化させる事でTime Machineがバックアップを作る間隔を変更する事が出来ます。

今の設定を読み出すには次のコマンドを用いる事が出来ます。

sudo defaults read /System/Library/LaunchDaemons/com.apple.backupd-auto StartInterval

これら2つを実行した時のターミナルのスクリーンキャプチャです。

ソフトウェアアップデート: セキュリティアップデート 2011-002

2011年4月15日、Safari 5.0.5と同時にMac OS X向けのセキュリティアップデート 2011-002 もリリースされています。

ソフトウェア・アップデートから適用出来ます。適用後にはMac OS Xの再起動が必要です。

なお、ダウンロードのみの場合はAppleのサポートページから可能ですが、OSのバージョンと種類によって異なるページからダウンロードする必要があります。

このアップデートによってセキュリティの向上が図られる様なので適用しておいた方が良さそうですね。

セキュリティアップデート 2011-002 をすべてのユーザに推奨します。このアップデートを適用すると Mac OS X のセキュリティが向上します。

Mac: Finderのツールバーに好きなフォルダへのショートカットを

Macを使う様になって5年、でも今日初めて気がついた事があるので紹介してみます。それは、Finderのウィンドウ上部に表示出来る「ツールバー」に好きなフォルダへのショートカット(エイリアスと呼ぶべきか…)を追加出来る事。

今日Mac OS X Snow Leopardを触っていてたまたまフォルダをツールバーの上にドラッグ&ドロップしてしまい、発見してしまいました。ちなみに、Mac OS X 10.5, Leopardでも同じ様にツールバーにフォルダへのエイリアスを追加する事が出来ました。

Finderのウィンドウで、例えばアプリケーションフォルダをツールバー上までドラッグして放します。するとツールバーにアイコンが追加され、このアイコンをクリックする事でどのフォルダからでもすぐにアプリケーションフォルダへ移動する事が出来ます。

なお、取り除く為には、ツールバー上で右クリック (1つボタンのトラックパッドの場合は、トラックパッドに2本指を触れながらボタンを押す操作など) し、「ツールバーをカスタマイズ…」を表示してから、追加したアイコンをツールバーの外側にドラッグ&ドロップで取り除きます。

サイドバーを使っているとあまり活用する機会がなさそうですが、特に良く使うフォルダへの移動を容易にするためにツールバーにショートカットアイコンを置いておくのも良いかもしれません。

MAC OS X 10.6.3 SNOW LEOPARD

Mac: Mac OS Xの自動ログインを設定する方法

Mac OS Xのユーザーアカウントに関する話題です。

「Macを起動する度にパスワードを入力するのが面倒」というお話を聞きましたので、自動ログイン機能を使って起動毎のパスワード入力を省略する方法を紹介してみます。セキュリティ上の懸念がありますので、機密情報を扱っているMacや、会社の仕事用Macでは設定しない方が良いと思います。

ということで、早速説明してみます。

  1. メニューバーのAppleアイコン、もしくはアプリケーションフォルダの中から「システム環境設定」を開きます。さらに、その中の「アカウント」をクリックします。

  2. 画面がアカウントに切り替わり、今ログインしているユーザーの情報が表示されます。このウィンドウの右下にある「カギ」が閉じている場合は自動ログイン設定を変更できないので、「カギ」をクリックして開きます。その際パスワードの入力を促された場合は入力してOKをクリックします。

  3. 設定変更が出来る様になったら、ウィンドウ右側の「ログインオプション」をクリックします。するとウィンドウ右側の表示内容が変化します。

  4. 切り替わった画面にある「自動ログイン」のリストから、Macを起動した時自動的にログインさせたいユーザーを選択します。そのユーザーのパスワード入力を求められるので入力しOKをクリックします。自動的にログインさせたいユーザーが選択された状態になれば完了です。

  5. 後は、このウィンドウ左上の赤丸をクリックして閉じれば終了です。

この方法はMac OS X Leopard, Mac OS X Snow Leopard共に同じはずですので、Mac起動時のパスワード入力が煩わしい場合にはお試しください。

MAC OS X 10.6.3 SNOW LEOPARD – Amazon.co.jp

ソフトウェアアップデート: QuickTime Version 7.6.9 for Mac OS X 10.5.8

Appleが昨日、2010年12月8日にMac OS X 10.5.8 (Leopard)向けにQuickTimeバージョン7.6.9をリリースしています。

適用はソフトウェア・アップデートから、OSの再起動が必要です。

QuickTime 7.6.9 ではセキュリティが改善されます。これは、すべての Mac OS X Leopard ユーザに推奨されます。このアップデートのセキュリティ関連の内容については、次の Web サイトを参照してください:http://support.apple.com/kb/HT1222?viewlocale=ja_JP

セキュリティ改善という事なので、別段の理由が無ければ適用しておいた方が良さそうですね。ちなみに、Windows用のQuickTimeもバージョンアップしています。

今日になって気がつきましたが、ウチはSafari Version 5.0.3の適用がまだでした (^^;;