iPhone: iOS 5.0.1になってバッテリー消費問題は改善されたのだろうか…

昨日、こちらのエントリーで紹介した通りアップルからiOS 5.0.1がリリースされ、iPhoneのバッテリー消費問題が修正されたとの事でしたが、昨日の朝iOS 5.0.1をインストールした時には 100% だったバッテリー残量は、仕事が終わって夜自宅に到着した頃には10%になっていました。

正直なところ昨日の時点ではiOS 5の頃とあまり変わらないというのが印象だったのですが、今日は朝7時に100%の状態だったiPhone 4Sが午後4時の時点で75%のバッテリー残量です。

電波の状況、GPSの受信状況、バックグラウンドで動作しているアプリ等によってかなり左右されるのではないかと思うのですが、それにしても違いがあります。

どうもAppleはまだ調査を継続している様で、iOS 5.0.2以降がリリースされる時に更なる改善がある可能性がありますね。

参考リンク:

iPhone, iPad: iOS 5.0.1 リリース

2011年11月11日、AppleからiOS 5.0.1の配信が開始されています。

もちろん、今回の変更の目玉はバッテリー消費の件。そして初代iPadでのマルチタスキング・ジェスチャーの復活となっています。その他にはiCloudに保管されるドキュメントに関わる不具合の修正、更にsiriの音声認識についてオーストラリア英語での認識率向上も修正内容に含まれています。

変更内容:

  • バッテリーの連続駆動時間に関する問題を修正
  • iPad(第一世代)のマルチタスキングジェスチャーを追加
  • “Documents in the Cloud”機能に関する問題を修正
  • オーストラリア英語による音声入力時の認識精度が向上

インストール可能なハードウェアは直前のスクリーンショットにある通り、

  • iPhone 4S / 4 / 3GS
  • iPad 2 / 初代
  • iPod touch 4G / 3G

です。

iOS 5になり、iTunesが無くてもiPhone / iPadのみでソフトウェアの更新が出来る様になっているので、試してみることにしました。といっても非常に簡単で、[Settings App] – [General] – [Software Update] と進み、[Download and Install] をタップして使用許諾に同意すればダウンロード〜再起動、インストール等全自動で行ってくれます。

画面表示の遷移を並べてみます。

ダウンロード と インストールをタップしてソフトウェア使用許諾への同意後、デバイスが電源に接続されていない場合は電源へ接続する様に促すメッセージが表示されます。OKをタップするとダウンロードが開始されます。

ダウンロード完了後、自動的にインストールの準備を進め、再起動までをカウントダウンするメッセージの表示、OKをタップするかカウントが終了するとリブートしてインストールが完了します。

インストール開始から終了まで、さほど高速ではないブロードバンド環境でWiFi接続を用いてダウンロードしましたが、10分程度で完了しました。差分のみをダウンロードして更新する様な工夫がされている様な気がします。iTunes無しでデバイスのソフトウェアが更新出来るのはとても便利ですね。

 

iPhone: AssistiveTouch機能を使ってHOMEボタンの不調を補ってみる

iPhoneを使っていて一番最初に調子が悪くなるのは「ホームボタン」ではないでしょうか。

ウチのiPhone 3GのHOMEボタンも徐々に調子が悪くなり、時々押しても反応しない場合があります。特にiOS 4になってからバックグラウンドタスクを管理する為にホームボタンをダブルクリックする様になった為、HOMEボタンを押す回数が極端に増えた気がします。

iOS 5がリリースされ、そしてiPhone 4Sを入手してから会社でこんな会話が…

  • ウチ: iPhone 4Sになったけど、ホームボタンはいずれ調子悪くなるんだろうね?
  • 同僚: まあね、でもAssistiveTouchがあるからいいんじゃない?
  • ウチ: 何それ?

ということで、アクセシビリティ機能に「AssistiveTouch」というオプションが追加されている事を知りました。

設定方法は次の通り:

[Settings] – [General] – [Accessibility] – [AssistiveTouch] で AssistiveTouchをオンに。

ONにすると画面の右側に丸いアイコンが表示されます。これをタップすると最初のスクリーンショットの様に「Gestures」「Favourites」「Device」「Home」というボタンが画面の中央に現れます。

一旦「AssistiveTouch」をオンにするとどの画面においてもこの機能が使える様になり、丸いボタンが邪魔なときはタップしてスライドする事で別の場所に動かす事も出来ます。キーボードと重なってしまう様な場合は自動的に適当な位置にずれてくれるので、さほど邪魔になりません。

「Device」ボタンをタップすると、デバイスをロックしたり、ボリュームの調整、ミュートオン/オフを画面上のボタンをタップする事で操作出来ます。

「Home」ボタンはその名の通り、ホームボタンを押したのと同じ動作となり、バックグラウンドタスクを操作するためのダブルタップも可能です。

ロック画面でも表示する事が出来ますが、通常のハードウェアボタン同様、ロックスクリーンで動作しない操作はAssistiveTouchのボタンを使っても動きません。

この機能を使えば、HOMEボタンが調子悪くならない様、ホームボタンを押す回数を減らす事が出来るかもしれませんね。もしくは、ホームボタンが調子悪くなってしまったデバイスでも快適に使える様になるかもしれません。

 

iPhone: Googleカレンダーを使って各国の休日をCalendar Appに表示 – 色を変更

2010年の9月に「iPhone: 休日をiPhoneのカレンダーに表示する方法 (Google Sync)」というエントリーで、iPhoneのカレンダーアプリに各国の休日を表示する方法を紹介しました。

iOS 5になっても同様の方法でGoogleカレンダーで参照している色々な国の休日をiPhoneへ表示する事が可能です。

休日をCalendar Appに表示する別の方法としては、iCloudを利用する手法。iCloudになり、MobileMeの頃と違って無料でアカウントを作成し、iPhoneのiCalとiCloudカレンダーを同期出来るのですが、MacのiCal以外(iCloudのWebブラウザインタフェース)からAppleの提供している参照カレンダーを追加する方法が分かりません。これはまた別の機会に探してみようと思います。

さて、iOS 5になって進化した点としては、Google Syncで参照しているカレンダーの色をiPhoneで設定する事が出来る点。

まず以前紹介したこちらのエントリー通り、Googleカレンダーの設定、iPhoneの設定、Google Syncの設定、そしてカレンダーアプリの設定を済ませます。そのカレンダーアプリで参照する休日カレンダーを選択する画面で、EDIT / 編集 ボタンをタップとカレンダーの色を変更する事が出来ます。

スクリーンショットを並べてみます。

左から、カレンダーの選択画面、画面左上のEDITボタンをタップした状態、カラーを変更したいカレンダーをタップした状態。

これはGoogleカレンダーのみでなく、他のカレンダーでも同様に色を変更する事が出来ます。選択出来るカラーはiCloudやMac OS XのiCalアプリと同じパターンなので、iPhone, iPad, デスクトップ, Webの全てのカレンダーの色を統一する事も出来ます。

 

 

iPhone: iOS 5が原因か、iPhone 4Sが原因か、バッテリーの持ちが悪い

巷で話題になっているiPhone 4Sのバッテリーの持ちが明らかに悪い件について。

昨日から本格的にiPhone 4Sを使っていますが、2日間とも朝100%の状態からスタートして午後3時頃には20%未満になってしまいました。

まだ手に入れて間もないので頻繁にsiriで質問したり、操作している事が一つの原因とは思いますが、それにしても短すぎる印象があります。

操作する度にステータスバーを見る様にしてみたところ、iOS 4の頃よりも頻繁にLocation Serviceが動作している事を示すコンパスのアイコンが表示されている気がします。そして動作しているときはバックグラウンドのアプリが位置を特定しようとしている場合もありますが、システムサービスのコンパス・キャリブレーションやタイムゾーンセッティングがGPSを動かしている事がある様です。

他のサイトでもLocation Service – System Services – Setting Time Zoneを無効にするとバッテリーライフが延びたという記事も見ましたが、どうもiPhone 4Sのハードウェアよりも、ソフトウェアのiOS 5側にバッテリーライフが短くなった事の原因がある気がします。

ちなみに、Reminderはアラーム設定を日時又は場所で指定出来ますが、場所を指定した場合はそのアラームが発動するまでずっとGPSモジュールが動きっぱなしになり、どんどんバッテリーの%が減るのが分かります。それほどGPSモジュールはバッテリーを消費する様なので、iOS 5の動作を最適化して省電力な仕様にしてほしいですね。

 

iPhone: iOS 5とiPhone 4S/4で着信時にフラッシュを光らせる方法

どこかのWebサイトで見かけた情報なのですが、iOS 5になってから電話やSMS/MMS、プッシュ通知の着信時にカメラのフラッシュを光らせる事が出来る様になっています。

標準的な設定項目ではないのですが、アクセシビリティ機能の設定項目として存在しています。設定方法を紹介してみます。

まず設定Appを開き、「General」と進みます。更に画面をスクロールして「Accessibility」をタップします。

かなり多くの項目がありますが、下の方にスクロールすると「LED Flash for Alerts」という項目があり、これをONに設定する事で着信時にiPhone 4S/4背面のカメラフラッシュが光る様になります。

なお、着信時に光るのみで、例えば未読SMS/MMSやMiss callがあっても一定間隔で光ってくれる様な機能ではありません。あくまでも着信があった時に光るのみです。しかもフラッシュなので直視するとちょっとまぶしいですね。

デモの為にビデオを撮影してみました。良かったらどうぞ。

LED Flash for Alerts Demo Movie

iPhone: Changing iOS reminder alert tone

iOS 5になってやっと搭載されたReminder App。とても便利で毎日使っているのですが、デフォルトのアラーム音がカレンダーのイベントと同じ為、時々戸惑っていました。

アラーム音を変更出来るか探してみたら、普通に設定アプリのサウンド内で変更出来ました。とても基本的な事でしたが一応スクリーンショットを載せてみます。こうして見てみると、かなり設定項目が増えていますね。