ソフトウェアアップデート: EPSON Printer Software Update, V.2.6

色々なものの発表を控えたAppleがエプソン・プリンタ・ソフトウェアをアップデートし、バージョン2.6をリリースしています。

適用は ソフトウェア・アップデート から可能で、Mac OS Xの再起動は不要です。

変更内容は次の通り。

このアップデートは、エプソン社製プリンタまたはスキャナ用の最新ソフトウェアをインストールします。

Mac: 無料のウィルス・マルウェア対策アプリ VirusBarrier Express

幸いMac OS Xを標的としたウィルスやマルウェアは、他のOSに比べると比較的少ない様ですが、それでも皆無では無いのも事実。今までウチが持っているMacには特にウィルスやマルウェア対策アプリは導入していませんでしたが、複数台のMacを所有しており多くが24時間態勢で動作しているので少しずつ心配になってきました。

ということでMac App Storeで対策アプリを探してみたところ、ウチも以前使っていたINTEGO社のVirusBarrier Expressを見つけました。名前から想像出来る通り「無料」のウィルス、トロイの木馬、その他マルウェアの対策アプリです。更に対象はMac OS X向けに限定されず、Windows OSやMicrosoft Officeを狙うマルウェアも検出出来るとの事。

ただし、いくつかの制限があります。

  • 常駐型のアプリではなく、手動スキャンのみ
  • 検出の基準となるマルウェア定義ファイルの更新は無料であるが、最新の情報は60日遅れで毎月配信される。(標準マルウェア定義ファイル)
  • 同じく毎月更新される有料のプレミアム定義ファイルを購入すると最新の定義を得る事が出来るが、1回の更新に1トークン必要となる。トークンの価格は5トークンで1680円(1トークン当り336円)か、10トークン、20トークンのまとめ買いも可能。

そもそも常駐して常にマルウェアの検出を行ってくれるわけではない事と、ウィルス被害がそれほど多くないMac OS Xの為に毎月トークンを消費するのも微妙な気がしてしまいます。スケジュールスキャンも可能なので無料の標準マルウェア定義ファイルを使って1週間や1ヶ月に一度程度Mac内のファイルをスキャンしてみるのも良いかもしれませんね。

まずは良く持ち出すMacBook Airにインストールして、曜日や時間を決めてスキャンを試してみようと思います。

参考リンク:

Mac: Finderのツールバーに好きなフォルダへのショートカットを

Macを使う様になって5年、でも今日初めて気がついた事があるので紹介してみます。それは、Finderのウィンドウ上部に表示出来る「ツールバー」に好きなフォルダへのショートカット(エイリアスと呼ぶべきか…)を追加出来る事。

今日Mac OS X Snow Leopardを触っていてたまたまフォルダをツールバーの上にドラッグ&ドロップしてしまい、発見してしまいました。ちなみに、Mac OS X 10.5, Leopardでも同じ様にツールバーにフォルダへのエイリアスを追加する事が出来ました。

Finderのウィンドウで、例えばアプリケーションフォルダをツールバー上までドラッグして放します。するとツールバーにアイコンが追加され、このアイコンをクリックする事でどのフォルダからでもすぐにアプリケーションフォルダへ移動する事が出来ます。

なお、取り除く為には、ツールバー上で右クリック (1つボタンのトラックパッドの場合は、トラックパッドに2本指を触れながらボタンを押す操作など) し、「ツールバーをカスタマイズ…」を表示してから、追加したアイコンをツールバーの外側にドラッグ&ドロップで取り除きます。

サイドバーを使っているとあまり活用する機会がなさそうですが、特に良く使うフォルダへの移動を容易にするためにツールバーにショートカットアイコンを置いておくのも良いかもしれません。

MAC OS X 10.6.3 SNOW LEOPARD

Mac: SmartSleep Ver. 3がMac App Storeで販売されている事に昨日気がつきました

以前、こちらのエントリーで紹介したSmartSleepという、MacのスリープとハイバネーションをコントロールするアプリがMac App Storeでリリースされている事に昨日気がつきました。たまたまシステム環境設定の中にあるサードパーティの項目を整理していた時、「もしかしてSmartSleepの新しいバージョンがあるのかな…?」と思って作者のホームページを見てみたところ、最新版がMac App Storeでリリースされている事を知りました。

従来は無料でダウンロード出来たのですが、Ver.3以降は450円でMac App Storeで販売されています。

バージョン3より以前のSmartSleepをインストールしている場合は、最新版をMac App Storeで購入する前に旧バージョンをアンインストールする必要があります。作者のホームページからアンインストール・ツールをダウンロードする事ができ、それを実行する事でシステム環境設定から旧バージョンを削除する事が出来ます。

2011年2月5日の時点ではバージョン 3.02 がリリースされており、Version 2の頃と比べると以下の新機能が追加されています。

  • QuickSleep – Macを選択した方法で即座にスリープさせる事が出来ます
  • SmartSleep Menu Item – Mac OS Xのメニューバーにアイコンを表示出来、現在の設定とQuickSleepの実行を行う事が出来ます
  • Insomnia – Macをスリープさせずに起こしておく事が出来ます

もちろんこの他にも様々な機能が搭載されており、MacBookシリーズの液晶画面を閉じた時にどの様な挙動をさせるかを選択する事が出来ます。Windowsと異なり、Mac OS Xは標準でスリープやハイバネーションのきめ細かい設定を変更出来ないため、このAppを使うと色々変更する事が出来てバッテリーライフを最大限に延ばしたり、SSDの寿命を考慮してハイバネーションを避ける様な設定も出来ます。

設定画面のスクリーンショットも載せてみました。Sleep Modeの設定は従来とほぼ変わっていない様です。システム環境設定から独立してアプリになった為、Mac起動時(ログイン時)にSmartSleepをバックグラウンドで実行する設定などが増えています。

Menu ItemのおかげでMacBookシリーズ以外のデスクトップiMacやMacMiniでも好きなときにSleepやHibernateへ移行する事が出来て便利になりました。

気になる方はチェックしてみてください。

参考リンク:

SmartSleep – 作者のホームページ

SmartSleep – Mac App Store

Mac: Safariで表示中のWebページを保存する方法

Mac OS Xに関する質問に答えるエントリー、本日第2弾です。

今回はSafariで表示中のWebページをローカルに保存する方法について説明してみようと思います。

手順1: まず、保存したいWebページをSafariで開きます。今回は試しにSoftBank SELECTIONのページにしてみました。

手順2: メニューバーの「ファイル」-「別名で保存…」をクリックします。すると、書き出し名(すなわちファイル名)と保存する場所を指定するダイアログウィンドウが表示されますので、それぞれ指定します。

手順3: 「別名で保存」のダイアログ下部に「フォーマット」を指定する項目がありますので保存したい形式を選択します。

Webアーカイブ: Safari専用(一部、Safari以外でも開く事が出来るアプリがあります)のフォーマットで保存します。そのページに含まれる画像を含め、元通りの見た目をそのまま保存する事が出来ます。保存した場合はFinderアイコンにそのページの見た目が埋め込まれます。SoftBank SELECTIONのトップページにはアニメーションする画像も含まれるのですが、これも一緒に保存されます。

ページのソース: 一般的なWebブラウザで開く事が出来るHTMLファイルとして保存します。ただし、そのページに含まれる画像などは一緒に保存されない為、元通りのイメージを丸ごと保存する事は出来ません。Safari以外のWebブラウザ(例えばWindows Internet Explrer等)でも開く事は出来ますが、画像を含めて保存したい場合には向きません。

いずれのフォーマットの場合でも、表示しているページの情報が保存されるのみで、そのページから別のページへリンクしている場合はネットワークに接続されていなければリンク先のページを表示する事は出来ません。何か参考になる文献が一ページにまとまっており、その内容を保存しておきたい場合には便利かもしれません。

なお、この「別名で保存」以外にPDFとしてWebページを保存する事もできます。

手順1: その場合は保存したいページを表示している状態で、メニューバーの「ファイル」-「プリント…」をクリックします。プリントのダイアログウィンドウが表示されたら、右下の「PDF」をクリック後「PDFとして保存…」をクリックします。

手順2: Webアーカイブやページのソースと同じ様に、ファイル名と場所、PDFファイルに埋め込むタイトルなどの情報(変更の必要がなければそのまま)を指定して、保存をクリックします。

PDFで保存した場合もWebアーカイブ同様、ほぼ元の見た目を保つ事が出来ますが、アニメーションする画像などはPDFを書き出した瞬間の画像で止まったままになります。PDFは様々なOS、デバイスで表示する事があるので、WindowsやiOSデバイス、Androidデバイスの利用ユーザーへWebページの情報を送るには便利かもしれません。

Mac: Mac OS Xの自動ログインを設定する方法

Mac OS Xのユーザーアカウントに関する話題です。

「Macを起動する度にパスワードを入力するのが面倒」というお話を聞きましたので、自動ログイン機能を使って起動毎のパスワード入力を省略する方法を紹介してみます。セキュリティ上の懸念がありますので、機密情報を扱っているMacや、会社の仕事用Macでは設定しない方が良いと思います。

ということで、早速説明してみます。

  1. メニューバーのAppleアイコン、もしくはアプリケーションフォルダの中から「システム環境設定」を開きます。さらに、その中の「アカウント」をクリックします。

  2. 画面がアカウントに切り替わり、今ログインしているユーザーの情報が表示されます。このウィンドウの右下にある「カギ」が閉じている場合は自動ログイン設定を変更できないので、「カギ」をクリックして開きます。その際パスワードの入力を促された場合は入力してOKをクリックします。

  3. 設定変更が出来る様になったら、ウィンドウ右側の「ログインオプション」をクリックします。するとウィンドウ右側の表示内容が変化します。

  4. 切り替わった画面にある「自動ログイン」のリストから、Macを起動した時自動的にログインさせたいユーザーを選択します。そのユーザーのパスワード入力を求められるので入力しOKをクリックします。自動的にログインさせたいユーザーが選択された状態になれば完了です。

  5. 後は、このウィンドウ左上の赤丸をクリックして閉じれば終了です。

この方法はMac OS X Leopard, Mac OS X Snow Leopard共に同じはずですので、Mac起動時のパスワード入力が煩わしい場合にはお試しください。

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iPhone: MacでiPhoneの着信音を作る方法をおさらい。

iOS 4.2.1はデフォルトで25種類の着信音が入っているのですが、せっかくなら気に入った楽曲を着信音にしたいと思い、以前からMacを使って色々な音源を着信音にして楽しんでいます。iLifeがインストールされたMacを使えば、iTunesで取り込んだ音楽CDの楽曲をGarageBandで着信音に変換する事が出来ます。Mac & iPhoneユーザーの方なら既にご存知かもしれませんが、知人が知りたいという事だったのでウチのブログで紹介してみます。

必要な物

  • iLifeがインストールされたMac
  • iTunes (着信音をiPhoneへ転送する為に)
  • iPhone (着信音をならす為に)

手順

  1. まずは着信音に変換したい楽曲をmp3やACC形式でMacに取り込みます。そして、そのファイルを手頃な場所(例えばデスクトップ)にコピーしておきます。なお、iTunesで取り込んだファイルは(デフォルトでは) [ホームディレクトリ] – [ミュージック] – [iTunes] – [iTunes Media] – [Music] の中に保存されます。
  2. アプリケーションの中にある GarageBand を起動します。Pianoの新規プロジェクトを作成します。(Loops等でも大丈夫です)
  3. プロジェクトを保存する場所とファイル名を指定します。
  4. プロジェクトの画面が表示されます。キーボードやトラック情報は必要ないので閉じてしまいます。
  5. 最初に入っているグランドピアノのトラックも必要ないので選択して削除してしまいます。
  6. 何も無くなったプロジェクトウィンドウに着信音に変換したい楽曲(mp3ファイル/ACCファイル)をドラッグ&ドロップします。
  7. プロジェクトウィンドウの下部にあるサイクルリージョンをONにします。するとウィンドウの上部にどの箇所を着信音にするか選択する為のバーが表示されます。
  8. 黄色の選択されている部分を動かしたり、長さを調整して着信音にしたい場所に合わせます。iPhoneの着信音は40秒以内である必要があります。着信音の開始や終了部分を細かく調整したい場合は、プロジェクトウィンドウ左下のズームを調整して拡大したり縮小して編集します。
  9. 調整が終わったら [共有] – [iTunesに着信音を送信] をクリックするとGarageBandが自動的に着信音へ変換しiTunesに転送してくれます。もし選択された範囲が40秒以上の場合、エラーメッセージが表示されます。
  10. あとは着信音が転送されたiTunesとiPhoneを(着信音を同期する様に設定の上で)同期すれば、iPhone上の設定で作ったオリジナル着信音を選択する事が出来ます。
  11. ちなみに、着信音の開始と終了部分をフェードイン、フェードアウトさせる事も出来ます。トラックの音量を上手く調整すれば、着信の時にいきなり大きな音でビックリする事も防げると思います。

おまけ:

Mac OS X 10.6.3 Snow Leopard – Amazon (定価の 5% OFFの3,150円で販売されています)

iLife 11 – Amazon (定価の 5% OFFの4,582円で販売されています)

*価格等の情報は2011年1月23日現在のものです。