Mac: iTunes 10.5.1 リリース

3連続のMac向けのソフトウェア・アップデートに関するエントリー、最後はiTunes 10.5.1です。

iTunes 10.5.1ではiCloudと連携するiTunes Matchへの対応がされています。手元にあるライブラリ全体をiCloudへ保存しておき、iOSデバイスやiTunes、Apple TVで再生出来るとの事。

とはいえ、まだサービスが開始されている国がアメリカのみで、その他の国でのサービス開始はいつになるか分かりませんが…。

iTunes 10.5.1 の新機能

iTunes Match への対応。CD から読み込んだ音楽を含め、音楽ライブラリ全体を iCloud に保存して、iPhone、iPad、iPod touch、コンピュータ、または Apple TV でどこにいても好きなときにコレクションを楽しむことができます。

iTunes 10.5 では以下の新機能も追加されています:

• iTunes in the Cloud。iTunes で購入した音楽およびテレビ番組は、iCloud に保存されるため、お使いのデバイスで、いつでも、どこでも、楽しむことができます。しかも無料です。

• 自動ダウンロード。デバイスやコンピュータから音楽を購入すると、その音楽のコピーがお使いの PC および iOS デバイスに自動的にダウンロードされます。

• 以前に購入した項目をダウンロード。過去に購入した音楽、テレビ番組、App、およびブックを無料で再度ダウンロードできます。以前に購入した項目が iTunes Store にない場合は、ダウンロードできない可能性があります。

• iOS 5 搭載の iPhone、iPad、および iPod touch と同期。

• Wi-Fi で同期。同じ Wi-Fi ネットワーク上にある場合は、お使いの iPhone、iPad、または iPod touch を iTunes と Wi-Fi 経由でいつでも同期できます。

このアップデートのセキュリティコンテンツについて詳しくは、support.apple.com/kb/HT1222?viewlocale=ja_JP を参照してください。

Mac: デジタルカメラRAW互換性アップデート Version 3.9

Aperture 3とiPhone ’11に新しいカメラのRAWファイルフォーマット対応を追加する為、AppleからデジタルカメラRAW互換性アップデートのバージョン3.9がリリースされています。

ソフトウェア・アップデートから適用でき、OSの再起動は不要です。変更内容は以下のとおり。

このアップデートは、Aperture 3 および iPhoto ’11 に以下のカメラの RAW ファイルフォーマットとの互換性を追加します:

  • Canon PowerShot S100
  • Nikon 1 J1
  • Nikon 1 V1
  • Nikon COOLPIX P7100
  • Olympus PEN E-PL1s
  • Olympus PEN E-PL3
  • Olympus PEN E-PM1
  • Panasonic LUMIX DMC-FZ150
  • Sony Alpha NEX-5N
  • Sony Alpha SLT-A65
  • Sony Alpha SLT-A77

サポートされている RAW フォーマットについて詳しくは、次の Web サイトを参照してください:http://support.apple.com/kb/HT4757?viewlocale=ja_JP

Mac: Thunderbolt ソフトウェア・アップデート Version 1.1

10日間オセアニアに出張していた間にAppleから色々とアップデートがリリースされていました。

Thunderbolt搭載Mac向けには「Thunderboltソフトウェア・アップデート バージョン1.1」がリリースされています。

ソフトウェア・アップデートから適用出来ますが、Mac OS Xの再起動が必要となります。変更内容は以下のとおりです。

このアップデートにより、一部の Apple Thunderbolt Display で画面が断続的に暗転する問題が解決されます。また、Thunderbolt デバイスの安定性も向上します。

 

Mac: AirPort (AirMac) Base Station firmware Version 7.6

今朝、Macを使っていたらAirMacユーティリティが自動的に起動して新しいファームウェア Version 7.6 がリリースされている事を教えてくれました。

早速「ファームウェアをアップデート」をクリックして更新。ダウンロード〜アップデート完了まで5分程度でした。

変更内容は… iOSのアップデートと異なりAirPortのユーティリティは更新内容を表示してくれないためWebで探さなければ分かりませんが、以下のとおりです。

  • An issue with performance on overlapping wireless networks
    オーバーラップしているワイヤレスネットワークのパフォーマンス改善
  • An issue with AirPlay audio streaming
    AirPlayにおけるオーディオ・ストリーミングに関わる修正
  • An issue with configuring multiple entries for DNS servers
    DNSサーバー複数登録時の問題修正

ちなみに、以前ウチのブログで紹介したMobileMeを使っているAirPort / AirMac Base Stationの「どこでもMy Mac」機能は、今回のバージョン7.6を適用した後も変わらず、MobileMeのロゴのまま表示されています。既にMobileMeは終了が決まっており、iCloudへ移行が進んでいるのに、更新し忘れたのでしょうか….。

参考リンク:

Mac: iCloud移行で忘れていた事の一つ – AirPort / AirMac Extreme – Logon Blog

 

 

Mac: iPhoto Library ManagerでiPhotoのライブラリを分割

ウチはiPhotoを用いて全ての写真の管理をしているのですが、2000年に撮影した写真から現在まで、全ての写真を一つのライブラリに入れています。

その結果、iPhotoのライブラリファイルの容量が200GBを越えてしまい、Intel i5 Coreを搭載したMid 2011 Mac miniを用いてもiPhotoの起動と終了に長い時間がかかる状況になってきました。

起動と終了が遅いだけならまだ諦めるのですが、イベント間の写真移動等、通常の操作時もかなりパフォーマンスが遅い為ライブラリの写真を分割してみることにしました。

残念ながらiPhoto単独では複数のライブラリをまたがる写真のコピーや移動は出来ません。写真を削除する事は出来るので、ライブラリの複製を作り、各ライブラリに残したい写真以外を削除する手順を繰り返す事で手作業で各ライブラリのサイズを小さくコンパクトにする事は出来ます。

なお、iPhotoのライブラリを切り替える方法はこちらのエントリー (iPhotoのライブラリが巨大化してしまったら…) で紹介していますので参考にしてください。

しかしウチの場合、前述の通り既にライブラリファイルが200GBにもなっており、Mac mini内蔵のHDDにその複製を作る事が出来ない状況。そして探した結果、有料ですが iPhoto Library Manager というアプリケーションを用いるとより簡単に新しいライブラリファイルの作成、ライブラリ間の写真(イベント毎やアルバム毎)のコピーが簡単に出来る事が分かりました。Trialバージョンは無料でダウンロード出来ますが、一回のコピーが最大20枚の写真までに制限されているため、即ライセンスを購入してみました。

iPhoto Library ManagerのWebサイトで紹介されている通り、とても簡単にライブラリの作成、写真コピーが出来ています。かなりの数の写真をコピーしなければならないので時間がかかりそうですがこの週末に整理整頓をしてみようと思います。

開発元のFat Cat SoftwareはiTunesのライブラリをマネージするアプリケーションも作っている様です。

参考リンク: iPhoto Library Manager – Fat Cat Software

 

 

Mac: ソフトウェアアップデート – iPhoto Version 9.2.1

Appleから3ivxVideoCodecとの互換性問題が修正されたiPhotoバージョン9.2.1がリリースされています。

適用はiPhotoのインストール方法により異なります。iLife ’11をディスクからインストールした場合はMac OS Xのソフトウェアアップデートから、最初からインストールされているMacの場合やMac App Storeからインストールした場合はMac App Storeのアップデートから適用出来ます。

3ivxVideoCodecに関する情報は こちらのページ で入手出来ます。

ソフトウェア・アップデートに表示される変更内容は以下のとおり。

iPhoto 9.2.1 で追加された修正

  • 3ivxVideoCodec プラグインがインストールされた Mac で iPhoto が突然終了する問題が解決されます

 

バージョン 9.2 での修正

  • iCloud および iOS 5 との互換性が解決されます
  • 1 枚表示モード時に左右のスワイプジェスチャを使って写真間を移動できるようになりました
  • 以前に読み込んだ写真が読み込みウインドウの別セクションに表示されるようになりました
  • ブック/カレンダーのテーマとカードのカテゴリが、回転表示の画面でポップアップメニューから選択できるようになりました
  • ブックの一部のページが正しくプリントされない問題が解決されます
  • ライブラリを再構築したときに保存済みのスライドショーとブックが正しく保持されるようになりました

このアップデートは iPhoto ’11 のすべてのユーザに推奨されます。

friio: ONTVサービス終了に伴い、iEPGでのテレビ予約に移行

先日こちらのエントリーで紹介した通り、ウチがfriio+Macを用いたテレビ録画システムのリモート番組予約に利用していたONTVがサービス提供を2011年10月31日に終了してしまいます。

更に、録画予約の状況はiCalで参照出来る様にMobileMeを利用して所有している他のMacやiOSデバイスと共有していました。しかし、friio録画システムが動作しているMacはLeopardで動作している為、こちらで紹介した通りMobileMeからiCloudへ移行した段階でiCalとiCloudカレンダーが同期出来なくなっています。

ONTVをベースとしたシステムについてはBlueDiamond Web.のこちらで紹介していますので気になる方は参考にしてください。

さて、ONTVがサービス終了になる事から今後は「テレビ王国」のiEPGデジタルを用いたリモート番組予約に移行することにしました。

1) 目的

既にONTVシステムが送信するメールを受け取って録画用のスクリプトとiCalへのアラーム付きイベントを作成する仕組みが出来上がっているので、テレビ王国からダウンロードするiEPGファイルを用いてONTVが送信するものと同じ内容のメールを送信するAppleScriptを作ります。
そしてMobileMeカレンダーの代わりにGoogleカレンダーとiCalを同期させます。

2) Leopard iCalとGooleカレンダーの同期

LeopardのiCalはGoogleカレンダーとCalDAVですんなり同期する事が出来ません。Snow LeopardやLionであれば簡単だったのですが、Leopardに搭載されているiCalのCalDAV実装が古い為か、一筋縄には行きません。
一番簡単な方法としてSpnning Syncというアプリを用いました。これはシステム環境設定の項目としてインストールされるもので、GoogleのアカウントでログインするとiCalのローカルカレンダーとGoogleカレンダーを双方向同期する事が出来ます。
アドレス帳の同期も出来るので、Leopardをメインで使っていてGoogleと同期させたい方には便利かもしれません。
ただし問題は有料のアプリである事。年単位で利用料金を支払うか、一度にライセンスを購入する必要があります。
ひとまずは試用期間で2週間動かせるので試してみることにしました。

3) iEPGデジタルファイルからのメール送信

friio録画を行っているMacは日本に設置しており、シンガポールからいつもリモート接続で操作するのは少しストレスがあります。よって、シンガポールでメインで利用しているMacBook Airにフォルダアクションを設定し、テレビ王国からiEPGデジタルファイルをダウンロードするとメールアプリからONTVサービスと同じ記述内容のメールを送信するアップルスクリプトを作ってみました。

フォルダアクション設定の為にAppleScriptを「~/Library/Scripts/Folder Action Scripts」にコピーし、そしてSafariがiEPGファイルをダウンロードするホームディレクトリ以下の「ダウンロード」フォルダにこのスクリプトをフォルダアクションとして割り当てます。

後はMailアプリを起動しておいて、テレビ王国でiEPGデジタルボタンをクリックしてファイルをダウンロードするのみ。ダウンロードが完了すると自動的に内容を解析してONTVの「メール録画予約」と同じ内容を生成してメールで送信します。

これによってfriioが接続されているMacには何も変更を加えずに、リモート録画予約するMacのみへの変更で移行が出来ました。

本来はiEPGデジタルファイルからすべてを生成する方式に変えたかったのですが、friioを動作させる為のスクリプトファイル(iCalのアラームで実行するファイル)の扱いなど、色々と考慮することがあり、まずはONTVサービス終了の10月31日に間に合わせる事を優先して上述の様な手法をとりました。問題は従来と異なりONTVにアクセス出来る環境であれば何処からでも予約出来るわけでなく、フォルダアクションが設定されているMacで無ければリモート録画予約が出来ない事。最悪はこのMacへリモート接続して操作する事になると思いますが、出張中などは少々不便になりそうです。

参考リンク:

スクリプトは作成したばかりでまだ十分検証出来ていませんので、利用される場合は自己責任でお願いします。スクリプト下部にメールの送信先と送信元アドレスを指定する箇所がありますので適宜修正してください。