予想通りというか予定通り、WWDC2010で次期iPhoneと各方面で噂されていたiPhoneが発表となりました。
名称からは”G”や”GS”が無くなって(もともと初代iPhoneには何もついていなかったよな…)、iPhone 4。早速アップルの公式ページにもiPhone 4の情報が公開されています。キャッチフレーズは「すべてを変えていきます。もう一度。」
同時に現在iPhone OSと呼ばれているiPhone / iPad Touch向けOSはiOSと改名され、改名後初バージョンとなるiOS 4も発表されています。こちらは以前発表となっていたiPhone OS 4の内容が盛り込まれた形。
ハードウェア、ソフトウェアの発売日・リリース日、価格は次の通り。
[ハードウェア: iPhone 4]
- 予約開始日: 2010年6月15日
- 発売日: 2010年6月24日
- 価格: 16GB = USD199, 32GB = USD299
- カラー: ブラック と ホワイト
[ソフトウェア: iOS 4]
- リリース日: 2010年6月21日
- 価格: 無料 (iPod Touch向けにも無料)
- 対象デバイス: iPhone 3G, iPhone 3GS, iPod Touch (2nd Generation and newer)
- 非対象でバイス: 初代iPhone と 初代iPod Touch
iPhone 4はiPhone 3GSと比べて何が新しくなったか、書いてみました。
- バッテリー容量が大きくなったので、3Gネットワーク利用時の連続通話時間が2時間、3Gインターネット利用が1時間、オーディオ再生は10時間長くなってます。
- Wi-FiはiEEE802.11nに対応。
- Retinaディスプレイの採用で、解像度は一気に326ppiにアップ。サイズは3.5インチのままですが、960 x 640ピクセルです。
- カメラは5メガピクセルになり、フロント側にもVGA画質のカメラが搭載されました。背面側の5メガピクセルカメラにはLEDフラッシュがつきました。
- HDビデオ撮影。H.264フォーマットで最大720ピクセル、毎秒30フレームのビデオ撮影が出来ます。スチルカメラの様に、ビデオ撮影中も画面タップでピントを任意の場所に合わせることができます。
- 3軸ジャイロスコープ搭載。加速度センサーと組み合わせて6軸が検出可能になりました。
- SIMカードからMicro SIMカードへ。
- デザインは一新されて、以前からリークしていたものへ。前面と背面はガラスで、側面はステンレス。高さは3GSとほとんど変わりませんが、厚みは3mm、幅は3.5mm減っています。
iOS 4に関してはほとんどが以前発表されている内容ですが、「iBooks」がiPhoneでも利用出来る事は朗報。iPadが欲しいと思う最大の理由はiBooksなのですが、日本で提供される電子書籍の種類等が気になって躊躇しています。iPhoneでiBooksが利用出来る様になればどのようなコンテンツが提供されるかや、実際に利用してみて大画面の必要性を知る事も出来るかもしれません。
ところで、今までiPhoneのケースはApple純正品が無かった訳ですが、iPhone 4向けにはBumpers for iPhone 4がアクセサリとして登場しています。
可愛いですね。iPod向けに販売されているソックスの様なイメージでしょうか。iPhone 4のエッジに装着してデザインを維持したまま保護する為のアクセサリの様です。当然6色セットで販売と思いますが、価格は発表になっていません。確かに前面も背面も真っ平らで傷つきやすそうなので、エッジだけではなく背面側も保護して欲しかった気がします。
ちなみに、Dockコネクタ脇のネジは健在の模様。ストラップ穴が無いiPhoneにストラップを足してしまうaisanceも引き続き使えそうです(ネジのサイズがiPhone 3GSと同じであればですが…)。
6月15日の予約開始に向けてソフトバンクの販売価格や予約受付ショップ情報などが気になりますね。端末価格そのものはAppleの発表価格よりも高く、月々割等の適用でほぼ同等になるものと思います。5月のiPad発売に続き6月のiPhone 4発売。Appleもソフトバンクも大忙しですね。
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