b-mobileSIM プラチナサービス for iPhone 3GS (SIM Free)

日本通信株式会社(b-mobile)からSIMフリーのiPhone 3GS向けに、talking b-mobileSIM プラチナサービスが発売されています。

ウチのブログでも以前こちらのエントリーで紹介したtalking b-microSIMプラチナサービスと同じサービス内容の通常サイズのSIMバージョン。価格も同じ設定なので、日本でのみiPhone 3GSを利用する場合を想定してソフトバンク契約と比較してしまうと、割高になりますがFOMA網でiPhone 3GSを利用したい場合には便利なサービスです。

初期手数料 3,150円
月額基本料 6,260円 + ユニバーサルサービス料8.4円
無料通話分 1,050円(最大25分相当)
データ通信 使い放題
30秒当たりの通話料 21円

talking b-microSIMプラチナサービスと同様にテザリングもサポートしているので(テザリング時は300kbps)、ラップトップPC等を出先で接続する事が多いユーザーにとっては、モバイルルーターと携帯電話を2台持つよりは、一台にまとめる事が出来て便利かもしれません。

参考リンク: talking b-mobileSIM プラチナサービス

SoftBank: 「あなたのケータイ、大丈夫ですか!?」というパンフレット

家電量販店のiPhone 4売り場にこんなパンフレットが置いてありました。

タイトルだけ見て、携帯電話の修理保証に関する内容かと思い手にとってみると、全然違う内容。

要するに、正規のソフトバンクショップ以外で入手した携帯電話やiPhone、スマートフォンについてはSoftBankが利用制限をかける事があるので注意してくださいね、という内容でした。

昨今、不正契約、不正取得した携帯電話による犯罪が後を絶たない様で、特に振り込め詐欺等の犯罪にソフトバンクの携帯電話が利用される事を防ぐ目的で、SoftBankが利用されている携帯電話のIMEI(携帯電話固有に割り振られている製造番号)に基づいて3Gサービスの利用を制限する場合があるとの事。

中古の携帯電話やスマートフォンはネットオークションや中古販売店で手に入れる事が出来るので、これらのケータイを使った被害があるのでしょうね。

このパンフレットには携帯電話もしくはパソコンから、使っている携帯電話のIMEI番号から利用制限状況を確認する方法が掲載されていました。手順は簡単で、「ネットワーク利用制限確認サイト」にアクセスしてIMEI番号を入力するだけ。問題あるはずは無いのですが、ウチのiPhone 4で試してみたところ「利用できます。」と表示されました。

ネットワーク利用制限確認サイト:

ちなみに、以前シンガポールで使っていたHTCの端末で試したところ、「製造番号が確認できません」と表示され、SoftBankで販売した履歴のある端末ではない事が表示されました。

emobile: 新契約種別 「にねんS」を発表

データプランBとデータプラン21Bの発表と同時に、今日2010年9月14日、emobileが新しい契約種別を発表しました。現状でも9つもの契約種別があって、料金プランとの組み合わせで既によく分からない状態なのですが、さらに「にねんS」という契約種別が2010年9月17日から提供開始となります。

とはいえ、emobileも契約種別が沢山ありすぎる事は気づいている様で、「新にねん」と「にねん」種別は2010年12月31日で新規申し込みと変更申し込みの受付を終了するとの事。

さて、「にねんS」はどのくらい安いのでしょう。例えば料金プランが「データプラン」の場合で契約種別毎に比較してみます。

  • にねんS : 4,580円
  • 新にねん : 4,980円
  • にねんM : 4,980円
  • にねん : 5,980円
  • にねんL : 5,980円
  • にねんMAX : 6,480円
  • ベーシック : 5,980円
  • ベーシック 年とく割 : 4,980円
  • ベーシック 年とく割2 : 4,580円
  • ベーシック にねん得割 : 4,280円

データプランだけを比較してみると、ベーシック にねん得割より高いですが、その他の契約種別よりも安く設定されています。もちろん、2年縛りがあるので契約開始から2年間の途中に解約すると経過期間に応じた契約解除料が発生します。

詳しくは こちら のプレスリリースで。

emobile: 新しい料金プラン データプランB と データプラン21B

emobileが今日2010年9月14日に新しい料金プランを発表しています。2010年9月17日から提供開始されるとの事で、既にemobileを契約・利用している場合は料金プランの変更適用は翌月からとなる為2010年10月から利用可能です。

このプランは月額利用料が今までのデータプランに比べると安くなっていますが、月間の上限通信量が5GBに制限されています。5GBを超えるとその月は通信できなくなるのかどうかは明確に発表されていませんが、2011年5月31日までの間は5GBの上限が無いとの事なので、当面の間は実質上限無しの定額プランとなります。

ただし5GBの月間上限通信量以外にも制限があり、利用できる通信が「メールの送受信、ウェブサイト閲覧、音楽ファイルのダウンロード、ストリーミング型を除く動画閲覧など」に制限されており、Peer to Peerのファイル交換、ストリーミング通信、オンラインゲームなど、一部通信は利用できないとの事です。このような制限もあり、データプランBもしくはデータプラン21Bを利用する場合は、端末のAPN設定を専用のものに変更する必要があります。

データプランBは下り最大7.2Mbps対応、データプラン21Bは下り最大21Mbps対応の料金プランとなります。

気になる料金は契約種別が「にねんM」の場合で

データプランB 4,280円 データプラン: 4,980円
データプラン21B 4,880円 データプラン21: 5,980円

です。参考までにデータプラン(データ通信量制限無し、通信プロトコル等の制限無し)の料金も記載してみましたが、7.2Mbpsのサービスで700円、21Mbpsのサービスで1,100円安くなっています。

ウチは今月b-mobileでiPadを使っていますが、通信速度が予想以上に遅く安定しないので、来月からはemobileのPocket WiFiに戻そうと考えています。せっかくなので10月はデータプランBを試してみようと思います。

より詳しい料金に関する説明や、利用可能・不可能な通信については こちら のプレスリリースで。

NTTドコモのスマートフォン向けサービス「spモード」

2010年8月27日、NTTドコモがサービス開始予定日を「2010年9月1日」とアナウンスしています。ウチのブログでもこちらのエントリーで5月に紹介していましたが、昨日のアナウンスで利用料金についても発表になっています。

spモードは、今までスマートフォンでは利用できなかったiモードのメールアドレス (@docomo.ne.jp) が利用でき、絵文字やデコメールも使えるとの事。さらにインターネット接続もでき、ドコモマーケットやドコモサイト、携帯電話向けのホームページを閲覧したり、音楽やゲームなどのコンテンツをダウンロードできるとの事です。

ただし、i Menuおよびiモードメニューサイトは利用できず、iチャンネル、iコンシェル、ケータイデータお預かりサービス等のiモードサービス契約が必要な各種サービスは利用出来ません。

気になる利用料金は、月額使用料が315円。さらに利用したパケット数に応じてパケット通信料が課金されるので、パケ・ホーダイ ダブルやパケ・ホーダイ シンプルに加入していない場合はパケット通信料が青天井になる可能性があるので注意が必要ですね。もちろん、iモードサービスへの加入も必要ですが、iモード 315円 + spモード 315円 の総額630円 が半額の 315円 になるISPセット割を適用する事が出来ます。

対応機種はAndroid OS搭載の Xperia SO-01B、LYNX SH-10BとWindows Mobile搭載のdynapocket T-01B、SC-01B、T01A。ただし、機種によって制約もある様です。

詳しくは NTTドコモ のこちらのページで。

ソフトバンクもそのうちこのようなサービスを提供するのでしょうか…。

SoftBank: 海外パケットし放題

主要な携帯電話キャリアとしては初の試みではないでしょうか?2010年6月28日にソフトバンクから、海外パケットし放題が発表されており、2010年7月21日からサービス提供となっています。

まず料金体系。

動画等を除く、Webやメールなどの普通のパケット通信であれば一日当たり上限1,480円 (2011年7月1日以降は1980円/日)。

ただし、携帯電話とPCをUSBで接続してのデータ通信や、データ通信カードは対象になりませんので超高額請求になる可能性があります。

詳細はまだ分かっていませんが、動画等を利用すると上限は2980円/日になる様で、その詳細は後日お知らせがある様です。

さすがに国内の様に月額定額というサービス体系にはなりませんが、海外旅行中や仕事での渡航先で日を定めて思いっきり海外でも携帯パケット通信をするには最高のサービスですね。

世界対応ケータイのSoftBank 3G携帯とiPhone, iPad, Xシリーズのスマートフォンに対応していて、ベーシックパック&国内のパケットし放題サービスに加入している事が条件。
(2010年7月21日〜2010年11月30日までの期間は国内のパケット定額サービスに加入していなくても適用されるそうです)

価格に関してはある程度納得。次はサービス提供される国。

定額対象事業者もソフトバンクのホームページで公開されており、かなりの国が対象です。ラッキーな事に、ウチの好きなシンガポールも対象に入っているので、今度渡航するときに試してみようと思います。

重要な事が2つ。

1つ目は「必ず手動で接続する事業者を設定する」事。実際よくありますが、海外の国で複数の事業者が携帯電話のサービスを提供している場合、電波状況によって異なる事業者へ接続される事があります。

例えばシンガポールの場合。定額対象事業者は”SingTel”になっていますが、シンガポール国内には他に”m1″と”StartHub”が携帯電話サービスを提供しています。

携帯電話の設定を手動で “SingTel” に固定接続する様設定しないと、気がつかないうちに”m1″に接続されて定額対象にならず高額請求を受ける可能性があるので十分注意が必要です。

そして2つ目は「日本時間を基準に課金される」という事。日本との時差が少なければ少ない程分かりやすく、得な気がしますが、日本時間の00:00:00〜23:59:59を1日として1480円/日が課金されるという事です。

時差が12時間の国では午前中にパケットし放題を楽しんで、昼を食べながら午後もパケットし放題するか悩む事になりそうです。

参考: SoftBank 海外パケットし放題

いずれにしても、ソフトバンク、やってくれました。PCデータ通信は対象にならないとはいえ、iPhoneやiPadで海外でもガンガンインターネット接続出来るのはとても嬉しいですね。7/21以降に対象国に行く機会があれば是非試してみたいと思います。

ソフトバンク携帯の転送電話に関する考察

ソフトバンクの携帯電話で転送電話を設定した場合の料金が気になり調べてみました。

ソフトバンクFAQを見ると、

  • Aさん: 発信元
  • Bさん: 転送元
  • Cさん: 転送先

と仮定した場合の通話料負担について説明がありました。

  • AさんからBさんへの通話料: Aさんの負担
  • BさんからCさんへの通話料: Bさんの負担

となり、予想通りの結果でした。そして転送元(この例ではBさん)が「ホワイトプラン」を利用していて、転送先がソフトバンク携帯(この例のCさん)であれば、1時〜21時は通話料が無料になります。さらに、「ホワイト家族24」契約の回線であれば、24時間、転送電話の通話料金は発生しない事となります。

ソフトバンクは通常の3G携帯電話向けに「ダブルナンバー」という、携帯電話1台で電話番号とメールアドレスが2つ併用できるサービスを提供しています。例えば、通常利用する電話番号と、オークション用の電話番号を分けたい場合などに2台の携帯電話を持ち歩かなくても使い分けが出来るというものです。ただし、このサービスを利用する為には対応している端末機種でなければならず、iPhoneやスマートフォンは対応していません。

そこで、先ほどの「転送電話」サービスと「ホワイト家族24」をうまく組み合わせると、対応機種ではなくても「ダブルナンバー」相当の状態を作り出せると思いつきました。その為には、

  1. 日頃利用する電話機・契約を用意する(例えばiPhone)
  2. さらにもう1回線、どの様な端末でもかまわないので 1 の回線とホワイト家族24で契約する
  3. 2で用意した携帯電話回線から1の日頃利用する電話番号へ転送電話設定する

「ダブルナンバー」と決定的に違うのは、2で用意した副回線の番号から発信できないという事です。唯一の解決策としては、番号非通知で 1 の電話から発信する事だと思います。1で準備した回線から普通に電話をしてしまうと、その番号が相手に通知されてしまうので、2の電話番号のみを知らせたい場合に意味をなさなくなってしまいます。

また、2の電話番号から1の電話番号へ転送される際にアナウンスが流れる為、相手によっては気にされるかもしれませんね。

このような用途が実際にあるかどうか分かりませんが、このような方法で非対応機種でも疑似「ダブルナンバー」が実現できると思われます。