SoftBankが2011年4月1日に、4月4日よりGMM Informationでの時刻情報の配信を開始する事をアナウンスしています。
そのアナウンス文には、
GMM Informationに対応している携帯電話においては、自動時刻補正機能を「自動」や「ON」などに設定している場合、電源のON/OFF時やタイムゾーンの変更時などに時刻が自動で補正されます。
と記述されており、対応しているデバイスで無ければこの恩恵を受ける事が出来ない様です。使っている携帯電話がGMM Informationに対応しているかどうかはマニュアル等に記載されていれば分かる気がしますが、iPhoneの場合でも自動的に日時が設定される様になるのでしょうか…。
以前に日付と時刻の自動設定についてこちらで記事にしましたが、iOSはNITZ (Network Identity and Time Zone)という仕組みで日時を自動設定している様です。この仕組みに使われるプロトコルがGMMを示しているのかどうかよく分かっていないので、今の段階では4月4日以降にiPhoneがソフトバンクのネットワークに接続されていれば日時が自動的に補正されるかどうか分かりません。
GMMはGPRS Mobility Managementの略。更にそこに含まれているGPRSはGeneral Packet Radio Serviceの略で、第二世代や第三世代の携帯電話ネットワークでのデータ通信を司っている仕組み。メールのやり取りの様な実質的なデータのやり取りとは別に、携帯電話キャリアが各携帯電話端末と位置情報や端末情報等をやり取りする為にGMMが用いられている様です。
ソフトバンクによるGMM Informationでの時刻情報配信は4月4日から開始し、順次配信エリアを拡大して4月中旬頃には全国で利用出来る様になるそうです。
参考リンク:
時刻情報(GMM Information)の配信開始について – ソフトバンクモバイル