iPhone, iPad, iPod touch: iOS 4.3がリリースされました。

てっきりiPad 2の発売日と同じ2011年3月11日に配信が開始されていると思っていたiOS 4.3ですが、日本時間で2011年3月10日未明に公開が開始されたらしく、既にダウンロードとインストールが可能になっています。

適用はいつも通りインストールするデバイスを同期しているiTunes経由。

早速ウチのiPadとiPhone 4に適用してみました。ダウンロード開始からiPadへのインストール、iPadの再起動諸々を含めて15分程度で完了しました。OSに相当する部分の更新と、ファームウェアの更新、両方が含まれている様で、複数回iPad/iPhone 4が再起動してソフトウェアやファームウェアの更新を行う動きをしていました。

バージョンアップが完了すると、iTunesが自動的にデバイスを認識して同期を始めるはずなので、すぐに接続を解除せずに同期が完了するのを見届けて、バージョンアップ終了。

早速Safariを起動して少々重たいページへアクセスしてみましたが、圧倒的にパフォーマンスが改善されています。テキスト情報を先に表示する様になったのは感じましたが、イメージを含めた全体が表示されるまでの時間も明らかに早くなっています。

これから会社への通勤電車の中でemobileの回線を使って試したり、その他の機能も試してみようと思います。また今夜もう少し詳しいインプレッションをレポートにしてみます。

なお、iOS 4.3に変更内容の一部抜粋は以下の通り。

  • インターネット共有
    iPhone 4で接続中のモバイルデータ通信回線を、最大5台のデバイスと共有出来ます。(Wi-Fi経由で最大3台、Bluetooth経由で最大3台、USB経由で最大1台の組み合わせ)
    ただし、日本では利用不可
  • iTunesのホームシェアリング機能
    MacまたはPCのiTunes共有ライブラリにある音楽、ムービー、およびテレビ番組を再生出来ます。(iTunes 10.2が必要)
  • AirPlayの新機能
    写真Appのカメラロールアルバム、iTunesのプレビュー、対応他社製App、及びWebサイトのビデオをApple TVで再生出来ます。
    Apple TVにある写真をApple TVに用意されているトランジションを使ってスライドショー再生出来ます。
  • Apple Nitro JavaScriptエンジンによりSafariの動作速度が向上
  • Apple Digital AVアダプタによるHDビデオ出力に対応
  • Ping機能
    コメントとフォロワー申請がプッシュ通知されます。
    曲に対するコメントと「いいね!」を曲の再生画面から直接投稿出来ます。
  • 新規設定項目
    “SMS/MMS”設定で、通知音を再生する回数を設定出来ます
    iPadのスライドスイッチの機能を、画面向きのロック機能、またはサウンド通知やサウンドエフェクトの消音機能から選んで設定出来ます。
  • シングルタップでのグループ通話発信機能 (パスコード送信のためのポーズ機能付)
  • 問題修正

なお、iOS 4.3をインストール可能なデバイスは以下の通りです。

  • iPhone 4 (GSMモデル)
  • iPhone 3GS
  • iPad
  • iPod Touch (第四世代)
  • iPod Touch (第三世代)

[11-Mar-2011追記]

iOS 4.3へのバージョンアップ後、写真を同期する様に設定している場合は最初の同期に時間が掛かります。ウチの場合はiPhotoに保存されている写真について期間を区切って同期していますが、iPhotoのライブラリに保存されている全ての画像をiPhone 4やiPad様に最適化し直しているようで、相当な時間がかかりました。

どの環境でも同じ挙動をするかどうかは分かりませんが…

    iPhone, iPad App: Air Video バージョン 2.4.5 リリース

    ウチがiPhone 4とiPadにインストールしているアプリにも、(アメリカ時間で)3日後に迫ったiOS 4.3対応が始まりました。

    Air VideoというiPhone, iPad, iPod Touch対応のアプリがバージョン2.4.5にバージョンアップしています。

    このAppはMacやPCに保存してあるムービーファイルをiOSデバイス(Apple TV 2Gを除き)へWiFiや3G経由でストリーミング再生出来るもの。変更内容としてはBugfixリリースとなっていますが、その他の新機能として

    Air Play support (requires iOS 4.3 and Air Video Server 2.4.5-beta3 or newer)

    と記載されています。まだiOS 4.3は一般向けにリリースされていない為、MacやPC側のVersion 2.4.5-beta3をインストールしても新機能を試す事は出来ませんが、いよいよ更に機能強化されたAir Playに対応するアプリが続々と登場しそうですね。

    参考リンク:

    Mac: FaceTime for Mac 正式版リリース

    2011年2月25日に発表された新しいMacBook Proシリーズと一緒に、FaceTime for Macの正式版もリリースされています。

    FaceTime for MacはiPhone 4や第4世代iPod Touchに搭載されているFaceTimeをMac上で実現するアプリ。このアプリがMacにインストールされていると、インターネット経由でWiFiネットワークに接続されているiPhone 4やiPod Touch 4G、Mac同士でもビデオ電話が出来ます。

    2010年10月21日の「Back to the Macイベント」でベータ版が発表、公開されてから4ヶ月で正式版のリリースとなりました。が、予想外の有料115円でMac App Storeで配信されています。

    FaceTime for Macを使う為にはApple IDが必要で、既存もしくは新規に作成したApple IDでログインし、着信に用いるメールアドレスを予め設定する必要があります。そうすればお互いがFaceTime可能な環境にあれば相互に発信、着信をして相手の顔を見ながら通話を楽しむ事が出来ます。複数のMacを持っている場合、同じApple IDでセットアップしておく事もでき、着信時には全てのMacで着信音が鳴るので手元にあるマシンで応答する事が出来ます。

    FaceTime for Macをインストールして一度設定を済ませるとアプリが起動していなくても着信音が鳴るので、まるでMacを電話代わりに使える感覚です。当然、Macの電源が入っていてネットワークに接続されている必要がありますが。

    ちなみに、ウチのMacBook Airにはまだベータ版のFaceTime for Mac (Version 0.9)が残っていたので、正式版リリース後でも使えるか試してみました。

    結果は…普通に使えました。とはいえ、正式版がリリースされてFaceTimeのWebサイトからベータ版ダウンロードのリンクが無くなっているので、これからベータ版をインストールする事は出来ませんが….。

    参考リンク:

    *価格等の情報は2011年2月27日現在のものです。

    App Store: 100億Appダウンロードまで後少し。

    iPhoneやiPad向けのApp Storeにおける100億アプリダウンロード特設ページが公開されています。今日は東京のオフィスに出勤していたのですが、1時間前に帰りの電車で見たダウンロード数から既に100万程進んでいますので、この数日間のうちに100億アプリに達するのではないかと思います。

    100億番目のアプリをダウンロードした人か、Webページからエントリーした人(それはどうやって100億番目とカウントされるのか分からないのですが…)にUSD10,00分のiTunesギフトカードをプレゼントするそうです。

    今日の時点でUSD1.00がJPY82程度ですので、10,000USドル分のITunesギフトカードは約820,000円分。となると、115円のアプリで換算すると7,000アプリ以上。到底使い切れる気がしませんが、iOSデバイスをとことん楽しめそうな金額ですね。

    iPhone、iPadそしてiPod Touchユーザーの方、さらにiOSデバイスをお使いでない方もWebページから運試ししてみてはいかがでしょう。

    そのうち似た様なイベントをMac App Storeでも開催するのですかね…。

    参考リンク: iTunes – 100億Appカウントダウン

    iPhone: ELECOMの新しいBluetoothキーボード (TK-FBP017EBK)

    ELECOMがBluetooth 2.0に対応したiPad, iPhone, iPod Touch向けのワイヤレス折り畳みキーボード TK-FBP017EBK を2011年1月中旬に発売すると発表しています。以前から日本語配列の TK-FBP017BK は販売されていましたが、今回の TK-FBP017EBK は型番に「E」が追加されている通り英語配列の65キーのタイプ。

    単四電池2本で動作し、折りたたみ時のサイズは「幅146.2mm×奥行99.3mm×高さ21.9mm」でバックの中に入れても邪魔にならなそうなサイズです。重量は電池を除けば165g。標準価格は 13,335円です。

    ちなみに以前ウチのブログで紹介した事があるのですが、ほぼ同一のBluetoothキーボードが「リュウド」から発売されており、こちらは従来から日本語配列と英語配列の両方がラインナップとして揃っています。サイズ、重量はELECOMとほぼ同じスペックです。

    今回はELECOMから英語配列65キーのキーボードが発売されるという事で、キー配列を比較する為にELECOMとリュウドの画像を並べてみました。上がELECOMのTK-FBP017EBKで下がリュウドの RBK-2200BTiです。ESCとBluetoothボタンに若干の違いと、キートップのシルク印刷に使用されているフォントに多少違いはあるもののほぼ同じに見えます。リュウドには電源スイッチがありませんが、キーボードを閉じると自動的に電源が切れ、開くと自動的に電源が入ります。折りたたみキーボードの場合は使う時に開き、それ以外の時は閉じて保管する事が想定されますので煩わしいスイッチでの電源ON/OFFが不要なのは手軽で便利に感じます。

    スマートフォンに角度をつけて置く事が出来るスタンドが付属するのも同じ、開閉ロックについても両方とも備えていますが、スペック上で最も違うのがマルチペアリングの台数。マルチペアリングによって一度複数のデバイスにキーボードをペアリングしておけば、それ以降は切り替え操作だけで文字を入力したいデバイス(iPhoneやiPad, iPod Touch, Mac等)と接続が出来ます。

    • ELECOM TK-FBP017EBK は最大3台とペアリング
    • リュウド RBK-2200BTi は最大4台とペアリング

    対応機器もELECOMの場合はiOS4.0以降のiPad, iPhone, iPod Touchに限定されたスペックになっていますが、リュウドはAndroidを含めたスマートフォン全般と記載されています。ELECOMのキーボードもBluetoothのHIDプロファイルに対応しているので、iOS以外のデバイスでも動くとは思いますが…。

    そして気になる価格ですが、ELECOMの13,355円に対してリュウドのRBK-2200BTiはAmazon.co.jpで7,839円で販売されており、スペック的に優れていて価格が安いリュウドの方がお買い得に感じますね。iPadやiPhoneと一緒に持ち運ぶ小さなBluetoothキーボードをお探しの方はチェックされてみてはいかがでしょう。

    参考リンク:

    リュウド (Bluetooth HID、Mac用US配列) RBK-2200BTi – Amazon.co.jp

    リュウド Rboard for Keitai Bluetooth

    ELECOM TK-FBP017EBK

    *価格等の情報は2011年1月6日現在のものです。

    iPhone: Skype iPhone Appがビデオ通話に対応 (Version 3.0)

    2010年12月30日、iPhone用のSkype Appがバージョンアップして Version 3.0 になりました。今回のバージョンアップで遂にビデオ通話に対応。

    iPhone 4やiPhone 3GS、iPod Touch 4Gで双方向ビデオ通話が可能で、その他のカメラ非搭載モデルはビデオ映像の受信のみを行う事が出来ます。ただし、iPhone 3GSの場合はディスプレイ側のフロントカメラが搭載されていない為、相手に顔を見せながら相手の顔を見てビデオ通話する事はとても難しそうですが..。

    ビデオ通話の相手はiOSデバイスに限らずMacやPC上のSkypeとも可能です。また、3G経由でもビデオ通話が可能なので、WiFi必須のFaceTimeよりも場所を選ばずに使う事が出来そうです。

    ということで、早速3Gネットワーク接続のiPhone 4 (iOS 4.2.1)とWiFi (Internet Connection, 100Mbps FTTH)接続のMacBook Air間でビデオ通話テストをしてみました。紹介してみます。

    発信

    いつも通りSkype Appを起動してログイン後、発信するユーザーをタップします。見ての通り、FaceTimeと同じアイコンが表示されたビデオ通話ボタンが追加されています。このボタンを押して発信します。

    Mac側が着信し、呼び出し音が鳴り始めます。

    応答・ビデオ通話開始

    Mac側で応答直後、すぐにiPhone側の映像がMac上で表示されました。Mac側のカメラが自動で起動するかどうかはSkypeの設定にもよりますが、双方向のビデオ通話時のiPhone側スクリーンキャプチャが以下の画像です。左下に自分のカメラで映っている映像、画面全体に相手側の映像が表示されています。一度画面をタップするとカメラの切り替え、ミュートボタンが現れます。カメラの切り替えボタンをタップすると、ビデオ通話の終了(音声は継続)、フロントカメラ、バックカメラの切り替えを行う事が出来ます。

    パフォーマンス

    ビデオの映像はスムーズに動きます。解像度がかなり低くなっている様なので、画像は少し荒いですが相手の顔を見ながら通話するレベルであれば十分です。試しにバックカメラをIDEOSに向けて、その画像をMac側でもスクリーンキャプチャしてみました。見ての通り輪郭は少しガタガタですが、映っているものが何であるかは理解できる十分なレベルです。

    従来通りシンプルな操作で簡単にビデオ通話が出来るのは便利だと思います。通話したい相手さえSkype IDを持っていてオンラインになっていれば完全無料で利用できる為、色々な場面で使えそうです。

    参考リンク: Skype App – iTunesで開く

    Mac: Mac App Storeは2011年1月6日にオープン予定

    2010年10月21日の「Back to the Mac」イベントでMac OS X Lionの発表とともに、それより前にオープンする事が発表されていたMac向けのアプリケーション・ストア、Mac App Storeが2011年1月6日にオープン予定である事をAppleが正式に発表しています。

    iPhone, iPod Touch、iPad向けのApp配信で成功しているApp Storeが遂にMac上でも展開され、開発者、利用者ともにMacがより便利で簡単に扱える様になるのではないかと思います。

    特にサードパーティーのアプリはそれぞれ独自のバージョンアップ機能を搭載していて、Mac OS Xのソフトウェア・アップデートで一括管理されていないものが多々あります。これらがMac App Storeで配信される様になれば、バージョン管理が一元化され、全てのアップデートをボタン一つ済ませる事が出来、かなり楽になると感じています。

    インストールに関しても、今はアプリケーションフォルダにドラッグ&ドロップするタイプや、セットアップツールによるインストールが必要なタイプなど様々ですが、iPhoneやiPadの様にボタンを押すだけで自動的にインストールされるのであれば簡単です。更にはユーザー毎に購入したアプリが管理されるので、複数のMacを所有している場合、一度の購入で全てのMacへ同じアプリがダウンロード&インストールされて利用可能になるとの事。

    Appleの発表によると

    Mac App Storeはオープン当初より90カ国で利用可能で、有償・無償のアプリケーションが教育・ゲーム・グラフィック&デザイン・ライフスタイル・仕事効率化・ユーティリティといったカテゴリから選べるようになる予定

    との事。まさしくiTunes上のApp Storeの様に、カテゴリ毎に様々なアプリが並び、レビューを見ながら良さそうなアプリケーションを探してインストールする事が出来る様です。

    今でもWindows OSより色々な意味で使いやすいMac OS Xが更に使いやすくなると考えられ、リリースが楽しみです。最初に登録されるアプリには最新版のiWorksが含まれていると予想していますが、どうなんでしょう。iPad用も同時期にアップデートされるのかなと個人的には思っており、まだiPad用のPages, Numbers, Keynotesは購入せずに待っているのですが…。

    参考リンク: