Apple: MobileMeからiCloudへの移行に関するアップル・サポートページ

先日のAppleからiCloudが発表され、MobileMeユーザーのウチとしては各サービスの継続性が気になっていましたが、アップルのサポートページに記事番号HT4597として色々と情報が公開されています。

既に先月末から徐々に公開されていた様ですが、今日2011年7月3日時点での最終更新日は7月1日となっています。

さて、MobileMeのサービスのほとんどは継続して利用する事が出来る様ですが、残念ながらウチにとってとても重要なiDiskは提供されない事は間違いない様です。iWebへの公開は既に自前のサーバーに移行していますし、ギャラリーに関しては自前サーバー上でiWebのアルバム機能を使えば写真を共有出来るので良いのですが、iDiskが提供されないのはとても残念です。

ウチはMacのハードディスクやSSD、本体に何らかの故障が発生した場合でも重要なデータだけは失わない様、殆どの重要なファイルはiDiskに保存しています。既にその容量はiDiskに割り当てている15GB中の約10GBになっています。

普通にMacのディスクに保存してバックアップをしっかり作成すれば良いのでしょうが、複数のデバイスから同じコンテンツに常にアクセス出来る利便性が失われる事が残念。

まだiCloudの登場までには時間がありますし、MobileMeの終了となるサービスも2012年6月30日まではiDisk等のiCloudで提供されないサービスも継続する様なので、それまでの間に別のサーバーを立ててWebDavのディスクスペースを作ろうかなと思います。

まあ、iDisk以上に頻繁に利用しているメール、連絡先、カレンダー等が無料になるので今後もAppleのサービスは継続して利用しますが、せめて今までの半額程度の価格でiDiskサービスも提供してくれたら嬉しかったです。

参考リンク:

MobileMeの移行とiCloudについて、よくあるご質問 – アップル サポート

iPhone: インターネット共有の設定方法

先日、こちらのエントリーでiOSのインターネット共有機能を使ってWi-FiデバイスをiPhone 4の3Gデータ通信回線経由でインターネットに接続した事をお伝えしましたが、もう少し詳しくスクリーンショットをとってみたので紹介してみます。

その1. 予め[設定]AppでWi-Fiをオンにしておきます。既に設定されているWi-Fiネットワークに接続されていても問題はありません。パーソナルホットスポットをオンにすると切断されます。

その2. [設定] – [インターネット共有]をオンにします。Wi-Fiアクセスポイントに接続されていた場合はこのタイミングで切断されます。当然iPhone 4が3Gネットワークに接続出来ていて、インターネットに通信出来ている事が必要です。

“Wi-Fiのパスワード”をタップすると、接続するWi-Fiデバイスとのセキュリティ設定を施す事が出来ます。Macアドレスフィルタリングは出来ませんが、少なくとも知らないデバイスが勝手に接続してしまう事が無い様に出来ます。

SSIDはiPhone 4をiTunesと同期した際に設定したiPhoneの名前になります。iTunesと同期した事が無いデバイスの場合、iPhoneというSSIDになります。

その3. 次にiPhone 4を経由してインターネットへ接続したいデバイスのWi-FiをオンにしてiPhone 4のSSIDに接続します。正常に接続出来れば、iPhone 4の画面上部が青色に変化して接続しているデバイスの台数が表示されるはずです。

なお、iPhone 4自身がDHCPサーバーとして動作しており、ウチの環境では172.20.10.0のネットワークアドレスが接続したWi-Fiデバイスに割り振られました。

SoftBank契約のiPhone 4の場合はインターネット共有機能が利用出来ませんが、SIMフリー版をb-mobile等MVNOで利用した場合は日本国内でも使う事が出来るはずです。

また、ここシンガポールではどのキャリアと契約したiPhoneでも利用する事が出来て便利な感じです。と言ってもシンガポール国内には無料で利用出来るWi-Fiホットスポットがあるので、わざわざiPhoneのバッテリーを消費して使わなくても…というウワサもありますが (^^;;

 

iPhone: Personal Hotspotを試してみた。

日本からシンガポールへ持ち込んだiPhone 4はSoftBankのSIMロックの為に、こちらで契約しているMobileOneの回線で使えず、いずれにせよスマートフォンを使うつもりでいたのでiPhone 4 Whiteを入手しました。

iPhone 4自身はずっと使っていたので、色の違い以外に目新しさは無いのですが、日本のSoftBank契約では使えない「Personal Hotspot – パーソナルホットスポット」機能がシンガポールでは使う事が出来ます。

予めWi-Fiを有効にしておき、設定 – パーソナルホットスポット の画面で接続用のWPA2パスワードを設定、そしてONにする事でiPhoneがモバイルルータとして動作し、手持ちのMacBook AirやiPadをインターネットへ接続する事が出来ました。

接続中は画面の上部が青色になり、接続しているデバイスの数が表示されます。

通信速度はキャリアや電場状況によって異なると思いますが、このブログの更新やメールのやり取りなどに全く支障はなく、日本で利用していたEmobile程度の快適さで使えています。

参考リンク:

iOS – アップル

 

Apple: 発表されたOS X Lion, iOS 5とiCloudの情報が日本のAppleWebサイトでも公開

先日発表されたAppleの次期OS群、OS X Lion、iOS 5とMobileMeの後続となるサービスiCloudに関する情報が日本のAppleサイトでも公開されています。とはいえ、OS X Lion以外の詳細に関しては英語のサイトへリンクされていますが、興味のある方はいかがでしょう。

*掲載の情報は2011年6月8日現在のものです。

iOS: App Storeで購入済みのAppをダウンロード出来る様になっています。

2011年6月7日からiOSデバイス上のApp Storeから、購入済みのアプリを確認してダウンロード出来る様になっています。同じApple IDが設定されていれば異なるデバイスで購入したアプリを、別のデバイスへダウンロードする事も出来ます。
今までも購入済みアプリの管理はされていた様なのですが、アプリによっては(例えばiOS用のNumbersなど)App Storeの一覧で別デバイスで購入しているにも関わらずアプリの価格が表示される為、再課金されるのではないかと心配になる事もありました。今日のApp Storeのアップデートで、「アップデート」のページに「購入済みアプリ」の一覧を表示するメニューが追加されており、タップする事で同Apple IDで過去に購入したアプリのリストを見る事ができます。また、そのデバイスにインストールされていないアプリを絞り込んで表示する事も出来、安心して異なるデバイスへ購入済みアプリをインストールする事が出来る様になりました。

早速、iPad上で購入し、最近iPhone/iPod touchにも対応したユニバーサルアプリになったNumbersをダウンロードしてみました。無事にインストールする事が出来、昨日までと比べて安心感と利便性が圧倒的に向上した事を感じる事が出来ました。

早速クラウド化が進んでいる事を実感出来ますね。iOS 5のリリースに向けて益々iPhoneが楽しくなってきました。

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Apple: iOS 5, Mac OS X Lion, iCloud, iTunes in the Cloudを発表

日本時間20011年6月7日の早朝、WWDC 2011でAppleから様々な新しいサービスとソフトウェアサービスが発表されました。

Mac OS X Lion
Snow Leopardに続く次期Mac OS XとなるLionが発表されています。販売方法はMac App Store経由で、価格は2600円(USD29.99)。1ライセンス購入する事で、所有しているMacハードウェア何台でもインストールする事ができるとの事で、複数台Macを所有しているウチにとっては嬉しい限りですね。さらに、Server機能に関してもAdd-Onという考え方で販売されるとの事。このブログもMac OS X Snow Leopard Serverで稼働していますが、アップグレードも簡単の様な気がしますね。

iOS 5
iOS 4の時の様に様々な新機能が搭載されるiOSのメジャーバージョンアップ、iOS 5も発表になりました。リリース時期は今年の秋。若干Androidっぽい感じもしますが今まで画面の真ん中に表示されていたPush Notificationが画面の上部に表示される様になり、Lock Screenでも詳しくNotificationを確認する事が出来る様になります。他にもWi-Fi及び3Gデータ通信を用いたメッセージングシステム「iMessage」も発表され、テキストメッセージ、写真、ムービー、場所、連絡先を異なるキャリアのiPhoneやiPadさらにiPod touchともやりとりする事が出来る様になります。そして待ちに待っていた「Reminders」というToDoアプリも追加になっており、後述するMobileMeに替わるiCloudやiCal, Outlookと連携して仕事リストの管理をiOSデバイス上で出来る様になるとの事です。他にもSafari, Photos, Cameraの機能強化、そしてMacやPCがなくてもiOS自体のバージョンアップを含めiPhone/iPad/iPod touchの全ての機能を使える様になるとの事です。やっぱり少しずつAndroidに近づいている印象はありますが、今に比べるとあきらかに便利になりそうですね。

iCloud / iTunes in the Cloud
現在のMobileMeのリプレースとしてiCloudも発表になりました。ストレージ容量5GBまで無料で利用する事が出来、カレンダー、連絡先、仕事リストなどのをクラウドで共有する事が出来る様になります。勿論、iOSデバイスだけでなくMacとも連携出来る為、複数所有しているApple製品上の情報を常に同一に保つ事ができるとの事です。情報だけでなく、Eye-Fiの様に写真をWiFi経由でアップロードして30日間クラウドに保存できる「Photo Stream」や、iTunes Storeで購入した楽曲をデバイスへ同期したり再ダウンロード出来る「iTunes in the Cloud」機能も提供されるとの事。MobileMeユーザーのウチとしては若干腑に落ちない感じもありますが、Mac/PCなしでiOSデバイス上のコンテンツをWiFi経由で色々と操作出来る様になるのは大変便利だと感じます。

Mac OS X Lionは7月、iOS 5は秋のリリースとの事なのでしばらく時間がありますが、Mac購入を考えている方はLionのプリインストールを待つのも良いかもしれません。そして、果たしてiOS 5のリリースタイミングで次期iPhoneも登場するのか気になるところですね。

iPad: 機内モードONでiOSを再起動すると、WiFiはONのままだがBluetoothが勝手にOFFになる

iOS 4.3.3がインストールされているiPad 2でSafariの調子が悪くなり、Safariアプリを起動する度に勝手に落ちてしまう状態に陥った為にiOSを再起動したのですが、その際に発見した現象を紹介してみます。

この現象が発生するのは「機内モードをONに設定した後にWiFiとBluetoothをONにしている」事が条件です(WiFiはオフでも発生します)。iOSの再起動前の設定は以下の様な状態です。(WiFiはSSIDが見えてしまう為画面から隠していますが、画面左上のアイコンからWiFiが接続されている事が分かると思います。)
・機内モード = オン
・WiFi = オン(オフでも同じ挙動)
・Bluetooth = オン
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次にiOSを再起動します。手順としてはスタンバイボタンを長押しして表示される「電源オフ」をスライドしてiPadの電源を完全に切ります。そして再びスタンバイボタンを長押ししてiPadを起動。
そして起動したiPadの画面をみてみると、
・機内モード = オン
・WiFi = オン
・Bluetooth = オフ
となっており、再起動前はオンになっていたBluetoothがオフになっています。
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なお、この現象は機内モードがオフの場合には発生しません。飛行中の機内でBluetoothの電波が出力されない様にiPadの再起動が行われた場合に、機内モードの設定に応じてBluetoothのON/OFFを切り替えていると仮定しても、そもそも機内モードONでBluetoothがONに出来る事も矛盾する気がします。
かといって、ハードウェアの制限であれば機内モードOFF時にも同じ挙動をしそうなものですが、前述の通り機内モードがオフの場合は3G, WiFi, Bluetoothの全てが再起動前の設定状態に戻ります。

ウチはUS版のiPad 2 WiFi + 3Gを使っていますが、インターネットへの接続はEmobile回線のWiFiモバイルルーターを使っており、最近Bluetoothワイヤレス・キーボードを多用しているので機内モード、WiFiとBluetoothの全てをONに設定して使っています。出来れば、iOS再起動後に電源を切る直前の設定状態に戻ってくれると嬉しいのですが…
取り合えずそれ程頻繁に再起動しないのと、BluetoothさえONにすれば良いので大問題では無いのですが、気になったのでエントリーにしてみました。因みに手元にあるiPhone 4でも同じ事を試したところ、同じ結果でした。異なるiOSバージョンのデバイスが無いので、iOSの特定のバージョンに依存しているのかどうかは分かりませんが。