iPhone App: WhatsApp – ネットワーク SMS アプリ

日本国内のiPhoneユーザ同士ではあまり実力を発揮しないかもしれませんが、WhatsAppというアプリを知り合いから紹介されました。有料アプリでUS$0.90/JPY115 (2010年5月25日時点)ですが、結構便利だったので紹介してみます。

ソーシャルネットワークのカテゴリになっていますが、要するにiPhone標準のSMS/MMS (Messaging)をWi-Fi / 3G データ通信で実現しようというもので、仕組みとしては単純にプッシュ通知(Push Notification)を使ったチャットアプリの様なものです。

単純にチャットアプリと言ってしまえばfringであったり、ソーシャルネットワークであればfacebook、twitterでもほぼ同等の事が出来ます。しかし、これらのアプリは、そのアプリ毎であったり、システム毎のアカウント登録が必要で、且つ連絡を取りたい相手のアカウントを知っている必要があります。facebookであれば相手のメールアドレスで検索して「友達」になっていなければなりませんし、twitterやfringによるMSN chatの場合も同様。

それに対してWhatsApp (きっとWhat’s Upをもじったんだよな) は、iPhoneの連絡先に登録されている電話番号でメッセージングを実現しています。よって、日頃頻繁に連絡する相手の電話番号が連絡先に登録されていればすぐにテキストメッセージのやり取りが出来ます。

とはいえ、当然相手もWhatsAppを使わなければやり取り出来ません。よって、WhatsAppがリリースされているプラットフォームのスマートフォンでWhatsAppを使っている事が無料でテキストメッセージのやり取りが出来る条件となります。2010年5月25日現在、WhatsAppはiPhoneとBlackBerry向けにリリースされています。Android用も開発中の様なので、リリースされればさらにユーザーが増えて便利になりそう。

日本国内ではiPhoneの販売はソフトバンクからに限られており、ソフトバンク同士のSMSは無料なので有料アプリを導入する価値があまり見いだせません。しかし、ソフトバンクの国際SMS料金は1通当たり100円 (高すぎる上に、受信しても100円/通)!!気軽に海外の知り合いとSMSでやり取りする気になれません。

ということで、相手がWhatsAppを利用していれば国際SMSの高額請求に怯える事無く気軽にText Messageのやり取りが出来ます。Push型のemailを利用していればほぼ同等なのですが、手軽に短いやり取りをするときに便利に使えそうです。

Push Notification対応なので、WhatsAppが起動していなくてもメッセージを受信出来ますし、受信時には音とバイブレーションで通知させる事が出来ます(OFFに設定する事も可能)。全世界の電話番号に対応していて、Wi-Fiか3Gデータ通信を利用しているので従量制の課金で無い限りは実質無料 (自分が海外でローミングしている時はデータ通信が課金されるので注意)。連絡先に登録する電話番号に国番号 (+81とか) が正確に登録されている必要はありますが、手軽に始められるので海外のiPhone/BlackBerryユーザーと頻繁にやり取りする場合にはとても便利と思いました。

参考リンク:

Eye-Fi X2 シリーズ (Connect X2, Explore X2, Pro X2)

ウチも愛用しているEye-Fi (wifi機能搭載のSDカード)で最近新しいシリーズがリリースされましたね。

Connect X2、Explore X2、Pro X2の3種類があり、それぞれ容量はConnect X2が4GB、Explore X2とPro X2は8GBです。

主な機能は次の通り。

  • IEEE802.11nにも対応しているWi-Fiネットワーク経由での撮影した写真やビデオの転送。
  • Endless転送モード。Eye-Fiがネットワーク経由で転送を完了すると自動的に削除しSDカードの空き容量を確保する機能。Wi-Fiネットワーク圏内にいれば、どんどん撮影してもどんどん転送して、エンドレスに写真撮影をする事ができます。
  • 自動転送。設定したWi-Fiネットワーク圏内でデジタルカメラの電源を入れるだけで自動的に転送をしてくれます。カメラ上で特別な操作も必要なく、MacかPCの指定したフォルダへファイルを転送してくれます。設定によってはMac・PCの電源が入っていない場合でもEye-Fiサーバ経由で転送できるので、次回Mac・PCの電源を入れたときに転送が完了します。
  • 互換性。SDカードとして動作し、カメラから供給される電力でWi-Fi経由でのファイル転送をするので、ほとんどのカメラに差し込むだけで使う事ができます。
  • 自動共有。MacやPCへの転送のみではなく、Flickr, Facebook, Picasa, MobileMe, YouTubeへ写真やビデオを自動的に転送する事ができます。(プライバシーの考慮は必須です)
  • Wi-Fiホットスポットサービス対応。アメリカでのみ対応ですが、合衆国内の数多くのWi-Fiホットスポットを1年間無料で利用する事ができます。(Explore X2とPro X2のみ)
  • Geotagging。Wi-Fi Positioning Serviceを用いて写真の撮影場所を自動的に画像ファイルに埋め込み、撮影場所がわかるようにできます。(Explore X2とPro X2のみ)
  • Ad Hoc転送対応。これまでのEye-FiはいずれもWi-Fiアクセスポイント経由での無線LAN接続でのファイル転送でしたが、Pro X2はAd Hoc接続に対応し、外出先でMacやPCとAd Hoc接続してファイル転送をする事ができます。(Pro X2のみ)
  • RAWファイル転送対応。デジタル一眼レフで主に使われるRAWフォーマットも転送してくれます。(Pro X2のみ)

現行モデルに比べるとかなり進化したように感じます。特にPro X2はデジタル一眼レフカメラでの使用も前提に設計されており、Endlress転送モードと組み合わせる事で、ほとんど撮影済み写真の削除操作をせずにどんどん写真撮影を楽しめそうです。

まだ国内では発売されていませんが、アメリカでの価格は以下の通りです。

  • Connect X2 (4GB): USD49.99
  • Explore X2 (8GB): USD99.99
  • Pro X2 (8GB): USD149.99

参考リンク: Eye-Fi Product Page